6/29(木) 10:35配信

河北新報
<福島県>任期付き職員 応募低調 

(写真:河北新報)

 福島県が募集している任期付き職員の応募が低調だ。東京電力福島第1原発事故からの復興に欠かせない技術職は少なく、被災市町村に派遣する保健師は、締め切り(今月30日)の1週間前段階で「応募ゼロ」となっている。

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 今月23日現在の応募状況は表の通り。用地取得や許認可などを担当する「行政事務」と、県の機関に配属される「土木A」以外は募集数に達していない。

 圃場整備などに当たる「農業土木」(県の機関に配属)は募集11人に対し2人、被災地での災害復旧などを担う「土木B」(市町村派遣)は募集16人に対し7人にとどまる。

 県によると、任期付き職員募集は7年目。昨年までは募集の締め切り段階で、応募が募集数に達しない職種はなかったという。

 任期は県機関配属が3年間、市町村派遣が1年間。最大5年間まで延長できるものの、県人事課は「売り手市場が続く中、任期付きがネックになっている」とみている。ただ被災地復興には不可欠な人材で、「積極的に応募してほしい」と呼び掛ける。

 年齢制限はないが、技術系は一定の資格や経験が必要。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170629-00000011-khks-pol