花陽「サッカーやろうぜ、悪魔の言葉…です」
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ガガガガ!!
真姫「ちょっ、なんでそんな技使えるのよ!」
希「そこはお互いさまやない?ウチだって、簡単に逆転されたくはないし!」
花陽「希ちゃん、珍しい顔してますっ!」
穂乃果「うん、わかる!こんなに楽しい勝負、私も絶対に負けたくない!」
穂乃果「待ってて!《サンシャインストーム》をチェインして突破するよ!」
にこ「行かせるわけないでしょ!」ザッ 穂乃果「むむむ」
ことり「ハノケチェン!こうなったらことりが…でも同じようにブロックされたら、ゴールががら空きになっちゃう!」
ことり「何かかわりに、助けてあげられる方法…はっ!」
穂乃果『いっけーオーディーン!』ピッピッ
凛『アキレスかっこいいにゃー』ピコピコ
海未『穂乃果!凛!おもちゃで遊んでいないで、真面目に練習をしてください!』
穂乃果『でも海未ちゃん、このロボットだって秋葉原のガチャから出てきたんだよ?サッカーに関係あるかもしれないじゃん?』
凛『きっとこれは、とんでもない威力の必殺シュートに使えるはず…かもしれないにゃ』
海未『そういうのはいいですから。しばらく没収です!ことりに預かってもらいます!』
穂乃果『そんなー!』
ことり「これだっ!」ピコーン! ことり「海未ちゃん、私の荷物からあのおもちゃ、持ってきてくれるかなぁ。コントローラーと白い方のセット!」
海未「今ですか?穂乃果に返すのは後でも……」
ことり「違うよ、あれを使えば、なんとかなるかもっ!」
海未「えっと……わかりました。それっ」ポイッ
ことり「ありがと♪」パシッ
凛「真姫ちゃん、もしこのシュートが止められちゃったらどうしようか?」
真姫「その時は、その……お手上げね」
凛「だよね。もう1試合、するしかないにゃ」
花陽「勝つまで、何度でも……!」
絵里「あっちは変なスイッチ入っちゃってるわね……あら?」 キィーン!
絵里「むこうのゴールから、何か飛んでくるわよ!?」
雪穂「手のひらサイズの飛行機!?」
ガシャンッ!
亜里沙「人型に変形した!」
にこ「あれって!まさかLBX?たしか、かなりレアなモデル……誰のよ!」
穂乃果「私のだ!ということは」
ことり「お願い、オーディーンMk-2!必殺ファンクション!」
システムボイス「アタックファンクション《グロリアスレイ》」 チュンチュンチュンチュンッ!
にこ「ちょ、それ強化ダンボールの外で人に向けて撃ったらダメなやつ!」
チュドン!
海未「光弾の雨がゴッドハンドに降り注ぎます!」
凛「ことりちゃんって、時々おっかないね……サッカーでよかったよ」
真姫「あれでシュートするって言い出したのは凛と穂乃果だけど…そうね。必殺技で受けなかったら、多分病院送りだったわ」
花陽「真姫ちゃんが言うと冗談にならないよぉ!?」
穂乃果「で、でもチャンスには変わりないよね!がんばれーっ!」 ラブリンク
:必殺技補足《グロリアスレイ》
:かつての世界チャンピオン兼アキハバラキングのLBXの必殺ファンクションで、サッカー的には持ち主と不一致の風属性シュート
:リストレイターと呼ばれる槍から光弾を放つ
:オリジナルは無限稼働機関のエターナルサイクラーを搭載しているが、今回のは市販品なのでそんな物騒なものは積んでいない 最初のゲームのエンディングが綺羅ツバサの人だからわりとラブライブ要素ある 相方のビッグバンスラッシュがGO2→ギャラクシーで属性が変わったんだよなたしか ドドドドン!
ぱりんっ!
希「ゴッドハンドWが…!割られた!?」
ズバァン!
GOAL!
