今後、この問題がどう推移して行くかは別として、
前川の目的は既に達せられた。

獣医師養成可能な教育者の数が潤沢に居るとは思えない。
ここまで問題が拗れた上で、あえてこの大学で教鞭を取ろうとする、
教授、准教授、講師が存在するだろうか?
しかも常に文部科学省、獣医師会の目が光っている中で。

引退間近な者ならまだしも、これからという若手は、
加計学園に関わると将来が台無しになるかも知れないという
恐れを抱く位に前川は暴れた。

学園側は教員を確保できないと思う。