法廷では傍聴席から大きなディスプレイで、アニメのワンシーンを流すという
異例の立証が行われた。

青葉被告が問題だとしたアニメは
「ツルネ―風舞高校弓道部―」
「けいおん!」
「Free!」
という京都アニメーションを代表する作品ばかりである。

高校の軽音楽部が舞台になっている「けいおん!」では、女子高生が
「私、留年しちゃった。これからは同級生」と言いながら、後輩に抱きつくシーンがある。
この部分に関して、青葉被告は自分が応募した小説でも「最初のところに留年した
書いていた」と述べ、類似していることを主張。

また「ツルネ」は、弓道部の男子高校生たちが、自炊のために肉を買おうと店の中で
「割引」のステッカーを貼っているものを買っているシーンがある。青葉被告は
「自分が小説を書くためにネタを集めていたノートにそのシーンがあった」と説明した。

「Free!」は、高校の水泳部を描いたアニメだ。水泳部が地区大会に出場が決まり、
学校からその報告がなされ、校舎には「地区大会に出場」という垂れ幕が風になびいていた。

「自分の小説の中では垂れ幕を垂らしたままで、自由な校風を意味している。
垂れ幕がパクられた」と語った。
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