花帆「へー、ないんだー」

さやか「……そういう花帆さんはあるんですか?」

花帆「実はあたしもないんだ」

花帆「中学までは友達ともあんまり遊べなかったし、恋愛なんて以ての外だったもん」

さやか「あぁ、そういえばそうでしたね」

花帆「マンガでなら読んだことあるんだけどね……」

花帆「やっぱりあたしも年頃なわけだしキスってどんな感じなのかなって気にはなるんだよね」

花帆「さやかちゃんならかわいいしもしかしたらキスしたことあるかもって思ったけど、そっかぁ……」

花帆「さやかちゃんもないのかぁ……」

さやか「なんだか、哀れみの目で見てません?」

さやか「あなたも一緒ですよね?」