8月24日 14時49分

自民党の石破元幹事長は、派閥の会合で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設などを念頭に「『何かおかしい』という国民の思いが増幅した時に自民党は危機を迎える」と述べ、国民の声を真摯(しんし)に聞きながら、政権運営にあたる必要性を強調しました。
この中で、石破元幹事長は、「国会閉会中に地元の選挙区でいろいろな声を聞くと思うが、国民が思っていることと自民党がやろうとしていることが、かい離しないようにすることがいちばん大事だ」と指摘しました。

そのうえで石破氏は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設などを念頭に「国民が『何かおかしい』と思うことに敏感にならなければいけない。『おかしい』という思いがどんどん増幅した時に自民党が危機を迎えるのは今までの通例だ」と述べ、国民の声を真摯に聞きながら政権運営にあたる必要性を強調しました。

また石破氏は、ことし10月に行われる衆議院の3つの選挙区の補欠選挙について、「きちんと国民の信頼を取り戻したということを示すために、できるかぎりのことをやっていかなければならない。国民に『信じられる政府だ』『信じられる与党だ』と思っていただくことが、われわれの仕事だ」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170824/k10011109781000.html