果林「愛してるゲーム?」愛「うん!」
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果林「愛してるゲーム?」
愛「うん!」
愛「ルールは簡単だよ!『愛してる』って交互に言ってって、相手を照れさせた方の勝ち!」
果林「ふむふむ……」
愛「『もう一回!』『本当に?』みたいな感じで、聞き直して照れさせるのもアリだよ!」
果林「大体わかったわ」
愛「おっけー、じゃあ早速始めよ……」
果林「愛してる♡」ボソ
愛「うひゃあ!?」 100日後にセックスするあいかり
100日もかからない気がするけど 愛「すう、すう……」
ヴー ヴー
愛「んんぅ……?」
ヴーー ヴーー ヴーー ヴーー ヴーー
愛「んむ……んう~~……」ゴロゴロ
ヴー
愛「……だれえ~……?」スッスッ
カリン:愛、夜遅くにごめん
カリン:ちょっと通話しない?
カリン:不在着信
カリン:おやすみなさい
愛「カリンっ!?」ガバッ 愛(カリンの方から通話のお誘いなんて初めて……!)
愛「んふふ、えへへ」ニヨニヨ
愛「今見た、通話OKだよ……」スッスッ
ピタッ
愛(やっぱやめ)
愛(既読だけつけたらどうなるかな、なんて)
カリン:あれ
カリン:愛、起きてるの?
カリン:おーーい
カリン:愛、いま通話できない? カリン:おーーい
カリン:お姉さんさびしいわ
カリン:(しょげるパンダのスタンプ)
カリン:愛
カリン:さびしい
カリン:ほんとに
カリン:なにかいって
カリン:かまって
愛「んふふ、んふ……いいんじゃないの、これえ……!」ニヤニヤ カリン:おきてた
カリン:お返事ありがとう
カリン:うれしい
愛さん:こんな時間にどうしたの?
カリン:通話したくて 愛さん:ふーん、おやすみ
カリン:まって
カリン:ひどいわ
カリン:今したいの
カリン:今
カリン:ねえお願い
カリン:愛
カリン:ちょっとだけ
カリン:ちょっとでいいの 愛:明日ガッコで会えるじゃん
カリン:今
カリン:いま
カリン:愛の声が聞きたい
カリン:ほんとに
愛「んふふ……えへへぇ……」ニヘラ
愛:そんなに言うならしよ
果林:ありがとう
果林:ありがとう
果林:かけるわ ヴーー ヴーー ヴーー
愛「3コールは待つ、3コールは待つ……よし」スッ
果林「もしもし、愛?」
愛「カリン?」
果林「愛……」
愛「あはは、そんな感慨深く呼ばないでよ。どうしちゃったの?」
果林「愛の声が聞きたくて」
愛「さっきも言ったけどさ、明日学校で聞けるじゃん」
果林「どうしても今日聞きたかったのよ……」 果林「私たち、ユニット組んでからここまで、毎日お喋りしてたでしょ?休みの日も含めて」
愛「ま、休みの日はいっつも愛さんがかけてたからね~」
果林「そうね、ありがとう。それが今日で途切れるのも嫌だなって」
愛「ふーん、そうなんだ。じゃ途切れなくて良かったね。おやすみ」
果林「待ってよ!!」
果林「なんで……なんでさっきから!!そんなにいじわるするのっ……!!」
愛「っ……ぷぷ……っ……」
愛(あぶな~~スマホ離さなきゃ聞こえちゃうよ……)プルプル…… 果林「ねえ、そんなに私と話すの嫌??」
愛「別に嫌じゃないよ~?」
果林「じゃあ、やっぱり一昨日のことまだ怒ってる??」
愛「それはもう仲直りって言ったでしょ?」
果林「じゃあなんでよ!」
愛「いや別に明日で良くない?って」
果林「今日じゃなきゃだめって言ってるでしょ!」
愛「それはカリンの都合でしょ?」
果林「う……!」 愛「愛さんからしたら毎日喋ってた?ふーんって感じだし」
果林「そんなにどうでもよかったの……!?」
愛「……」
果林「愛!」
愛「……」
果林「ねえ、愛……!」
愛「……」
果林「愛ぃ……」
愛「……んー、正直言っていい?」
果林「えっ?ん……」 愛「毎日喋ってたのは愛さんも気付いてたよ。でもさ、愛さんは愛さんが喋りたいときにかけてるだけだからさ。ホントたまたまそうなっただけなんだけど」
果林「……」
愛「カリンはそういうの気にするタイプだよね。だからね、話さない日があったらカリンのやつ落ち込むかなーって」
果林「……はい?」
愛「少しは効いて明日は素直になってくれるかなーなんて思ってたんだけど……」
愛「まさかの今日!思った以上にかわいい反応がたくさん見れて、愛さん大満足!!」
ブツッ
愛「あ」 愛さん:ごめんて
カリン:むしする
カリン:あした
カリン:あいむしする
カリン:ばかあいむしする
愛さん:ごめんて
カリン:ゆるさない
カリン:むしする
カリン:ほんとうに
愛「……」スッスッ
愛さん:このまま寝落ち通話しない?
カリン:する 愛さん:するんだ
愛さん:そんなにしたいんだ、寝落ち通話
カリン:したいわ
カリン:かけるわね
愛さん:まって
カリン:うん
果林「……」チョコン
果林「……来ないわね」スッスッ
カリン:愛?
カリン:大丈夫?
愛さん:うん
愛さん:じらしてるだけ
カリン:やめなさいよ 愛さん:いいよ
愛さん:愛さんにかけて
カリン:言い方
果林「もしもし、愛……」
愛「んん……♡かりぃん……♡」ガサゴソ……
果林「あ、愛……?」ドキッ
愛「なぁに……?♡」ガサガサ……
果林「がさがさうるさいわよ……」ドキドキ……
愛「だって寝落ち通話だもーん♡布団と擦れるのは仕方ないもーん♡」ゴソゴソ
果林「……それはいいから、変な声出すのはやめなさい」
愛「変な声ってどれえ……?♡」
果林「それよ。作ってるのバレバレだから」
愛「ちぇ~」 愛「カリンの方は全然がさがさしないんだね?もしかしてカリンてめっちゃ寝相良い?」
果林「いえ……私はいまベッドに座ってるわ」
愛「はー?なんでよ!寝っ転がってよ!寝落ち通話じゃん!」
果林「だって愛の方が絶対先に寝落ちするから」
愛「むっ!そんなのわかんないじゃん!」
果林「わかるわよ」
愛「どうしてそう言いきれるの!」
果林「だって、愛って夜遅くまで起きてられないおこちゃまじゃない」
愛「なっ……!」プルプル 寝落ち通話まで書いてくれるんか
まあ100本書くくらいだしな 果林「まあ、それだけ朝早くから精力的に活動してる証拠だから、私も見習わ」
愛「夜更かしたいけーーーつ!!」
果林「きゃあ!?なんなのよ!」キーーーーン
愛「ルールは簡単!!より長く起きてた方の勝ち!!」
果林「また変なことを言い出して……そういうところがおこちゃまなの……」
愛「おこちゃまゆーなー!カリンが逃げるなら愛さんの不戦勝になるから良いもんねー!」
果林「私は別に逃げないけど?」
愛「そーですかそーですか!ちなみに負けた方は後日寝顔を撮られて同好会のLINEに晒されるから!!」
果林「大丈夫なのあなた」
愛「心配するのはカリンの方だもん!!」 愛「それより早く布団入ってよ!!」
果林「はいはい……いま入ったわよ……」ゴソ……
愛「ほんとに入った!?ずるしてるでしょ!」
果林「してないわよ……」
愛「もっと音立てて!」
果林「はいはい……」ゴソゴソ
愛「中に入らないでごそごそしてるんだあ~~!!」ジタバタ
果林「どうしろって言うのよ……」 愛「もっと布団を体に絡みつけて!」
果林「何でよ……んっ……これでいい?」ガサガサ……ゴソ……
愛「よし!いいよ!」
果林「まったく注文が多いわね」
愛「でもさでもさ!これでカリンも眠くなってきたんじゃない!?」
果林「いや全然」
愛「やっぱり嘘だあーー!!」
果林「はい?」 愛「布団巻き付けたら絶対眠くなるもん!!」
果林「ならないわよ」
愛「は?なるじゃん!!」
果林「ならないわよ」
愛「はー!?愛さんはお布団さんに包まったら1分も経たないうちに寝ちゃうもん!!」
果林「ぷっ……ふふっ……」
愛「なに笑ってんの!?」
果林「ふふっ……ごめんなさいね……ずいぶんかわいらしいこと言うなって……」
愛「むっきぃ~~!また子供扱いして……!」 果林「それよりも愛?」
愛「なに!?」
果林「愛は布団に包まれたら1分も経たずに寝てしまうのに……今どうして起きてられるのかしら?」
愛「えっ、あっ」
果林「もしかしてだけど……対決に勝つために浅く被ってる……なんてことは当然してないわよね?」
愛「ぎくっ……!」
果林「私にだけ絡みつけるよう要求しておいて……自分はしないなんて、それこそズルよね?」
愛「うっ……!そ、それは……」 果林「観念しなさい、愛♡布団に包まりなさい……♡」
愛「う、ううっ……!わ、わかったよ……」ガサガサ……
果林「ほんとにしてる?」
愛「し、してるよ!」ガサガサ
果林「嘘ね。本当に身体に密着させていたら音はもっと小さくなるはずよ」
愛「ううっ……!」ガサ……
果林「もっとよ……もっと身体に絡みつけるのよ……念入りにね……♡」
愛「これ以上は無理だってばあ……!」ハアハア 果林「本当に包まった?ちょっと動いてみなさいよ」
愛「ん……ううっ……いま動いてるよ……」モゾモゾ
果林「……」
愛「カリン……これ布団擦れて……変な気分になっちゃうよぉ……♡」モゾモゾ
果林「……」
愛「はあ、はあ……♡」ピタッ
果林「やめなんて言ってないわよ。続けなさい」
愛「うっ……んっ……んんっ……もういいでしょっ……♡」モゾモゾ
果林「駄目。もっと動きなさい」 愛「布団が絡みついて……ん……もう動けないんだってばぁ……♡」モゾ……
果林「そう。それじゃ終わっていいわよ」
愛「はあ、はあ……♡カリンにまさぐられてるみたいだったよう……♡」
果林「いやらしいわね」
愛「カリンがさせたんでしょ!」
果林「そんなことより対決を始めましょ」
愛「か、勝手に進めないでよ……!いいよ……対決スタート!」 果林「……」
愛「……」
果林「……」
愛「か、カリンっ……なんかはなそっ……」
果林「……」
愛「……おふとん……」ウトウト
果林「……」
愛「……すやぁ」
果林「……」
愛「……んあっ!?いけないいけない!」 果林「いま完全に寝てたわね」
愛「寝てないもん……!カリン……何も喋らないなんてずるいよっ……これじゃ寝落ち通話じゃないよぉ……」
果林「仕方ないわね。じゃあちょっと喋りましょうか」
愛「うん……」
果林「愛は夜弱いだろうと思ってたけど、まさかここまでとはね」
愛「だって……いつも寝てる時間だもん……カリンがかけてくるのが遅かったんだよ……」
果林「それは……ごめんなさい」
愛「まったくだよ……どうせ愛さんにかけるか迷ってウダウダやってたんでしょ……」
果林「……ノーコメント」 愛「ん……うう~……あのね……愛さんはね……カリンにもっと素直になってほしいの……」クシクシ
果林「愛、もう限界なんじゃない?」
愛「話最後まで聞く……!」
果林「はいはい」
愛「愛さんはね……カリンに我慢してほしくないの……」
愛「電話なんかしたいときにいくらでもしていいし……他のことだってそうだよ……」
愛「愛さんにしてほしいこと……したいこと……なんでも言ってよ……」
果林「……」 果林「……じゃあ、1つお願いしていいかしら」
愛「うん……!」
果林「……モーニングコール」
愛「!」
果林「前みたいにモーニングコール、してほしい」
愛「……あのときは……エマっちがいなかったから愛さんが代わりに起こしてただけだよ……?」
果林「そうね、でも今だって、エマより先に起きられたら誇らしいじゃない」
愛「……そだね」
果林「それに、愛の声で起きたい」
愛「!!」
果林「愛がいい」
愛「そっ……そっかぁ……」 愛「じゃあ、今日の朝から……前と同じ時間にかけるね……」
果林「ううん」
愛「うん……?」
果林「これから毎日、モーニングコールしてほしいの」
愛「え……?今なんて……?」
果林「毎日モーニングコールしてほしいの。愛に」
愛「……毎日って、毎日……?」
果林「そうよ。毎日」 愛「……卒業してからもずっと?」
果林「ええ」
愛「……アタシたちがおばーちゃんになってもずっと?」
果林「ええ」
愛「……」
果林「……」
愛「あのねカリン……」
果林「なぁに?」
愛「おばーちゃんになったら……流石に自分で起きてほしいかな……」
果林「ちょっと!?ここは嬉しいとか言うところでしょ!?」 愛「んー……うれしい♡」
果林「そっ……!そう……」ドキッ……
愛「そっかぁ……これから毎日モーニングコールかぁ……」
果林「……ええ、そうよ」
愛「じゃあ……愛さんは先に寝た方がいいよね……」
果林「勝負に負けちゃうけどいいの?」
愛「負けでいいよ……」
果林「そう」
愛「寝顔は撮っていいからね……いつか一緒に寝たときに……」
果林「……ん。覚えておくわ」 愛「かり……カリンさ……」ウトウト
果林「……なぁに?」
愛「愛さんからもひとつ、おねがいしていい……?」
果林「もちろん、私にできることだったら何でも」
愛「えへ……ありがと……」
愛「これから毎日……おやすみの電話してほしい」
果林「……!」
愛「毎晩……愛さんが眠るまで通話して……」
果林「もちろんよ」
愛「えへ……そっか、そっかぁ……」 愛「これから毎日……おやすみとおはようできるんだね……」
果林「ええ」
愛「いきなりやること……ふえちゃったね……」
果林「ええ」
愛「……しあわせだね……」
果林「……ええ」
愛「カリン……」
果林「ん」
愛「おやすみ…………」
果林「……ええ。おやすみ、愛」
愛「………………」
果林「……ありがとう」 僕のコーヒーめっちゃ甘くなってんけど砂糖勝手に入れないで 愛「カリンカリン、今日はいい夫婦の日なんだって!」
果林「そうなのね」
愛「というわけで夫婦ごっこしよう!」
果林「夫婦ごっこって何よ……」
愛「ごっこじゃない方が良かった?」
果林「そこじゃない!また変なことを言い出して……私はやらないわよ……」
愛「ふう~ふう~」
果林「ひゃあっ!?」ゾワッ
愛「夫婦だけに!なんつって!」
果林「あ~い~?」ムニムニ
愛「いひゃひゃ!ふぉめんふぉめん!」 愛「夫婦といえばあれだよあれ!あれやろうよ!」ヒリヒリ
果林「あれ?」
愛「カリン、一回立ってちょっと遠くから歩いてきて!」
果林「何なのよ……」スタスタ
愛「おかえりなさい!あなた!」
果林「え……」ドキッ
愛「ご飯にする?お風呂にする?」
愛「それともア・タ・シ?♡」
果林「……」
愛「うふ~ん♡」クネクネ 果林「お風呂で……」
愛「ここにお風呂はないよ!他のにして!」
果林「じゃあ、ご飯で……」
愛「なんでだよう!愛さんを選べ~!」ユサユサ
果林「……はあ」
愛「心底めんどくさそうにすな~!」ユサユサ 愛「まあ仕方ないや……それならご飯にしよっか……」ゴソゴソ
果林「……お弁当?」
愛「うん、あのね……!いい夫婦の日だから、カリンのためにお弁当作ってきたんだ……!」
果林「え……?」
愛「ご、ごめんね!?勝手にこんなことして……愛さん……愛が重かったかな……なんて……」
果林「ううん、驚いただけよ……」
果林「嬉しいわ。ありがたくいただくわね」
愛「うんっ!」パァッ 果林「サンドイッチ?」
愛「うん……前、カナちゃんが作ってカリンが喜んでたみたいだからさ……糖質オフのやつ……」
愛「でも……愛さんはカナちゃんほど料理上手じゃないから……その……どうかな……?」
果林「ん。美味しい」
愛「ほ、ほんと!?」
果林「ええ……愛情を感じるわ。愛だけに……」
果林「なんて……」ボンッ……
愛「……ん~!♡カリンカリン~♡」スリスリ
果林「ちょ、ちょっと!みんな見てるわ!愛……!」カアァ…… 果林「……ごちそうさま」
愛「ん!お粗末様でした!」ニコニコ
果林「そろそろ教室に戻りましょ」
愛「待って!夫婦ごっこはまだ終わってないよ!」
果林「え?夫婦気分は十分味わえたでしょ?」
愛「愛さんはお嫁さんの気分味わえたけどカリンはまだだから!」タッタッ……
果林「どういうこと?」
愛「ただいまっ!」ウキウキ
果林「……そういうことね……」 果林「私はいいわよ……そういうの似合わないし……」
愛「いーや!むしろカリンの方が似合うと愛さんは睨んでるね!ただいま!」
果林「……」プイッ
愛「ただいま!たーだーいーまー!」ユサユサ
果林「ああもう、うるさいわね……!言えばいいんでしょ言えば……!」
愛「そうだよ!ただいま!」
果林「お、お、おっ……!」
果林「おかえりなさい……あなた……」モジッ…… 愛「うんうん、やっぱり愛さんの目に狂いはなかった!カリンはかわいい!」
果林「かわっ……!?」
愛「さあさあカリン!続きも言って!」
果林「ごは……」
愛「カリンにする~♡」ガバッ
果林「ちょっ!?まだ何も言ってないでしょ!」
愛「だってここにはご飯もお風呂もないもんね~!♡カリンカリン~~♡♡愛さんのお嫁さんのカリン~~!!♡♡」スリスリ
果林「ま、待ちなさい!またみんな見てるから……!愛……愛ぃ……!」カアアァァ…… 『小声』
愛「さっむー!カリンあっためてー!」ギューッ
果林「いちいち抱きつかないの。歩けないでしょ」
愛「じゃあどうすればいいのさ……!このままじゃ愛さん、凍えて小声になっちゃうよ……コゴエダケニ……」ヒソヒソ
果林「声の大きさはどうでもいいけど、寒いならこれ使いなさい……」ゴソゴソ
愛「マフラー?」
果林「ええ。巻いてあげるわ」
愛「わーい!カリンのマフラー♡」
果林「くるくるくる~」
愛「わわっ!?前が、前が見えない~!」
果林「ぷっ……ふふっ……」プルプル
愛「カーリーンー?」モゴモゴ
果林「ふふっ……もう少し、もう少しこのまま……!」 『太陽』
愛「太陽は太陽でも、カリンが大好きな太陽ってなーんだ?」
果林「何よその質問……太陽は1つしかないじゃない……」
愛「あれ~?わかんない~?正解は~……」
果林「正解は愛さん。SUNだけに……ってとこかしら」
愛「せ、正解だよ……よくわかったね……」
果林「愛は私の太陽だから……」ボソ
愛「え!?今なんて!?」
果林「何も言ってないわ」
愛「も、もう1回!」
果林「何も言ってない」
愛「ねーえー!カーリーンー!」ユサユサ 『じゃんけん』
愛「カリ~ン!じゃんけんしよ!」
果林「じゃんけんだけなんて珍しいわね」
愛「うん!ちなみに負けた方は邪険にされるからね、じゃけんだけに!」
果林「どういうことなのよ……」
愛「最初はグー!じゃんけんぽい!」グー
果林「あ」チョキ
愛「オメーよぉ!負けてんじゃねーよ朝香ぁ!」
果林「そういう感じなのね……」
愛「あぁ!?何が迷子だ、かわいいかよ!キスすんぞオラ!」
果林「……」
愛「やっぱやめる……ごめんねカリン……」ギューッ
果林「一体何だったのよ……」ナデナデ 『行く』
果林「愛、今度の日曜デート行か」愛「行く~!!!!!!!」
果林「そう、場所とかは全然未定なんだけ」愛「行く~~~~~~!!!!!!」
果林「……」愛「行く行く~~~~~~!!!!!」
果林「明日の1限は保健たい」愛「行く~~~~~~!!!!!!」
果林「せつ菜といえばスタンドマ」愛「行く~~~~~~!!!!!!」
果林「私の実家に挨拶へ」愛「い……」
愛「行ってもだいじょぶ……?」モジッ
果林「……いつか、必ずね」 100日あいかり7日目おわり
今日は小ネタ4本です。すみません……! マフラーのやつとかそのまんまにじよんに採用してほしいレベル 愛「カリン、今日泊まりに行っていい?」
果林「はい?」
愛「はい、だって!やったー!ソッコーで家帰って支度してくるね!」ダッ
果林「ちょっと待ちなさい」ガシッ
愛「はいって言った~!言ったもん!」
果林「それで押し切れると思ってる?」ムニムニ
愛「いひゃひゃ!ふぉめんふぉめん!」 果林「泊まるってなったら色々準備が必要でしょ。もっと早く言いなさい」
愛「非常識なこと言ってるのはわかってるよ!でもカリンずっと先延ばしにしてきたじゃん!」
果林「……そうだったかしら」
愛「そうだよ!愛さんずっと前からカリンとお泊りしたいって言ってたもん!」
果林「確かに言ってたわね……」
果林「でも……掃除とか全然してないわよ?」
愛「いいよ!そこは全く期待してないから!」
果林「ちょっとは期待してよ!」 果林「それなら……今晩泊まりに来ていいわよ」
愛「ホント!!?カリンだいすき!!」ギューッ
果林「た・だ・し」ムニッ
愛「ほぇ?」
果林「変なことは一切期待しないでよ」
愛「……」
果林「……」
愛「変なことってなにぃ……?カリーン……?」ニマー……
果林「わ、わかるでしょ!それくらい!」 愛「まあいいや!今日は変なことしなくても!」
果林「今日はずいぶん引き下がるのが早いのね」
愛「実はね、今日泊まりに行くのはさ!どうしてもカリンに渡したいものがあったからなんだ!」
果林「渡したいもの?」
愛「そそ!なんかの機会にプレゼントしようかな~と思って買っといたんだけど、いざ手元に置いたら、もうカリンに渡すの我慢できなくなっちゃってさ……!」
果林「それは学校では渡せないものなの?」
愛「まあまあ、見ればわかるって!楽しみにしててよ!」
果林「?」
────
───
── 愛「カリーン!!愛さんが来たよー!!」
果林「……」
愛「おーーーーい?」
果林(落ち着くのよ、朝香果林……)ドキドキ……
果林(愛は友達、愛は友達……)ドッドッ……
果林(友達を一晩泊めるだけ、なんてことないミッションだわ……)ドッドッドッ……
果林(変なことはしないって約束までしたのよ……)ドッドッドッドッ……
果林(そうよ、愛はまだ友達、変なことはしない、変なことはしない……)ドッドッドッドッドッ……
ガチャ
愛「あ、開いてた」
果林「きゃああああーーっ!?」 愛「……あの、カリン……これもう外していい……?」モジモジ
果林「ダメよ!私が良いって言うまで絶対ダメ!」
愛「うぅ……部屋に入った途端に目隠しされるなんて思わなかったよ……」
果林「朝まで絶対変なことせずに帰すんだから……!」フーフー
愛「まず今の状態が思いっきり変だよぉ!」
果林「さぁ……例のブツを出しなさい……」フーフー
愛「カバンの中入ってるから……!勝手に取っていいからぁ!その呼吸音やめて!」 果林「ん……この包装されたやつかしら……」
愛「そう、たぶんそれ!」
果林「開けていい?」
愛「もちろん!」
ゴソゴソ
果林「……!これって……!」ワナワナ
愛「じゃじゃーん!パンダのパジャマでーす!」ギューッ
果林「きゃっ!?あなた目隠しは……」
愛「ごめん、顔見たくて外しちゃった!めっちゃ嬉しそうじゃーん、このこの~!」ツンツン 果林「ふふっ……ちょっと愛……!ちゃんとお礼言わせて……!」
愛「待った待った!見せたいものはまだあるんだぞ~?」
果林「え!?」
愛「なんとなんと~~~?」ゴソゴソ
愛「じゃーん!2着目~!愛さんとカリンおそろいでーす!!」
果林「──」
愛「あーもう!!これが早く言いたかったんだぁ……ってうわぁ!?なに!?なになに!?」 果林「……」ギューッ
愛「ちょ、カリン!?そんな情熱的に抱きしめられると……!流石の愛さんも照れるんだけど……!?」ポッ……
果林「ちゃんとお礼言わせてって言ったでしょ……
果林「愛……ありがとう……」ギューッ
愛「ど、どういたしまして……」ドキドキ……
果林「これ……前に私が見てたやつでしょ……」
愛「う、うん……あのときすっごい欲しそうに見てて……エマっちに聞いてもまだ持ってないって言ってたから……」
果林「よく覚えてたわね……ありがとう……」ギューッ
愛「そ、そんくらいフツーだって……!」ドキドキ……
果林「それにお揃いも……すごく嬉しい……ありがとう……愛……」ギューッ
愛「わかった!もうわかったからぁ!照れる!照れるって!」カアァァ…… 果林「……愛。もしかしてお風呂入ってきた?」クンクン
愛「う、うん。寮のお風呂に入れるかわかんなかったから、家で先に……」
果林「私もさっき入ってきたの……」
愛「そ、そうなんだー……それで……?」
果林「だから……このまま着替えて一緒に寝ましょう」
愛「へっ!?」
果林「一緒に寝ましょ……?」ジッ
愛「い、いや……!愛さん心の準備がっ……!」 果林「そのつもりで来たんでしょ……?」ウルウル
愛「はぅあ!?そっ!そのつもりで来ました!」
果林「なら……一緒に寝てくれるわよね?」ウルウル
愛「ね、寝るよぉー!?カリンと一緒に寝るよぉー!?」
果林「うれしい……」パアァ
愛「ま、まぶしいっ!!」
果林「早く着替えましょ……?」キュッ
愛「お……おう……!」
愛(これ、このままじゃ……!)ドッドッ……
果林「うれしい……うれしい……♡」イソイソ
愛(変なこと、起きちゃうかもー!!!???)ドッドッドッドッドッ…… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています