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6月13日の参議院法務委員会で民進党が金田法相の問責決議案を維新の議員による質疑を遮る形で提出、「あまりに酷い」と批判が殺到しています。(画像は問責決議案が提出された際。参議院より)

維新・東徹議員が早速怒りのツイート連投

法務委員会では日本維新の会・東徹議員がテロ等準備罪法案について質疑を行なっていましたが、民進党が非難されているのは東議員が発言を開始してから1分近く経過した段階で金田法相の問責決議案を提出、完全に質疑を妨害する形で委員会の中断に至ったためです。

東議員がまさに発言している最中、「すいません、えー、金田大臣の、問責決議案を、提出させて頂きました」の声。驚いて委員長席の方を向く東議員は「ちょっと待って下さいよ。今質問してるところですけど」と不快感を露わにし、一気に緊張が走ります。

委員長は問責決議案を提出した民進党の真山勇一議員に対し「後から・・・」と東議員の質疑終了後にするよう促し「東先生続けて下さい」と一度は質疑を続行する姿勢を見せましたが、周囲から様々な声が飛び結局そのまま委員会は中断され、そのまま再開されることはありませんでした。

真山勇一議員は「東徹議員には申し訳ないことになったが」と釈明ツイートを流しています。

真山「金田勝年法相の問責決議案を提出。参院法務委の審議はストップ。質問中の東徹議員には申し訳ないことになりましたが、問責が出されたことを委員長に伝えるのが私の役目でした。まず内閣委で与党が強行採決を試み、また法務委でも採決の動議を出す可能性が高まったため党執行部が判断しました。」

しかし東徹議員はこれに先立つTwitterで怒りを隠そうとしていません。

東「国会でこんな理不尽な目に遭ったのは初めてです。法務委員会でテロ等準備罪の審議で今日は採決するべきではない、充実した審議をすべきと賛同していたのに、私が質疑しだすと民進党が大臣の問責決議案を提出したと言い出し、質疑が止められた。しかも不意打ちの質問権剥奪行為は、断じて許せません。」

東「民進党と共産等だけが質問しておいて日本維新の会の私が質問しだすと大臣の問責決議案を出して質疑が止められた。こんな理不尽なやり方はありません。自分達以外の質問権を奪い、審議をさせない手法には怒りばかりが込み上げてくる。」

東「民進党に言いたい、こんなことをしてどうやって審議が深まるのですか?充実した審議を望むといつも言っているには嘘だと言うことがはっきりした。政治家である前に人の道に外れる行為だ。怒りだけが込み上げてくる。」

東「誰がどう考えてもこのやり方は理不尽極まりありません。今日の採決はありません。それなのに民進党と共産党が質問して日本維新の会の私が質問しだすと問責決議案だと言って質疑をさせない。傍若無人、支離滅裂、自分勝手なやり方は許せません。」

今回民進党が日本維新の会議員の質疑を敢えて妨害するかのような形で問責決議案を提出した理由は不明ですが、維新への意趣返しという意味が含まれていたのではないかとの憶測も流れています。というのも5月19日に衆議院の法務委員会でテロ等準備罪法案が強行採決された際、採決の口火を切ったのが維新の丸山穂高議員だったためです(関連記事参照)。

「委員長!土屋理事、もういいでしょう!これまでもう30時間以上、質疑してきました。」という丸山議員の発言をきっかけに自民党議員が採決の動議を出したという「因縁」が今回のタイミングに影響しているのではないかと考える人が少なないということですが、金田法相の問責決議案提出について丸山議員は「もういいでしょう」のフレーズを使ってツイートしています。

丸山「丸山穂高です。審議不十分といいながらまた民進共産が審議を止める茶番劇。もういいでしょう。政権時に逆に24回も「強行採決」した民進はそこから何も学ばず。これで明日以降本会議で大臣問責決議案否決、残り日程は最終カードの衆院内閣不信任まで→否決&参院法案採決を見据えたほぼ詰将棋状態に。」

以下ソース