>>327
というか、青山のオッサンの質疑は、
高橋洋一のオッサンの論理まんまという印象だったので、その意味では新鮮味は無かったのは確かやね。
まぁ確かに挙証責任云々については、特区設置の際の約束事だから等々、あるいは政府内における
手続き的な観点からすれば、高橋洋一さんの言い分は尤もだとは思ったものでね。
ただ、高橋のオッサンが言うものだから、ある程度議事録の類を読んでみると、
(全部読みこんだわけでは全く無いが)
ま、率直に言って、文科省の課長あたりが論破されたとは、必ずしも思われなかったのが正直なところで、
人数的には明らかに多勢に無勢だから、追及される形になるのは仕方のないところでさ。
寧ろ、獣医師資格とか、ライフサイエンス絡みの件で、文科省以外の他省庁の知見を求める必要があるという
のは、その通りだとも思われたものでね。また、官邸とは違って文科省的に、
データ等を出し渋る農水省やら厚労省等に対し、それらを強制的に吐き出させるのも難しいような事情もありそうだ。
というか、民間委員のスタンスとしては、需給のバランスだとか、その手の話は
もともとお構いなしなわけでね。それは以下のやり取りを見るとわかるんでさ。

文科省課長
>ただ、獣医学部を出た卒業生は、獣医師国家試験の受験資格が与えられます
> ので、当然そこの需給の問題というのはかかわってくる。

民間委員
> その能力があるかどうかを検査すべきで、そこで仮に数が多過ぎて競争によってだめな獣医師が退出して、
>優秀な獣医師に置きかえられるのは大いに歓迎するべきことです

要は、需給関係なんぞ関係ネー。どんどん競争させて敗者が勝者に置き換わることは、ものすごくエエことだと言うわけで、
これでは取り付く島もないわけでね。しかし、この手の連中の発言が絶対的に善かと言われれば、そうとも言えなさそうなのが恐らく現状でさ。
業界によっては、過当競争を勝ち抜こうとした事業者が、客を巻き込む大惨事を引き起こすというような、サービスの質を
却って低下させるような事態も起きているわけでね。
まぁ何れにせよ、文科省側に検証責任がある云々と、それが出来なかった文科省は敗者や、というのが実情を見ると
ちょっと気の毒やね。オレ的には思想の違いにしか見えんかったわけでさ。