侑「魔法学校ニジガサキ?」
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「……あ…た… あなた………!」
あ…れ……?あゆ……む……?
「………ちゃん……!……侑ちゃ……」
やっ…ぱり…… あゆむ……!
起き…なきゃ…… はや…く……
「……あ…た… あなた………!」
歩夢「……なた!…あなた!!大丈夫!?」ユサユサ 侑「んぅ……あ…ゆむ…?」
歩夢「ど、どうして私の名前… ううん、そんなことより… どうしてこんなところで倒れてたの?痛いところはない?」
侑「う、うん……すこし頭がぼや〜って…」
歩夢「大丈夫…?立てる?」
侑「大丈夫……だけど、ここは…」キョロキョロ
侑「どこかの森の中?私たち、ピクニックしてたっけ…?」
歩夢「……!」
歩夢「あなたは、私を知ってるの…?」 侑「あ、歩夢?知ってるも何もさっきまで一緒に…」
侑「……あれ?思い出せない……」
歩夢「もしかして… あなた、人間?」
侑「あはは、なにその質問?人間に決まってるでしょ?」
歩夢「もしかして… 地球から、来たの?」
侑「来た…っていうか、私たちは地球に住んでるでしょ?」
歩夢「よく聞いて。ここは… 地球ではない場所なの」
侑「ち、地球ではないってそんなの」
歩夢「……」キリッ
侑「(真剣な顔… 本当なの…?)」 歩夢「そして、私はおそらくあなたとは別の世界の歩夢… だと思う」
歩夢「信じられないとは思うけど、ゆっくり説明するから私のおうちまで来てくれる?」
侑「何が何だかわからないけど… もしかしてこれ、異世界転生ってやつ…?」
歩夢「そう…なのかも」
歩夢「…ところで、あなたのお名前、なんていうの?」
侑「私は… 高咲侑。歩夢には『侑ちゃん』って呼ばれてるよ」
歩夢「じゃあ私も『侑ちゃん』って呼んでいいかな?」
侑「もちろん!よろしくね!歩夢」
侑「あはは、なんか変な感じ」 ──歩夢の家
侑「わあ!ここが歩夢のおうち?素敵なログハウスだね!!」
歩夢「ありがとう。私もとっても気に入ってるの」
侑「歩夢はここで1人で暮らしてるの?」
歩夢「うん。正確にはもう1人家族が…
サスケーっ!」
サスケ「ギャオオオス!」
侑「ひゃいあああ!!どどどドラゴン!?」
歩夢「ああっそっか、地球にはいないんだよね」 歩夢「大丈夫だよ。サスケはまだ子供だし、とっても優しい子だから。ねっ、サスケ?」
サスケ「ギャオン!」
侑「め、めまいがしてきた…… ここは一体どこなの…?」
歩夢「そ、そうだよね… えっと、何から話そうかな…」
侑「そもそも、ここは地球じゃない、んだよね…?」
歩夢「うん。ここは…魔法世界、なの」
歩夢「私はこの魔法世界の魔法学校ニジガサキの3年生で… あ、えっと魔法学校っていうのは…」
侑「 ま…ほう……!キラキラ 歩夢「?」
侑「魔法!!すごい!!すごいよ!マンガとかアニメの世界じゃん!」
侑「ねね、歩夢も使えるの?魔法!」
歩夢「い、一応…」
侑「えーーーっ!見たい見たい!どんな魔法使えるの?やっぱり回復系!?それとも意外と攻撃魔法?」
歩夢「ちょっと侑ちゃん落ち着いて?魔法は…」
侑「いや〜〜トキメくなぁ!歩夢の魔法!早く早くぅ〜!」
歩夢「落ち着いてってばっ」 歩夢「…ごめんなさい、私、魔法は使いたくないの…」
侑「ええっ、どうして?」
