>>960

いいえ、特区の議論ではどの段階でも1校、ましてや家計1校という議論はありません。
少し長いですが、平成27年2月3日のWGの議事要旨を引用します。

○鈴木委員 例えば、これで検討結果が26年度中に出ますね。そこから広げますという話なったときに、設置審とかをつくるわけですね。
だから、最低でも何年ぐらいかかるのですか。新たな獣医学部がスムーズに設置審を置いて、通って、入学を始めるまで何年ぐらいかかるのですか。
○(文科省)牛尾課長 私どもの手続から申しますと、学生を受け入れるある年の4月としますと、その1年ちょっと前ぐらいに、1年半ぐらいだったと思いますけれども、
文科省に申請いただいて設置の手続に入っていくと思います。それは全国対応であっても特区対応であっても、その手続はどちらも一緒ですので、
そこに違いはないというふうに思います。
○鈴木委員 ただ、この検討結果が出ますよね。その検討結果をもってすぐに、ここで例えば獣医学部はふやしましょうという方針になったら、すぐに応募できるものなのですか。
間に何かいろいろプロセスがあるのですね。
○八田座長 平成28年から。
○鈴木委員 28年からできるかどうか。
○牛尾課長 すると決めているわけではないので仮定の話ということでお聞きいただきたいですが、特区であろうが全国対応であろうが一定の告示の改正という手続が
必要になって、その後、先ほど申し上げたようなスケジュールで設置認可をしていくというのが最短ですけれども、あとは、当然、申請をされる大学の方の御準備が
どのくらいできているかとか、実際にはそういう問題とかかわって。
○鈴木委員 全ての条件が理想的に行くと、28年というのは可能か可能ではないかという意味では可能なのですね。
○牛尾課長 28年4月学生受け入れで大学をつくるというのは、今の時点では難しいと思います。
○八田座長 では、29年ですね。それが全国で

つまり、この時点(今治市の申請前、新潟市しか申請していない状況)において、
特区会議側では29年に全国で新設しろ、という意向を持っていることが伺えます。
当然、諮問会議でも「1校限定」という話にはなっていません。
その後、獣医師会が「陳情」して告知の中に1校という話になっています。