【サンパウロ時事】ブラジル連邦地裁から収賄罪などで禁錮9年6月を言い渡されたルラ元大統領は13日、サンパウロで記者会見し、無罪を主張するとともに、来年10月に予定される大統領選挙で返り咲きを目指すと宣言した。

 
 同氏は有罪の証拠は何もなかったと主張し、「(政敵が)政治ゲームから私を引きずり下ろそうとしている。強い政治的要素が働いた」と批判。控訴審で争う意向を表明した。

 その上で、「(所属する)労働党は私を候補者にするべきだ」と強調。「71歳だが30歳と変わらぬ闘志をたたえている上に、経験もある。『ルラはもう終わった』と思う人々は見ていてほしい」と再出馬に意欲を燃やした。

 ルラ氏は控訴審判決までは収監されず、大統領選への立候補も可能。直近の世論調査では予想候補者の中で支持率トップを走っている。 

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