菅官房長官は午前の記者会見で、安倍総理大臣が内閣改造と自民党の役員人事を来月早々に行う考えを表明したことについて、内外の課題に着実にスピード感を持って取り組んでいくため安倍総理大臣が適材適所の人事を行うという認識を示しました。

ヨーロッパを歴訪中の安倍総理大臣は日本時間の9日夜、同行の記者団に対し、人心を一新して安定感と突破力のある態勢を整えたいとして内閣改造と自民党の役員人事を来月早々に行う考えを表明しました。これについて菅官房長官は午前の記者会見で「内閣改造については総理大臣の専権事項なので私の立場でコメントすることは控える。ただいずれにせよ、安倍政権は内外の課題に1つ1つ着実にスピード感を持って取り組んでいくことが極めて大事だ」と述べました。そのうえで菅官房長官は記者団が「内閣改造によって内閣支持率が下落している今の雰囲気を変えることができるのか」と質問したのに対し「雰囲気を変えるとか変えないではなくて、現在私どもがやるべき事について、安倍総理大臣自身が適材適所の方を選ばれるのだろう」と述べました。

細田氏「しっかり政策とればまた高評価に」

自民党の細田総務会長は松江市で記者団に対し「経済財政運営に加えて憲法改正は安倍総理大臣にとって長年の悲願であり、党を挙げてしっかり取り組んでいきたい。そのために党内が一致協力していく体制を強化していきたい。内閣支持率の低下傾向が今後も続くということではないと思っている。しっかりと外交や経済の政策をとれば、また高い評価を頂けるだろう」と述べました。

7月10日 13時07分NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170710/k10011052191000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_013