ところがどっこい
法務省に入省した人間にとって事務次官はゴールではなく通過点でしかない
というか本庁より外局である検察庁のほうが格上で
ゴールは検事総長

法務省本庁の仕事は出入国管理や刑務所・地方法務局の管理くらいで
業務自体はいたって地味

明治憲法下では大審院(今の最高裁にあたる)以下の司法が
法務省の下に置かれたので
法務省が省庁の中でも別格の存在だったが
日本国憲法の施工によって三権分立が確立され
最高裁や検察の権能は法務省の所管から離れた
(ただし法務大臣は検事総長への指揮権を有する)