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6月15日に参議院本会議で、中間報告からテロ等準備罪法案の採決に至ったことに関連して、民進党が法務委員会で金田法相の問責決議案を提出し審議を打ち切ったため、という理由付けが為されている点について、蓮舫代表が会見で強く否定しています(画像は民進党より)。

蓮舫代表は6月15日の記者会見で「与党が民進党が審議を打ち切ったととんでもない発言をしているようだが言語道断の言い訳だ」と自分から発言。6月13日の問責決議案提出は金田大臣に法相としての答弁能力がなかったためであるとして「法案審議をしっかり行なっていくことは当然切り離した別のもの」と主張、「私達にさも責任があるかのような言いぶりをする自民党議員はよく勉強して頂きたい」と抗議に近い口調で語っていました。

この問題については菅官房長官も6月15日午前の会見でテロ等準備罪法案の参議院本会議採決に至った理由として「民進共産両党が問責決議案を提出したため質疑が打ち切られた」と述べるなど(関連記事参照)民進党が墓穴を堀ったという印象が広まりつつあっただけに、蓮舫代表の発言は執行部批判を回避する狙いもあったものと見られます。

しかし6月13日の問責決議案提出は維新の議員による質疑を遮る形で行われていた点に照らせば、有権者の目には民進党が審議を中断させたと映ってしまうのも致し方ないと言え、蓮舫代表による今回の反論がどこまで効果をもたらすかはまだわかりません。

蓮舫代表の発言

蓮舫「もうひとつ与党がですね、法務大臣の問責を私達が出したことにつきまして、民進党が審議を打ち切ったととんっでもない発言をされているようですが、これは言語道断の言い訳であるとはっきり言っておきます。

金田大臣に、法務大臣として共謀罪法案を取り扱う答弁能力がないことは、まさに国民の一致した共通認識でありますし、更に一歩踏み込んだこの共謀罪法案が本当にテロ対策になるのかどうなのかの専門的な質疑も行えないというのはもう委員会を開けば開くほど明らかでありました。

ならばこの大臣の責任を問うというのは、立法府で法案を審議する者としては当たり前のことでありまして、それと法案審議をしっかり行なっていくことは当然切り離した別のものでありまして、これを一緒にして私達にさも責任があるかのような言いぶりをする自民党さんの議員には是非よくお勉強して頂きたいと思います」