http://www.buzznews.jp/?p=2109581

7月9日に民進党の今井雅人議員がTwitterで蓮舫代表の二重国籍問題を取り上げ「戸籍を見せてハッキリ説明することから始めなければ」と苦言を呈していた件に関連して、野田佳彦幹事長がこれにコメントする場面が見られていました(画像は民進党動画より)。

野田幹事長は7月10日の記者会見で今井議員のツイートに対する見解を問われると蓮舫代表について「これまで変化があったり質問がある度に説明してきた」と蓮舫代表の対応が十分だったとの見方を示した上で、今井議員が求めている戸籍謄本の公開については「プライバシーに関わる問題だ」「本人がどう判断するか」と、開示するかどうかはあくまで蓮舫代表の判断を尊重すべきだとの考えを明らかにしていました。

しかし自民党の小野田紀美議員が自身の二重国籍問題について説明するため2016年10月にFacebookで戸籍を公開した際には「国籍選択の宣言日」「送付を受けた日」「受理者」以外の項目を伏せた形でしたが十分な理解を得られていたことから(関連記事参照)、野田幹事長による「プライバシーに関わる問題」との説明が説得力を持つかどうかについては疑問の声も上がりそうです。

蓮舫代表は2016年10月に記者を集めたオフレコの懇談において、戸籍謄本の公開を拒否する理由として「自分の子どもに影響を与えてはならないので」と語っていたと週刊誌が報じていました(関連記事参照)が、2017年5月の記者会見でも戸籍謄本の公開について問われた際、即座に「ないです!」と答えるなど依然として戸籍の公開については拒否し続けています(関連記事参照)。

戸籍謄本の公開について「本人がどう判断するか」と述べた野田幹事長でしたが、蓮舫代表にボールを投げたとも受け取められることから、蓮舫代表がこの問題についてどのように対応するのか、注目されます。

記者と野田幹事長の発言

記者「今井雅人議員がですね、都議選の総括に関連して、蓮舫代表の二重国籍問題について戸籍を公開すべきというのを自身のTwitterで投稿されましたが、幹事長としてはどうお考えになりますでしょうか」

野田「あの、代表自身はこれまで、変化がある度にあるいはお尋ねがある度に説明をされてきたというふうに思います。その上で、戸籍を明らかにするというのはプライバシーに関わる問題ですから、これはご本人がどう判断するかですが、説明はずっとその都度やってきたというふうに思います」