■自分が思う今のももクロの問題点

ももクロの集客力が落ちていることについて、その原因を考えた。

【1】方向転換に失敗した
 有安さんが抜ける前後あたりからじゃないかと思うが、かっこ良さを追求するように方向転換したんじゃないかと思う。
しかし、これが失敗だった。ももクロがかっこ良さを追求してもK-POPには勝てないし、ファンは増えない。

【2】面白味が減った
 以前はハチャメチャで面白かった。メンバーが大人になったので方向転換したのかもしれないが、その結果、個性のあまり無い普通のグループに
なってしまった印象を受ける。大人になるとはこういうことなのだろうか?しかし、大人になった今やるから余計に面白いという面もあると思う。
原点回帰で、勢いが絶頂だった2013年前後にやっていた様なことをもう一度、大人になった今やると面白いと思う。
『K-POPには無いコミカルグループ』を目指せば勝てる要素があるだろう。

【3】ターゲットを絞れていない
 今の時代に子供からお年寄りまで人気になるのは無理。特に10代後半から30代まではK-POPに夢中で、そこからファンを取ってくるのは厳しい。
子供番組をやっている強みを活かして「幼時から10代前半」と、昔から応援している「40以上のオッサン・オバサン」に絞った方が良い。
今回のアルバムは若者を対象にしているのではないだろうか?ただ良い物を作れば売れるという時代ではないだろう。
自分達の作りたい物を作れれば満足で売れなくても良いというのなら、それも一つの考え方だが、それだとファンは益々減っていく。

【4】K-POPとの明確な差別化が出来ていない
 K-POPの新しいアイドルグループは今後もどんどん生まれる。そして日本市場にもやって来てどんどんファンを奪っていく。
このままだとスタプラのアイドルグループは5年後には今の半分以下しか生き残れていないのではないかと思う。
K-POPには無いもの、例えばコミカルさなど、をもっと際だたせないと壊滅的な状況になると思う。
以前のアイドル戦国時代は国内でのファンの奪い合いだった。今回直面しているのは同じく歴史になぞらえるとK-POPという黒船来航だろう。
薩長同盟の様な大胆な変革を起こさなければ生き残れない。