埼玉県の沢田力つとむ県議(49)(自民)が政務活動費545万円を使った取引はなかったと指摘されている問題で、沢田氏が自民党県議団の聴取に対し、発注先としたさいたま市内のPR会社との取引がなかったことを大筋で認めていることが分かった。

 沢田氏は県議団に政活費の返還を申し出ており、県議団は10日、役員会を開き、詳しい調査を開始することを決めた。

 県議団関係者によると、沢田氏は当初、政治活動報告のチラシ投函とうかんを依頼したとしたPR会社との取引について「ある程度あった」などと話していたが、最終的に「支払いはほとんどしていない」と認めた。沢田氏は10日、県議団に対し、545万円の返還を申し出たという。また、「迷惑をかけた」として退団届も提出しているが、県議団は調査が終わるまで受理しない方針。

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http://yomiuri.co.jp/national/20170710-OYT1T50126.html