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【安価】彼方「絞め技(スリーパー)でみんなの罪を裁くよ!」

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0001名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/12(火) 12:23:03.24ID:6mNGSUK4
彼方「彼方ちゃんは絞め技の達人(スリーパーマスター)になったんだぜ…!」

しずく「えぇ…?」

しずく「な、何があったんですか…?」

彼方「ふふふ…それは彼方ちゃんがすやぴしてる時のこと…」


【回想・彼方ちゃんの夢の中】

彼方「ん…?」

彼方「ここは…?」

彼方「周りにロープが張られてて、まるでボクシングとかプロレスのリングみたいな…」

「ようこそ、道場へ」

彼方「!?」バッ

彼方「あなたは…?」

緑タイツ姿の男「俺はプロレスの神」

白ハチマキの巨漢「俺もプロレスの神だ」

緑タイツ姿の男「キミにはこれ以上無いくらいの絞め技の才能がある」

白ハチマキの巨漢「俺たちはキミの才能を開花させに来たんだ」

彼方「え…?」

緑タイツ姿の男「さぁ、早速特訓開始だ」

彼方「お…押忍…!」


彼方「…ってことがあって、彼方ちゃんは絞め技の達人になったってわけ」

しずく「は…はぁ…(困惑)」

彼方「彼方ちゃんは夢の中の特訓で手に入れたこの力を、罪を裁くために使うことにしたんだ」

彼方「というわけで、まずは >>3 ちゃんを断罪するよ!!」

彼方「罪状は >>5 !!許せないね!」

しずく「ええ!?」
0303名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/18(月) 09:20:09.97ID:yEgqK6Uf
しずく「こないだ、璃奈さんが…」

かすみ(回想)「りな子〜!」タタタ…

璃奈(回想)「…?」

かすみ(回想)「えいっ!」ビッ

璃奈(回想)「!?」バッ

しずく(回想)「!?」(←通りすがり)

璃奈(回想)「!!」カァァ

かすみ(回想)「へへへ〜!りな子のパンツゲット〜!!」

璃奈(回想)「か…かえして…!///」

かすみ(回想)「やだねぇ〜!」ダダダ…

璃奈(回想)「あっ…!!」

璃奈(回想)「うぅ……///」モジモジ

しずく(回想)「璃奈さん…?」

璃奈(回想)「かすみちゃんに…パンツとられちゃった…///」

しずく(回想)「え、えぇ…!?」

しずく「…って事があって」

彼方「えぇ…?それってもうセクハラというか…」

しずく「しかも私、この前かすみさんにラブホに連れ込まれて一泊させられたんですよ…」

彼方「ええ!?」

彼方「ちょ…!?無事だったの… ?」

しずく「まぁ、一応無事でした…」

しずく「寝てる時に胸とかお尻とか触られましたけど…」

彼方「そ、そう…」

彼方「実は彼方ちゃんも、かすみちゃんにやられてて…」

彼方「遥ちゃんと前にお出かけしたとき、偶然かすみちゃんと会ってね」

彼方「3人で話してたら、話しながらかすみちゃんが彼方ちゃんの体の至るところを触ってきて…」

しずく「…」

しずく「これは、きつく制裁しないとダメですね…」

彼方「そうだね…!」

彼方「かすみちゃんはボコボコにされても仕方ないと思うよ…」
0310名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/18(月) 10:40:24.67ID:yEgqK6Uf
かすみ「うへへへ…」モミモミ

かすみ「すごい…指が沈み込みます…」モミュンモミュン

エマ「あっ…やだぁ……///」モゾモゾ

エマ「かすみちゃん、やめてぇ……///」モゾモゾ

エマ「まだ果林ちゃんにもそんなふうに触らせてないのにぃ…///」

果林「そうよ!やめなさい!」

かすみ「むぅ…」

かすみ「じゃあ、果林先輩の揉みますね♡」ガシ

果林「ひぅ!?」

エマ「ええっ!?」

かすみ「うひょ…たまりませんねぇ…」モミモミ

かすみ「この弾力…」モミュモミュ

果林「あうっ…///やめなさいかすみちゃん…!」

エマ「わ、私だってまだ触ってないのに!」

エマ「やめてかすみちゃん!」

エマ「果林ちゃんのを触らせるぐらいなら、私のを…!」

かすみ「…!」ピタ

果林「ええ!?」

果林「そんな!エマのを揉ませるなんて…!!」

果林「そんなことさせるぐらいなら…!」

かすみ「じゃあ、間をとってかすみんが両方揉みますね♡」

エマかり「ええっ!?」

かすみ「うへへ…」ワキワキ

果林「ひ、ひぃぃ……!」

エマ「誰か…助けて……!」

かすみ「助けなんか来ませんよぉ…♡」ワキワキ

エマ「うぅ…!」ギュ
0312名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/18(月) 10:50:41.13ID:yEgqK6Uf
「お待ちなさい!」バーン

かすみ「!?」

果林「!!」

エマ「!!」パァッ

果林「た、助かった…?」

ヤラシード仮面「かすみさん!度重なるセクハラ行為…もう許すわけにはいきません!」

かすみ「出ましたねヤラシード仮面…!」

かすみ「しかし!!」

ヤラシード仮面「!?」ガシ

歩夢「ふふっ、捕まえたよ…」グググ

ヤラシード仮面「な…!?」

ヤラシード仮面(そんな…歩夢さんが共犯者だったなんて…!)

歩夢「えいっ」ガッ

ヤラシード仮面「あうっ…!」ドサ

ヤラシード仮面(歩夢さん…羽交い締めにしたまま私を床に座らせて、何をするつもりなんです…?)

ヤラシード仮面(くっ、身動きが取れない…!)

かすみ「さて…」

かすみ「噂のヤラシード仮面の正体、暴いてあげましょう…!」ニヤニヤ

歩夢「ふふっ…」グググ

ヤラシード仮面「くっ…!!」

ヤラシード仮面(万事、休すです…)
0313名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/18(月) 11:23:13.13ID:yEgqK6Uf
「そうはさせないよぉ〜?」ガシ

歩夢「!?」グイイッ

彼方「セイッ!!」ギリギリ

歩夢「んうぅっ……!!」グググ

バッファロースリーパー
片腕取り式のスリーパーホールド。
座っている相手の後ろから相手の左腕を取って自分の左脇ではさむ。そこから自分の右腕を相手の首に回し、自分の両手をガッチリ組む。そしてその状態からスリーパーホールドの要領で絞め上げる技。
新日本プロレスの天山広吉選手の得意技のひとつ。
実はこの技の考案者は天山選手の妻で、結婚する前に天山選手が喧嘩で妻にスリーパーホールドを掛けられた際、髪を掴んで抵抗しようと手を出したらその腕ごと固められてしまったのがヒントになっているとかいう話である。

ヤラシード仮面「彼方さん!?腰は大丈夫なんですか!?」

彼方「お昼寝してたら夢の中で例の人たちがテーピングについて教えてくれてねぇ」ギリギリ…

彼方「教わった通りに腰にテーピングしたら、絞め技をかけられるぐらいには何とかなったんだ」ギリギリ…

彼方「だからちょっと助けに来たってわけ〜」ギリギリィ

歩夢「アッ…カハッ……!」グググ

彼方「制裁ッ!!」ギリギリッ!

