8年間、思春期の大切な時間を捧げて一緒に過ごしてくれた人がいた
いつも笑顔で一生懸命好きでいてくれた
世間知らずで欠点だらけだけど前向きで一途だった
いつしか大人になり自信を持ち始めて一人の女性として羽ばたこうとしていた
そしてある日突然、どうしてもやりたい事があるから別れてくださいと切り出された
あなたは大切な存在だけど夢は諦める事は出来ない
そう言い残し去って行ってしまった

あんなに長い間好き合ってきたのに
それより夢を優先する事に苛立ちを覚えた

だが彼女が選択した人生なんだから邪魔することはフェアじゃない
僕に出来る事はそんな彼女を応援して見守ってあげるだけと無理やり納得した