日本共産党の小池晃書記局長は10日、国会内で記者会見し、加計学園疑惑をめぐる同日の閉会中審査を受け、「国民が求めているのは首相による説明だ」として、安倍晋三首相が出席した衆参予算委員会での集中審議と、関係者の証人喚問、臨時国会の早期開会が必要だと述べました。

 小池氏は、通常国会閉会に際して安倍首相が「指摘があればその都度、真摯(しんし)に説明責任を果たす」と述べたと指摘。「首相抜きの審議では、国民の疑問や真相解明への期待に全く応えることにならない」と批判しました。

 さらに、同日の審査で、参考人の前川喜平文部科学省前事務次官が述べたことに対し「政府は何の根拠も示さず、ひたすら否定するばかりだった」と指摘。疑惑の全体像を解明するため、首相出席の予算委集中審議と、加計孝太郎加計学園理事長、和泉洋人首相補佐官、萩生田光一官房副長官、木曽功加計学園理事(元内閣官房参与)、藤原豊前内閣府審議官、前川氏の6人の証人喚問を求めていく考えを表明しました。

 小池氏は「4野党は、憲法53条に基づき臨時国会の開会を要求している。政府はきちんと応えるべきだ」とも強調しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-11/2017071101_02_1.html
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