璃奈「放課後付き合ってほしい」ミア「?」
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ミア「あれは、昼休みのこと」
ミア「"付き合ってほしい"はまだ知らない日本語だから、愛に教えてもらったんだ」
ミア「そしたらさ」
ミア「日本では付き合うといえば、結婚の前段階を指すらしい」
ミア「つまり、璃奈はボクと結婚したがってるってワケ」
ミア「……ふふんっ」ドヤッ ランジュ「しょ、しょうがないわね! でも、ランジュは普通のエスコートじゃ満足しないんだから!」
愛「分かってますよ、お姫さま」ウインクパチン
ランジュ「……ふーん?」 ※※※
ランジュ「それで、連れてきたのがハンバーガーショップ? 良い度胸ね」
愛「まあまあ。愛さんは楽しいの天才だから」
愛「いつでもどんなところでも、アタシと一緒にいれば楽しいって証明したげる」ニコッ
ランジュ「随分と強気じゃない」
ランジュ「良いわ。お手並み拝見といきましょう!」 〜5分後〜
ランジュ「好食〜!」
愛「ご満足いただけましたか?」
ランジュ「ええ! このアップルパイ、とっても美味しいわ! 三角形なのが持ちやすくて良いわね!」
愛「でしょでしょ?」
愛(チョロい……) ランジュ「ん?」ズイッ
愛「な、なに!? 顔近いって」
ランジュ「ふふふっ」ヒョイパク
愛「?!」
ランジュ「ほっぺたにカケラがくっついてただけよ」 ランジュ「こんなに美味しいんだもの。ちゃんと口の中にしまっておかないと、ランジュがぜーんぶもらっちゃうから!」
ランジュ「……ま、口の中でもとっちゃうかもしれないけど?」シタナメズリー
愛「え……?」ドキドキ
愛(そして愛さんもチョロい……) ☆★☆
彼方「すやぴ……」
しずく「……」ソワソワ
彼方「ん……?」ウスメ
しずく「……」チラッチラッ
彼方(しずくちゃん、どうしたんだろ?) しずく「……」スクッ
しずく「……」ウロウロ
彼方(……あぁ)
彼方「……へっくち」
しずく「!」 しずく「風邪ひいちゃいますよ?」モウフカケー
しずく「まったく。しょうがないですね、彼方さんは……」ニコニコ
彼方(やっぱりね〜) 彼方「うう〜ん」ゴロゴロ
しずく「ああ、寝返りで髪がくしゃくしゃに……」
しずく「でも大丈夫! 今日は良い櫛を持ってきてるんです!」スッ
彼方「すや……」
しずく「うふふ」カミトキー
しずく「彼方さんは私がいないとダメなんですよね」ニコニコ 彼方(可愛いなあ。気持ち良いし、しばらくこのまま寝てるフリを……)
パキッ
しずく「ん?」
彼方「あ」
しずく「!」 しずく「彼方さん、起きてたんですか?」
彼方「……今起きたよ?」
しずく「へ、へえ……。ところで、今の音は?」
彼方「えへへ。後で食べようと思ってたんだけどね、すっかり忘れてたよー」ゴソゴソ
しずく「板チョコ?」 彼方「うんー。最近ハマってるんだ〜」
しずく「そうなんですか。でも……」
彼方「細かく割れちゃってるね〜」
しずく「お皿持ってきますね」
彼方「おねがい」 ※※※
彼方「ばらばらだねー」ヒョイッ
しずく「ばらばらですね」ヒョイッ
彼方「でも――」
ニギッ
彼方「たまたま取ったカケラ同士が……」
ピタッ
彼方「んふふ。ぴったりだね?」ニコッ
しずく「!」ドキッ しずく「……でもこれ、ビターチョコですよね?」
彼方「好きなんだー」
彼方「……もしかして、しずくちゃんは苦手だった?」
しずく「そ、そんなことありません! ビターチョコ、大好きですもん!」パクッ
しずく「むぅ〜」
彼方「苦手だったんだねー」 彼方「そういえばピーマンもダメだったよね?」
しずく「うっ」
彼方「おこさま舌? って言うんだっけ? 可愛いちゃんだね〜」
しずく「からかわないでくださいぃ」
彼方「でも大丈夫。彼方ちゃんにまかせて」
しずく「?」 彼方「あまくな〜れ。あまくな〜れ」チョコクルクル
しずく「何をしてるんですか……」
彼方「はい、あーん」スッ
しずく「ふぇ?!」
彼方「あーん」グイグイ
しずく「……あーん」パクッ
彼方「どう?」
しずく「……あまい、です」 なんでここでやめてるの?
早く続き書かないといけないでしょ ☆★☆
歩夢「トングって私たちと似てるよね」
せつ菜「どういうことですか?」
歩夢「くっついて離れて。でも根っこでは繋がってるところとか」
せつ菜「???」
歩夢「このトレーなんてせつ菜ちゃんそっくり」
せつ菜「え?」 歩夢「可愛いものをたくさん乗せてて、安定感があるよね」
歩夢「そもそもこのトレー自体が可愛いし。やっぱりせつ菜ちゃんみたいだよね」
せつ菜「あの、歩夢さん」
歩夢「なあに?」
せつ菜「私も気付いたんですが」
歩夢「うん」 せつ菜「このイチゴムースは歩夢さんみたいですよね」
歩夢「どうして?」
せつ菜「ぷるぷるしてて可愛いです! この優しいピンク色も、歩夢さんのイメージに合っています!」
歩夢「そうかなぁ?」ポムポム
歩夢「あ、でもたしかにそうかも」
せつ菜「わかっていただけましたか?」 歩夢「赤いイチゴはせつ菜ちゃん。私を作ってる成分のほとんどはせつ菜ちゃんだから、私はイチゴムースなのかもしれない」
せつ菜「つ、つよいですね」
せつ菜「……では、このムースを使ったショートケーキは、私たちということになりますよね」
歩夢「そうだねっ」 歩夢「ピンク色のムースを使ったケーキ――つまり私に、赤いイチゴのせつ菜ちゃんが乗ってるんだね」
歩夢「私の上に。せつ菜ちゃんが。乗ってるねっ」
せつ菜「言い方がヤダ!……ですね」
歩夢「うふふっ」 せつ菜「本当はいつも歩夢さんが上なのに」ボソッ
歩夢「ん?」ニコッ
せつ菜「なんでもないです」
歩夢「今日はせつ菜ちゃんが上でも良いよ?」
せつ菜「!」 せつ菜「まだお昼ですよ?」
歩夢「でも大好きだから。貫くのみです! ってね」
せつ菜「止めちゃいけない、我慢しちゃいけない……ですか?」
歩夢「そうそう」ニコニコ せつ菜「それじゃあ、早く席についてこのショートケーキを食べましょう!」
歩夢「楽しみなんだ?」
せつ菜「む……っ」コウチョク
歩夢(やっぱり今日も私がリードしよっかな)ポムッ このスレ続いてたのか!最初のりなミア面白かったから嬉しい ☆★☆
果林「かーすみちゃん」
かすみ「……なんですか」
果林「お姉さんとイケナイコトしない?」
かすみ「イヤです」
果林「じゃあ、イイコト。しましょ?」
かすみ「イヤです」 果林「つれないわねぇ」ホッペタツンツン
かすみ「やめへくらはい〜」
果林「そんなこと言って……」
果林「うふっ、体は正直ね?」ニヤッ
かすみ「それ言っとけばいやらしい雰囲気に出来ると思ってます?」
果林「台詞だけで伝えるなら、有効な手段でしょう?」
かすみ「何を言っているんですか?」 果林「私たちが今どんなポーズでどんな表情で話しているのか、誰にもわからないのよ」
かすみ「?」
果林「とにかく、言ったもん勝ちってコト」
かすみ「うーん……」
かすみ「💡」
かすみ「か、果林せんぱい! ここ公園ですよ?! どうして全裸なんですか!」
果林「え」ビリーン 果林「……やるわね。かすみちゃんは優しい子だから、きっと私に危害は加えないのだけれど」
かすみ「いや、隠してくださいよ」
果林「どうして?」
かすみ「恥ずかしくないんですか?」
果林「私の身体に恥ずかしいところなんてないわ」ドヤッ
かすみ「」 果林「ほら、じっくり見ていいのよ?」
かすみ「もう見飽きてるので結構です」
果林「え」
かすみ「かすみん、果林せんぱいの全部を知ってますから」
果林「そうなの?」
かすみ「はい」
果林「……」ササッ
かすみ「どうして隠すんですか?」
果林「なんだか、急に恥ずかしくなって」 かすみ「おっぱいが少し左右に開いてるからですか?」
かすみ「脇に少しおにくが寄ってるからですか?」
かすみ「おしりのホクロがかなり際どい位置にあるからですか?」
果林「ちょっと! 私の身体の設定を勝手に作らn」
かすみ「果林せんぱい、実はかすみんのこと大好きですもんね?」
果林「それは……事実だけれど」ポッ
かすみ「え」
果林「!」 果林「かすみちゃん! そんなにエッチな水着で先輩を誘惑するのはやめなさい!」
かすみ「ふぇ?!」オキガエー
かすみ「なにするんですかぁ!」
果林「うふふ。良いじゃない」
かすみ「う〜っ。実は、果林せんぱいはマカロンが人間に化けてるんですよね! 正体を見せてください!」
果林「!」ポンッ
🟣 かすみ「いひひ。可愛いかすみんが、マカロン果林せんぱいを食べちゃいますよ〜」
🟣💦
かすみ「……」ジーッ
かすみ「……やっぱりやめときます」
🟣?
