ももいろクローバーZの「解体」有安杏果の引退で加速
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アイドルグループ『ももいろクローバーZ』の有安杏果が、1月21日の幕張メッセライブを最後にグループを卒業し、芸能界から引退した。
2008年に結成され、2014年には国立競技場でライブを開催するなどアイドルとして一時代を築いたももクロに、空中分解の危機が迫っている。

有安はメンバーの中で完全に浮いた存在となっており、脱退は時間の問題だったという。年末にメンバーやスタッフに卒業する決意を報告し、年明け後の1月15日にブログで発表。
そして21日に卒業ライブと、前例がないほど慌しいスケジュールで0歳からいた芸能界から去っていった。

「有安の引退理由は、ほかのメンバーとまったく馴染めなかったことに尽きます。それを自身もよくネタにしていましたが、現実はもっとひどく、常に1対4の状況に置かれていたそうです。
有安はここ数年、辞めることばかりを考えており、それを抑えて活動してきたが、いよいよ我慢できなくなったのでしょう」(レコード会社関係者)

■人気はすでに下降線

3月から全国ツアーを開始するももクロは、メンバーを補充することなく、残った4人で活動していく。だが、それもいつまで続くかも分からなくなってきた。
2015年に3年連続で出場していた『NHK紅白歌合戦』に落選したあたりを境に、人気は低下の一途をたどっており、メンバーも全員が20歳を超えるなど、アイドルとしては高齢化も進んできた。

「いつまでもアイドルとしてやっていくわけにはいかないこともメンバーは分かっています。有安の卒業をきっかけに、将来のことをより深く考えるようになりました。
ツアーが終わったあとは、ソロ活動も増えることになるでしょう。いつ解散となってもおかしくありません」(同・関係者)

ももクロといえども、アイドルグループの宿命からは逃れられそうにない。