【果林生誕祭記念?SS】果林「今日は来てくれてありがとう」エマ「では、ラップバトルを!」姫乃「しませんよ?」【ラップ注意】
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6/29は朝香果林さんの誕生日ということで書きます
注意
※例のマイクがある設定です
※今までにも増してキャラ崩壊気味です
※一部キャラディス要素を含みます。キャラディスが苦手な方、キャラ同士のディスが苦手な人にはおすすめできません
※この話における「スイス」はスイス連邦のことではありません。スイス連邦を誹謗中傷する意図はまったくありません
※ラップ部分は各自いい感じのリズムで読んでもらえると助かります
※時期とか設定とかぐちゃぐちゃです 栞子「………あれ、えっと?」
せつ菜「どうしました?栞子さん?」
栞子「……足りなくないですか?」
せつ菜「何がです?」
栞子「待ってください、たしか……」
栞子「あ……」
栞子「……迂闊でした…」
せつ菜「栞子さん、どうかしました?」 栞子「理解しました。どうして今までの話に登場すらしていなかった私がここにいたのか」
栞子「早くしないと、取り返しがつかないことになってしまう!」
栞子「聞いてください!姫乃さん!!」
栞子「今、エマさんにラップをさせてはダメなんです!!」
栞子「恐らく、エマさんの狙いは…!!」 『蛇足(死地)・お待ちかねのあれ』
姫乃「えっと、栞子さん?スイスにラップをさせるな、とはいったい」
エマ「"また"一足遅かったね、栞子ちゃん」
エマ「ははっ!」
姫乃「なんですか…変な笑い声あげて」
ブシュ!
姫乃(え?これ、日本刀?)
姫乃(私のお腹から日本刀が、生えてきた?)
姫乃「がはっ!」 姫乃(あれ?これ…)
姫乃(刺 さ れ た ?)
エマ「はは…姫乃ちゃんは隙だらけだなあ」
姫乃(振り向いた先のスイスの手には…)
姫乃「日本刀?あなた、スイスなのに日本刀なんて使ってどうするんです?」
エマ「あー、これは演出だよ…でね」
エマ「姫乃ちゃんとはこれからもずっとバトルすることになるんだけど」
エマ「最後に、わたしからの忠告だよ?言ったところで覚えてはもらえないけどね」 エマ「あのね、姫乃ちゃんはさ、殺すとか潰すとかよく言ってるけど」
エマ「……本当に殺したいなら、そんなこと言っちゃだめなんだぞ?」
姫乃「なにを…」
ザシュ!
姫乃「あああっ!!」
エマ「腹ペコの動物がさ…獲物を目の前にして、いちいち『これから殺します』なんて言わないんだよ?」
エマ「殺す…なんて言ったら相手は身構えちゃうし、それにどうせ食べちゃうんだもん!」
ザシュ!
姫乃「あああああ!」 栞子「姫乃さん!」
栞子(体が、動かない!)
エマ「姫乃ちゃん、反省はできたかな?」
姫乃「はっ?するもんですか!!…スイスごときの言葉で」
ザシュ!ザシュ!
姫乃「あ゛あ゛っ!」
エマ「姫乃ちゃん、笑おう?スマイルだよ?」
エマ 「平和的に行こうよ」
姫乃「あなた、自分が…なにやってるかわかってます?」 すみません
あらゆる意味で話が終わってるのですがこの先はまた夜になりそうです 🦒再開🦒
エマ「んー、まだおしおきが足りない?姫乃ちゃんにはこれから先のことを見ててほしいから、あんまりひどいことはできないんだよね」
エマ「まあこのくらいでいいか。本題に入るよ」
エマ「おほん!ではでは…」
エマ「舞台にお越しの皆様、本日はご来場いただきありがとうございます!」
エマ「わたしと姫乃ちゃんの手によって、今!まさに!この場に8つのキラメキが集いました」
エマ「では、問題です」
エマ「この8つのキラメキを燃料に、わたしはこれから何をするでしょう?」
エマ「ヒントは最後の1つのキラメキの持ち主です」
エマ「答えは〜、ラップの後で!」 【エマ】
舞台に実った たわわな果実
ほおばり語ろう はわわな過日
熟れて落ちてもまだまだ齧る
終わらないボーノはバナナイス!
