海未「1、2、3、4 !1、2、3、4!」

かのん「はっ、と、ほっ」クルッタタンッ

かのん「うわっ、いった!」フラッドテ

海未「かのん!大丈夫ですか!?」

かのん「あ、うん大丈夫……でも……」

かのん「また失敗しちゃった……」

海未「………」

海未「……立ってください。もう一度です」

かのん「ここ難しすぎない?」

海未「それは承知の上です」

海未「しかし、それくらいでなければ人を感動させるパフォーマンスなど出来ません!」

かのん「できるかなぁ……」

海未「出来る出来ないではないんですよ、やるんでs──」

海未「はっ!」

海未(………つい、いつものように指導してしまいました……この子にはそこまで厳しくするようなこともないでしょうに……)

海未「すみません、少し言い過ぎました……やはり振り付けを少し変えるべきでしょうか……」

かのん「………」