歩夢「理由は… ちょっと、色々ね」
侑「そんなぁ……」
侑「あれ?でも歩夢は…魔法学校?っていうのに行ってるんじゃないの?」
侑「詳しくはわからないけど、魔法を学ぶところ…なんじゃないの?」
歩夢「………」 歩夢「それも… 実は今は行ってないんだ。お休みしてるの」
侑「そう、なんだ」
侑「い、色々あるんだねっ!なんか、ごめん…」
歩夢「ううん、大丈夫!気にしないで──」
コンコンッ
「歩夢さん… いらっしゃいますか?せつ菜です。今日の分のプリントを──」
歩夢「!」
歩夢「…侑ちゃん、隠れて」ヒソヒソ
侑「え?なんで──むぐっ」
歩夢「いいから!お願い」ヒソヒソ
侑「…」コクリ ──────
────
──
歩夢「お、お待たせっ」
せつ菜「お忙しかったですか?すみません」
歩夢「ううん、大丈夫!ごめんね」
せつ菜「なら良かったです!えっと、こちらが今日のプリントとノートです」
歩夢「いつもありがとうね、せつ菜ちゃん」
せつ菜「いえ、これくらい全然大したことでは…」
せつ菜「…それで、歩夢さん。その…学校には…」
歩夢「う、うん…」
歩夢「ごめんね、ちょっとまだ…行く気にはなれない、かな」 せつ菜「そう、ですか…」
せつ菜「やっぱり、『大魔導師』の件、ですか?」
せつ菜「あれは歩夢さん1人で抱えこむべきではありません!なんなら、誰かにお願いしても…」
歩夢「やめて!」
せつ菜「!」
せつ菜「す、すみません…」
歩夢「今はその話、考えたくないの…」
せつ菜「で、でも…」 歩夢「せつ菜ちゃん、お願い… 今は…」
せつ菜「はい…」
せつ菜「私は、歩夢さんの味方ですから」
せつ菜「力になれることがあったら、なんでも言ってくださいね」
歩夢「ありがとう。せつ菜ちゃん」
侑(私はベッドの中でその会話の一部始終を聴いていた──)
侑(なんの話かはよくわからなかったけど… 歩夢が学校に行ってないこと、魔法を使いたくないこと、どうしてせつ菜ちゃんに会ってはいけなかったのか…… それ以上聞く気にはなれなかった──) ──魔法学校ニジガサキ・魔道管理室
ランジュ「璃奈、お疲れ様ね」
璃奈「ランジュさん。お疲れ様」
ランジュ「それで、結果はどうかしら?」
璃奈「…転送は成功。ただ、相変わらず座標は特定できてない。これからエネルギーを観測しないと」
ランジュ「そこは相変わらずなのね… 全く、手間がかかるわ」
璃奈「こればっかりは仕方ない… とりあえず、『奇跡の子』の生体データを送っておくね」
璃奈「30%……………むんっ!」キュピーン
ランジュ「……受け取ったわ。ありがとう」 ランジュ「しかし、便利な魔法ね。ランジュも習得したいわ!」
璃奈「テレパシーは簡単。ランジュさんならすぐにできるよ」
ランジュ「今度教えてもらおうかしら」
璃奈「いつでも教える。璃奈ちゃんボード、『٩( 'ω' )و』」
ランジュ「ありがとう。それと、璃奈。次から生体データの『名前』はいらないわ」
璃奈「…どうして?あると便利だと思うけど」
ランジュ「………情が湧いちゃうもの。彼方もきっと… それで潰れちゃったんでしょう?」
璃奈「……」コクリ
璃奈「わかった。次からは無しにするね」
ランジュ「次が……あるといいけど」 チュンチュン
侑「んぅ…… 朝………?」
歩夢「あ、侑ちゃん起きた?おはよう」
侑「おはよう、歩夢」
侑「あはは、異世界でも朝最初におはようって言うのは歩夢なんだね」
歩夢「地球でもそうなの?ふふっ、仲良しなんだね」
侑「うん!地球では幼馴染で、ずーっと一緒だったよ」
侑「今もこうしてずっと手を握って…………」
侑「……え?」 歩夢「侑ちゃん?」
侑「あれ、何を言ってるんだろ、私…」
歩夢「?」
侑「……私、帰らなきゃ。地球に」
侑「歩夢、どうやったら地球に帰れるか… わかったりする?」
歩夢「…ごめんね、私にはわからないの」
歩夢「でも知ってそうな人なら…いる、かな」
侑「ほんと!?」 歩夢「うん。魔法学校の後輩の子なんだけど」
歩夢「でもね、多分教えてくれない…と思うの」
侑「そんなぁ………」
歩夢「詳しくは…言えないんだけど」
歩夢「この世界では地球から来た人が元の世界に帰るのは… 良しとされてない、っていうか」
侑「そうなの?」
歩夢「…うん」
侑(やっぱり、歩夢は何か隠してる……)
侑(この世界には、歩夢が言えない『何か』がある────!) 歩夢「と、とりあえずお昼ご飯の支度をしなきゃ」
歩夢「私、ここで自給自足で暮らしてて」
歩夢「普段は森に果物を取りに行ってるんだけど…」
侑「なんかすごく異世界っぽい…!」
侑「私も着いていっていい?異世界探検だー!!」
歩夢「ふふっ、じゃあお手伝いお願いするね」
侑「任せて!」 ──森の中
侑「りんごにみかん…」
侑「なんか普通の果物、だね…」
歩夢「そうなの?」
侑「異世界っていうくらいだから、光る木の実とか、喋るやつとか!そういうのがあるのかと思ったのに」
歩夢「そんなおとぎ話みたいなのはないかな…あはは」
侑「魔法もおとぎ話じゃん!」
歩夢「そ、それは確かにそうだけど」 歩夢「あとは、飲み水かな。侑ちゃん川まで歩ける?」
侑「大丈夫!私3個しか持ってないし!」
歩夢「あはは… ありがとう」
ザッ
侑「?」
歩夢「どうしたの?」
侑「今あそこの木の裏が動いたような… 気のせいかな」
しずく(見つけた────!)
しずく(『奇跡の子』高咲侑────!) 歩夢「よいしょ…っと」
歩夢「これくらいあれば足りるかな」
侑「お、重たい…」
歩夢「侑ちゃん大丈夫?持てる?」
侑「もう無理… みかん3個にお水1リットルなんて…」
侑「オモタスギテモテナイヨー!!」
歩夢「侑ちゃんってこんなに貧弱だったんだ…」
侑「これでもいつもより頑張ってる方なんだから!」 侑「それよりもう帰ろう?私限界だ…よ?ってあれ」
サーッ
歩夢「霧……?」
侑「急に出てきたね…前が全然見えないや」
歩夢「侑ちゃん、私について来てね」
侑「わかった…ぐぬぬ…重い…」
侑「でも、こんなにたくさんいっつも運んでるの?」
歩夢「今日は侑ちゃんの分も運んでるし…」
歩夢「それにサスケが成長期だから…たくさん運ばなきゃいけないの」 侑「へぇ〜、ドラゴンにも成長期とかあるんだね」
歩夢「ドラゴンは大人になったらすごいんだよ。火も吹けるようになるし」
侑「すごい… まさにファンタジーって感じ」
侑「でも、なんでドラゴンを飼ってるの?」
歩夢「サスケはね… この森の中で傷ついてるところを保護したの」
歩夢「それからすっかりなついちゃって… 今では一緒に暮らしてるんだ」
侑「……優しいんだね。歩夢ちゃんは」
侑「かわいそうな子を、放っておけない…」 歩夢「?」
歩夢「それって、どういう…」ハッ
歩夢(歩夢『ちゃん』──?)
歩夢「侑ちゃん、ひとつ、聞いてもいいかな?」
侑「ん?どうしたの」
歩夢「侑ちゃんの地球での幼馴染… なんていう名前だっけ?」
侑「…………」
侑「え、えーっと何だったかな?ほら私記憶があいま」
ザシュッ
侑「」スウ…
歩夢「やっぱり…幻惑魔法…っ!」
歩夢「しずくちゃん… こんなに早く来るなんて………!」
歩夢(侑ちゃんが危ない………っ!!) ──────
────
──
侑「あゆむ〜〜〜!もう歩けないよぉーーー!」
歩夢「もう少し頑張って?ほら、もう少し奥に行ったら光る果実見せてあげられるから」
侑「そう言ってもう結構歩いてるし… どんどん奥まで来てるし…」
侑「あーもう限界!ちょっと休憩っ!」ドサッ
キィィィィン
歩夢「……っ!」
歩夢(幻惑が…消された…!思ったより早いですね…) 侑「あゆむ〜〜。お水ちょっと飲んでもいいー?」
歩夢「追ってくるのも時間の問題…ですね」
侑「へ?どうしたの?」
歩夢「ううん、なんでもない。こっちの話」
歩夢(まだ未完成ですが… ここは果林さん直伝の魅了«チャーム»で……!)
歩夢「侑ちゃん、ちょっとこっちに来てくれる?」
侑「?」
侑「どうしたの?歩夢も疲れた?」 歩夢「そのまま私の目を見て、じっとしてて?」
侑「う、うん。わかった」
歩夢「…30%───」
歩夢「『魅了«チャーム»』…ッ!!」
侑「……………?」
侑「な、なに?急に…」
歩夢「あ、あれ?効いてない… 魔力が足りなかったかな」
歩夢「ご、ごめんね。失敗しちゃった。疲れをとる魔法をかけようと思ったんだけど…」
歩夢「もう一回、試してみるね」 歩夢「よし、今度こそ… 次は少し増やして…」
歩夢「…20%───」
歩夢「チャーーーーーム…ッ!!」
シーーーーーン……
侑「あの… 何にも変わらないんだけど…」
侑「それに、昨日魔法は使いたくないって…」
歩夢「くっ…… 作戦は失敗です……」
侑「えぇ…」 歩夢「こ、こうなったら実力行使です!高咲侑さん!貴女にはニジガサキまで来てもらいます!」ガシッ
侑「どどどどうしたの急に!?なんか口調も変だし!」ジタバタ
歩夢「来てっ…もらわないと…困るんです…っ!!暴れないでください!」
「40%── 『薔薇の棘』……ッ!!」
歩夢「!? くっ……私の幻惑が…っ」シュン
侑(薔薇の棘が歩夢に……刺さった……!?) 歩夢「侑ちゃん!怪我はない!?」
侑「う、うん… 今のは歩夢の…魔法…?って歩夢がもう1人!?」
歩夢「あっちは偽物。しずくちゃんの幻惑魔法だよ」
しずく「ぐっ……!見つかってしまいましたか……」
しずく「歩夢さん、その子をこちらに渡してください…ッ!」
歩夢「それは……できない」
歩夢「侑ちゃんは渡さない……っ!」 しずく「『奇跡の子』をかばうなんて…… 歩夢さん、それは裏切りですよ…ッ!!」
侑(『奇跡の子』…?裏切り……?)
侑「ふ、二人とも!一体なんの話なの!?」
侑「一旦戦うのはやめて、話し合おう?ね?」
しずく「それはできません……!歩夢さん、あなたがどうしても渡さないというのなら、私も使いますよ…」
しずく「最終魔法«スカイラブハリケーン»を……!」
歩夢「………………」 しずく「ど、どうしました?使いますよ?」
歩夢「別に…… 使ってもいいけど……?」
しずく「いいんですね!?ほんとに使いますよ?本当ですよ?」
しずく「降参しなくていいんですね!?」
歩夢「………50%、『カズラの蔓』」シュルシュルシュル!
しずく「きゃうん!」
侑(一瞬でしずくちゃんが縛り上げられた!!) しずく「な…っ!解いてください!」
歩夢「それはできない…かな… しずくちゃん、本気で侑ちゃんのこと捕まえようとしてるみたいだし」
しずく「くっ… ここまでですか…」
しずく「………ぐすん」
しずく「ぐすっ…うっ…ぁ……」ポロポロ
侑「な、泣いちゃった!?」オロオロ
しずく「元から… 勝てるわけなかったんですう…ぐすっ…… 私が…あゆむさんにっ…」
しずく「だから… かすみさんと二人で行こうって… なのに…ぐすっ」
しずく「でも、かすみさん寝坊しちゃって……私がこんな目に…うわああああああん!!」
侑「これは… なんというか…気の毒…」 魔法世界のニジガク見たかったから助かるわ
おもろい 歩夢「もう、侑ちゃん。危なかったんだよ?縛るくらい当然だよ」
「しず子を……いじめるなあーーーーーっ!!」
「10%!!キャンディ、ハンマーぁぁぁ!!!」
ドゴォ!!!
侑「な……っ!!」
かすみ「はぁ…はぁ… な、なんとか間に合いました!」
かすみ「後輩をいじめるなんて、それが先輩のやることですか!!歩夢先輩!」 歩夢「い、いじめてはないと思うけど……」
かすみ「いじめてます!」
かすみ「しず子、立てる?」
しずく「…うん、ありがとう。かすみさん」
しずく「はーっはっは!見事に引っ掛かりましたね!さっきまでのは全て演技です!これで2対1ですね?歩夢さん」
侑(え、演技だったんだ… 危うく許しそうに… さすがしずくちゃん)
歩夢「確かに…これは少し厳しいかも…っ」 かすみ「攻撃魔法を使えるかすみんがいれば百人力です!歩夢先輩、覚悟!」
歩夢(仕方ない… こんなに魔力は使いたくないけど…っ)
歩夢「…30%── 花粉爆弾«フラワーボム»ッ!!」
ボンッ!!!
かすみ「…けほっ…なんですかこれ…?煙幕?」
しずく「!」
しずく「かすみさん!歩夢さんと高咲侑さんがいないよ!」 >>50
コピペミス
かすみ「攻撃魔法を使えるかすみんがいれば百人力です!歩夢先輩、覚悟!」
歩夢(仕方ない… こんなに魔力は使いたくないけど…っ)
歩夢「…30%── 花粉爆弾«フラワーボム»ッ!!」
ボンッ!!!
かすみ「…けほっ…なんですかこれ…?煙幕?」
しずく「!」
しずく「かすみさん!歩夢さんと高咲侑さんがいないよ!」
かすみ「なっ… 逃げた!?追うよ!しず子! ──────
────
──
侑「あ、歩夢、重くない?」
歩夢「はぁ…はぁっ…うん…」
侑「わ、私走れるよ!?なにもお姫様抱っこしなくても…」
歩夢「大丈夫… それに多分侑ちゃん遅… ごめん、なんでもない」
侑「歩夢が大丈夫ならいいんだけど…」
侑「それよりどうしよう… 家に帰るわけにもいかないし…」
歩夢「とりあえずあの二人が追ってこなくなるまで…走る!」 かすみ「いた!あそこっ!」
しずく「まってよかすみさん… くしゅんっ…さっきの花粉の煙幕で鼻が… くしゅんっ!」
歩夢「くっ…!もうここまで追いついてきてる…っ」
しずく「歩夢さん、残念ながらそこから先は行き止まりです!くしゅんっ!」
歩夢「!」
歩夢(が、崖…)
歩夢(こうなったら… もっと強い魔法を使うしか……) かすみ「くっくっく… 観念したようですね…」
歩夢「侑ちゃん、下がってて」
侑「あ、歩夢… やっぱり戦うの…?」
「………ォォン…!」
歩夢「この声…!」
歩夢「侑ちゃん!私に捕まって!早く」
侑「え?下がっててって…」
歩夢「いいから!!」
歩夢「……」スゥゥゥゥ
歩夢「サスケェェえええええーーーーーー!!!!!!」 サスケ「ギャオオオオオオ!!!!!」
かすみ「ななななんですかあれ!?ドラゴン!?」
歩夢「やっぱり!来てくれたんだね、サスケ!」
サスケ「ギャオン!」
歩夢「侑ちゃん!!乗って!!」
侑「わ、わかった!」
しずく「なっ… かすみさん!また逃げられちゃう!ぶえっくしょいっ!」
かすみ「逃がしませんっっ!!10%──!『飴の雨«キャンディ・シャワー»』!!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています