穂乃果 「真姫ちゃんって実際どれくらいすごいお金持ちなの?」 真姫 「えっ?」
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穂乃果 「もしかしてマンションも秒で買えちゃうくらいなの?」
真姫 「えっと……」
穂乃果 「あはは、それはないか」
ポチッ
真姫 「今あそこの新築マンション、買ったから」
穂乃果 「ええっ!?」
真姫 (……なんて、そんなわけないでしょ。でも穂乃果につい見栄を張ってしまったわ) 穂乃果 「も、もしかして、月の土地とかも?」
真姫 「もちろん持ってるわよ。お金持ちの中ではロレックスくらい流行ってるの、月の土地」
穂乃果 「えっえっ、じゃ、じゃあさ」
真姫 「ん?」 穂乃果 「もしかしてなんだけどハリウッド映画なんかも作れちゃうの? 真姫ちゃんが監督で」
真姫 「……『天才真姫ちゃん』っていうハリウッド映画なら、もう現時点で3まで制作が決定してるわ」
穂乃果 「ええっ!? 3まで!? 1も出てないのに!?」
真姫 「そう、1も出てないのに」 穂乃果 「す、すごい……!! 真姫ちゃんって本当にとんでもないお金持ちなんだ」
真姫 「ええ、とんでもないお金持ちなの。でも両親にばかり頼らず、いつかは私もそのくらい稼いでみせるわ!」
穂乃果 「おお……志まで立派」
真姫 「伊達に生きてないわ。まあ、私ぐらいの歳になればみんなこのぐらいの志は持つけどね」
穂乃果 「真姫ちゃん、上級生だよ」
真姫 「……その、穂乃果は、あれよ、志とは違うところに魅力があるから」 穂乃果 「それにしても、真姫ちゃんはすごいなぁ。あ、そうだ! あの新築マンション! 行ってみようよ!」
真姫 「ヴェェ!?」
穂乃果 「別に良いでしょ? だって購入者の真姫ちゃんが一緒にいるんだからさ!」
真姫 「そ、それはそうかもしれないけど!」
穂乃果 「レッツゴー!!」
真姫 「ちょ、ちょっと、穂乃果!?」
真姫 (まずいまずいまずいまずいわ……! あのマンションに入ったらまずパスワードも分かんないし、管理人にも止められるはず。穂乃果は私が所有者って勘違いしてるわけだしどうすれば) 真姫 「少し電話よろしくて……?」
穂乃果 「えっ、うん、別に良いけど。ていうか真姫ちゃんお嬢様ではあるけどそういうお嬢様言葉使うようなタイプじゃないでしょ。どうしたの? テンパってるの?」
真姫 「……」 プルルルル
にこ 『はい、もしもし?』
真姫 「にこちゃん! お願いがあるんだけど」 ヒソヒソ にこ 『お願い?』
真姫 「コウデコウデソウナノヨ」 ヒソヒソ
にこ 『なっ! 自業自得でしょ? なんで私が』
真姫 「こないだ高級アイス奢ってあげたわよね?」
にこ 『……』 穂乃果 「レッツゴー! 真姫ちゃん!」
真姫 「ちょっと待って穂乃果。それよりお腹空く時間なんじゃない?」
穂乃果 「えっ」 グー
穂乃果 「……ってお腹鳴っちゃった///」 アハハ
真姫 「だからご飯を食べたらまたあのマンションに行きましょ。近くに私行きつけのお店があるの」
穂乃果 「うん! そうだね行こう!」 一時間後
ウィーーーン
穂乃果 「おおっ、すごい大きいマンションだねぇ」
真姫 「まあね」
真姫 (ここまでは誰でも入れるスペース。でも、次のドアはパスワードがないと進めないし、変な動きをすると管理人に怪しまれちゃう。だから) ?? 「あっ、西木野様、お待ちしておりました〜」
穂乃果 「?」
真姫 「あの人はこのマンションのとにかく偉い方よ。待っててもらったの」
にこ 「はじめまして私、世界のIZAWAグループの、井沢と申します」 スッ
穂乃果 「あ、ありがとうございます、名刺までもらっちゃって」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています