山本幸三まち・ひと・しごと創生担当相が28日、八戸市を訪問し、
内閣府が今月中旬からユートリーに試験的に設置しているサテライトオフィス(出先機関)を視察した。

山本氏は出先機関の設置について「長期的な取り組みになるよう来年度の概算要求を考えていきたい」と述べ、
2018年度も実証試験や仮設置などに取り組む可能性を示唆した。
場所は明言しなかったが、実証試験を行った経緯などから八戸も有力候補の一つとみられる。

山本氏は出先機関の事務所で、内閣府の職員が東京都内の本部とインターネットを使って
ウェブ会議をしている様子を確認したほか、地方分権の担当者からこれまでの調査報告などを受けた。
視察後の取材に「出先機関の実証試験は政府機関移転の一環であり、これから真剣に考えたい」と述べた。

続いて、八戸圏域連携中枢都市圏の8市町村の首長と非公開で意見交換。
会合後、小林眞市長は「(地方創生関連の)交付金を活用した事業などについてさまざまなアドバイスをいただいた」と述べた。

山本氏は同日、盛岡市など岩手県内も訪れたほか、八戸市では市中心街のはっちやブックセンターなどを視察した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170629-00010005-dtohoku-l02

内閣府職員のウェブ会議の様子を視察する山本幸三地方創生担当相(左から2人目)=28日、八戸市
http://amd.c.yimg.jp/amd/20170629-00010005-dtohoku-000-1-view.jpg