演劇部や同好会に入ってから、夜が苦手になった
だって、みんなと離れ離れになっちゃうから……

しずく「もうこんな時間」

しずく「……寝ようかな」

演劇やスクールアイドルと切り離されたこの空間
それが、私を孤独へと誘ってしまう……

しずく「かすみさんや璃奈さん、元気にしてるかな」

しずく「それから侑さんや歩夢さん、せつ菜さんに愛さん」

しずく「彼方さん、エマさん、果林さん、それに部長も」

しずく「…………」

もちろん家には家族がいる。明日になればみんなと会える
それでも、今の私は夜が苦手

しずく「早くみんなに会いたいな……」

結局人は一人で生きて、一人で死ぬ
嫌でもそれを実感してしまうから

しずく「……ぐすっ」

今の私は、本当に夜が苦手