璃奈「歩夢さんと繋がりたい」
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りなりー回の歩夢は結構積極的だったしクッキーとか意外とあゆりなあるのよな
期待 天王寺家
歩夢「わぁ、広いね〜」キョロキョロ
璃奈「そうかな?」
歩夢「うん! 物が少ないからかな?」
璃奈「……」
璃奈「人が少ないから」ボソッ
歩夢「ん?」
璃奈「人が少ないから、物も必要ないだけ」
歩夢「!」 歩夢(そういえば、この部屋には家族写真も、記念品も無い……)
歩夢「……」
璃奈「歩夢さん?」
歩夢「璃奈ちゃん」ナデナデ
璃奈「どうしたの?」
歩夢「今日は……いや、これからたくさん遊ぼうねっ」ニコッ
璃奈「……うん。嬉しい」 〜
璃奈「それじゃあ早速、歩夢さんのおすすめを」
歩夢「うん! いっぱい持ってきたよ!」バッグヒロゲー
ゴチャッ
璃奈「『フリーダムウォーズ』、『RPGツクールDS』、『メジャーWii パーフェクトクローザー』……」
歩夢「どれもすっごく面白いから!」ニコニコ
璃奈「……」 璃奈(実際にプレイしたことはないけど、ネットで見たことはある。これは……)
璃奈(――クソゲーだ)
歩夢「どれからやる?」
璃奈「え、えーっと……」
璃奈「とりあえず、これで」カチャッ
歩夢「あ、『RPGツクールDS』だね!」
璃奈「私、なにかを作るの好きだから」
歩夢「よしじゃあやってみよっ」
璃奈「うん」 〜
璃奈「キャラクターメイキング」キラキラ
歩夢「楽しいよねっ」
歩夢「とりあえず、自分を作ってみよっか」
璃奈「うん」ワクワク
カチカチ
璃奈(楽しい。やっぱり、ゲームは実際にやってみるまでわからない) 璃奈 まほうつかい
歩夢 そうりょ
彼方 ひつじかい
しずく たびげいにん
侑 あそびにん
せつ菜 ゆうしゃ
エマ まものつかい
かすみ とうぞく
璃奈「……あれ」
歩夢「どうしたの?」ヒョコッ 璃奈「キャラクター、8人までしか作れないんだ」
歩夢「ああ、容量の関係上ね」
璃奈「そっか。DSだもんね」
璃奈「ごめんね愛さん、果林さん……」シュン
歩夢「私、僧侶なんだ?」
璃奈「うん。歩夢さんはみんなを癒やしてくれそうだから」
歩夢「そ、そうかな?」
璃奈「うん。歩夢さんの柔らかい笑顔、好き」
歩夢「えへへっ、照れちゃうよっ」 璃奈「ゆくゆくは歩夢さんを賢者に転職させたい」
歩夢「あー、それは無理だよ?」
璃奈「え?」
歩夢「転職システムは設定できないんだ」
璃奈「そうなの?」
歩夢「容量の関係上ね」
璃奈「それは仕方ないね」
璃奈「ところで歩夢さん」
歩夢「ん?」 璃奈「転職できないのに、どうして職業は16個作れるの?」
歩夢「……」ニコッ
璃奈「?」
歩夢「……」ニコニコ
璃奈「え、ええっと……」
歩夢「あ、敵キャラクターも作れるよっ」
璃奈「!」 璃奈「……それじゃ二人には申し訳ないけど、果林さんと愛さんを敵キャラクターとして作ろう」カチカチッ
歩夢「敵キャラクターの方が容量少ないから、設定しやすいかもね」
璃奈「そうなんだ」
歩夢「よしじゃあ次はマップを作ろうっ!」
璃奈「うん」 〜
璃奈「あれ? あれ?」カチカチ
歩夢「どうしたの?」
璃奈「フリーズしちゃったの」
歩夢「ああ、マップを置く前にイベントを配置しようとしちゃったんだね」
璃奈「スタート位置を設定したくて……」
歩夢「それをやるとフリーズしちゃうんだ。ごめんね、私が早く言っておけば……」
璃奈「大丈夫」
歩夢「リセットだね」
璃奈「うん」 〜
璃奈「とりあえず、冒険が始まるお城と街のマップを作った」
歩夢「すごい! 流石璃奈ちゃんだねっ!」
璃奈「ありがとう」
璃奈「次はフィールドのマップを……」
『容量が足りません』
璃奈「え」
歩夢「容量の関係上ね」
璃奈「そ、そうなんだ」 璃奈「凝りすぎちゃったのかな?」
歩夢「ううん。むしろかなり効率的に作れてると思うよ」
璃奈「ええ」
歩夢「とりあえず、動かしてみようよ!」
璃奈「うん……」
璃奈「おー」カチカチ
歩夢「動き出すと感動するねっ」
璃奈「うん。楽しい」
璃奈「でもなんだか寂しいかも」
歩夢「音楽を設定してみたら?」
璃奈「すごい。そんなこともできるんだ」 テレテテ〜テレレテテ〜テテテレ〜テレテレテ〜♪
璃奈「それっぽくなった」
璃奈「あとはお城と街のBGMを変えて」
『容量が足りません』
璃奈「……」
歩夢「楽しい?」
璃奈「……うん」 ※※※
璃奈「次はこれ」カチャッ
歩夢「『メジャーWii パーフェクトクローザー』だねっ! これも賞を取ったくらい有名な作品だよっ」
璃奈(どんな賞を取ったの……)
〜
璃奈「ねえ歩夢さん」
歩夢「なぁに?」ニコニコ
璃奈「私が野球に詳しくないだけかもしれないけど」
歩夢「うんうん」 璃奈「このキャッチャーの後ろにいる人って」
歩夢「審判だねっ」
璃奈「だよね」
璃奈「審判って、後ろ向いてるものなの?」
歩夢「あはは、それじゃあピッチャーが投げたボールが見えないよっ」
璃奈「だよね」
璃奈(まあこれはゲームだし、試合には影響ないのかな) 璃奈「あ、この人は知ってる」
歩夢「茂野吾郎だね。この作品の主人公だよっ」
璃奈「投げさせてみる」
吾郎『うおおおお』ブンッ
ガチャンッ(コントローラーが落ちる音)
歩夢「? はい」スッ
璃奈「あ、ありがとう」ガタガタ
歩夢「どうしたの?」
璃奈「あ、いやえっと……。私が野球に詳しくないだけかもしれないけど」
歩夢「うん?」 璃奈「今、吾郎と目が合ったような……。野球のピッチャーって、後ろ見ながら投げるの?」
歩夢「あははっ。そんなことしたらコントロールがつかないでしょ?」
璃奈「だよね」
歩夢「さ、続けて続けて」ニコニコ
璃奈「う、うん」
璃奈(クソゲーだ。間違いなくクソゲーだ。おかしい。歩夢さんはこれを面白いと思っておすすめしてくれたの?)ダラダラ
歩夢「璃奈ちゃん、楽しい?」
璃奈「た……たのし、い……」 璃奈(歩夢さんは嫌がらせなんかする人じゃない。きっと純粋に私を楽しませようと思ってくれてるんだ)
璃奈(私も楽しむ努力をすべき)カチカチ
吾郎『うおおおお』ブンッ
カキンッ
璃奈「……」ホッ
璃奈(前に愛さんから聞いた。こっちに飛んだらファール。もう一回投げれる)
『ホームラン!!!』
璃奈「?????」
歩夢「あらら」ニコニコ
璃奈「……なるほど。客席に入ったらホームランなんだ」
歩夢「あははっ。それだと野球はホームランだらけになっちゃうよ」
璃奈「だよね」
璃奈「……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています