森裕子参院議員(希望)「平成27年4月2日、今治市の担当者は首相官邸で誰と協議を行ったか」

 萩生田光一官房副長官「平成27年4月2日に今治市の職員が官邸を訪問したかは、訪問者の記録が保存されていないため確認できなかった。先日も(森)先生からご質問を受けて、安倍晋三総理に直接聞くようにということだったのでお答えしているが、改めて総理に直接確認したところ、面会したとの記憶は全くないとのことだった。一般的に市の職員が安倍総理と面会することは考えにくいと思っていて、どなたとお会いしたかは確認できていない」

 森氏「首相官邸ですね。平成27年4月2日です。パネルにも示しているが、今治市の行政文書、情報開示によって提供された行政文書、合計で7800枚以上ある。これが行政です。そのうちの一部です。きちんと書いてあるじゃないですか。

 平成27年4月2日、15時から16時30分まで、首相官邸、議題はそこに書いてあるとおり獣医学部の設置について。残念ながら相手方は黒塗りで開示されていない。今まではその答弁で良かったでしょう。

 首相官邸のことなので菅(義偉)官房長官にうかがう。いったい4月2日に一地方都市の課長、課長補佐が訪れるということはほとんどないわけですよ。何で分からないんですか。なぜ記録がないのか。なぜ誰も確認できないんですか。誰も覚えていないんですか」

 山本幸三地方創生担当相「今治市に確認したところ、官邸には行ったが、今後の今治市の議論に支障が生じる恐れがあるため情報公開条例の趣旨にのっとり相手方についてはお答えできないとのことだった。一方、内閣官房に確認したところ、訪問者の記録が保存されていないため確認できなかった」

 森氏「山本さんに聞いていませんよ。首相官邸の話。菅官房長官、分からないんですか。何で記録が廃棄されちゃうんですか。2年前のことですよ。平成27年4月2日、今治市の課長、課長補佐、官邸を訪れているんです。なぜ分からないのか。一体誰と会ったのか」

 菅氏「外部からの入邸者数が一日に300人から400人いるということだ。これを全て保存すれば個人情報を含んだ膨大な量の文書を適切に管理する必要が生じることもあり、公文書管理法や関係規則に基づいて遅滞なく破棄する取り扱いになっている」

 森氏「遅滞なく破棄する、そこが分からない。参院でも会館への訪問者、その記録、3年間とってある。なぜすぐ廃棄するのか。なぜ官邸に誰が訪れたのか、全く確認できないのか。全然おかしいですよ。

〜前略〜

 加計学園グループの名誉客員教授に萩生田副長官、就任しているが、何で兼職届を出さなかったのか」

 萩生田氏「客員教授としての勤務なども実体がないことから、副長官就任時に事務方同士のやり取りを踏まえ兼職の届け出不要と判断していたが、昨今の報道などを踏まえ、誤解のないように念のため提出した。このような経緯から明らかなように、何ら兼職を隠したり手続きを怠ったものではなく、大臣規範を踏まえ適切に対処している」

 森氏「全然明らかではない。だって大臣規範にはちゃんと書いてある。届けなくていいなんて規定、どこにも書いていない。勝手に解釈しないでください。

〜後略〜

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