【スポ根SS】侑「公式ドッジボール?B」〜しずくバックスタバー編〜
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注意
・虹メンバーだけアニメ時空
・μ'sやAqours、その他グループも登場予定
・若干オリジナル設定あり
前スレ
【スポ根SS】侑「公式ドッジボール?」 〜虹ヶ咲学園避球同好会 結成編〜
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1612837424/
【スポ根SS】侑「公式ドッジボール?A」〜VS東雲フェニックス編〜
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1613024163/
公式ドッジボール参考動画
女子日本代表vs女子台湾代表
https://youtu.be/f8C7UvlbnoY
6:45辺りで、前回東雲フェニックスが使ったショットガンAが見れます。
この試合で飛び交っているのが大体80-85`くらいの球です。 「「「前回までのドッジボール!」」」
侑「女子高生、友情、それにスポ根……」
侑「全部合わせたらムッチャ素敵な作品が出来る!」
侑「……はずだった」
侑「だけど湯豆腐博士は間違って余計なものを入れちゃった。それは――」
侑「ドッジボール!」
バァンッ💣
侑「そして生まれた超強力9人娘、個性豊かなプレーと戦術でライバルたちをやっつける、強くて可愛いドッジボールチーム、虹ヶ咲学園避球同好会!」
侑「キャプテンのせつ菜!」
せつ菜「うおおおぉぉぉぉおおお!!!」ピョンピョン
侑「キュートな歩夢!」
歩夢「もう、キュートだなんて///」テレッ
侑「そしてデカいぜ、オーサカ!」
しずく「どこの話をしてるんですかっ!」
侑「今回は、しずくちゃんが裏切るよ!(唐突なネタバレ)」
侑「ポジションとルールの確認だよ!」 ※※※
ポジション(簡易版。詳細は第1話を参照)
内野アタッカー
内野からアタックを撃つ。基本は右・左・センターの3人。
元外野
試合開始時の外野。最もボールに触れる機会が多いため、チームの司令塔的存在。
カット
公式ドッジボールでは守備時、基本的に一列に並び、常にボールと一定の距離を保つ。カットはこの時、ラインから離れて自由に動き回り、相手のパス回しを妨害する。
必然的に狙われる確率も上がるため、最も運動神経と動体視力が求められる。
ジャンパー
試合開始時のボールの支配権は、ジャンプボールによって決定される。ジャンパーはその名の通り、ジャンプボールを行うポジション。
レシーバー
守備時、外野とカット以外は全員がレシーバーとなる。パスカウントをコールしてアタッカーに伝えたり、パスの取りこぼしを防ぐなど、攻撃にも参加する。
大砲
ボール支配権移行後の一発アタック専門のポジション。球は速いが、コントロールに難がある選手が起用される。 ※※※
ルール(簡易版)
オーバーライン
線踏んじゃだめよ。
ホールディング
相手コートに転がってるボール取っちゃだめよ。(空中はセーフ)
アウトプレー
内外野の移動はコートの外を通ろうね。移動中はボールに触っちゃだめよ。
ダブルタッチ
当たった後、外野に出るまでボールに触っちゃだめよ。
ダブルパス
内野同士、外野同士でパスしちゃだめよ。
フライングスロー
試合が一回止まった後はボールを頭の上に上げて、審判が笛吹くの待とうね。
ファイブパス
パスは4回までね。
キープフォーファイブ
5秒以上ボール持っちゃだめよ。
ヘッドアタック
頭部はセーフ。当てられた方のボールになるよ。
イリーガルスロー
バレーみたいに弾いたり、サッカーみたいに蹴ってパスやアタックしちゃだめよ。
イリーガルキャッチ
アタックを意図的に一度弾いて捕っちゃだめよ。
ワンタッチ・ノータッチ
外野はパスを逸した時、手の平で触れようね。触れられなかった時や手の平以外に当たって出たら相手ボールよ。
ジャンパーアタック・ジャンパーキャッチ
ジャンパーは1球目プレーに参加できないよ。
ボールデッド
コート外にボールが出たら、最後に触れたチームじゃないほうに支配権が移るよ。
タッチザボディ
相手選手に触っちゃだめよ。 〜しずくバックスタバー編〜
※※※
侑「大会に出ます!」
「「「おおーー!!」」」パチパチ
せつ菜「都大会まであと1ヶ月! 少しでも実戦経験は欲しいところですよね!」
侑「うん!」
歩夢「何の大会に出るの?」
侑「これだよ!」ガサッ
『第一回大江戸杯』 歩夢「第一回?」
侑「うん、今回初開催の大会でね、都内のチームは優先的にエントリー出来るらしいんだ!」
せつ菜「つまり、都大会の前哨戦ってことですね!」
侑「そういうこと。都内チームのデータも欲しいし、見つけてすぐにエントリーしちゃった!」
かすみ「さすが侑先輩!」
エマ「初めての大会、わくわくしちゃうね〜!」
彼方「すやぴ……」
しずく「……」
かすみ(……しず子?)チラッ
エマ「まずはチーム名を決めなきゃね〜」
歩夢「無難に、『虹ヶ咲学園公式ドッジボール同好会』で良いんじゃない?」
侑「うん、それでいこうと思ってたんだけどね……」
歩夢「?」
侑「大江戸杯では、チーム名が12文字までらしいんだ……」
せつ菜「そ、それで、何という名前でエントリーしたんですか?」
侑「東雲フェニックス、音ノ木坂ミューズ、藤黄ヴィクトリーズ……」
侑「やっぱり、学校名+カナカナかなって思って」
かすみ「まあ、鉄板ですよね」 侑「……どうでしょうか」スッ
歩夢「わざわざ額に入れて……?」
果林「新元号発表みたいね」クスッ
侑「チーム名は……」
【虹ヶ咲Passions】デデーン
「「「おー」」」 新しいの始まってた。英語表記なのはとくに意味はないのかな
かすみ「うーん、無難……ですね?」
せつ菜「私は素敵だと思いますっ!」
愛「熱いね!」
エマ「アルファベットも使えるんだね?」
侑「うん。特殊記号みたいなのは無理だけど、星や数字、感嘆符なんかは使えるみたいだよ」
歩夢「そうなんだ」
璃奈「由来とかってあるの?」
侑「それは……」チラッ
せつ菜「? どうしたんですか?」
侑(キャプテンのせつ菜ちゃんがドッジボールにすごく情熱的だから……)
侑「語感、かな?」ヘラッ
かすみ「なんですかそれぇ〜」
「「「あはははは」」」
歩夢「……?」 果林「あとはあれね、ジャンプボールの時の応援歌を考えましょうよ」
璃奈「楽しみにしてた」
エマ「彼方ちゃんも起きて参加してね〜」ユサユサ
彼方「……むにゃ? うん、聞こえてるから大丈夫だよー」
愛「何か決まりとかはあるの?」
侑「特に制限は無いけど、主審がジャンプボール開始をコールするまでは、静かに待っとかないといけないね」
せつ菜「そこからジャンプボール終了までは約5秒ほどですね」
侑「うん。だから東雲みたいに短いフレーズを繰り返すパターンや、CMソングの歌詞を変えて使うパターンが多いね」
璃奈「例えばどんなの」 侑「動画を見てて聞いたことがあるのは、サッカーで有名なWE ARE THE CHAMPの『オーレオレオレオレ』のメロディで『飛ーべ飛べ飛べ飛べー〇〇(チーム名略称)』とかかな?」
せつ菜「私の中学校では、チョコボールのCMソングに合わせて、『飛べ・飛べ・飛べ、そらより高く〜♪ 飛ぶんだ〇〇(ジャンパーの名前)』と歌っていましたね」
エマ「それ可愛い!」
かすみ「でもでも、かすみんはオリジナリティがほしいですぅ」
果林「一理あるわね。同じパターンのコールを使うチームと当たると気まずいし」
侑「そうなんだよね〜」
侑「ま、これは大会までに色々試して決めていこ!」 ※※※
しずく「退部……ですか?」
部長「そ。この間東雲の友達から聞いたんだけど、しずくってドッジボール同好会では控えなんでしょ?」
しずく「え、ええ……」
部長「でも、演劇部では主力だよ。こっちに専念してみない?」
しずく「……」
部長「次の公演も近いし、早めに答え出してね」
しずく「……はい」 ※※※
璃奈「しずくちゃんの様子がおかしい?」
かすみ「うん……なんかね、いつものしず子より、『しゅ〜ん』って感じで」
かすみ「だから2人でさ」
璃奈「?」
〜
しずく(私は、昔から球技が苦手)
しずく(陸上競技や器械体操は出来るんだけど、ボールという、自分の身体から離れたものを扱うのが上手く出来ない)
しずく(みんなはどんどん上手くなっていってるのに、私は未だにボールを真っすぐ投げることすら出来なくて……)
しずく(やっぱり、演劇部に専念するべきなのかな……?) かすみ「しず子、確保〜!」ギュッ
しずく「か、かすみさん!?」
かすみ「りな子!」
璃奈「らじゃー!」ガシッ
しずく「ちょっと!」
かすみ「それじゃあ、しゅっぱーつ!」
璃奈「おー!」
しずく「あわわわわわ」 ※※※
璃奈「お腹ぱんぱん……」
璃奈「あんなに大きなパンケーキ、初めて見た」
かすみ「でも、初勝利! いぇい!」スッ
ハイタッチ
しずく「やったね」
璃奈「いえーい」
〜 しずく「……はあ」
璃奈「好きなの? 昔の映画」
璃奈「もしかして、しずくちゃんが演技を始めたのって、こういうの見てたから?」
しずく「……そう、かな? それもあるけど……」
しずく「私ね、演じてる時が一番堂々としていられるの」
しずく「誰の目も気にならないし……」
しずく「――自分が、桜坂しずくだってことを忘れられるの」
璃奈「……」
璃奈「……自分が、嫌なの?」
しずく「ご、ごめんね? 変な話しして! 忘れて?」
タタタッ
かすみ「あー! また暗い顔してるー!」
かすみ「スマイルだよ、しず子〜! えへっ」
しずく「かすみさん」 かすみ「今日はヤなこと全部忘れて、パーッとあそぼ?」
かすみ「それで元気出たら、また練習頑張って、レギュラーに入ろう!」
しずく「……!?」
しずく「……私には無理だよ」
かすみ「そんなこと無いよ! 私たち応援するし……」
しずく「……」
かすみ「う……。それに! もししず子が落ち込んでるなら、話を聞くぐらい」
しずく「大丈夫!」
かすみ「ふぇ?」
しずく「心配しないで。私は平気だから!」
しずく「……二人ともありがと!」ニコッ
璃奈「……しずくちゃん……」
しずく「今日はもう帰らなきゃ! じゃあね」ヒラヒラ
かすみ・璃奈「「……」」 ※※※
しずく(この間の東雲との練習試合……)
――――
――
侑「……私たちは、みんなを信じるしかできないよ……」
――
――――
しずく(あの時、侑さんは『私たち』って言ってたよね)
しずく(きっと深い意味は無いんだろうけど、ああ、やっぱり私は戦力外なんだなって思ってしまった) ――――
――
かすみ「しず子! ドッジボール同好会入らない?」
しずく「ドッジボール同好会? む、無理だよ私に球技なんて……」
しずく「それに、ドッジボールって小学生の遊びでしょ?」
かすみ「それは禁句だよしず子! 今では日本代表チームもあって、国際戦だってやってるんだから!」プンプンッ
しずく「そ、そうなんだ」
かすみ「まあ、まずは実際に見てみようよ!」スマホトリダシ
しずく「……」 〜
しずく「ええっと、今のはどうしてボールが移動したの?」
かすみ「今のは5回連続でパスしちゃったから」
しずく「どうして皆一列に並んでるの?」
かすみ「ボールと一定の距離を保つためだよ」
しずく「難しいなあ」
かすみ「やってみたらすぐ覚えられるって! とりあえず、私とキャッチボールしよ?」
しずく「ええ……」
――
――――
しずく(もちろん、キャッチボールは全く成立しなくて……)
しずく(それでもかすみさんは、とっても楽しそうだった) ――――
――
かすみ「キャッチボールって良いよね!」
しずく「そうかな……。変なところに投げちゃったら、相手に申し訳ないって思っちゃうよ」
かすみ「そんなこと考えなくて良いって! それはそれで練習になるんだから!」
しずく「そう……?」
かすみ「それに」
しずく「?」
かすみ「ずっと向かい合ってるから、しず子の顔がよく見えるよ!」
しずく「なっ!」カァ かすみ「? なんでそんなに顔赤いの?」
かすみ「……!」カァ
かすみ「ば、ばかばかっ! 特に深い意味は無いんだからね!」プイッ
しずく「わ、わかってるよ!」ブンッ
かすみ「おっ!」パシッ
かすみ「届いたじゃん!」ニコッ
しずく「……!」
しずく(本当だ……。かすみさんの笑顔、とってもよく見えるよ)
――
――――
しずく(……)
しずく(かすみさん……)
しずく(やっぱり私、まだ諦めないことにしたよ)グッ ※※※
数日後
侑「みんな! 大江戸杯の組み合わせが決まったよ!」
「「「おー!」」」
侑「うちの対戦相手は、Y.Gタイタンズ、青藍闘球物語と……」
侑「――藤黄ヴィクトリーズです!」
せつ菜「うおおおおぉぉぉぉぉ!!!」 愛「せっつー元気だねえ」
璃奈「せつ菜さんは、相手が強いほど燃える戦闘狂」
エマ「藤黄って、確かODAIBAカップ準優勝のところだよね?」
かすみ「ですです。まぁ? 東雲に勝ったかすみんたちなら余裕ですよぉ!」
果林「9回やって1回だけね。最後も不意打ちでギリギリ勝ったわけだし、もう1回勝てるかと言われたら微妙だわ」
かすみ「むぅ」
果林「それで、藤黄ヴィクトリーズはどんなチームなのかしら?」
侑「うーん。実際に見た訳じゃないから何とも言えないけど、例によってODAIBAカップの結果を見る限りでは……」スマホタプタプ 更新中にレスもらえるのめちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます。 『
予選リーグ
藤黄ヴィクトリーズ 7:5 お伊勢シャーマンズ
藤黄ヴィクトリーズ 6:5 超秩父バスターズ
藤黄ヴィクトリーズ 7:6 Aggressive小平
決勝トーナメント
一回戦 藤黄ヴィクトリーズ 7:5 HAKONEKOHA
二回戦 藤黄ヴィクトリーズ 7:6 大洗あんこ〜ず
準々決 藤黄ヴィクトリーズ 6:4 Y.Gタイタンズ
準決勝 藤黄ヴィクトリーズ 5:4 音ノ木坂ミューズ
決勝戦 東雲フェニックス 6・5:5・4 藤黄ヴィクトリーズ
※決勝のみ3セットマッチ
』
侑「東雲が超攻撃型だとしたら、藤黄は超守備型……」 歩夢「すごい。ほとんどの試合で6人以上内野に残ってるんだ」
侑「うん。攻撃力はあまりないみたいだけど、守備力は都内No.1だろうね」
侑「ちなみに、大江戸杯の参加チーム数は32、4チームずつ8個の予選リーグに分かれて、上位2チームが決勝トーナメントに進出だって!」
せつ菜「予選通過時点でベスト16の、オーソドックスな形式ですね」
せつ菜「予選落ちが存在する以上、残りの2チームも無視できません」
果林「そうね。これを見る限り、予選で当たるY.GタイタンズもODAIBAカップベスト8のチームじゃない。中々厳しいリーグよ」
かすみ「ぬぬぬぬぬ……」
侑「そういうわけで、しばらく練習は攻撃力の強化を重点的にやるよ!」
「「「はーい」」」 ※※※
練習後
しずく「あの、侑さん……」
侑「ん? どうしたの?」
しずく「実はご相談があって……」
〜
侑「そっか……」
しずく「はい。ドッジボールは大好きなんですが、演劇も同じくらい大好きなんです」
しずく「もしこのままチームに貢献できないようなら、演劇に専念するというのもアリなのかなと」
侑「それはしずくちゃん自身が決めることだからね。私が無理に引き止めちゃ悪いよ……」
しずく「お気遣いありがとうございます」 ※※※
かすみ「体育館に忘れ物しちゃいましたっ」
〜
バンッ バンッ
かすみ「?」
しずく「はぁ、はぁ……」
かすみ「しず子?」
しずく「あ、かすみさん……」
かすみ「部室に戻って来ないと思ってたら、まだ練習してたんだね」
しずく「……うん」
かすみ「……」
かすみ「キャッチボール、しよっか」
しずく「……いいよ」
かすみ「侑先輩に何か相談してたみたいだけど」ブンッ
しずく「実は……」パチッ
コロコロ…… しずく「次の大会で結果を出せなかったら、演劇に専念しようかなって」
かすみ「!?」
かすみ「……」コブシグッ
かすみ「そう、なんだ」
しずく「ねえ、かすみさん」
かすみ「……なに」
しずく「キャッチボールって、相手の顔がよく見えるよね」
かすみ「それ、私が前に言ったやつじゃん」
しずく「うん。あの時までは、同好会に入る気なんて全く無かった。でも」
しずく「かすみさんの笑顔を見て、つい入っちゃった」
かすみ「……」
しずく「だからね、かすみさん」
しずく「……そんな悲しそうな顔しないで?」ニコッ
かすみ「だって……だってぇ……」ウルウル
しずく「私だって出来れば同好会に残りたい。かすみさんに、手伝ってほしいことがあるんだ」
かすみ「ふぇ?」 かすみんも無理に引き止めたりはしにくいよね。現実でもこういうのはありそう ※※※
大会当日
ピッピー
【虹ヶ咲Passions 5:0 青藍闘球物語】
【虹ヶ咲Passions 4:5 Y.Gタイタンズ】
果林「……で」
果林「藤黄戦の前に一敗してしまったわけだけど?」
かすみ「こ゛め゛ん゛な゛さ゛い゛い゛い゛」ピエェ
歩夢「謝ることないよ。5:4のリードで迎えたラスト20秒で、かすみちゃんが外野から当たって負けたからって」
かすみ「絶対怒ってますよねぇ!?」
歩夢「そ、そんなことないよ?」
かすみ「うぅっ〜」 愛「あっはっは! 大丈夫大丈夫! まだ予選落ちが決まったわけじゃないんだし!」
エマ「1試合目はかなり良かったしね〜!」
侑「大会デビュー戦で全滅勝ちだからね! 攻撃力強化に挑んだ甲斐があったよ!」
彼方「うんうんー」
せつ菜「とはいえ、勝てた試合を落としてしまったのは痛いですね……」
璃奈「うん。今のところ、私たちのいる『はリーグ』はこんな感じだから」
【はリーグ】
虹ヶ咲Passions ○×
青藍闘球物語 ×�~
Y.Gタイタンズ ○�~
藤黄ヴィクトリーズ �宦 >>47
文字化けしてるところはハイフンが入ります。まだ試合をしていないという意味です。 璃奈「藤黄に勝てないと、予選落ちしちゃう」
愛「多分Y.Gは青藍に勝つだろうしね」
侑「うん。私たちが決勝トーナメントにいくには、藤黄に勝つのが絶対条件」
果林「今更だけど、予選の順位はどうやって決めるのかしら?」
せつ菜「基本的には勝ち点の合計で決まりますね。勝ちが2点、引き分けが1点、負けが0点です」
せつ菜「勝ち点が並んだ場合は、内野人数が多い方、それも同じ場合は直接対決の結果、直接対決が引き分けなら、相手人数が少ない方という順番ですね」
侑「ちなみに相手内野人数も同じ時は、順位決定戦を行うって大会要項には書いてあるね」 せつ菜「ここまで藤黄は2試合とも7人を残して勝っていますから、Y.Gと私たちでリーグ2位争いというわけです」
彼方「直接対決は負けちゃったから、内野人数で勝たないとだねー」
果林「? 複雑ね?」
歩夢「要は、内野人数を出来る限り残して藤黄に勝たないといけないってこと?」
侑「そうそう。私たちの方がY.G対青藍より先に試合をするから、何人残れば良いかまではわからないけど」
せつ菜「かなり厳しい状況であることは間違いありませんね」
愛「なるほどねー」 ※※※
試合開始
エマ「果林ちゃんがベンチ?」
せつ菜「果林さんはキャッチが苦手ですからね」
エマ「うーん……まあ、そっか」
しずく(……)ドキドキ
しずく(確かに果林さんは守備に難はあるけど、流石に練習試合含めキャッチ回数0の私ほどじゃない……)
しずく(侑先輩は……)チラッ
侑「……」ニコッ
しずく「!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています