花陽「サッカーやろうぜ、悪魔の言葉…です」
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ことり「このまま蹴っても、きっと弾き飛ばされちゃう。まずは威力を弱めよう!」
凛「とびっきり立派なのを建てないとね」
真姫「えぇ、にこちゃんも文句をつけられないようなヤツを建てるわよ」
希「建てる?」
ことりんまき「せーのっ!《一夜城》!!」ドドン!
バシンバシン!
絵里「お、お城ぉ!?」 海未「純和風の見事な陣城ですね。ここでライブすれば成功間違いなしです」
にこ「ステージは大事だけど、そんな急ごしらえで大丈夫かしら?」
がっしゃーん!
にこ「ほらみなさい、もう壊れたわよ」
穂乃果「でもシュートの勢いは弱まったよ!」
ほのぱな「《イナズマ1号》!」 ガキィッ!
花陽「あっ!?」
ポーン…
海未「化身とソウルの力の乗ったコンビネーションシュートも、わずかに力及ばずか!?ボールは空に弾かれました!このまま引き分けになるのでしょうか?」
にこ「いいえ、ゴッドブレイクでフィナーレよ!」バサッ
真姫「凛のパルクールアタックか、ことりのシャイニーフェザーならボールまでいける?」
凛「いくらなんでも、あんなに高くまでは跳べないと思うんだ」
ことり「飛べてもあの技に競り勝つのは難しいかも……」
穂乃果「こうなったら……花陽ちゃん!」ガシッ
花陽「えっ?なに?」 穂乃果「私たちで飛ばすから、後よろしくね!そぉれっ!」ぶんっ!
花陽「ふぇえええっ!?」ピューン
真姫「《一夜城》!この上からスタートなら、いけるわね?」
凛「任せるにゃ!」キャッチ
凛「《パルクールアタック》!」シュババッ
ことり「《シャイニーフェザー》!」キィィン
花陽「ダレカタスケテー!?」
海未「なんということでしょう。神シックス(仮)、連携プレーで花陽を上空に飛ばしてしまいました!」 花陽「あわわわわわ!?」
にこ「空中戦ってわけね」
花陽(ここから打てるシュート、ここから打てるシュート!)
花陽(アイドルなら、こんな時でも、グレートでマックスな、ファンを惹き付けて離さない必殺技があるはず!ええいっ)
花陽「今、ここに再誕します!」バチバチバチ
にこ「あっつ!何よこれ、熱風!?」
花陽「《グレートマックスなオレ》!!」
みんな「グレートマックスなオレ!?」 タスケテーと言いながらも、どの技を出すか考えるかよちん優秀 花陽「スーピャーぁああ!!!」ズガシィン!!
にこ「ちょっと、肝心なとこで噛んでちゃしまらな…ぐはああっ!?」ドゴォ!
海未「ああっと!思わずツッコミを入れてしまったにこ、至近距離から放たれた必殺シュートを受け、吹っ飛んだー!」
ズバァン!
