かのん「えー? そんなこと言って知ってるんでしょ?」

夏美「いえ、知りませんの」

かのん「じゃあこの特殊景品どうすればいいの?」

夏美「それはかのん先輩が交換したものなので、私からはなんとも……」

かのん「えー……?」

夏美「あ、でも。その景品を持ったお客様はあちらの出口から出ていくことが多いですの」

かのん「そうなんだ。その後どこ行くとかわかる?」

夏美「それは、分かりませんの」

かのん「そっかぁ……」

夏美「……。あちらの出口の方と言えば、私がよくいくお店がありますの」

夏美「出口を出たら信号を渡って、右に曲がって、郵便局の前の小さな道があるのでそこを入って、左手に見えますの」

かのん「へえ、ありがとう。そこ行ってみるね」

夏美「あくまで私がよく行くお店の話ですの」

かのん「うん。ありがとう夏美ちゃん」