恋「ですが……やはり賃金が払えなくては……」

サヤ「いいえ。お金なんていりません。私は私がやりたいからお嬢様のお世話がしたいんです」

サヤ「…………ですがそうですね、対価なしに奉仕を受けるということに不安があるお嬢様のお気持ちも分かります」

恋「はい……こんなことになってしまってもわたくしは名誉ある葉月の娘。使用人とて無下に扱うことはしたくないのです」

サヤ「ご立派です……本当に……」

恋「ありがとう。だからもう

サヤ「ならば、対価として賃金ではなくお嬢様の身体を私に差し出す、というのはいかがでしょうか?」

恋「……えっ?」