A「ちょwwwおまwww高咲のこと好きなの?www」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ゆうぽむが同学年にいる中学生男子の会話って多分こんな感じだろってss
溜めてないから更新遅くなります。 B「(と、いかんいかん。これ以上人が集まると声がかけづらくなる。)」タタタ
B「よっす、上原さん。」
歩夢「あ、B君。こんにちは」
B「(にしても近くで見ると本当に綺麗だなぁ。こりゃあ周りの人がチラチラ見るわけだ。)」
そう思いながら俺は周囲から感じる男たちの視線がとても気持ちよかった。
しかし俺にはそれよりも何よりもかくにんしなければならないことがある。
B「そう言えば高咲は?一緒じゃないの?」
歩夢「うん。本当は一緒に来るはずだったんだけど絶対に外せない用事ができたから後から合流するって言ってて・・・。」prrrrr 歩夢「あ、侑ちゃんからだ。もしもし?侑ちゃん今どこにいるの?」
歩夢「え!?うん、そうなんだ・・・。それじゃあ仕方ないね。うん、分かった、じゃあね。」
B「高咲のやつ、なんて?」
歩夢「なんか侑ちゃんのお父さんが箪笥の角に小指をぶつけて全身複雑骨折して入院の手続きで忙しいから行けないけど、私に気にせず夏祭り楽しんで、って。」
B「(えええ!上原さんそれ信じちゃったの!?)」ピロン
B「? 誰からだ?」
侑『ちゃんと歩夢のエスコート、お願いね!!』
B「(まあそんなことだろうと思ったよ。)」 B「(しかしまぁ、高咲がいない中、上原さんも俺と二人きりは嫌だろうし今日はもう・・・)」ピロン
侑『ちなみにこのまま帰るのはナシだから!!』
『ちゃんと監視しとくからね!!』
B「!?!?」バッ
B「(あいつ、どこから見てやがる)!?」
周りを見渡すが単純に人が多いことと、万が一高咲が浴衣をきていた場合、普段とは雰囲気が違ってわかりづらくなっている可能性もある。
ピロン
侑『おやおや?もしかしてB君は女の子一人エスコートすることもできないの?www』
B「出来らぁ!!」 B「(やばっ、思わず声が出てしまった。)」
B「ごめん上原さん、驚かせちゃった・・・よ・・・ね?」
歩夢「ユウチャンノバカ・・・」
B「上原さん・・・?」
歩夢「あーーーもう!!侑ちゃんなんて知らない!!」ガシ
B「ちょ、上原さん!?」
歩夢「今日来れなかったこと、絶対に後悔させるんだから!!」ズンズン
B「ちょ、上原さん、力、強っ、あ!!」
こうして俺は何やら機嫌の悪い上原さんに引きづられるように屋台の波に消えていった。
・・・やっぱり高咲関連の上原さんは怖い。 〜〜〜
「これでよし。」
そう言いながら私はメッセージを送り終わったアプリを閉じた。
画面には唯一無二の幼馴染とのツーショットが写っている。
今日は浴衣を着た人の方が多いと思って、自分も浴衣にしてきたけど正解だった。これなら多少近くに行ってもバレることはないだろう。
ただ一つ気がかりだったのは、
「この浴衣、見て欲しかったなぁ・・・。」 今年のお祭りシーズンに入る前に買った新しい浴衣。
本当は見て欲しかった。
それだけじゃ飽き足らず、未練がましく髪もセットしている。
いつもは両サイドにまとめている髪を後ろでまとめて、それを上の方で髪留めで止めた。
いつもとは違う髪型を褒めて欲しかった。
そんなことを考えているうちに、向こう側では私の計画通りに物事が進んでいる。 ズキッ
「ダメだよ、そんなこと思っちゃ。これは私が決めたことでしょ。」
そう自分に言い聞かせながら私は人混みのなかに消えていく二人を追った。
私の大好きな、「幼馴染」のために。 とりあえず本日は以上になります。
多分明日また更新します。 申し訳ないです。
今日も仕事で続きかけそうにないです。
本当にすみません…。 ただいま仕事から帰宅しました。
今日はちょっとだけ投下します。 〜〜〜
歩夢「・・・・」
B「俺は大丈夫だから、上原さんはあんまり気にすんなって。」
あれから冷静になった上原さんは、勢いで俺を引っ張ってきてしまったことにひどく罪悪感を覚えているらしい。
正直に言うと、俺は引っ張られていた関係で立ち位置的に上原さんの頸を一番近くで見られる特等席の代金と考えれば上等ぐらいにしか考えていなかった。
歩夢「本当にごめんね?今日は楽しみにしてたからつい熱くなっちゃって。」
歩夢「今日のために新調した浴衣、見て欲しかったな・・・。」
〜〜〜〜
侑『ちなみに買い替えたのは歩夢が浴衣の胸元周りがキツくなったって言ってたからだよ。』 〜〜〜〜
俺の脳内にフラッシュバックするのはあの日の高咲の言葉。
確かに最近男子の中でのもっぱらの噂は、上原さんの成長に著しいものがあるというものだ。体育の時間にでもなればその話が出ない日はない。そして大体その場には腕組みをしながら無言で頷く高咲がいる。
そして今、俺の脳内の高咲も同じようにうなずいていた。
B「(これは確かに浴衣買い替え案件かもしれないな。)」
しかし今の俺には解決しなければいけない問題がある。
B「(どうやって上原さんと祭りを回るか・・・)」
B「(俺個人としてはここで帰ること自体は問題ないけど、そんなことしたらあとで高咲なんて言われるか・・・。」 侑『え!?wwwB君ってわざわざ私があそこまでお膳立てしておいてwwwしかも歩夢に引っ張ってもらったのにwww何もできなかったの!?wwwえ?www」』
B「(ヤベェ、考えただけで腹立ってきた。)」
しかし突破口がないのも事実。何せ上原さんは今日のお祭りに際して俺のことはカレーの福神漬け、とんかつのキャベツ、刺身のツマぐらいにしか考えていなかっただろう。何よりもあの体操服の一件以来、高咲絡みの上原さんが若干怖い。
歩夢「・・・でも丁度いいタイミングかもね。」
B「ん?どうしたんだ急に?」
歩夢「ね、B君。ここまで引っ張って来てから言うのもあれだけど」
歩夢「B君がよかったら、このまま二人でお祭り回らない?」
そう言いながらこちらを見る上原の表情は前に見た、俺が知りたくない何かを隠している、そんな表情だった。 すみません、今日仕事から帰り次第続き投下します。
お仕事がアニメの制作進行なので基本的に毎日忙しいので気長に待っていただけると幸いです。 〜〜〜
歩夢「あ!ここ去年侑ちゃんと来た屋台!」
歩夢「侑ちゃんってね、毎年両手いっぱいに食べ物買っちゃって大変なの」
歩夢「綿菓子食べる時の侑ちゃんってね、すっごい大きく口を開けて可愛いんだよ?」
歩夢「射的する時の侑ちゃん、こうやってすっごい腕伸ばして…」
B「(まあ何となく予想はしていたが…)」
B「よくそんなに高咲の話が出てくるよな。」
歩夢「侑ちゃんと毎年一緒に来てるから、どうしても侑ちゃんとの思い出を思い出しちゃうの」
B「(毎年一緒に来てるとはいえ、普通はこんなに覚えてる訳ないよな…。やっぱり上原さんって高咲のこと…)」
歩夢「ねえB君、ちょっと行きたいところあるんだけどいいかな?」
B「どこに行くんだ?」
歩夢「あそこだよ」
そう言って指差したのはりんご飴の屋台だった。
B「りんご飴だったらさっき通ったところにもあっただろ?」
歩夢「あそこのリンゴ飴がいいの」
B「?・・・そこまで言うんだったら俺はいいけど」
〜〜〜 歩夢「お待たせ〜、はいこれ。」
B「わざわざ俺の分もありがとう・・・ってでかいなこれ。」
歩夢「そう、ここのリンゴ飴って他のところと比べると大きんだよね。」
B「確かにな。っと悪い、いくらだった?」
歩夢「いいよ、今日はB君に付き合わせちゃって悪いし。そのお礼だと思って。」
B「そこまで言うんだったらお言葉に甘えようかな。」
B「でも大きいのが食べたかったからわざわざここのを買ったのか?」
歩夢「それもあるけど、それだけじゃないの。」
B「?」 歩夢「あそこの屋台ね、毎年侑ちゃんと一緒にいくところなの。」
B「毎年っていつからだ?」
歩夢「確か侑ちゃんと初めて夏祭りにきた時だから小学校一年生の時だったかな?」
歩夢「あの時は二人とも両親と一緒に来てたんだけど私だけ逸れちゃって。」
歩夢「それでね、私が不安で泣いてた時に侑ちゃんが私を見つけてくれたの。」
歩夢「『歩夢ちゃん、大丈夫?』って言って私の手をギュッと握ってくれて、」
歩夢「それでも多分私はまだ泣きそうな表情をしてたんだと思う。それに気づいた侑ちゃんが私の手を引っ張ってあそこまで連れて行ったの」
B「(昔から高咲のやつって変わらないんだな。)」 歩夢「侑ちゃんってばお小遣いちょっとしかもらってなかったのに私のためにリンゴ飴を買ってくれたの。本当はお金が足りてなかったんだけど、お店の人がまけてくれね。」
歩夢「『これあげるから泣かないで!!』って私に全部くれたの。」
歩夢「侑ちゃんは食べないの?って聞いたら『お腹いっぱいだから私はいい!!』って言って」
歩夢「でもその後すごい大きなお腹の音が鳴ってね、侑ちゃんってば私のために我慢してて」
歩夢「だから、大きすぎて食べられないから一緒に食べよ?って言ったの」
歩夢「そしたら『仕方ないな〜』っていいながら私と一緒に食べてくれたの。」
歩夢「それから毎年夏祭りに来てはここのリンゴ飴を二人で分けて食べるようにしてるの、なんとなくね。」
歩夢「いつもだったら大体侑ちゃんが食べちゃうからすぐに無くなっちゃうんだけど」
そう言いながらりんご飴を一口かじる上原さん。
口を離して自分が齧ったところを見ながら小さな声で呟く。
歩夢「今年のリンゴ飴はちょっと大きく感じるよ、侑ちゃん」
そんな上原さんに何も言えない俺は、黙ってりんご飴を一口齧った。 〜〜〜
人混みの中をかき分けて前に進んでいく。
毎年二人で歩いていたこの道を、今は一人で歩いている。
別にそれが寂しいって訳じゃない。
私の心をざわつかせるのは、前の方を歩く二人。
周りからはどんな風に見えるのだろう。
やっぱりお似合いの二人なのかな?
そんなことを考えながら慣れない下駄で歩いていく。
転びそうになるけれど、ここで転ぶわけには行かない。
私は二人から目を離すわけには、いかない。
〜〜〜 >>229
ここで歩夢にちょっと待ってて貰って侑ちゃん連れてくるのが男ってもんだろ すみません、会社に五泊目の社畜なのでもう少々お待ちください…。 お待たせしてしまいすみません・・・。
怒涛の20連勤を乗り越え地獄の会社10連泊を乗り越えたので投下していきます。 『まもなく7時より、花火大会が始まります。ご観覧の方は〜』
至る所にあるスピーカーから花火大会開始のアナウンスが告げられる。
毎年この放送を皮切りに、花火目当ての人で一体が人で埋め尽くされる。
B「花火の時間か、これから混雑するだろうしそろそろ俺たちは帰るか?」
歩夢「・・・」
B「上原さん?」
歩夢「B君、最後にもう一箇所だけ私に付き合ってくれる?」
半分だけ食べたリンゴ飴の棒を少しいじりながら、俺に問いかける上原さん。
おそらく一般男性であれば間違いなく恋に落ちるシチュエーションだろう。
しかし俺にはそれが、恋する乙女のそれではなく、何か覚悟を決めた一人の女の子の姿に見えた。 B「すげぇ!!ここからだったら花火見放題じゃん!!」
歩夢「この公園って団地の子供達の遊び場みたいなんだけど、花火の時はみんな自分の家のベランダから見るから意外と穴場みたいなの。」
B「なるほどなぁ。それにしてもよくこんな場所知ってたな。」
歩夢「さっき私が子供の時、お祭りで迷子になった時の話したでしょ?」
歩夢「あの後、侑ちゃんと一緒に両親を探してたんだけど全然見つからなくって、人がいっぱいだと見つからないからって人混みから外れたところを歩いてたらここを見つけたの。」
歩夢「その時に丁度花火が上がってね、すごく綺麗だったなぁ。」
歩夢「そこで約束したの。『毎年この花火を一緒に見に来ようね』って」
B「でもそれって・・・」
歩夢「うん、今年は叶わなかったみたい。」
彼女はそう言いながら半分だけ残ったりんご飴を見つめる 歩夢「でもね、そのおかげで確信できたの。」
B「・・・何をだ?」
歩夢「毎年来てるお祭りでも、一緒に回るのはやっぱり侑ちゃんとが良い。」
歩夢「もちろん、B君が嫌いってわけじゃないよ?」
歩夢「わたあめ食べるのも、ヨーヨー釣りするのも金魚掬いも射的も」
歩夢「・・・リンゴ飴を食べるのも。」
歩夢「全部、あの子とが良いの。」
そう言いながら目線を上げる上原さん。そして一息つくと振り返って俺に言った。
なんとなくだけど、俺には次の言葉が何か分かってしまった。 歩夢「私ね、侑ちゃんのことが好きなの。」
B「・・・それは友達としてか?幼馴染としてか?」
既に分かりきっている質問をする。
だけど俺は確かめずにはいられなかった。
歩夢「どっちも違うよ。私はあの子を、高咲 侑を一人の女の子として、愛してるの。」
なんとなくの見当はついていた。 歩夢「最初はただの憧れだと思ってた。引っ込み思案で自信の持てない私をいつも引っ張ってくれる彼女に、私もああなれたらって思ってるだけだって。」
歩夢「だけどね、中学に上がってから侑ちゃんが他の人と話してるのを見た時に胸がキュってなったの。」
歩夢「その時思ったんだ。『私、侑ちゃんのことが好きなんだ』って」
B「でも、上原さん、高咲は」
歩夢「分かってるよ、優ちゃんは私と同じ女の子だって」
歩夢「私もその時は悩んだよ。今では普通だって言われてるけど、それでも自分がそうなんだって思うとすごく複雑な気持ちだった。周りと違うんだもん。」
歩夢「誰にも相談できなかった。誰かから何か言われるのが怖かった。」
歩夢「それに今回だけは侑ちゃんに相談できなかった。それが一番苦しかった。」 歩夢「それでもね、私の中の侑ちゃんへの気持ちは消えなかった。」
歩夢「どれだけ悩んでも、他の人からどう思われようと好きって気持ちは止められなかったの。」
歩夢「だから私も覚悟を決めたんだよ、誰に何を言われても侑ちゃんを好きでい続けるって。」
歩夢「その覚悟を決めたのもつい最近なんだけどね。」
B「最近って、何かあったのか?」
歩夢「もしかして自分が無関係だと思ってる?」
そういうと彼女は振り返り俺に背を向ける。
歩夢「B君って、侑ちゃんのこと、好きでしょ?」 B「は!?いや別に俺は!!」
歩夢「私は言ったのにB君は隠し事するの?」
B「・・・ああそうだよ!!俺は高咲のことが好きだよ!!