このつながりは決して切れないね
キリないくらいの綺麗な祭宴
私が守るのみんなの菜園
またね姫乃ちゃん!じゃあ再見(ツァイツェン) パアアアアアアアア!
エマ「うん、今回も上出来だね」
姫乃「待ちなさい…スイス!」
エマ「ふふっ、わたしのこと呼んだ?」
エマ「あー、そうだ謝んなきゃだね。ごめんね、痛かった?」
エマ「でもね、これでやり直し、ちょっと前からやり直して、ずっとわたしたちは一緒にいられるんだよ?」
姫乃「はは、何とも気味悪い話ですが…」
姫乃「やはりそうでしたか」
姫乃「…お前は誰だ?」 エマ「エマ・ヴェルデだよ?」
姫乃「は?とぼけないでくださいよ?」
姫乃「スイスはね…」
姫乃「私のスイス呼びに、『わたしのこと呼んだ?』なんて笑顔で返さないんですよ!!!」
姫乃「笑顔で返すとしても、憎ったらしい笑顔で、こちらの何倍もの悪意を返してくるんですよ!!」
エマ「ふーん、そっかそっか……」 エマ?「なるほど、あなたのような付き合いの深い方には『わかります』か?」
エマ?「誤解しないでください。私はエマさんの望みを叶えてるだけですよ?私はあくまでも見守るだけ、ほんの一瞬、体を借りるくらいはしますが」
栞子「なにが…見守るだけだ!」
エマ?「…口調、変わってますよ?」
栞子「まさにお前が言うなってやつかな?それ…」
栞子「まったく、誰かさんの真似までして…いつからあなたは演じる側になったのかしら?」
エマ?「いえ、あれは私ではなくエマさんです。どうもあなたのキラめきと相性がバナナイスだったせいで影響が出てしまったようで」 栞子「否定ができないのは辛いところね」
栞子「でも、ここは、あなたの居ていい場所じゃない」
エマ?「おや?私がどうこうの前にすでにおかしな設定が入り込んでいた気もしますがね」
エマ?「スクールアイドルって、ラップするんですか?」
栞子「ま、たしかにそう…私たちみたいなのが出たところでいまさらどうでもないってはその通り」
栞子「だから単純に、クロスオーバーにさらにクロスオーバーしてごった煮にするのはやめろって言ってるの」
栞子「鍋にチーズケーキ放り込むみたいな悪趣味な話はやめろって言ってるの!」
エマ「そうですか、でも…」
エマ「この状況で何をしても無意味なのは、あなたが一番わかってるはずでは?」 『幕間(發)・白の中に赤丸を置けばなんとなく日本っぽくなる』
姫乃「さっきからごちゃごちゃと…」
姫乃「要はあなたはスイスじゃないけど、スイスの意志で動いてるってことですよね!」
姫乃「だったら、やることは一つです」
エマ?「何をするつもりでしょうか?」
姫乃「いつも通りですよ…」
姫乃「おい、スイス!相変わらず肝心なところで馬鹿なんですね!」
エマ?「ほう…馬鹿と」
エマ?「私…馬でも鹿でもないんですがね。なんちゃって」 姫乃「わけのわからないお前には言ってないです!スイスに言ってるんですよ!」
姫乃「スイス、あなたは…満足できるんですか?」
姫乃「これから先、私は強くなりますよ!間違いなく、あなたなんか足元にも及ばないくらい!」
姫乃「そんな私に背中を向けて、やり直し?はっ!とんだ腰抜けですよ!」
姫乃「そんな腰抜けのラップかまして、あなたは満足なんですか?」
姫乃「答えなさい!弱虫で腰抜けの負け犬スイス!」
姫乃「国どころか過去に帰って、あなたはいったい何のためのラップをするんですか!?」 エマ?「………」
姫乃「あ、スイスだから日本語はダメでした?そうですよね、だってスイスはスイスなんですから」
エマ「………は、はは」
エマ「はは…ははは…これはどういうことかな?」
エマ「おかしいな?前回までの姫乃ちゃんはさ…こんなこと言わなかったよ?」
エマ「それに、弱虫とか腰抜けとか負け犬とか」
エマ「わたし、我慢強い方だけど」
エマ「かちーーーんって…きちゃったな!」 バキッ…バキッ…
シュウウウウウウ…
???「ちょっと!何をする気です!」
姫乃「なんです…これ?」
姫乃(スイスの体から何かもやのようなものが出てきている?)
???「あ、ああ…」
???「エマ・ヴェルデさん…あなた、私を?まさか力ずくで、この私を引き離すつもりですか…」 エマ「わたしと姫乃ちゃんが話してるんだから黙っててくれないかな?」
エマ「今まで言わなかったけど、あなたがいるとわたし、気持ちよくラップできないんだよね」
エマ「お疲れ様。もういいよ?」
エマ「あと、再演の話は無かったことにしてもらってもいいかな?」
エマ「戻るのやーめた!ので」 ???「はは…一度願った再演をどうにかできるとでも?」
???「再演の準備が始まった以上、もうあなたにも私にも止められませんよ」
姫乃(もやが集まっていく…)
姫乃(首が長くて、まだらの模様があって、まるで…)
???「もう一周していただくしかない…」
???「それが、ルールというものです!!」 ???「横断歩道を渡る時には手をあげるとか、朝に洗濯機を回してはいけないとか、そういう話ではい!」
???「何も食べなければ死んでしまう、勢いよく頭を殴られれば死んでしまう」
???「決して破れない、そんなルールです」
せつ菜「それは違いますね」
せつ菜「良かった、まだ私の出番があったようです」 『幕間(休)・そういえばもう一人いた』
???「…おや、ああ…そういえば、あなたもでしたね」
???「『優木せつ菜』さん、でよろしいですか?」
せつ菜「ええ、それでいいです」
???「で、何が違うと?」
せつ菜「私はこの件についてはあまり知りませんが、再演の準備とやらはこの舞台で行われているんですよね?」
???「ええ、集められたキラめきを燃料にして」
せつ菜「ならば、もっと根本の大原則があるはず」
せつ菜「舞台装置は、キラめきに応えて動くもの…ではないですか?」 ???「一度決めた再演を…続編の予定で上書きすると?そのような無茶………」
???「ふふふ…なるほど、なるほど!!!面白い!!!」
???「かつての再演を待ち望む観客に!その再演のラストシーンを夢見て集まった観客に!あろうことか、その先を見せつける!!なんとも愚かしい!」
姫乃「あの、盛り上がってるところ悪いのですが」
姫乃「つまり、どうにかなるのですね」
???「もちろん!」
???「既に準備を始めている舞台にまっさらな台本を突きつける無遠慮さと!演目の変更を押し通す熱意と!説得に足るだけの技量があなた達にあれば!!!」 姫乃「ライブ当日の朝に作ったばかりの新曲をやろうと言い出す、みたいなものですか?」
エマ「おお!スクールアイドルらしい例えだね」
姫乃「スイスの尻拭いなど、不本意ですが…仕方ない、やるしかないですよね」
エマ「ふふっ、"仕方なく"わたしのお尻をさわるんだ、やらしいね、姫乃ちゃんは」
姫乃「あなたがこの状況の元凶だってわかってます?」
エマ「あはは…わかってるよ〜」 『幕間(終)・これは少女が過激にラップする物語』
姫乃「さて、小難しい話がありましたが」
姫乃「つまりは私たちのラップで舞台とやらを止めればいいのでしょう?」
姫乃「……まったく、なぜこのようなことに…」
姫乃「スイス、シンプルに『はい』か『いいえ』で答えてください」
姫乃「私とともにラップでこの状況を打開する意思はありますか?」
エマ「姫乃ちゃん!それって…」
エマ「私と、一緒にラップをしたいってことだよね!」 姫乃「勘違いしないでください!あなたの不始末なのだから、あなたも力を貸すのが道理だというだけです」
エマ「まったくー、しょうがないなぁー」
エマ「当然『はい』だよ!姫乃ちゃんとのセッション、わたしがんばっちゃうからね!」
姫乃「聞くまでもありませんでしたかね」
エマ「ところで姫乃ちゃん」
姫乃「どうしました?」
エマ「私は『エマ・ヴェルデ』だよ?」 姫乃「ああ…そうでした、そうでしたね」
エマ「わかってもらえた?」
姫乃「はい、心に刻みましたとも」
姫乃「…では、スイス!行きましょう!」
エマ「わたしはエマ・ヴェルデなんだけどな!」
🦒🦒🦒🦒🦒🇨🇭🇯🇵🦒🦒🦒🦒🦒
🦒🦒🦒姫乃・エマ、出撃🦒🦒🦒
🦒🦒🦒🦒🦒🇯🇵🇨🇭🦒🦒🦒🦒🦒
姫乃「まずは、私からでいいですね!!」
エマ「オッケーだよ!!!」 【姫乃】
「あの日の舞台をまた見たい」か?
理解も及ばぬ馬鹿みたいだ
次代を否定し浮かれて怠惰
次第に溺れて水死体だ
【エマ】
エマ・ヴェルデちゃんがヘタ打って
何度も何度も夢見た風景
なんかどうでもいいかな、以上
さあ、スーパースター!!をみんなで見よう ドオオオオオン!
カチ…カチ…ガシャッ
せつ菜「ほら、見てください」
ガシャッ…ガシャーン!
栞子「舞台が今までと違う動きを…」
???「ほう…舞台が、別の演目を受け入れ始めた」
???「過去ではなく未来を求め始めましたか」 姫乃「…ちょっといいですかね?」
???「何でしょう?」
姫乃「さっきから演目、演目って…私たちがやってることはそんなご立派なもんじゃないですよ」
エマ「そうだよね…演目とかこそばゆいよ」
姫乃「気に入らないやつのステージに乗り込んでバトルをふっかけて、ステージをめちゃくちゃにする…そんな下らない行為がいいところです!」
エマ「でもさ、ワクワクしちゃうよね」
姫乃「ええ!はじめてですよ!こんなに心躍るバトルは!」 エマ「私たちのキラめきにマイクが、ステージが応えてくれている!」
姫乃「私たちのやるべきことは明確にして明白!」
エマ「一気に決めちゃおうか!」
姫乃「最高の形でスイスをぶちのめせる未来のために!」
エマ「最高の形で姫乃ちゃんとわかりあえる未来のために!」
姫乃・エマ「「中指立てて、リリックをかます!!」」 【姫乃】
おんぶにだっこで過去のリバイバル
あーあーまったく嫌になる
過去を超えるのが創造だろうが
常に見据えるのは頂上だろうが
【エマ】
ループものとかもう飽きちゃった
流行りの変わり目来ちゃったね〜
トレンドは今や追放ものだよ
ごめんと言ってももう遅い!(笑) ドオオオオオン!
???「舞台が止まった!」
せつ菜「そろそろあるべき場所に帰りましょう」
栞子「そうね、この先の展開はここの人だけのものだもの」
姫乃「さあ、さあ、さあ!まだ行けますよね!」
エマ「あたり前田の佳織里だよっっ!」 【姫乃】
いいかよく聞けこちとらラッパー
待った無しとあの日マイクに誓った
【エマ】
止まったりできないよ!ねえ、わかった?
アーパーな子にはわかるまでアッパー!
【姫乃】
果たし合うために!
【エマ】
分かち合うために!
【姫乃】
作り出すギミック!
【エマ】
紡ぎ出すリリック!
【姫乃】
再演に代わり見せてあげましょう!
【エマ】
再現できない一度きりのショー! 『蛇足の終わり』
ドオオオオオン!
???「これは!」
ドオオオオオン!ドオオン!
???「おお!舞台が!自ら崩壊を始めている!」
姫乃「私たちの未来のために、自らを壊して"再演"を止める…」
エマ「ごめんね…わたしのわがままのせいで」 かすみ「しお子ー!ここにいたんだ」
璃奈「やっと動けた、なにがなんだかわからない…」
しずく「本当に…なんですかねこの展開?…でたらめで、ぐちゃぐちゃで、唐突で、これではまるで…」
栞子「ワイドスクリーン・バロック…ですね」
栞子「ええ、はた迷惑な、ワイドスクリーン・バロック…いえ、ワイ"ル"ド・スクリーンバロックでした」 姫乃「きれいさっぱり無くなりましたね」
エマ「これで解決だね」
???「そうでもありませんよ?」
姫乃「まだ居たのですか?」
???「まあ…私、しぶとさには自信ありますので」
???「とはいえ、この世界とのつながりもほぼなくなってますからそのうち消えますよ」
???「なのであなた方の置かれた状況を簡潔に述べますが」
???「あなたがたの都合で消してしまったキラメキ、実はある世界の根幹にあったもので、それを追放どころか消したことで世界がまるまる崩壊などという大惨事が起こりかねないくらい手遅れになっているわけだが、そこのところわかっているのか?もう謝っても遅い」
???「…といったところでしょうか?」 姫乃「はい?」
エマ「あれ?もしかしてわたし、また何かやっちゃった?」
???「ふふ、冗談ですよ…そんな簡単に世界が崩壊なんてするわけないじゃないですか?」
???「あなた…ラノベの読みすぎでは?」
姫乃「最後までとんだ食わせ者ですね」
???「では、さようなら」
???「なかなか味のある余興でしたよ。私もなりたくなってしまいました、ラッパーとやらに」
???「…そうですね例えば、そう…さだめ…」 🦒あ、忘れてました
🦒ありがとうございました
🦒今度こそ本当にさようなら
🍃
エマ「いっちゃったねー、ふふ…明日はどんな日になるんだろ」
姫乃「あなたが何度も繰り返した日々とやらよりは格段に素晴らしい日々になるでしょう」
姫乃「私を超えるという目標ができたのですから」
エマ「んー!私負けてないもん!」
エマ「わたし、日本のラップを極めるもん!」 姫乃「…ていうか、今更ですけど、なんか異様に日本語うまいですねあなた」
姫乃「まあ、イタリア語やらなんやら国内にいくつも公用語があるスイスの方々にとっては造作もないことなんでしょうか」
エマ「…知ってたんだ、スイスの公用語のこと」
姫乃「ええ、スイス語なんてないことくらいとっくに調べてます」
姫乃「敵を知ることは戦いの基本ですから」
エマ「敵…か」
姫乃「ええ、果林さんをかけて争う敵…それ以外の何者でもありません」 姫乃「ですが…」
姫乃「敵とはわかりあえぬという道理もないでしょう?」
エマ「姫乃ちゃん…!」
姫乃「私たちラッパーは、戦いの中でしか己を確かめられない」
姫乃「それは裏を返せば…戦う相手こそが自己を証明してくれる存在ということ!」
エマ「私がいるから姫乃ちゃんがいて、姫乃ちゃんがいるから私がいる」
姫乃「これからもぶちのめしてあげますから覚悟してください…エマ・ヴェルデさん!」 エマ「姫乃ちゃん…今…私の名前…」
エマ「う…うう…」
姫乃「あの?」
エマ「良かったあああ!やっと、やっとまともに名前呼んでくれたよおおお!」
エマ「スイスって言いかけたり嫌味ったらしくじゃなくて…まともにエマ・ヴェルデって呼んでくれたあああ!」
姫乃「…そんなに喜ばなくても」 姫乃「確信犯ですか!なんだこの腹黒スイス!」
エマ「あ、確信犯っていうのは…」
姫乃「知った上でこの使い方をしてるんですよ!ていうか、あなたのせいでどれだけの苦労をしたか今一度話してあげましょうか?」
エマ「そういう過去の出来事を持ち出すのよくないと思うよ?」ヒューン
姫乃「構えましたね…マイクを…」
姫乃「いいですよ!第二ラウンドといきましょう!」ヒューン
遥「あの二人、真逆なのになんであんなに気が合うんでしょうか?」
果林「真逆だからじゃないかしら?」
遥「どういうことです?」
果林「真逆だから相手がどう動くかわかる、相手が間違った方向に進んでいるのがわかる」
果林「そういう関係なのよ、あの二人は」 『急造カーテンコール〜レペゼンオダイバ〜』
♪〜チャララランランチャララ、チャララランランチャラララ
姫乃「なんです?このイントロは」
栞子「なぜか実家のような安心感があります」
せつ菜「その感覚、私もなんとなくわかります!」
しずく「歌うしかありませんね」
果林「あら?今日の主役が誰か忘れてない?」
彼方「果林ちゃんの誕生日なのに、ほとんどエマちゃんと姫乃ちゃんだったね」
璃奈「無理もない、そもそもこのシリーズ自体がエマさんと姫乃さんメインだったりするし」
愛「メタ発言するのはやめたれ!なんつって!」
遥「あ、あの…私と姫乃さんのバトルは?」
海未「その、いきなり呼ばれたのですが…」
理亞「なんなのよ…」
侑「海未ちゃん!理亞ちゃん!間に合って良かった!」
歩夢「侑ちゃん!?」
エマ「さあ歌おう、みんなで!」 エンディングテーマ
『ラップ少女心得』(原曲『舞台少女心得』)
しゃんとフレーズ飛ばして
凛とバイブスアゲて
今日もアンセムに湧くパンチライン
アンサー無駄に凛々しく
ヘイター鼻で笑って
ウェッサイのすべてに意味があるの
韻を踏み出すのよ
イルを忘れないで
フローは未知数
さあ、ヴァースを蹴飛ばせ!
私たちはラップ少女
生まれながらラップ少女
サビに乗せて 檄を飛ばし
激しく個を描く
私たちはラップ少女
手の中には常にマイク
メロをなぞって ノリは前へ
モタらないように
世界は私たちの
大きなディビジョンだから
さあ、飛び立とう この大空 姫乃「私たちはラップ少女〜」
姫乃「生まれながらラップ少女〜」
歩夢「サビに乗せて 檄を飛ばし」
せつ菜「激しく!個を描く!!」
愛「私たちはラップ少女」
果林「未完成のラップ少女」
彼方「どんな時も胸を張るの」
遥「リリック刻むから」
かすみ「私たちはラップ少女」
しずく「手の中には常にマイク」
璃奈「メロをなぞって ノリは前へ」
栞子「モタらないように」
海未「世界は私たちを」
理亞「ずっと待っていたの」
侑「世界は私たちの」
一同「大きなディビジョンだから」
〜蛇足・完〜 ここまで読んでくれた方、もしいたら本当にお疲れ様です
やりたいことはやりきりました
繰り返しますがこの話は>>67で既に終わっています
姫乃が部室棟の廊下でエマと話し、ラップと正面から向き合う決意をして終わりです
本当にあったどうかもわからない
そんな本編の何倍に伸び切った蛇の足に付き合っていただきありがとうございました >>172
蛇足に蛇足を重ねますが
2つ目はエマが歌ってます お疲れ様
ラップも舞台少女も観たこと無いけどめちゃめちゃ楽しめたし、イッチの各作品への愛とリスペクトが伝わってきたぜ
このシリーズ好きだからまた書いてくれよな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています