>>57 2期11話好きだから長文でごめん

スクスタ意識もまあもちろんあったんだろうがあそこの主眼はそれがメインじゃないし、むしろ視聴者側が「部を作る路線とは違う!」って一点だけに重きを置いて考えすぎなんだよな

11話で一番描きたかったものは、『未来を自分たちで選んで進む』っていう虹ヶ咲の(というかこれはラブライブ!の)最初からの在り方の延長であり、その中の変化と進化
具体的には、12(13)人が12人らしくやりたいことを曲げないままの大会とは違う新しい形で、1つの目標を目指せるようになったって1期からの変化と、それの根拠となる1人1人が着実に力を付ける毎日を送っていて、以前より出来ることも増えて自分で自分の未来を選んでより力強く前に進んでるという進化、成長

『自分達の活動の続け方を選ぶ』っていうのはその顕著な例でありベースであり通過点だよ


↓これは11話自体の話になっちゃったから読まなくていいけど
(その中で更に、周りを俯瞰で見れて同好会が大好きで、かつ自分で殻を破っていくことに少し臆病になりがちな果林というキャラクターを下地に限りある時間の中の寂しさとその中でこそ全力で進むというスクールアイドルイズム、そして周りを見れていて、1期の頃から同好会特有の虹色の在り方から生まれる前に進む力をハッキリと貰い続けていた(VIVID WORLD)果林だからこそ、今の色が増えてそれぞれの力と在り方が広がっている同好会だけの新しい未来を見据え、選べられたという全体の帰結、
その上で未来に進むのを怖がっていた(テストとか)果林本人についても実はなんだかんだ成長していた55点でゴーゴー(いや55点でそんなに嬉しいのかよというコミカルかつ前に進んだオチまでが描かれている)


同好会であり続けるかという選択は、スクフェスの実績も増えて新入部員も増えた、そして大きな目標が一段落してしおランミアも本格的に活動を始めて具体的にやりたいことを探す、
つまり、展開してきたストーリー上で「選び得る未来が広がった」タイミングで描こうとしている。

例えば新入部員(特にランジュ)が大会に出たいと言えば、何れの形にしろ同好会みんな協力するだろうことは本人との会話ではっきり口にされていて
「仲間の誰かがやりたいかも知れないことを始められるのに本人の意思を聞かない、同好会に選択肢を示さない」なんてしたらやりたいことを追及する物語では不誠実だということだろう

ラブライブ!に出るかどうか、部にならず同好会という在り方を続けるかどうかという選択は過去の彼女たちの決定を覆す重要な議題ではあったけど、「やりたいことも叶えたい夢も違う」と変わらない根幹を口にして、結局やりたいことも夢もずっと一致団結させるようなラブライブ!出場グループと同じやり方は自分達に合わないこと、それよりも優先してスクールアイドルとしての活動への熱があること、栞子に対してがそうだったように今の形だからこそ繋げられる想いがあることをはっきり言葉に出して話し合って、未来を自分たちの理由で選び取っている。