>>72
第一に、ヤマモト大臣は法律を正しく理解することができないことです。

情報公開法、第5条5号には、
情報公開できない内容が次のように書かれています。

国の機関、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人の内部、
または、相互間における審議・検討、
または、協議に関する情報であって、

公にすることにより、
率直な意見の交換、もしくは意思決定の中立性が不当に損なわれる恐れ、
不当に国民の間に混乱を生じさせる恐れ、
または特定のものに不当に利益を与え、もしくは、不利益を及ぼす恐れがあるもの、であります。

この法文からわかるように、
審議検討又は協議に関する情報である場合は、
情報公開を拒むことができますが、
今回のように、加計学園という結論が出てからは、情報公開をしなくてはならないのです。

しかし再三再四質問をしても、ヤマモトコウゾウ大臣の答弁はいつも同じです。
なぜならば、大臣自らが、法文を読もうとせず、
官僚の作った答弁書を、ただ繰り返し読むだけだからです。
そうしなければ、総理を守れないからでしょう。
法律違反をしてでも、国民に真実を隠し続ける人に、大臣の資格はありません。

第二に、獣医学部の新設の為には、いわゆる、石破4条件を満たしていなければなりません。

しかし、ヤマモトコウゾウ大臣は何の根拠もなく、
加計学園はこの条件を満たしていると、答弁し続けている事です。
ヤマモトコウゾウ大臣に対して、4条件について、ひとつひとつ質問してゆくと
下を向きはっきりしない声でもごもごと、答弁書を繰り返し読むだけです。
科学的根拠もなく、答えに窮すると、最後は開き直る。

獣医学部の需給に対する、《神の見えざる手》論は、あまりにお粗末です。
国家戦略特区が、これほどまでにいい加減な需給予測に基づいて、指定されているのであれば
文部科学省の規制監督省としての抵抗は、当たり前のものであります。