ピッ ピッ
ピー! ひゅーーーーっ……
ことり「《はなふぶき改》」ぶおおん
希「両手版《ゴッドハンドW》」カッ
花陽「わっ」ポスッ
にこ「きゃっ」ポスッ
海未「ナイスキャッチです、ことり、希」
にこ「いたた……」
花陽「ご、ごめんなさい!」
にこ「いいわよ、別に。キーパーはいつもこれを受けてるわけだし。今の技…アルパカのオーラの技?」
花陽「えっと、そういうわけじゃなくて……こんな時、一人前のアイドルならどうするかなって考えてたら、自然と出たんです」
にこ「…………へぇ」
亜里沙「ということは、花陽先輩の中からにじみ出てきた必殺技、ということですか?」
花陽「えぇ!?そ、そうなのかな?」
絵里「その表現はちょっと気持ち悪いけど……そうだったら素敵ね」 雪穂「でも意外ですね。花陽先輩が、あんなグレ…大胆なシュートを打つなんて」
穂乃果「そうでもないよ。花陽ちゃん、普段は控えめだけど歌うとすごいもん。グレートマックスにはビックリだけど」
ことり「大人っぽいというか、キリッとした声も出せるしね。グレートマックスは何事かと思っちゃったけど」
花陽「技名には、あんまり深く突っ込まないで……あと、突然勢いよく投げるのはやめてくださいぃ」
穂乃果「ごめんね。海未ちゃんのオーラが思ったより強くて加減が効かなくって」
海未「私のせいですか!?」
穂乃果「かわりに穂乃果のこと、クマになって思いっきり投げてもいいよ!さぁ来い!」
花陽「えぇと……それは気持ちだけ受け取っておくね?」 凛「まあなんにせよ、とにかくぅー……勝っったにゃー!」バンザーイ
ことり「うん♪エースストライカーのおかげだよね」
穂乃果「クロスファイアもトリプルクラッシャーも、すっごくカッコよかったよ!」
真姫「それはもう忘れて!//」
亜里沙「やっぱりμ'sの…いえ、神シックス(仮)の先輩たちは、本当に強かった!」
雪穂「本業じゃないサッカーで、ここまで実力差を見せつけられると……ちょっと自信なくなります」
絵里「大丈夫。にこ以外のメンバーは活動期間が1年もなかったんだから。数ヶ月きちんと練習すれば、雪穂ちゃんも亜里沙も、きっと追いつけるわ」
希「そうやね。ウチらも最初は素人やったし、えりちは全てが素人に見えてたくらいなんやから」
海未「あー…ありましたね、そんなこと」
絵里「やめてってば!」 希「ところでにこっち。負けた時のことはその時考えればいいとか言ってたやん?どうしよっか?これから」
にこ「あっちにはミキシマックス・ガンがあって、化身使いもソウル使いもいる。花陽も立ち直った。当初の目的はほぼ達成したワケだし、そのへんはもういいんじゃ…」
シュゥゥゥ…
にこ「お、化身アームドの時間切ぐああああっ!?」バターン!
真姫「にこちゃん!?」
穂乃果「きゅ、急にまとめて疲れたー……!」グテー
花陽「私もなんだか、力が……抜けちゃいましたぁ」ヘナァ
ことり「3人ともしっかりして~…あっ、ことりもダメかもぉ」シュゥゥゥ
凛「もこもこが消えた!」
雪穂「あとの3人は、化身、ソウルごとミキシマックスが解けてます」
希「だから後が怖いって言ったのに…」
海未「途中でおでんを補給してもここまでとは…併用はさすがに厳しいですね」 穂乃果「雪穂ぉー……お茶ぁー」
雪穂「試合中はかっこよかったのになぁ…」
凛「この間のガチャのおにぎりまだあるよ!食べる?」
穂乃果「たべるぅ……」
花陽「わたしも……」
真姫「何するにしても、ひとまず休憩ね」
絵里「こんなところに詰めてもちゃんと保存できてるの、何気にすごい技術よね。…どこで作ってるのかしら?」 おでん食べながらロングシュート連打は誰かが通った道 なんか食いながらシュートとは、超次元にしては地味なような ことり「穂乃果ちゃん、そこでソードビット!」
穂乃果「こ、こう?」ピッピッ
アタックファンクション ソードビット!
にこ「なんの!」ピピピピッ
ガキンッ!
真姫「きゃっ!?こっちにハジカナイデ!」
希「ゴッドハンドって、元々は福岡の陽花戸中出身のキーパーが作った技なんよ」
花陽「なんとなく親近感のわく名前だなぁ。希ちゃんはいたことあるの?」
希「ちょっとだけ。それでね、同じく陽花戸中のキーパーが受け継いだ技の中に《ムゲン・ザ・ハンド》っていうのがあるんよ。ほら、この動画」
ドバババババン!
亜里沙「1 2 3 4……腕が数え切れない!」
希「今度はこれに挑戦してみようかなって」
凛「希ちゃん、こんなのでわしわしされたら死んじゃうにゃ…」 絵里「動画といえば、私たちチームには誘われたけど、例のサッカーバトルのやつ観てないのよね。今ここで観せてもらうことってできるかしら?」
海未「ことりー、お願いできますかー」
ことり「うん。穂乃果ちゃんにこちゃん、ちょっとむこうに行ってくるね」
穂乃果「あ、私も行く。もっかい観て対策練ろうっと」
にこ「私はパス。もうちょっとLBXで遊んでたいから」
にこ「穂乃果の代わりは…真姫ちゃんこういうの下手そうだし、花陽連れてきて」
真姫「なによそれ!まあ確かに得意じゃないけど……わかったわよ!」 花陽「にこちゃん、あんまり真姫ちゃんのこといじめたらだめだよ?後でファイアトルネードするって」
にこ「別にいじめてはいな……えっ何それ怖っ!」
花陽「そういう治療方もあるんだって」
にこ「世も末ね……どうにかして避けるわ」
花陽「それで…にこちゃん、私もあんまりこういうのは得意じゃないんだけど」
にこ「いいの。本題はそこじゃないし。形だけ動かしてるように見せてくれれば。どっちにする?」
花陽「えっ?ええと…じゃあ花陽は、アキレスD9で」 バトルスタート
ガシャン ガシャン
にこ「まずはおめでと。ほんの一週間で、よくここまで上達したわね」
花陽「ありがとう。でも、土壇場で生まれた力や技だったり、みんなの協力があってこそだから」
にこ「実力じゃないって言いたいわけ?謙虚なのも度が過ぎると嫌味になるわよ」ジト
花陽「そ、そんなつもりは……!ただ、本当にそう思ってるし、前半は全然動けなかったから」
にこ「冗談よ。たしかに前半は先週の負けを引きずりまくってたみたいだけど、後半は見違えたわ」 にこ「…本当はね、めいっぱい点差つけて勝って、かっこいいところ見せた上でビシッと決めるつもりだったのよ」
花陽「え?」
にこ「ただサッカーで中学生に負けただけで、あんな風にしょげてたワケじゃないってのは想像ついたわ。大きくなった部を引き継いだ以上、しっかりしないと!って焦ってたんでしょう?」
花陽「…………うん」
にこ「だから、負けちゃった時に必要以上に落ち込まないで、次に向けて切り替えられるようにしようと思ったの。「にこに負けるのは恥ずかしい事じゃないわよ」とか言って」
にこ「それがどう?そっちより多く化身使えるニコニーズで挑んで、なんならツバサとのミキシマックスは隠して勝とうとして…結果はご覧の通り」
にこ「完敗よ。正直いって…めちゃくちゃ悔しいわ」 花陽「にこちゃん」
にこ「なによ。笑えばいいでしょ。かっこわるくて悪かったわね」プイッ
にこ「でも手伝ってくれた絵里と希以外のみんなには絶対言わないで。アイドル研究部OGとアンタだけの秘密よ」
花陽「うん」
にこ「こんなの知られたら、何言われるか分かったもんじゃ…」
花陽「…隙ありっ!」
アタックファンクション ビッグバンスラッシュ!
ドカーン!
ポーン…
にこ「えっ!?ちょっ、ズルっ!」 花陽「ごめんね。今のはちょっと卑怯だったかも。でも、これが私の気持ち」
にこ「なにが……」
花陽「かっこよかったよ、にこちゃん」
花陽「まだ高校生の花陽たちと違って、きっとお仕事の合間に練習してくれたんだよね。デビューしてすぐなのに、すごく大変だったと思う」
花陽「それでもにこちゃんは、私たちのために時間を作ってくれて、全力で戦ってくれた」
花陽「私、もうサッカー怖いなんて言わない。みんなとする本気のサッカー、とっても楽しかったから」
花陽「ありがとう、にこちゃん。また一緒に…サッカーやろうねっ!」ニコッ♪ にこ「……当然でしょ。なんてったってプロなんだから」
にこ「普段とジャンルが違おうがトレーニングはきちっとこなさないと」
にこ「それに、友達ひとり笑顔にできないようじゃアイドル名乗れないわよ!」
花陽「うんっ!」
にこ「さ、今日はまだまだ特訓するわよー!まずはさっきのポーズからもう一度!」
にこぱな「にっこにっこに「あーーーーっ!!!?」
从廿 _ 廿从チョットマキモドスワヨ 数分前
真姫「まったく、話がしたいなら素直にそう言ってほしいものね」
凛「真姫ちゃんがそれ言っちゃう?」
絵里「どれどれ……あら、すごい負け方したなんて聞いてたけど、なかなかいい動きよ」
ことり「うん、ここまではとってもよかったの」
穂乃果『凛ちゃん!』パス
凛『それっ!』シュート!
雪穂「ゴールの隅ギリギリ、まさか…これを?」
穂乃果「相手のキーパーは背が低いし、届かないと思ったんだけどね」 GK「《ぶっとびパンチ》!!」ダダダダッ
バシンッ!
絵里「あれを弾くのね。でも海未が次の動きに入った!」
海未『ならばっ、覇ぁあああっ!!!』バスン!
亜里沙「ハラッセオ!!ノーマルシュートとは思えない威力!」
MF『シンスケ!』
GK『任せて!護星神タイタニアス!《マジン・ザ・ハンド》!!』ドスンッ!
シュウウウ…
絵里「これは…アームドしてたとしても、必殺技無しでは抜けたか怪しいわね」 MF2『たとえオフだとしても、このチーム相手に手加減する余裕は無いぞ!』
GK『す、すみません!お願いします!』
DF『シンドウ!』パス
MF2『《ディフューズコード》!!』
穂乃果『音符…?うわっ!?』
MF『《風穴ドライブ》!!』ゴオオオ!
真姫『竜巻の中を……花陽!』
FW『見た目はそうでもないが…おそらくこの人も相当な使い手のはずです。シンドウさん!テンマ!』
『いくぞっ、《ジ・アース∞》!!!』 ぶ、ぶっとびパンチはアームド込みでマジックアンプ止めたし… ドシュン!
花陽『と、止めます……きゃああ!』バスーン!
カヨチーン!
絵里「…ねえ」ウーン
海未「言わないでください、絵里。それ以上言わないでください…」
絵里「責めるつもりはないわよ?どちらかのシュートが入っていればこうならなかった、なんて結果論だもの」
海未「ではなぜ、そんな顔をしているのです?」
絵里「相手のチームのこと、調べてみたのかなって。並大抵の実力じゃないわよ、あの子たち」
絵里「宇宙を救った…かはともかく、素人目にも全国レベルなのは分かる。おそらくネットで検索すればすぐに出てくるでしょうね」
穂乃果「言われてみれば!」
真姫「そういう雰囲気じゃなかったからスルーしていたけれど、これだけ強ければどこかしらの大会に出ていてもおかしくないわね」 穂乃果「それじゃ早速……なんて入れればいいんだろ?」
希「化身の名前でいいと思うよ。ほら、めったに被ることはないやろうし」
穂乃果「そっか。ご、せ、い、し、ん、た、い、た、に、あ、す…っと」ポチポチ
ピャッ
ことり「あ、出た!」
穂乃果「えーと……なんて読むんだろ。かみなりもんなか?」
海未「「らいもんちゅう」ですよ」
絵里「雷門中……?」
「あーーーーっ!!!?」 にこ「絵里ぃ!一度ならず二度までも!!」
絵里「ご、ごめんなさい…邪魔しちゃった?」
にこ「いい感じで終わりそうだったのよ今!」
穂乃果「にこちゃん、落ち着いて。……それで、その学校がどうしたの?」
絵里「どうもこうもないわよ。雷門中学って言ったらサッカーの超名門校よ。サッカー棟まであるくらいの」
ことり「サッカー棟?」 希「サッカー部専用の部室棟やね。だいたい校舎と同じくらい大きいやつ!」
にこ「専用の部室棟!?羨ま…何したらそんなもの建ててもらえるような待遇受けられるわけ?」
絵里「11年前の少年サッカーの世界大会で、雷門から何人も代表選手が出てたのよ。日本が優勝して、そのあたりからサッカーブームが始まったらしいけど…覚えてない?」
にこ「ない」キッパリ
海未「さすがに、そこまで昔のことは……」
絵里「……やっぱり?」 真姫「妙に詳しいわね」
希「ほら、廃校の件あったでしょ。あの時えりち、新入生集めるのに必死やったやろ?」
希「「やっぱり、宣伝するなら人の多い中学校からよね!」とか言って、真っ先にマンモス校の雷門に目をつけたんよ」
穂乃果「かしこい!」
希「まあ…音ノ木坂はちょっと距離あるし、去年まではフィフスセクターうんぬんの渦中で特にゴタゴタしてて、その上あちこちでサッカーバトルをしかけられて、思うような成果はあげられへんかったみたいだけどね」