歩夢「ミ゛ッ」カクッ

かすみ「あ、歩夢先輩ーーー!!」
0314名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/18(月) 12:09:54.66ID:yEgqK6Uf
かすみ「あ、ああ……!」ビクビク

かすみ「に、逃げるが勝ち…!」ソソクサ…

ヤラシード仮面「逃しません!!」バッ

かすみ「ぶへぇ!!?」ドゴシャ

ヒップアタック
文字通り尻を相手にぶつける技。
一見効かないと思われがちだが、実際は尾てい骨がモロに刺さるため顔面とかに食らうと割とシャレにならない。
この技を得意とするレスラーは越中詩郎選手や田口隆祐選手などが有名。
特に越中選手の尻は実況では「軽い脳震盪を起こす威力」と紹介され、武藤敬司選手から「とんがってる」と評されるほどの威力。

かすみ「あ゛っ…あ゛あ゛……!」ゴロンゴロン

ヤラシード仮面「はっ!」シュタ

果林「机の上に立った…?」

ヤラシード仮面「とうっ!!」バッ

ファイヤーバード・スプラッシュ
別名450°(フォー・フィフティー)スプラッシュ。
相手の方を向いてコーナーポストに立った状態から前に飛び、空中で前方1回転して浴びせるボディプレス。
この技の使い手としては、「不死鳥」のニックネームで知られたあの覆面レスラーが有名。

かすみ「ぐえ゛ッッ!!!」ズドムッ!

エマ「す、すごい…!」

かすみ「ァ゛……」ピクピク
0315名無しで叶える物語(ぎょうざ)
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2021/01/18(月) 17:39:59.57ID:4BAmkaTb
やらしいデカ尻のヒップアタック威力すごそう
0316名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2021/01/18(月) 18:34:31.20ID:XMCgDwHX
とんがってるw
0317名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/18(月) 20:30:51.63ID:yEgqK6Uf
ヤラシード仮面「…」グイッグイイッ (←かすみと歩夢にパラダイスロックをかけている)

かすみ(ケツ出し)「ぐっ…うぅ……!」ギチギチ

歩夢(ケツ出し)「うぅ……///」ギチギチ

彼方「…」カキカキ (←かすみと歩夢のケツに何か書いてる)

彼方「これでよし」

かすケツ『私は同好会のみんなにセクハラしました』

ぽむケツ『私はかすみちゃんのセクハラに加担しました』

ヤラシード仮面「…帰りましょうか」スタスタ

彼方「そうだね〜」スタスタ

かすみ「え゛っ!?かすみんたちはこのまま放置!?」ガーン

歩夢「……っ///」プルプル

こうして、スクールアイドル同好会を脅かすセクハラ魔とその共犯者は断罪され、璃奈ちゃんのパンツはしっかりと返却された…

そして、かすみんのセクハラによってお互いの想いを再確認した果林とエマは、その夜そういう雰囲気になって一線を超えてしまったとかいう話である…
0319名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2021/01/18(月) 22:56:14.87ID:TZsMEFJC
紐パンだったんだろ
0321名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/19(火) 14:25:39.09ID:o2Jkh9NV
彼方「…」ワクワク ←PC画面見てる

しずく「…」ドキドキ ←彼方と一緒にPC画面見てる

<オーインザストーム♪ アラーシーニムーカーッテェー♪

彼方「来るよ来るよ…」

<ハバータークゥートリノヨウーニィー♪

しずく「はい…!」

<カガヤキノナカデェ–♪

かなしず「かっぜにぃーなれぇー♪」

彼方「いやぁ、コーレスっていいねぇ」

しずく「そうですねぇ…」

彼方「まさかしずくちゃんがNJPW WORLD(月額999円)に加入していたなんてねぇ…」

彼方「それで鈴木みのる選手vs永田裕志選手の試合を見るなんて…しずくちゃんはいい趣味してるねぇ…」

しずく「自分でもこんなにハマるなんて思いませんでしたよ…」

ダダダ…

璃奈「た、大変…!!」

璃奈「愛さんと果林さんが取っ組み合いの喧嘩を…!」

しずく「ええ!?」

しずく「いいところなのに…!」

彼方「仕方ない、止めに行きますか」

しずく「そうですね…」スチャ

ヤラシード仮面「行きましょう!」ダッ

彼方「おっけ〜!」ダッ

スリーパーマスター・近江彼方…

空中殺法使い・ヤラシード仮面こと桜坂しずく…

2人の平和な学園を守る闘いに終わりは無い…!

桜坂しずくエアリアル制裁編、完!!
0322名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/19(火) 14:42:42.30ID:o2Jkh9NV
次回予告ッ!!

彼方「突然だけど、次回からは最終章だよ!」

彼方「平和だった彼方ちゃんたちの学園に、なんと大事件が!?」

しずく「ええ!?大事件!?」

しずく「もしかして、姫乃さんを断罪した時に現れた謎の3人も関わってくるんでしょうか…?」

彼方「そして明らかになる、彼方ちゃんとしずくちゃんの夢に出てきた人たちの正体!」

しずく「結局あの人たちは何者なんでしょうか…?」

彼方「わかんないけど、悪い人たちじゃなさそうだよね」

かなしず「次回、『お楽しみはこれからだ!つかめ希望の爆勝宣言(スリーカウント)!』」

乞うご期待…!
0323名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2021/01/19(火) 15:43:59.00ID:NBX/99tl
うおおおおおおお
0324名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2021/01/19(火) 15:47:28.34ID:3WJtMlyX
みのるの登場で自覚してコーレスしてる人初めて見た
0326名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/20(水) 09:20:38.26ID:XIqzN8QC
しずく「ん……」スヤスヤ

しずく「う…うぅ……?」ムニャムニャ…

しずく「ん…ぁ……!」ムニャムニャ…

しずく「……はっ!?」ガバ

しずく「はぁ…はぁ……?」

しずく「ゆ、夢……?」

しずく「はぁ…」

しずく(この変な夢を見るのも何度目になるでしょうか)

しずく(今までの夢の内容をまとめると…)

しずく(突然「三船栞子」という人が現れて生徒会長に立候補すると宣言)

しずく(そして演説でせつ菜さんの正体を暴露し、菜々さんは生徒会長の座を追われ、栞子さんは新しい生徒会長に)

しずく(生徒会長になった栞子さんはスクールアイドル同好会に何故か嫌がらせをしてきて)

しずく(その後スクールアイドルについて分かってもらうために栞子さんを同好会に体験入部させ)

しずく(スクールアイドルフェスティバルを開く時に一悶着あった後、栞子さんがスクールアイドルを良く思わなかった個人的な理由が明らかに)

しずく(そしてスクールアイドルについて考えを改めた栞子さんが正式に入部した後、栞子さんの幼馴染、「ショウ・ランジュ」さんとランジュさんが連れてきた作曲家の「ミア・テイラー」さんが虹ヶ咲にやってきて)

しずく(ランジュさんは「スクールアイドル部」を立ち上げて、同好会の活動をあらゆる手で妨害)

しずく(愛さん、果林さん、栞子さんがスクールアイドル部に移籍して、ひとつだった同好会にヒビが入ってしまった)

しずく(そして、私もスクールアイドル部に行ってしまった…)

しずく(同好会を裏切るような真似を、私がしてしまった…)

しずく「悪夢です…」

しずく「あんなのは悪夢です…!」

しずく「夢でよかった…」
0327名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/20(水) 09:47:09.44ID:XIqzN8QC
しずく(しかし、学校に来た私の周りでは奇妙なことが起こっていたのです)

しずく(今朝の全校集会、生徒会長として演壇に立ったのは…)

栞子「みなさん、おはようございます」

しずく「え…?」

しずく(私が夢で見た「三船栞子」さんでした)

しずく(昨日までこの学校にそんな人はいませんでした)

しずく(そして、来月予定していたスクールアイドル同好会のライブは、「スクールアイドル部」のライブに変わっていました)

しずく(学校に掲示していたポスターも、全部…)

しずく(そしてカフェテリアでは)

果林「私はスクールアイドル部で、ランジュを超えてセンターになってみせるわ…!」

愛「かすかすも、エマも、スクールアイドル部に入ったらきっと今よりいいパフォーマンスが出来るようになるよ!」

しずく(スクールアイドル部に入ったという愛さんと果林さんと)

かすみ「何度言われても入りませんから!」

エマ「果林ちゃん、そんなこと言ってるけど…果林ちゃんは歌えてないよね?(低音)」

しずく(敵意むき出しのかすみさん、聞いたことのないような低い声で責めるような口ぶりのエマさんが、何やら話していました)

しずく(私が見た「悪夢」が現実のものになっている…)

しずく(そう確信して、私は恐ろしくなりました)

しずく(昨日まで私が普通と思っていた世界が、今日は全く別物になっていたのですから)

「…ちゃん」

しずく「はぁ…」

「しずくちゃん」

しずく「…?」

璃奈「やっと気づいてくれた」

璃奈「しずくちゃん、ちょっとついてきてほしい」

璃奈「話したいことがあるから」
0329名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/20(水) 10:49:36.63ID:XIqzN8QC
〜保健室〜

ガラッ

璃奈「彼方さん、しずくちゃん連れてきたよ」

彼方「おお、ご苦労さま〜」

しずく「彼方さん…?」

璃奈「じゃあしずくちゃん、単刀直入に聞くね」

璃奈「しずくちゃんは最近、変な夢を見てたりする?」

しずく「…!?」

彼方「その反応はもしかして…?」

しずく「はい…」

しずく(私は、最近見ている変な夢について話しました…)

彼方「そっか…」

彼方「実はね、彼方ちゃんも璃奈ちゃんもしずくちゃんが見た夢とおんなじ夢を見たんだよねぇ」

しずく「え…?」

璃奈「3人とも同じ夢を見ていて、その夢の内容が今日いきなり現実になってた」

璃奈「この2つだけでもかなり奇妙だけど、奇妙なのはこれだけじゃない」

璃奈「こっちに来て、これを見てほしい」

しずく「ベッド…ですか?」スッ

しずく「!!」

侑「…」

しずく(カーテンで周りの空間と仕切られたベッドの上には、侑さんが横たわっていました)

彼方「今朝、学校で意識を失って倒れたらしいんだ」

璃奈「それから、学校のみんなと話してみたんだけど」

璃奈「侑さんについての記憶が、みんなの頭の中から欠落しているみたいなんだ」

璃奈「かすみちゃんも、せつ菜さんも、愛さんも、果林さんも、エマさんも」

璃奈「あの歩夢さんも…」

璃奈「みんな、侑さんを知らないって…」

しずく「え……」

しずく「そんな……!?」
0330名無しで叶える物語(ぎょうざ)
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2021/01/20(水) 11:17:38.45ID:kV6KBeTi
どういうことなの…
0331名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 01:17:57.64ID:sPBzn2kL
璃奈「そして、私たちの見た夢の中には侑さんは出てきていない」

しずく「…!」

しずく「そういえばそうだ…!」

璃奈「私たちの見た夢の中に侑さんはいなくて、その夢は今日いきなり現実になって、侑さんは倒れて意識が戻らない…」

彼方「なんだか、全部つながってる感じするよね…」

璃奈「それから、今日突然現れた「あの3人」についてもいろんな人に聞き込みしてみたんだ」

璃奈「誰に聞いても、返ってくる答えは同じだった」

璃奈「まず「ランジュさん」と「ミアさん」は数ヶ月前に海外から転入してきたって」

璃奈「そして「栞子ちゃん」に至っては「入学式からずっといた」って答えばっかり」

璃奈「みんな「どうしてそんな事を聞くのかわからない」って顔で私の質問に答えるぐらいにはあの3人は虹ヶ咲に定着してるみたい」

しずく「え…?」

しずく「あんな人たち、昨日までうちの学校にはいなかったよね!?」

しずく「どうしてそんな事に…!?」

璃奈「もしかしたらだけど」

璃奈「私たちの周りの現実が改変されているのかも」

しずく「現実を改変する…?」

彼方「そんな事、できるの…?」

璃奈「あの3人がいつからいたかを証明できるのは、学籍簿とかの書類と、学校のみんなの記憶ぐらい」

璃奈「校内の文書や掲示物とかは誰も見てない隙に張り替えてしまっていると考えれば辻褄は合う」

璃奈「それからこの学校の人間全員の記憶を書き換えれば、「あの3人はずっと前からこの学校にいた」という現実の出来上がり」

しずく「でも、人の記憶を書き換えるなんて、出来るのかな…?」

彼方「とんだオカルトだよ…」

璃奈「とっても強い暗示を掛ければ、人の記憶に干渉できる」

璃奈「もしかしたらこの学校の人間は、みんな知らないうちに強い暗示をかけられて記憶を改ざんされてる」

璃奈「そして私たちが見た夢は、その暗示で植え付けられた偽の記憶が睡眠中に整理されて定着する過程で見たもの」

璃奈「というのが私の考え」
0334名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 09:26:04.50ID:sPBzn2kL
彼方「あれ、じゃあどうして彼方ちゃんたちは無事なんだろ?」

璃奈「私はこう言った類の暗示攻撃には耐性があるから無事で済んだ」

しずく「璃奈さん、そんな能力まで持ってたんですね…」

璃奈「彼方さんとしずくちゃんがこの暗示にかからなかった理由はわからない」

璃奈「だけど、この学校でトップクラスの戦闘能力を持つ2人が暗示に掛からなかったのは幸いだった」

璃奈「この暗示を仕掛けた黒幕を見つけて、2人になんとかしてもらえばきっと解決する」

しずく「そ、そうですかね…?」

璃奈「こういうのは黒幕を叩けば何とかなるって相場は決まってる」

彼方「黒幕を彼方ちゃんたちで断罪すればなんとかなりそう、ってのはわかったけど…」

しずく「肝心の黒幕はいったい誰なんでしょうか…?」

璃奈「これについては「例の3人」が怪しいと私は思ってる」

璃奈「暗示を受けたこの学校のみんなは、大体ランジュさんたちに肯定的な考えをしているみたいだった」

璃奈「監視委員会なんてものを作って、特定の部活動を差別するなんて事をしてるのに、みんなランジュさんたちに肯定的だった」

璃奈「否定的だったのは、ランジュさんの思想について言葉で強く「NO」と言ってるかすみちゃんとエマさん」

璃奈「それから、あまり強く言葉では言ってないけどランジュさんの思想について良く思わないと言ってる歩夢さん、せつ菜さんぐらいだった」

璃奈「だけど、この仮説も正しいと結論づけるにはまだ判断材料が足りない」

璃奈「これから判断材料を集めるためにみんなからもっと話を聞こうと思うんだけど、2人は協力してくれる?」

しずく「もちろんだよ!」

彼方「こんな事するような人はしっかり制裁しなくちゃねぇ…!」

璃奈「ありがとう、2人とも…!」

璃奈「じゃあまずは手近なところ… >>336 ちゃんに話を聞きに行こう」
0337名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 13:28:12.95ID:sPBzn2kL
璃奈「ひとつ、すっごく気になる事がある」

彼方「ん〜?」

璃奈「歩夢さんは幼馴染の侑さんについての記憶を失っていた」

璃奈「でも、私と話してた時歩夢さんは「幼馴染」についての話をしていた」

しずく「ん…?」

彼方「んん〜…ちょっとそれはおかしいねぇ」

彼方「歩夢ちゃんの「幼馴染」っていうのは侑ちゃんだよね?」

しずく「でも、歩夢さんは侑さんのついての記憶を失ってるんですよね…?」

しずく「ん〜…?」

彼方「歩夢ちゃんの幼馴染が侑ちゃんじゃなかったら誰なんだ、って話だよね」

璃奈「…歩夢さんに確認してみよう」

璃奈「「歩夢さんの幼馴染」というポジションが暗示で侑ちゃんから別の誰かに書き換えられていたとしたら、これは大変な事だから…」

しずく「もしもその「歩夢さんの幼馴染」に成り代わってる「誰か」がいるとしたら、その人がこの暗示を仕掛けた犯人…?」

璃奈「…その可能性は、十分ある」
0338名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 13:52:09.93ID:sPBzn2kL
しずく(そして私たちは歩夢さんをつかまえて、歩夢さんから色々聞く事になりました)

璃奈「歩夢さん、昨日侑さんと遊びに行った時何して遊んだの?」

歩夢「侑さん…?」

歩夢「璃奈ちゃん、さっきもその「侑さん」について聞いてきたけど、私は「侑さん」なんて人は知らないよ…?」

彼方「!?」

しずく「!?」

しずく(衝撃的です)

しずく(あの歩夢さんが、侑さんのことを「知らない」と言うなんて…)

璃奈「ああ、間違えちゃった」

璃奈「じゃあ、「歩夢さんの幼馴染のあの人」と昨日遊んだ時、何して遊んでたの?」

歩夢「…?」

歩夢「璃奈ちゃん、「あの子」の事そんなふうに呼んでたっけ…?」

歩夢「…まぁいいや」

歩夢「ふふ…「あの子」とは昨日ね…」フフッ

彼方「!!」

しずく「!!」

しずく(それから歩夢さんは、愛おしそうに「あの子」と遊んだ昨日のことを話しました)

しずく(しかし、奇妙な事に歩夢さんはその「幼馴染」のことを名前では呼ばず「あの子」と代名詞でしか呼んでいませんでした…)

歩夢「…ぐらいかな」

璃奈「…なるほど」
0339名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 13:54:38.40ID:sPBzn2kL
璃奈「んー…」チラ

しずく(ここで、璃奈さんが私にアイコンタクトを送ります)

しずく(今回歩夢さんに仕掛ける作戦はこうです)

しずく(まず璃奈さんが歩夢さんに「幼馴染」についての話を歩夢さんに振る)

しずく(歩夢さんが話し終えたら璃奈さんが私に合図を送って、私の出番)

しずく(私の役目は歩夢さんから「幼馴染」が何者であるかを聞き出す事…)

しずく(彼方さんはもしも何か変な事が起きた時のために私たちの側で待機しています)

しずく「あの、歩夢さん」

歩夢「?」

しずく「ちょっと話変わるんですけど、「あの人」の名前ってどういう漢字で書くんでしたっけ…?」

歩夢「…え?」

しずく「いやぁ、ちょっとド忘れしちゃって…」アハハ

歩夢「もう…」

歩夢「あの子の名前はね…」

しずく「…」ドキドキ

歩夢「ん〜と…」

璃奈「…」ドキドキ

歩夢「ん〜……」

彼方「…?」ドキドキ
0340名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 14:14:36.04ID:sPBzn2kL
歩夢「……」

しずく(……?)

しずく(歩夢さんの様子がおかしい…?)

歩夢「あの子は……」フルフル

歩夢「あの子の…名前は……?」フルフル

歩夢「あの子の、名前は……」フルフル

歩夢「……ぃ」フルフル

歩夢「わからない…!」フルフル

璃奈「!?」

しずく「え……!?」

彼方「な……!?」

歩夢「あの子は…?」フルフル

歩夢「あの子は…誰…!?」フルフル

歩夢「う…うぁ……!!」ブルブル

歩夢「ああーーッッ!」ブンッ!

しずく「わっ!?」

歩夢「ああっ…!!ぅあぁ…!!」ブンブン

璃奈「歩夢さんが…錯乱して暴れ出した…!?」

歩夢「うぁぁ……!!ぁ……!?」ブンブンッ

彼方「くっ…」ガシッ

歩夢「う…!あぁ…!!」ジタバタ

彼方「歩夢ちゃん…!」ギリギリッ!!