4-4
後半27分 にしきの
海未「そしてそのまま、ファイアトルネードTCがゴールネットに突き刺さりました!」
にこ「えっ、なに?アキレスD9もあんの!?元アキバの伝説は伊達じゃないわね…」
穂乃果「どっちも当てたのは海未ちゃんだけどね。でも動かすのすっごい上手だった!私にも教えてよ~」
ことり「えへへ、サッカー終わったらねぇ」
真姫「まったく……結果的には助かったし、点は追いついたからいいけど」クルクル 希「せっかくリードしてたのに、続けてゴール決められるとは思わんかったなぁ……」
亜里沙「希先輩、大丈夫です!まだ負けたわけじゃありません!」
希「亜里沙ちゃん……よし、励ましのお礼にパワーのこもったゴッドハンドわしわしMAXを」
絵里「やめて!冗談抜きにもげちゃうでしょ!?」
雪穂「とても長く感じた1時間も、あと3分ですね。このまま最後まで行けば、引き分けです」
花陽「うん。でも、きっとみんな諦めていないと思う」
海未「決着をつけましょう。どっちが勝っても恨みっこなしですよ!」 サイゴノシアイサイカイ ピー!
海未「ニコニーズ側のボールで試合再か……おおっと、これは!」
ドドドドドド!!
亜里沙「なにがなんでも…あと1点っ!」
雪穂「ホントにいいんですか?ゴールそっちのけで攻め上がっても」
絵里「キャプテンがそれで良いって言ってるんだから、仕方ないわ。それに、もう残り時間は多くない」
希「たまには、こういうのもありやん?ウチらもガンガン行くでー!」
にこ「最後に勝つのは…にこにーよ!」
花陽「全員来ちゃったのぉ!?」
凛「戦略もポジションもあったもんじゃないにゃ~」
真姫「まあ、らしいといえば、らしいわね」
ことり「そうかも。じゃあ、私たちも行こうか♪」
穂乃果「よーし!これが私たちの…サッカーだっ!!」 キーパーまで出たらロングシュートされたら決められそう ワーキャー! ボールヲヨコセー!
海未(一番いいタイミングでベンチとは…次は後半で出してもらいましょうか)
にこ(ふふっ……なんの考えもなしに全員で突っ込んで楽しいお団子サッカー)
にこ(…と見せかけて、ヘブンズタイムでまとめて抜き去ってやるわ!)
にこ(おそらく穂乃果と花陽は動けるでしょうけど、これだけ密集してれば関係ない!)
にこ「《極ヘブンズタイm「「《スニーキングレイド》!」」
ズバァン!
にこ「んぎゅっ!?」
絵里「最後に得点した人にジュース奢り~」
希「さっきおでん貰ったんやし、もうええんやない?」 にこ「こらぁ!味方からボールを奪うなんてどういうつもりよ!?」
絵里「にこだって、今ヘブンズタイムって言おうとしたじゃない」
にこ「ぐぬっ……!こ、こういう時に限っては、連携しない方が相手を出し抜けるのよ!」
真姫「それだとエリーたちの勝手も肯定することになるけど」
にこ「…………っ!」
穂乃果「図星っぽいね」
希「まあまあ、にこっち。こっちも最後の切り札で結果は出すから」
絵里「みんな、力をちょっとずつ分けてちょうだい!化身ドローイングよぉ!」 雪穂「こうでしたっけ?」バッ
亜里沙「そうそう、お送りしまーす」バッ
希「ほいな」バッ
にこ「はいはい……外したら承知しないわよ」バッ
穂乃果「気みたいなのが絵里ちゃんに集まってく!」
ことり「もしかして、仲間から力を集めて化身を復活させる技だったりして」
真姫「いかにもって名前してるものね。ありえるわ」
凛「どうする?邪魔しにいく?」
花陽「ううん。ここまできたら、正面から勝負したい」
凛「わかったにゃ!」 アニメでも使ったけどギャラクシーで廃止されたやんね 希「あらら、説明しなくてよくなっちゃった。だいぶ化身バトル慣れしてきたみたいやね、みんな」
雪穂「5人もいれば慣れちゃいますよ」
絵里「でも何も言わないのも味気ないから…一応説明はしておくわ」
絵里「これが半永久的に化身の力を持続させる、化身ドローイングよ!」バシュウン
穂乃果「おおー、ホントに復活した」パチパチ
花陽「穂乃果ちゃん、拍手してないで下がらないと」
穂乃果「そうだった。でもすごいね!」
絵里「でしょう?チームへの負担もすごいから、本当に最後の手段よ」
絵里「それでこれが……私の化身シュート!《アイシクルロード》!」
ヒュイイン…ドンッ!
海未「絵里のキックに続いて、化身が槍をボールに振り下ろし…」
バキバキバキ!
ことり「ぼ、ボールがまわりを凍らせながら飛んでくる!?」 亜里沙「最後なので、おまけに《風林火山デストロイヤー改》をチェインします!」
ドゴォン!
にこ「まだまだっ!《真マキシマムファイア》もつけてあげるわ!」
ボシュゥゥ!
グギョオオオン!!
真姫「とんでもない音を立ててるんだけど……」
凛「混ぜすぎ注意にゃー」
穂乃果「勝つにはやっぱり…これを蹴り返すしかないよね!」
花陽「う、うん!カウンターシュートでいこう!」 ことり「このまま蹴っても、きっと弾き飛ばされちゃう。まずは威力を弱め
よう!」
凛「とびっきり立派なのを建てないとね」
真姫「えぇ、にこちゃんも文句をつけられないようなヤツを建てるわよ」
希「建てる?」
ことりんまき「せーのっ!《一夜城》!!」ドドン!
バシンバシン!
絵里「お、お城ぉ!?」 >>576改行ミス
ことり「このまま蹴っても、きっと弾き飛ばされちゃう。まずは威力を弱めよう!」
凛「とびっきり立派なのを建てないとね」
真姫「えぇ、にこちゃんも文句をつけられないようなヤツを建てるわよ」
希「建てる?」
ことりんまき「せーのっ!《一夜城》!!」ドドン!
バシンバシン!
絵里「お、お城ぉ!?」 海未「純和風の見事な陣城ですね。ここでライブすれば成功間違いなしです」
にこ「ステージは大事だけど、そんな急ごしらえで大丈夫かしら?」
がっしゃーん!
にこ「ほらみなさい、もう壊れたわよ」
穂乃果「でもシュートの勢いは弱まったよ!」
ほのぱな「《イナズマ1号》!」 ガキィッ!
花陽「あっ!?」
ポーン…
海未「化身とソウルの力の乗ったコンビネーションシュートも、わずかに力及ばずか!?ボールは空に弾かれました!このまま引き分けになるのでしょうか?」
にこ「いいえ、ゴッドブレイクでフィナーレよ!」バサッ
真姫「凛のパルクールアタックか、ことりのシャイニーフェザーならボールまでいける?」
凛「いくらなんでも、あんなに高くまでは跳べないと思うんだ」
ことり「飛べてもあの技に競り勝つのは難しいかも……」
穂乃果「こうなったら……花陽ちゃん!」ガシッ
花陽「えっ?なに?」 穂乃果「私たちで飛ばすから、後よろしくね!そぉれっ!」ぶんっ!
花陽「ふぇえええっ!?」ピューン
真姫「《一夜城》!この上からスタートなら、いけるわね?」
凛「任せるにゃ!」キャッチ
凛「《パルクールアタック》!」シュババッ
ことり「《シャイニーフェザー》!」キィィン
花陽「ダレカタスケテー!?」
海未「なんということでしょう。神シックス(仮)、連携プレーで花陽を上空に飛ばしてしまいました!」 花陽「あわわわわわ!?」
にこ「空中戦ってわけね」
花陽(ここから打てるシュート、ここから打てるシュート!)
花陽(アイドルなら、こんな時でも、グレートでマックスな、ファンを惹き付けて離さない必殺技があるはず!ええいっ)
花陽「今、ここに再誕します!」バチバチバチ
にこ「あっつ!何よこれ、熱風!?」
花陽「《グレートマックスなオレ》!!」
みんな「グレートマックスなオレ!?」 タスケテーと言いながらも、どの技を出すか考えるかよちん優秀 花陽「スーピャーぁああ!!!」ズガシィン!!
にこ「ちょっと、肝心なとこで噛んでちゃしまらな…ぐはああっ!?」ドゴォ!
海未「ああっと!思わずツッコミを入れてしまったにこ、至近距離から放たれた必殺シュートを受け、吹っ飛んだー!」
ズバァン!
ピッ ピッ
ピー! ひゅーーーーっ……
ことり「《はなふぶき改》」ぶおおん
希「両手版《ゴッドハンドW》」カッ
花陽「わっ」ポスッ
にこ「きゃっ」ポスッ
海未「ナイスキャッチです、ことり、希」
にこ「いたた……」
花陽「ご、ごめんなさい!」
にこ「いいわよ、別に。キーパーはいつもこれを受けてるわけだし。今の技…アルパカのオーラの技?」
花陽「えっと、そういうわけじゃなくて……こんな時、一人前のアイドルならどうするかなって考えてたら、自然と出たんです」
にこ「…………へぇ」
亜里沙「ということは、花陽先輩の中からにじみ出てきた必殺技、ということですか?」
花陽「えぇ!?そ、そうなのかな?」
絵里「その表現はちょっと気持ち悪いけど……そうだったら素敵ね」 雪穂「でも意外ですね。花陽先輩が、あんなグレ…大胆なシュートを打つなんて」
穂乃果「そうでもないよ。花陽ちゃん、普段は控えめだけど歌うとすごいもん。グレートマックスにはビックリだけど」
ことり「大人っぽいというか、キリッとした声も出せるしね。グレートマックスは何事かと思っちゃったけど」
花陽「技名には、あんまり深く突っ込まないで……あと、突然勢いよく投げるのはやめてくださいぃ」
穂乃果「ごめんね。海未ちゃんのオーラが思ったより強くて加減が効かなくって」
海未「私のせいですか!?」
穂乃果「かわりに穂乃果のこと、クマになって思いっきり投げてもいいよ!さぁ来い!」
花陽「えぇと……それは気持ちだけ受け取っておくね?」 凛「まあなんにせよ、とにかくぅー……勝っったにゃー!」バンザーイ
ことり「うん♪エースストライカーのおかげだよね」
穂乃果「クロスファイアもトリプルクラッシャーも、すっごくカッコよかったよ!」
真姫「それはもう忘れて!//」
亜里沙「やっぱりμ'sの…いえ、神シックス(仮)の先輩たちは、本当に強かった!」
雪穂「本業じゃないサッカーで、ここまで実力差を見せつけられると……ちょっと自信なくなります」
絵里「大丈夫。にこ以外のメンバーは活動期間が1年もなかったんだから。数ヶ月きちんと練習すれば、雪穂ちゃんも亜里沙も、きっと追いつけるわ」
希「そうやね。ウチらも最初は素人やったし、えりちは全てが素人に見えてたくらいなんやから」
海未「あー…ありましたね、そんなこと」
絵里「やめてってば!」 希「ところでにこっち。負けた時のことはその時考えればいいとか言ってたやん?どうしよっか?これから」
にこ「あっちにはミキシマックス・ガンがあって、化身使いもソウル使いもいる。花陽も立ち直った。当初の目的はほぼ達成したワケだし、そのへんはもういいんじゃ…」
シュゥゥゥ…
にこ「お、化身アームドの時間切ぐああああっ!?」バターン!
真姫「にこちゃん!?」
穂乃果「きゅ、急にまとめて疲れたー……!」グテー
花陽「私もなんだか、力が……抜けちゃいましたぁ」ヘナァ
ことり「3人ともしっかりして~…あっ、ことりもダメかもぉ」シュゥゥゥ
凛「もこもこが消えた!」
雪穂「あとの3人は、化身、ソウルごとミキシマックスが解けてます」
希「だから後が怖いって言ったのに…」
海未「途中でおでんを補給してもここまでとは…併用はさすがに厳しいですね」 穂乃果「雪穂ぉー……お茶ぁー」
雪穂「試合中はかっこよかったのになぁ…」
凛「この間のガチャのおにぎりまだあるよ!食べる?」
穂乃果「たべるぅ……」
花陽「わたしも……」
真姫「何するにしても、ひとまず休憩ね」
絵里「こんなところに詰めてもちゃんと保存できてるの、何気にすごい技術よね。…どこで作ってるのかしら?」 おでん食べながらロングシュート連打は誰かが通った道 なんか食いながらシュートとは、超次元にしては地味なような ことり「穂乃果ちゃん、そこでソードビット!」
穂乃果「こ、こう?」ピッピッ
アタックファンクション ソードビット!
にこ「なんの!」ピピピピッ
ガキンッ!
真姫「きゃっ!?こっちにハジカナイデ!」
希「ゴッドハンドって、元々は福岡の陽花戸中出身のキーパーが作った技なんよ」
花陽「なんとなく親近感のわく名前だなぁ。希ちゃんはいたことあるの?」
希「ちょっとだけ。それでね、同じく陽花戸中のキーパーが受け継いだ技の中に《ムゲン・ザ・ハンド》っていうのがあるんよ。ほら、この動画」
ドバババババン!
亜里沙「1 2 3 4……腕が数え切れない!」
希「今度はこれに挑戦してみようかなって」
凛「希ちゃん、こんなのでわしわしされたら死んじゃうにゃ…」 絵里「動画といえば、私たちチームには誘われたけど、例のサッカーバトルのやつ観てないのよね。今ここで観せてもらうことってできるかしら?」
海未「ことりー、お願いできますかー」
ことり「うん。穂乃果ちゃんにこちゃん、ちょっとむこうに行ってくるね」
穂乃果「あ、私も行く。もっかい観て対策練ろうっと」
にこ「私はパス。もうちょっとLBXで遊んでたいから」
にこ「穂乃果の代わりは…真姫ちゃんこういうの下手そうだし、花陽連れてきて」
真姫「なによそれ!まあ確かに得意じゃないけど……わかったわよ!」 花陽「にこちゃん、あんまり真姫ちゃんのこといじめたらだめだよ?後でファイアトルネードするって」
にこ「別にいじめてはいな……えっ何それ怖っ!」
花陽「そういう治療方もあるんだって」
にこ「世も末ね……どうにかして避けるわ」
花陽「それで…にこちゃん、私もあんまりこういうのは得意じゃないんだけど」
にこ「いいの。本題はそこじゃないし。形だけ動かしてるように見せてくれれば。どっちにする?」
花陽「えっ?ええと…じゃあ花陽は、アキレスD9で」 バトルスタート
ガシャン ガシャン
にこ「まずはおめでと。ほんの一週間で、よくここまで上達したわね」
花陽「ありがとう。でも、土壇場で生まれた力や技だったり、みんなの協力があってこそだから」
にこ「実力じゃないって言いたいわけ?謙虚なのも度が過ぎると嫌味になるわよ」ジト
花陽「そ、そんなつもりは……!ただ、本当にそう思ってるし、前半は全然動けなかったから」
にこ「冗談よ。たしかに前半は先週の負けを引きずりまくってたみたいだけど、後半は見違えたわ」 にこ「…本当はね、めいっぱい点差つけて勝って、かっこいいところ見せた上でビシッと決めるつもりだったのよ」
花陽「え?」
にこ「ただサッカーで中学生に負けただけで、あんな風にしょげてたワケじゃないってのは想像ついたわ。大きくなった部を引き継いだ以上、しっかりしないと!って焦ってたんでしょう?」
花陽「…………うん」
にこ「だから、負けちゃった時に必要以上に落ち込まないで、次に向けて切り替えられるようにしようと思ったの。「にこに負けるのは恥ずかしい事じゃないわよ」とか言って」
にこ「それがどう?そっちより多く化身使えるニコニーズで挑んで、なんならツバサとのミキシマックスは隠して勝とうとして…結果はご覧の通り」
にこ「完敗よ。正直いって…めちゃくちゃ悔しいわ」 花陽「にこちゃん」
にこ「なによ。笑えばいいでしょ。かっこわるくて悪かったわね」プイッ
にこ「でも手伝ってくれた絵里と希以外のみんなには絶対言わないで。アイドル研究部OGとアンタだけの秘密よ」
花陽「うん」
にこ「こんなの知られたら、何言われるか分かったもんじゃ…」
花陽「…隙ありっ!」
アタックファンクション ビッグバンスラッシュ!
ドカーン!
ポーン…
にこ「えっ!?ちょっ、ズルっ!」 花陽「ごめんね。今のはちょっと卑怯だったかも。でも、これが私の気持ち」
にこ「なにが……」
花陽「かっこよかったよ、にこちゃん」
花陽「まだ高校生の花陽たちと違って、きっとお仕事の合間に練習してくれたんだよね。デビューしてすぐなのに、すごく大変だったと思う」
花陽「それでもにこちゃんは、私たちのために時間を作ってくれて、全力で戦ってくれた」
花陽「私、もうサッカー怖いなんて言わない。みんなとする本気のサッカー、とっても楽しかったから」
花陽「ありがとう、にこちゃん。また一緒に…サッカーやろうねっ!」ニコッ♪ にこ「……当然でしょ。なんてったってプロなんだから」
にこ「普段とジャンルが違おうがトレーニングはきちっとこなさないと」
にこ「それに、友達ひとり笑顔にできないようじゃアイドル名乗れないわよ!」
花陽「うんっ!」
にこ「さ、今日はまだまだ特訓するわよー!まずはさっきのポーズからもう一度!」
にこぱな「にっこにっこに「あーーーーっ!!!?」
从廿 _ 廿从チョットマキモドスワヨ 数分前
真姫「まったく、話がしたいなら素直にそう言ってほしいものね」
凛「真姫ちゃんがそれ言っちゃう?」
絵里「どれどれ……あら、すごい負け方したなんて聞いてたけど、なかなかいい動きよ」
ことり「うん、ここまではとってもよかったの」
穂乃果『凛ちゃん!』パス
凛『それっ!』シュート!
雪穂「ゴールの隅ギリギリ、まさか…これを?」
穂乃果「相手のキーパーは背が低いし、届かないと思ったんだけどね」 GK「《ぶっとびパンチ》!!」ダダダダッ
バシンッ!
絵里「あれを弾くのね。でも海未が次の動きに入った!」
海未『ならばっ、覇ぁあああっ!!!』バスン!
亜里沙「ハラッセオ!!ノーマルシュートとは思えない威力!」
MF『シンスケ!』
GK『任せて!護星神タイタニアス!《マジン・ザ・ハンド》!!』ドスンッ!
シュウウウ…
絵里「これは…アームドしてたとしても、必殺技無しでは抜けたか怪しいわね」 MF2『たとえオフだとしても、このチーム相手に手加減する余裕は無いぞ!』
GK『す、すみません!お願いします!』
DF『シンドウ!』パス
MF2『《ディフューズコード》!!』
穂乃果『音符…?うわっ!?』
MF『《風穴ドライブ》!!』ゴオオオ!
真姫『竜巻の中を……花陽!』
FW『見た目はそうでもないが…おそらくこの人も相当な使い手のはずです。シンドウさん!テンマ!』
『いくぞっ、《ジ・アース∞》!!!』 ぶ、ぶっとびパンチはアームド込みでマジックアンプ止めたし… ドシュン!
花陽『と、止めます……きゃああ!』バスーン!
カヨチーン!
絵里「…ねえ」ウーン
海未「言わないでください、絵里。それ以上言わないでください…」
絵里「責めるつもりはないわよ?どちらかのシュートが入っていればこうならなかった、なんて結果論だもの」
海未「ではなぜ、そんな顔をしているのです?」
絵里「相手のチームのこと、調べてみたのかなって。並大抵の実力じゃないわよ、あの子たち」
絵里「宇宙を救った…かはともかく、素人目にも全国レベルなのは分かる。おそらくネットで検索すればすぐに出てくるでしょうね」
穂乃果「言われてみれば!」
真姫「そういう雰囲気じゃなかったからスルーしていたけれど、これだけ強ければどこかしらの大会に出ていてもおかしくないわね」 穂乃果「それじゃ早速……なんて入れればいいんだろ?」
希「化身の名前でいいと思うよ。ほら、めったに被ることはないやろうし」
穂乃果「そっか。ご、せ、い、し、ん、た、い、た、に、あ、す…っと」ポチポチ
ピャッ
ことり「あ、出た!」
穂乃果「えーと……なんて読むんだろ。かみなりもんなか?」
海未「「らいもんちゅう」ですよ」
絵里「雷門中……?」
「あーーーーっ!!!?」 にこ「絵里ぃ!一度ならず二度までも!!」
絵里「ご、ごめんなさい…邪魔しちゃった?」
にこ「いい感じで終わりそうだったのよ今!」
穂乃果「にこちゃん、落ち着いて。……それで、その学校がどうしたの?」
絵里「どうもこうもないわよ。雷門中学って言ったらサッカーの超名門校よ。サッカー棟まであるくらいの」
ことり「サッカー棟?」 希「サッカー部専用の部室棟やね。だいたい校舎と同じくらい大きいやつ!」
にこ「専用の部室棟!?羨ま…何したらそんなもの建ててもらえるような待遇受けられるわけ?」
絵里「11年前の少年サッカーの世界大会で、雷門から何人も代表選手が出てたのよ。日本が優勝して、そのあたりからサッカーブームが始まったらしいけど…覚えてない?」
にこ「ない」キッパリ
海未「さすがに、そこまで昔のことは……」
絵里「……やっぱり?」 真姫「妙に詳しいわね」
希「ほら、廃校の件あったでしょ。あの時えりち、新入生集めるのに必死やったやろ?」
希「「やっぱり、宣伝するなら人の多い中学校からよね!」とか言って、真っ先にマンモス校の雷門に目をつけたんよ」
穂乃果「かしこい!」
希「まあ…音ノ木坂はちょっと距離あるし、去年まではフィフスセクターうんぬんの渦中で特にゴタゴタしてて、その上あちこちでサッカーバトルをしかけられて、思うような成果はあげられへんかったみたいだけどね」
花陽「か、かわいい…」
絵里「それでも何人か勝利して引き抜いたのよ?」
亜里沙「お姉ちゃん、そんなことサッカーでやってたの?知らなかった!」
絵里「だ、だって……ここでは昔からそうだって言われたんだもの!仕方ないじゃない!」 にこ「そ、それで?昔強い選手が大勢いたからって、これから戦う相手も、同じように強いとは限らないわよ?」
絵里「残念ながらそうでもないわ。さっきの動画のメンバー5人、全員…去年のホーリーロード優勝時のメンバーみたいよ、ほら」
凛「にゃ!?」
雪穂「わ……まだあります。予選終わったあたりでうやむやになって、それっきりのFFIV2(フットボールフロンティア・インターナショナル ビジョンツー)にも3人出てます」
希「うわー、また日本代表クラスやね」
真姫「それに、シンドウって呼ばれてた人……あの神童拓人だったのね。道理であんな技使うわけだわ」
海未「知っているんですか?」
真姫「名前だけね。私たちの2つ下で、ピアノのコンクールで上位を総なめにしてた本物の天才よ。ちなみに家も大きいらしいわ」
穂乃果「ホントにでっかい家に住んでた!真姫ちゃんちとどっちが広いかなぁ?」
真姫「知らないわ。メイドや執事が大勢いる豪邸だとか、そういう話は聞いたことがあるけれど」
にこ「ほぼ知ってるじゃない!なによこの世界観の格差は!!こんなのおかしいわよ!!」 希「他4人の化身も出てきた。ランスロット、ペガサスアーク…進化系かな?ブリュンヒルデ、マエストロ。ほほぅ、これまた全員が化身アームド使いで……」
ことり「情報量が多いよぉ~」
花陽「ここまで来ると、ほ、本当に宇宙一なのかも……」
穂乃果「えへへ……なんかすごいことになってきたね」
凛「凛たちのサッカー、本当に勝てるかな?」
にこ「勝つのよ!そのために特訓しに来たんでしょうが!この際負けても構わないから、まずは絶対に勝ちなさい!」
真姫「どっちなのよ」 にこ「とにかく勝てばいいの!ちょうど私達11人いることだし、普通の試合形式でもいいわ!手を貸してあげるから頑張りなさい!いい!?」
ことり「にこちゃん、急にやる気になった?」
亜里沙「サッカー棟のあたりからずっと様子は変でした」
海未「嫉妬とは見苦しいものですね」
にこ「そこ、うるさい!グレーもだけどこの…ブロッコリーみたいな髪型のヤツには、絶対負けるんじゃないわよ!!」
天馬「ブロッコリー……?もしかして、三国先輩のことですか?」
にこ「そうそう!ソイツよ!……って誰!?」 海未「噂をすれば影、ですね。あなたはこの前の…」
天馬「はいっ。俺、松風天馬っていいます。すみません…声をかけようと思ったらすごい盛り上がってたので、近くまで来ちゃいました」
穂乃果「うるさい先輩でごめんねぇ。もしかして、グラウンドを予約してたり?それともまたサッカーする?」
天馬「いえ、今日はサッカーじゃなくて。どうしても皆さんにお願いしたいことがあって、サッカー部のみんなで探してたんです」
花陽「私たちに…お願い?」
にこ「えーっ?今オフだからぁ、サインならまた今度に」
天馬「あ、いえ、サインは結構です」
にこ「嘘でも欲しいって言いなさいよ!そこは!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています