都議選惨敗の責任回避 蓮舫氏「民進党代表続投」の波紋
東スポWeb 2017年7月5日 17時30分 (2017年7月5日 20時11分 更新)

 民進党の蓮舫氏(49)は4日、党本部で開いた常任幹事会で、惨敗した都議選の責任を回避し代表の続投を決めた。都議選の告示前、民進党の都議や公認候補者が「蓮舫氏が代表では戦えない」という理由で、相次いで離党した。そして結果は立候補者23人中当選は5人。2議席後退させた。

 この日、蓮舫氏は「現場の声を寄せてもらい改善につなげる。最前線で引き続き頑張りたい」と話した。

 今後、蓮舫執行部は都議選で大躍進した小池百合子知事(64)率いる地域政党「都民ファーストの会」が国政進出の動きを加速させると、次なる衆院選でも民進党の現職や候補者が相次いで離党する事態に見舞われる。旧民主党政権での首相時代に離党ドミノを食らった野田佳彦幹事長(60)は会見(3日)の中で「そう簡単にフラフラ動くような人はいると思っていない。(次の衆院選で蓮舫氏に代わる)『選挙の顔』が他にいるのか。蓮舫代表は、責任を果たし続けて結果を次に渡すという確固たる決意を持っている」としたが…。

 それでも党内から「民進党は自民党に対する都民の受け皿になれなかった。事実上の大敗だ。執行部は自己評価が甘い。責任回避は許されない」と不満の声が噴出した。結局、民進党は都議選の大敗を受けて松原仁衆院議員(60)が東京都連会長を辞任したのみで“蓮舫&野田”のツートップは今後も続投する。

 次の衆院選で立候補を予定している民進党の公認候補者は「蓮舫さんは都議選前に候補者の離党ドミノが起きた時、すべて都連に対応を任せて逃げていた。民進党支援者の多くは、蓮舫氏を良く言う人が少ない。蓮舫氏は国会論戦ですぐブチ切れる。一方の小池知事は蓮舫氏と逆で穏やかさが受けている。トップリーダーとして器が違う」と語った。民進党は都議選に引き続き、衆院選でも“離党ドミノ”が止まりそうもない。

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