歩夢「あ、やっぱりそうだったんだ。」
B「え?待って、俺今もしかして嵌められた!?」
歩夢「フフ、冗談だよ。」
B「・・・本当に今俺が喋ってるのって上原さん?」 歩夢「覚悟を決めた女の子は強いんだよ?」
歩夢「最近やけにB君が侑ちゃんと仲良かったから私も覚悟決めなきゃって思ったんだよ?」
B「?そんなこと言ったら今までも高咲と仲良くしてる男子なんていくらでもいただろ?」
歩夢「うーんなんだろう、ただの直感なんだけど」
歩夢「他の男の子だったら別に大丈夫だろうなぁって思ってたんだけど、B君にはなんだか侑ちゃんが取られちゃうって気がしたの。」
B「何でそう思うんだよ?」
歩夢「多分私が侑ちゃんのこと好きじゃなかったら、B君のこと好きになってたと思うから。」 B「は!?え!?今なんて!?冗談だよな!?」
歩夢「99%は冗談だよ、私が侑ちゃんのこと好きじゃないなんてありえないし。」
歩夢「でも残りの1%は本当、B君って魅力的な人だと思うから。」
歩夢「だからね、これは宣戦布告」
そう言って再度俺に向き直る上原さん。
手に持ったりんご飴を俺に向け言い放った。
歩夢「私、上原歩夢は絶対に侑ちゃんを振り向かせて見せる。一人の女の子として」 その時彼女の背後の夜空に、大輪の花が咲いた。
自分の気持ちに一歩踏み出した彼女の花ひらいた思いのようだった。
歩夢「負けないからね?」
正直圧倒された。
彼女の真っ直ぐで直向きな思いに、勝負する前から負けそうになった。
それでも、俺にだって譲れない気持ちがある。
俺には長年一緒にいたアドバンテージも、彼女みたいな覚悟もあるわけじゃない。
それでも、俺は
B「・・・だったら俺だって言ってやる。俺、Bは一人の男として、高咲 侑に好きになってもらう。」
そう言って手に持ったりんご飴の串を彼女に向けた。
覚悟がなくても、思い出がなくても、俺にも負けない彼女への気持ちがある。
その気持ちだけで、俺は目の前の少女と戦える気がした。
今はもうただの同級生ではない、一人の女の子を奪い合うライバルと。
B「絶対負けないからな?」 〜〜〜
彼女たちを見失った時には少し焦ったけど、なんとか見つけられた。
多分来るならここだろうって思ったから。
恋愛小説に出てくる主人公みたいな二人を、私は影から見守る。
私は主人公でもなければヒロインでもない、今ここにいる二人の舞台に私は要らない。
私の役割は、幕を上げ照明で照らし、舞台を整える裏方。
そんな私が舞台になんて立てるわけ
B「俺、Bは一人の男として、高咲 侑に好きになってもらう。」
その一言で舞台に引き上げられた。
衣装も着ていない、セリフもわからない、三文芝居を打ち続ける私が。
「なんで、そうなっちゃうかなぁ・・・」
浴衣の裾を握りしめながら、思わず出てしまった一言を私は必死に噛み殺した。
〜〜〜 B『やばい今になってめちゃくちゃ恥ずかしくなってきた!!』
B『いやでもあの雰囲気だったらああやって言うしかないよな!!』
B『だって上原さんも同じ感じだったし!!』
B「なぁ上原さん、さっきのことは二人だけの秘密ってことで・・・って上原さん?・・・あれ?」
さっきまで隣にいたはずの上原さんがそこにはいなかった。
というか俺は考え事をしているうちにいつの間にか花火大会から帰る人混みの中にいた。
B『まずい、馬鹿な考え事に没頭して上原さんと逸れてしまった。とにかく連絡して合流しないと!!』
一人で帰らせたなんて知られたら高咲になんて言われるか・・・・。 歩夢『あ、もしもしB君?』
B「ごめん上原さん!!ついボーッとしてて、今どこにいる!?」
歩夢『今は最初に待ち合わせした場所の近くだよ。』
B「分かった、じゃあ一旦そこで集合しよう!!」
歩夢『うん、分かった。それじゃあまた後で』
B「良かった・・・これでひとまず高咲には怒られずに済むな。」
それでもこの間に上原に何かあったら間違いなく後で高咲にどやされる。
とにかく急いで合流せねば。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています