10日に閉会中審査開催で合意 前川前次官を参考人招致
7月4日 18時06分

自民党と民進党の国会対策委員長が会談し、学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐって、文部科学省の前川前事務次官を参考人として招致し、10日に衆議院で閉会中審査を開催することで合意しました。

自民党の竹下国会対策委員長と民進党の山井国会対策委員長は夕方、国会内で4日、2回目となる会談を行い、学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐる閉会中審査について協議しました。

この中で、竹下氏は文部科学省の前川前事務次官を参考人として招致して、安倍総理大臣がヨーロッパを訪問中の10日に、
衆議院の内閣委員会と文部科学委員会の連合審査会で閉会中審査を開催したいと重ねて提案したのに対し、山井氏も受け入れる考えを示し、合意しました。

そのうえで、山井氏は連合審査会だけでは不十分だとして、安倍総理大臣も出席して予算委員会の閉会中審査も開くよう求めたのに対し、竹下氏は「10日の質疑の様子を見極めて総合的に判断したい」と述べました。

前川前次官「きちんと答えたい」
衆議院の閉会中審査に参考人として招致されることについて、文部科学省の前川前事務次官は報道各社にコメントを発表し、
参考人招致に応じる意向を示したうえで「尋ねられたことにはきちんと答えたい」としています。