返還運動原点の地から、怒りが噴出しています。
6月27日、北海道根室市を出発した北方領土の共同経済活動調査団から、根室市長が外されました。

理由の説明もない一方的な決定に、根室市議会が28日、国に抗議する決議を全会一致で採択しました。
北方領土にまた暗雲が立ちこめています。

根室市議 田塚不二男議長:「(賛成議員の)起立を求めます。起立多数。本案は可決されました」
28日、緊急招集された根室市議会。国に抗議する決議が、全会一致で採択されました。

長谷川根室市長が共同経済活動調査団から、外されたことについて
「十分な説明もなく参加できなかったことは容認できない」と猛抗議。返還運動原点の地の市長も怒りが冷めません。

根室市 長谷川俊輔市長:「(共同経済活動に)本当に参加できないなんて。驚いていた。
外された理由が分からず憤慨している。なぜ私が外されたのか、理由が聞きたい」

採択された決議は29日、議員14人で政府などに届ける予定です。

(なぜ根室市長は外されたのか。北大スラブ・ユーラシア研究センターの岩下明裕教授が分析)

http://uhb.jp/news/?id=2144