5月23日 参議院農林水産委員会。
民進党の舟山康江が4条件に関する質問を行いました。
その中で松本洋平内閣府副大臣は4条件を1ずつ条件に満たしている事を
しっかり説明してます。

【条件@】現在の提案主体による既存の獣医師養成でない構想が具体化
されていること
創薬などのライフサイエンス分野の獣医師を育成し、家畜の越境感染症の
危機管理対応といった新たなニーズに応えるものである。(2:03〜)

【条件A】ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における
具体的な需要が明らかになってること
家畜、食料などを通じた人獣共通感染症の発生が国際的に拡大をする中、
先端ライフサイエンス研究や地域における感染症対策など、ニーズが一層
顕著になっている。(4:19〜)

【条件B】(それらの需要について)既存の大学・学部では対応が困難である
こと
現状は、専門教員の不足により、マウスやラットなどの小動物を使った臨床
獣医学に重点が置かれており、中型動物の使用など近年の創薬プロセスを
意識した教育内容になっていない。この新たな需要の対応に重点化した教育
体制は、既存の獣医学部では困難である。(6:42〜)

【条件C】近年の獣医師の需要の動向も考慮しつつ、全国的見地から本年度
内に検討すること
獣医師の地域偏在は存在し、特に新たに取り組む分野については人材不足も
見受けられる。四国地域は広域的に獣医学部が存在しない地域に該当し、産業
動物獣医師の確保も困難な状況にあり、近年の獣医師の需要の動向も配慮した
ものである。(9:24〜)