かすみ「果林せんぱいとお話できないと、ちょっとだけ……。ほーんのちょっとだけですよ? ……かすみん、ヒマになっちゃいます」
🟣✨
かすみ「さっきのはウソです! 果林せんぱいは、かすみんの素敵なせんぱいの一人です!」
((🟣))プルプル
果林「……ふぅ」ポンッ
かすみ「無事に戻れましたね」 果林「こうなるのは分かっていたわ」
かすみ「?」
果林(保険をかけておいてよかったわ……)
――――
――
果林『かすみちゃんは優しい子だから、きっと私に危害は加えないのだけれど』
――
――――
果林(あの台詞で、かすみちゃんは本当に私に危害を加えられなくなった)
果林(ギリギリ大勝利ね)フフンッ
かすみ「……」
かすみ(果林せんぱい。どうしてまだ全裸なんだろう……?) ☆★☆
エマ「まだ立ち直れてないの?」
栞子「エマさん」
エマ「また歩夢ちゃんのこと見てる」
栞子「!」
栞子「そんなこと」
エマ「私は栞子ちゃんをずっと見てるから、ばればれだよ〜」
栞子「私を?」
エマ「うんっ!」 エマ「ねえ、栞子ちゃん」
栞子「はい」
エマ「間を取って、私にしない?」
栞子「え?」
栞子「……いやいや、何と何の間を取ったらそうなるんですか」
エマ「ん〜。わかんないや」ニコニコ エマ「でも、私ってとっても優良物件? だと思うんだ〜」
栞子「……」
栞子「たしかにエマさんも素敵な方だとは思います。でも、私はまだ自分の気持ちに整理が」
エマ「整理も何も、歩夢ちゃんはもうせつ菜ちゃんと付き合ってるんだよ?」
エマ「絶対無理とは言わないけど、歩夢ちゃんは諦めようよ」
栞子「諦めては……いるんです」
エマ「?」 栞子「いえ、何でもないです」
エマ「ふーん? まあいっか」
エマ「じゃあさ、栞子ちゃんのお手伝いをさせてくれないかな?」
栞子「お手伝い、ですか?」
エマ「うんっ。一週間だけ私と付き合おうよ〜」 栞子「……だから」
エマ「一週間。一週間で、私が歩夢ちゃんを忘れさせてあげるよ」
栞子「はあ……」
栞子「こういう時のエマさんはとても頑固ですからね。……分かりました。一週間だけ、私とエマさんは恋人です」
エマ「やった〜!」ニコッ ※※※
エマ「この一週間は、本当の恋人みたいにすごすんだからね?」
栞子「はい。……とはいえ、私には"恋人みたい"な言動がよくわかりません」
エマ「たとえば〜」
ニギッ
エマ「手をつなぐでしょ?」 栞子「……あったかいですね」
エマ「でも、これじゃだめなの」
エマ「恋人なら、こうやって……」ユビカラメー
栞子「!」
エマ「うふふ。これが恋人つなぎだよ〜」
栞子「少し、どきどきします」
エマ「うれしいな〜」 栞子「あの。私、手汗が……」
エマ「そうなの?」
栞子「ええ、現に指の付け根の辺りが少し濡れて」
エマ「そっか。私の汗だと思ってた」
栞子「反対の手も汗をかいているので、私で間違いないはずです」
エマ「あれれ。私の反対の手も、汗かいてるよ?」
栞子「え」 エマ「じゃあ今つないでる手では、私の汗と栞子ちゃんの汗が混じり合ってるんだね〜」
エマ「どっちの汗かわからないし、気にしなくていいよね?」
栞子「私は恥ずかしいです」
エマ「そっかぁ」ギュウッ
栞子「いや、離しましょうよ」
エマ「やーだ」 エマ「恥ずかしがってる栞子ちゃんが可愛いんだもん」
栞子「……ずるいです」
エマ「ずるいよ私は〜」
栞子「ところで、今私たちはどこに向かっているのですか?」
エマ「レインボー公園だよ〜! 今日は屋台がたくさん出る日なんだ〜」 栞子「月に1回あるイベントですね」
栞子「しかし。制服姿で買い食いとは感心しませんね。生徒会長としt」
エマ「いっくよ〜!」グイグイ
栞子「ああ! ちょっと!」 〜
エマ「あれ! あのアイスクリームがとっても美味しいの!」
栞子「だから、買い食いはしないと」ハァハァ
エマ「栞子ちゃんがしなくても、私はするから」
エマ「私が買ったアイスを栞子ちゃんが食べる。そしたら、栞子ちゃんは買い食いしたことにならないでしょ〜?」 栞子「いやいやそんな理屈は」
エマ「1つお願いしま〜す!」チャリン
栞子「え? 1つ?」
エマ「うんっ。1つ!」
栞子「エマさんは食べないんですか?」
エマ「食べるよ?」
栞子「はい?」
エマ「2人で1つ食べるんだよ」
栞子「!」 栞子「そ、それはよくないのでは?!」
エマ「とてもよいよ〜!」
栞子「恥ずかしすぎます!」
エマ「どうして?」
栞子「だってそれって! かかか、間接キスをするってことですよね!?」
エマ「あはは」
エマ「この後普通のチューもするのに、間接キスくらい恥ずかしくないよ〜!」
栞子「ええっ?!」 エマ「恋人なら毎日チューくらいするよ?」
栞子「いやいやいや! それは流石に!」
エマ「イヤなの……?」ウルウル
栞子「嫌とかではなくてですね……。そういうのは本気の相手と」
エマ「ひどい! 私は遊びなんだ!?」
店主「……」ジトー
栞子「!」 栞子「ああもう! わかりました! キスでも何でもしますから! 泣かないでください!」
エマ「ほんと?」ケロッ
栞子「うっ……」 〜
エマ「はい、あ〜ん♡」
栞子「……あーん」
栞子「……美味しいです!」
エマ「でしょでしょ〜?」
エマ「それじゃあ私も!」ペロッ
栞子「わざわざ同じところから食べなくても」
エマ「えへへ。こっちの方がおいしくなるんだよ」
栞子「そんなわけないでしょう?」
エマ「じゃあはい!」スッ
栞子「え?」 エマ「ここから食べてみて?」
栞子「うっ……」ドキドキ
エマ「どうぞ!」
栞子「……いただきます」ペロッ
エマ「どう?」
栞子「いや。特に変わらないですよ? 恥ずかしいだけです」
エマ「そっかあ。じゃあ――」
チュッ
レロッ
栞子「?!」 栞子「〜っ!? んっ! うぷっ」
エマ「んっ。れろっ」
栞子「ちょっと! いきなり何を!」
エマ「えへへ。こっちの方がおいしくなるんだよ」
栞子「そんなわけないでしょう!?」
エマ「え〜? 栞子ちゃんのおくちの中、バニラ味でとってもボーノだったよ?」
栞子「それはさっき食べたアイスが」
エマ「今おくちの中では、私のアイスと栞子ちゃんのアイスが混じり合ってるんだね〜」
栞子「いちいち言葉にしなくていいです!」
エマ「楽しいね〜」 ※※※
エマ「栞子ちゃん。どうだったかな? 私との一週間」
栞子「……正直とても楽しかったですし、エマさんには何度もドキドキさせられました」
エマ「よかった」ニコニコ
エマ「じゃあ、これからも」
栞子「いえ」
エマ「……え?」 栞子「やはり私は、このままで良いんです」
エマ「どうして?」
栞子「私、別に歩夢さんと恋人になりたいわけではないのです」
栞子「……いえ。もちろんそうなれたら、とても嬉しいのですが」
栞子「どうしてでしょうか。私にもはっきりとはわからないのですが……」
栞子「あの人に、ずっと片思いをしていたいのです」
エマ「……」 栞子「私が思いを打ち明けることはないですから、当然成就も失恋もしません」
栞子「でも。それで良いのです」
栞子「この気持ちは私だけのものです。登場人物は私だけ」
栞子「私だけが知っている物語なんです」
エマ「……そっか」 エマ「ごめんね? 付き合わせちゃって」
栞子「いえ。こちらこそ申し訳ありません」ペコリ
エマ「……」
エマ(栞子ちゃんにとって、私は本気に見えなかったのかな?)
エマ(それじゃあこれも、私だけが知っている物語なのかもね)ニコッ
完 今度こそ本当に終わりです。ありがとうございました。
>>1 りなミアたいやき
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>>44 かなしずチョコレート
>>63 あゆせつショートケーキ
>>73 かすかりマカロン
>>85 エマしおアイスクリーム
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