花陽「か、かわいい…」
絵里「それでも何人か勝利して引き抜いたのよ?」
亜里沙「お姉ちゃん、そんなことサッカーでやってたの?知らなかった!」
絵里「だ、だって……ここでは昔からそうだって言われたんだもの!仕方ないじゃない!」 にこ「そ、それで?昔強い選手が大勢いたからって、これから戦う相手も、同じように強いとは限らないわよ?」
絵里「残念ながらそうでもないわ。さっきの動画のメンバー5人、全員…去年のホーリーロード優勝時のメンバーみたいよ、ほら」
凛「にゃ!?」
雪穂「わ……まだあります。予選終わったあたりでうやむやになって、それっきりのFFIV2(フットボールフロンティア・インターナショナル ビジョンツー)にも3人出てます」
希「うわー、また日本代表クラスやね」
真姫「それに、シンドウって呼ばれてた人……あの神童拓人だったのね。道理であんな技使うわけだわ」
海未「知っているんですか?」
真姫「名前だけね。私たちの2つ下で、ピアノのコンクールで上位を総なめにしてた本物の天才よ。ちなみに家も大きいらしいわ」
穂乃果「ホントにでっかい家に住んでた!真姫ちゃんちとどっちが広いかなぁ?」
真姫「知らないわ。メイドや執事が大勢いる豪邸だとか、そういう話は聞いたことがあるけれど」
にこ「ほぼ知ってるじゃない!なによこの世界観の格差は!!こんなのおかしいわよ!!」 希「他4人の化身も出てきた。ランスロット、ペガサスアーク…進化系かな?ブリュンヒルデ、マエストロ。ほほぅ、これまた全員が化身アームド使いで……」
ことり「情報量が多いよぉ~」
花陽「ここまで来ると、ほ、本当に宇宙一なのかも……」
穂乃果「えへへ……なんかすごいことになってきたね」
凛「凛たちのサッカー、本当に勝てるかな?」
にこ「勝つのよ!そのために特訓しに来たんでしょうが!この際負けても構わないから、まずは絶対に勝ちなさい!」
真姫「どっちなのよ」 にこ「とにかく勝てばいいの!ちょうど私達11人いることだし、普通の試合形式でもいいわ!手を貸してあげるから頑張りなさい!いい!?」
ことり「にこちゃん、急にやる気になった?」
亜里沙「サッカー棟のあたりからずっと様子は変でした」
海未「嫉妬とは見苦しいものですね」
にこ「そこ、うるさい!グレーもだけどこの…ブロッコリーみたいな髪型のヤツには、絶対負けるんじゃないわよ!!」
天馬「ブロッコリー……?もしかして、三国先輩のことですか?」
にこ「そうそう!ソイツよ!……って誰!?」 海未「噂をすれば影、ですね。あなたはこの前の…」
天馬「はいっ。俺、松風天馬っていいます。すみません…声をかけようと思ったらすごい盛り上がってたので、近くまで来ちゃいました」
穂乃果「うるさい先輩でごめんねぇ。もしかして、グラウンドを予約してたり?それともまたサッカーする?」
天馬「いえ、今日はサッカーじゃなくて。どうしても皆さんにお願いしたいことがあって、サッカー部のみんなで探してたんです」
花陽「私たちに…お願い?」
にこ「えーっ?今オフだからぁ、サインならまた今度に」
天馬「あ、いえ、サインは結構です」
にこ「嘘でも欲しいって言いなさいよ!そこは!」 天馬「実は…」
にこ「え、無視?ねえ、ちょっと……松風くーん?」
凛「大事な話っぽいからちゃんと聞くにゃ」
天馬「宇宙で一番大きな星に、俺達と一緒に来てもらいたいんです!」
真姫「イミワカンナイ」 外から見た雷門ってまあこうなるわね
でもそんなこと海の広さと比べれば以下略 雪穂「宇宙で一番、大きな……えっ?」
天馬「あっ、一番なのは大きさじゃありませんでした!たしか、英知と軍事力が宇宙最高だって言ってたような……でも巨大なのは間違いありません!」
ことり「ひっかかってるの、そういうとこじゃないと思うなあ……」
絵里「そうね……天馬くん。キミが率いるチームと違って、私達はサッカーが本職じゃないの。練習のひとつとして取り入れてはいるけど、それでも本業はアイドル活動よ」
絵里「おそらく同行したとしても、あまり力になれるとは思えないわ」
にこ(えっ、コイツがキャプテンなの?全然そんな感じじゃ)チラッ
穂乃果「」ポカーン
凛「」ポケー
にこ(うちも似たようなものね…) 天馬「そうですよね……俺達も当時はすごく混乱したし、無理なお願いだったみたいで…」
真姫「そんなに落ち込まないで。確かに私達には難しいかもしれないけれど、他の人に協力してもらうとか……何かできることがあるはずよ」
天馬「分かりました。ライブの出演依頼はUTX学園を当たってみます。ありがとうございました!」
にこ「待ちなさい」ガシッ
天馬「な、なんでしょう?」 にこ「えっ、サッカーじゃなくてライブ?アンタ、今、ライブの予定があるって言ったわよね。それも、宇宙でやるって?」
天馬「は、はい、そうです」
にこ「こんな案件、UTXに持ってくのは止めときなさい。それより、そのライブ、私たちにやらせてもらえないかしら」
天馬「えっ、手伝ってくれるんですか?」
凛「急にすごい食い付くにゃ~」
海未「凄まじい変わり身ですね」
希「これがプロのやり方か……」 花陽「にこちゃん、そんな風に安請け合いしちゃっていいの?」
にこ「何よ、花陽は宇宙に行きたくないわけ?」
花陽「私も、興味が無い訳じゃないんだけど……どうやって行くのか、どういうイベントなのかも、まだ全然分かってないから」
穂乃果「それにほら、お金の問題とかも出てくるし……真姫ちゃんお金貸してくれる?」
真姫「流石にないわよ。宇宙旅行するだけのは」
天馬「そこは大丈夫だと思います。今回も、豪炎寺さんや鬼道さん達が色々動いてくれて……円堂監督も、今音ノ木坂の南理事長と交渉してくれているところなんです!」
ことり「えっ、お母さんのところ!?大丈夫かなぁ…」
円堂「……というワケで、研究部の生徒さんの方には、うちの部員が直接交渉に向かってます」
理事長「それで、ライブの開催地というのは?」
円堂「宇宙です!」
理事長「………はい?」 希「円堂、鬼道、豪炎寺…サッカー詳しくなくても、名前くらいは知ってるレベルの有名どころばかりやん…これはまさか本当に」
ことり「お母さんからメールっ!『あまりに突拍子もないことだけど…ファラム・オービアスって名前の星で、ライブをやってみたい?』って……」
亜里沙「話が繋がっちゃった」
凛「頭がマジボンバーにゃ」ドカーン!
ことり「な、なんて返信すればいいんだろう……えっと、えーと」アタフタ
穂乃果「とりあえず『やるっ!』で」
ことり「や、るっ!」スッス
海未「穂乃果、少しは考えて下さい!ことりも送信を押さない!」 CMの間しばらくお待ちください
..):::::::\/:::::::::::\::\ |ヽヘ
. (::):::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::\|:γ)
. /(:::::::,── 、::::::::::::::::、λ:::ヽ 松風天馬のゲームのコツ!五台持ち!
..(:::::\ ⊂⊃ ::::::::::::::::::::\,-- 、 外に出てもなかなかすれ違い果たし状が来ない、シークレット通信できる友達がいない、一日10枚のゲームコインをガチャですぐ使い切ってしまう…
..| ヽ:::::丶─ ′:::::::::::::::::::::::::ヽヾ;;;;;) そんな時は別バージョンのロムと全部で五台の本体を買おう!
.(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::)::::::::) 自分自身でシークレット通信も出来るし、一つしか入手できない秘伝書をいくつも入手して技やスキルを覚えさせたキャラに化身を付けて交換することも可能!
..ヽ:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::\ノ/:::::::丿 更にセルフすれ違い通信でいつでも用意した好きなレベルのチームと一台につき一度に4チームとすれ違い出来て化身コインもザックザク!
.、┘:::::::|:::::::::::/\::::::::::::::::/\ノ パラレルワールドイベントは全部見られるし本体を自宅用3DS外出時用3DS自宅用3DSLL外出時用3DSLL痛デコレーション仕様の五種類にすれば気分に合わせて楽しく使い分けできる!
. ヽ ∩ | / \ ヽ // ノ. 五つの本体に二つのバージョン、全部欲しくなるよね!
. |∪λソ ァ,ニ?、)/,,ニ?、/ 5台持ちだからと言ってソフトが5本となると3本と2本でバランスが悪いよね!この際2バージョン両方5本ずつ買おう!
. ヽノ l {Θ:} l {Θ}/ でもGO2が5本あると円堂守伝説も5本ほしくなるよね!もちろん買おう!
..ヽ ` ´ ,, `´/ せっかくだからこの際、GO1も5本ずつ買おう!ファンタジーライフも5本買っておこう!
..ゝ、 ,───、 / ちょっと3DSのゲームばっかり増えすぎてバランス悪いかな?
/,二 \ \_ , ノ /.二 ヽ ストライカーズも5本ずつ買おう!もちろん2013、2012、初代を5本ずつだ!
l //: : : :ヽ \ /.: : : :ヽ l ええい!こうなったらDSシリーズも全部5本買おう!
/:l l : : : : : \\_,ノ : : : : : : l l .中古?何言ってるんだよ!全部新品で買うに決まってんでしょ!
l: l l: l : : : : : └―┘: ___ : :l/: l l うーん。でもよく考えると5本ってキリが悪いよね。もう5本追加だ!! 穂乃果「海未ちゃんひどいよー」プスプス
天馬(化身のドリブル技が当たっても平然としてる…スクールアイドルってすごい)
真姫「騒がしい先輩でごめんなさいね」
天馬「いえ、楽しそうでいいと思います」
絵里「すっごく脱線したけど、とりあえずライブについてもう少し説明してもらえる?」
天馬「はい。えっと……」
数日前
天馬『第2回グランドセレスタ・ギャラクシー!?』
オズロック『そうだ。ララヤ・オビエスが、サッカー宇宙一を決める大会を、再び開催したいと言い出したのだ……』
剣城『ララヤが?』 神童『また居住惑星を賭けて戦え、とでも言うのか?』
オズロック『その心配はない。本人からのメッセージを預かっている』
ララヤ『ツルギ、そして他のアースイレブンのみんな、元気にしておるか?こちらはようやく一段落、といったところじゃ』
ララヤ『前回の大会では、ファラム・オービアスは多くの惑星に多大な迷惑をかけた。ブラックホールを消してくれたこと、本当に感謝してもしきれぬ』
ララヤ『そこでじゃ!感謝と謝罪の意味を込め、純粋に誇りのみを賭けてサッカーを楽しむ大会を開催したいのじゃ!』
ララヤ『それでのう…わらわ、1つだけ個人的なお願いがあるのじゃが……』 トサカあるしことりちゃんガードン人だったりしない? ララヤ『地球で流行っているという、スクールアイドルというものを一度この目で見てみたいのじゃ』
ララヤ『宇宙でも類をみない文化として、非常に興味深い!しかし、わらわの立場上なかなか観に行くチャンスがなくてのう……この言伝もオズロックを頼る他なかった』
ララヤ『大勢連れて来いなどとは言わぬ。地球で一番のグループを1組!開会式のパフォーマンスとして一曲披露してくれるだけでよいのじゃ!』
ララヤ『無論、地球の選手及びアイドルの滞在中の費用はこちらで持つ!必要な物があればそれも用意しようぞ!』
