歩夢「太陽に代わるもの」
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歩夢「…ふぅ」
…素直に嬉しかった
メッセージをくれたことも
電話をかけてくれた事も
元気な声を聞けたことも 屈託の無い笑顔を見られたことも
シチュエーションは残念だったけれど、好意を示してくれたことも
でも、シチュエーションなんてそんなものが気にならないくらいに、私の心は高揚していた
罪深いなぁ、愛ちゃん… ───
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侑「おはよー歩夢!それから誕生日おめでとう!」
歩夢「うんっ、おはよう。ありがとう侑ちゃん」
侑「いやー、歩夢との電話で夜更かししちゃったからどうなるかと思ったけど…なんとか起きれたね」
歩夢「そうだね、私が起こさなかったら終わってたね」
侑「あははっ」
歩夢「もお、あははじゃないよ侑ちゃん」 侑「えへへ、まぁまぁ」
侑「それよりさ、放課後お誕生日パーティやるから、準備が出来るまで部室に入らないようにね?歩夢」
歩夢「そんな大袈裟にやらなくてもいいのに」
侑「でもみんな張り切ってるし」
歩夢「なんだか私より楽しみにしてるね、みんな」
侑「歩夢だって楽しみでしょ?」
歩夢「それはもちろん、楽しみだよ」 侑「うんうんっ、だよね」
侑「でも、今日くらいは晴れてて欲しかったなぁ…折角の歩夢の誕生日なのに」
歩夢「……」
歩夢「さっきまで晴れてたんだけどね」
侑「えっ、うそ?太陽出てた?」
歩夢「うん」 本物の太陽ではないけど
私にとっては、紛れもなく太陽に代わるものだった
その太陽のおかげで、この空色で曇りかけていた心が一気に晴れやかになれたし
その太陽はこんな天気でも…最高の日になりそうだって思わせてくれたから だからもう、今日のパーティも…お昼休みも楽しみで仕方がない
会いたいな、早く
愛だけに なんてね
歩夢「…ふふっ」
侑「?」
歩夢「すごくいい天気だったよ」 歩夢のたまごやき(意味深)
お昼休みが楽しみってことは
返事に悩むまでもなく既に決まってるんやな これは素晴らしいあいぽむ
会話のテンポ良いしこういうの好き ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています