7月3日 10時12分
衆参両院の国会議員の去年1年間の所得が3日、公開され、議員1人当たりの平均は2412万円で、2年ぶりに増加しました。
所得公開の対象となるのは、去年1年間を通じて国会議員を務めた、衆参両院の議員、合わせて661人で、去年の参議院選挙で初めて当選した議員などは含まれていません。

NHKの集計によりますと、去年1年間の議員1人当たりの平均所得は衆議院議員が2401万円、参議院議員が2438万円で、全体では前の年を143万円上回る2412万円でした。議員1人当たりの平均所得が、前の年を上回るのは2年ぶりです。

衆参両院の議員で報告された所得が最も多かったのは、自民党の武見敬三参議院議員で、土地や建物の売却などで4億7157万円の所得がありました。

次いで、自民党の赤枝恒雄衆議院議員が2億4222万円、自民党の左藤章衆議院議員が1億3730万円となっています。

各党の党首の所得は、自民党総裁の安倍総理大臣が3855万円、民進党の蓮舫代表が1942万円、公明党の山口代表が2354万円、共産党の志位委員長が1988万円、日本維新の会の片山共同代表が2361万円、自由党の小沢代表が4471万円、山本共同代表が2130万円、日本のこころの中山代表が1998万円となっています。

また、平均所得を政党別に見ますと、自民党が2585万円、民進党が2136万円、公明党が2067万円、共産党が1956万円、日本維新の会が2454万円、自由党が2867万円、社民党が1945万円、日本のこころが2283万円となっています。

これらの報告書は3日から、衆参両院の資産報告書閲覧室で閲覧することができます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170703/k10011039691000.html?utm_int=news_contents_news-main_006