ララヤ『まあ、無理なら無理で構わぬが…大会には参加してほしい。前回優勝チームが不在では盛り上がらんからの』
ララヤ『良き返事を待っておるぞ! 』
オズロック『以上だ。今回は月を消したりはしないから安心しろ』
天馬「…という事があって」
花陽「な、なんだかスケールが大きい話になってきたね……」
凛「凛たち、さらっととんでもないことに巻き込まれてない?」 希「はい、質問!今の話で出てきた人たち、もしかして本物の異星人?昔あちこちの学校を壊してまわったっていう、エイリア星人みたいな?」
天馬「エイリア星人…に宇宙で会ったことはないですけど、オズロックとララヤはそうです」
希「そっかぁ……それは楽しみやねぇ」
絵里「ハラショー、私はちょっと聞いたの後悔してきたかも」
海未「同じく。理解を軽く超えていますね」
真姫「もういちいちつっこむのも野暮だけど、月とかブラックホールって、そんな簡単に消せるものじゃないんじゃない?」
天馬「ブラックホールは説明するとすごく長くなっちゃうんで割愛しますけど、月はサッカーボールくらいの大きさの兵器で……」
にこ「はいストップ。気になるワードしかないけど今大事なのはそこじゃないわ」 そういや月消されたな脅しで
エンディングでちゃんと戻ってたけど にこ「地球で一番!地球で一番よ!それを連れて来いって話で、お呼びがかかったってことは!!」
亜里沙「スケールダウン?」
にこ「ぬわぁんでよ!いやにこ的には違わないけど…とにかく、私たちが呼ばれたのよ!?」
ことり「私たちが、地球で一番強いスクールアイドルのグループだって思われてる…んだよね!?」
天馬「はい!」
穂乃果「地上最強!?やったー!!」バンザーイ
真姫「他の国にはまだ浸透しきっていないから、日本でラブライブに優勝すれば自動的に世界一ってことにはなるのよね…」
海未「「類を見ない文化」と言っていたので、いつの間にか実質宇宙一!?……も、無くはないのが怖いところですね」
凛「消去法だけどね」 花陽「で、でもっ。それだけだと、1位タイだよね?一番ではあるけど…私たちで、いいのかな」
雪穂「私と亜里沙に至っては、まだ何もアイドルらしい活動をしていません。いきなり出場って言われても…」
にこ「いいのよ、別に」
雪穂「え?」
にこ「A-RISEとの再戦は私がやる。アンタ達はUTXの後継グループを今年の予選で倒す。これで全部解決するわよ。どう?」
花陽「ら、ラブライブ連覇が前提!?まさに前人未到…!」
絵里「強引だけど、筋は通るわね。ただ…」
絵里「私たちもう参加できないのよね。スクールアイドルじゃないでしょう?」
のぞにこ「」 希「宇宙人…会いたかったなぁ……」ガクッ
にこ「ワンチャン、KPガールズ越えもあり得たのに…うぅ」ガクッ
※KPガールズ
メンバー全員が化身使いのアイドルグループ
今地球でもっとも人気がある
海未「予選前の花陽並みの落ち込みようですね。まあ、気持ちはわかりますが…」
花陽「わ、私こんな感じだったの?」
絵里「2人ともごめんなさい、でも今回ばかりはまだ生徒です!じゃ通らないわ……」 にこ「この際、今からでも顧問とかコーチとか空いてる枠に入り込むか、なんなら密航でも……」ヒソヒソ
希「それで宇宙に放り出されでもしたら終わりや……いっそサッカーの方で入れるように……」ヒソヒソ
絵里「そこまでして行きたい?……でも私だけお留守番もイヤね、やるなら入れてちょうだい」
にこ「いいわよ。じゃあ、そういう方向で……」
凛「さすがに可哀想で見てられないにゃ。なんとかならない?」
天馬「引退したメンバーも含めて全員で行く方が、ララヤも喜ぶと思います。でも…」
真姫「この状態じゃ話しても無理そうね。とはいえ、向こうからOK出るまでこのテンションでいられても困るし」
花陽「だったら、こうするのはどうかな?私たちと、天馬さんたちで…」
天馬「……なるほど、それならイナリンクで!」 500円は安いけど任天堂のハードじゃないとダメそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています