7月3日 4時56分
民進党の藤末健三政務調査会長代理は、憲法改正をめぐるみずからの考え方と、党の方針が異なるなどとして、2日夜、離党届を提出しました。
民進党は、平和主義を脅かす改憲は認められないとして、安倍政権の下での「憲法9条の改悪」に反対する方針を示しているのに対し、藤末健三政務調査会長代理は、「反対するだけではなく、速やかに党内論議を始めるべきだ」という考えを示しています。

こうした中で、藤末氏は「考え方の溝が埋まることは期待できない」などとして、2日夜、党本部を訪れ、離党届を提出し、今後、党執行部が藤末氏の離党届の取り扱いを協議する見通しです。

藤末氏は、53歳。平成16年の参議院選挙に、当時の民主党から比例代表で立候補して初当選し、現在3期目で、これまでに、総務副大臣などを務めています。