歩夢「ァ……」カクッ

歩夢「ゥ…」ドサ…

彼方「歩夢ちゃん、ごめんね…」

しずく「こ、これは一体…?」

璃奈「これは推測だけど」

璃奈「歩夢さんの中から侑さんの記憶は消えても、歩夢さんの行動に直結するほどの「幼馴染」に対する強い思いは暗示でもかき消せなかった」

璃奈「だからしずくちゃんが「幼馴染」について聞いた時、プログラムが中身のないファイルを参照してバグるみたいに歩夢さんは存在しない「幼馴染」を参照してバグってしまった」

璃奈「…そんなところかな」
0341名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 14:17:45.94ID:sPBzn2kL
実は黒幕自体はもう決まってるので、 >>336 の安価をそのまま採用だと予定が狂ってしまうんですよ
なので、申し訳ありませんが少し改変して採用という形にしました
0342名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2021/01/21(木) 17:05:46.60ID:s/VV9XgS
先が気になる
0343名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 18:38:26.73ID:sPBzn2kL
〜保健室〜

歩夢「ぅ……」パチリ

歩夢「ここは…?」ムクリ

彼方「保健室だよ」

歩夢「…」キョロキョロ

歩夢「…!」ピタ

しずく「ん…?」

しずく「はっ!?」

しずく(侑さんが寝ているベッドのカーテン、開いたままでした…!)

歩夢「侑…ちゃん…?」

璃奈「!!」

彼方「!!」

しずく「!!」

璃奈「侑ちゃんのこと、思い出したの…?」

歩夢「え?」

しずく「歩夢さん、今まで侑さんの事を知らないって…」

歩夢「ええ!?そんなのありえないよ!!」

璃奈「!!」

璃奈「…歩夢さん、「スクールアイドル部」について知ってる?」

歩夢「スクールアイドル部?」

歩夢「私たちの部活は「スクールアイドル同好会」だけど…」

歩夢「スクールアイドル部、っていうのは知らないなぁ…もしかして言い間違い?」

璃奈「…!」

彼方「あ、暗示が解けてる…?」

璃奈「じゃあ、「栞子ちゃん」と「ランジュさん」については…?」

歩夢「しお…?らん…?誰?」

しずく「…!」

しずく「やった…歩夢さん、元に…!」
0344名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 18:47:51.35ID:sPBzn2kL
璃奈「さて、暗示を受けてた歩夢さんに侑さんの事を聞いてみたけど」

璃奈「特にこれといった情報は得られなかった」

璃奈「だけど、予想外の大きな収穫があった」

璃奈「彼方さんが絞め落とせば、みんなにかかってる暗示は解けるってことがわかった」

璃奈「というわけで、今から2手に分かれて行動する」

彼方「彼方ちゃんとしずくちゃんのチームは、スクールアイドル同好会のみんなをスリーパーでオトして暗示を解いていく」

璃奈「それで、私と歩夢さんとで学校のみんなに聞き込み調査をする」

璃奈「彼方さん、もし全員絞め落としたら私に連絡して」

璃奈「それまで私たちは聞き込みするから」

彼方「おっけ〜」

璃奈「それじゃ…解散!」バッ
0347名無しで叶える物語(もも)
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2021/01/21(木) 19:27:19.60ID:7m10GPAs
混沌としてきたな
0348名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/21(木) 20:19:56.40ID:sPBzn2kL
しずく(彼方さんと私は同好会のみんなを探しました)

しずく(そして見つけると、彼方さんは音も立てずに素早く忍び寄って手際良く絞め落とすのでした)

彼方「セイッ!!」ギリギリ…

せつ菜「あっ……がぁ………!」ジタバタ

せつ菜「ウッ……」カクッ

彼方「せつ菜ちゃん…申し訳ない…!」

肩固め
柔道で使われる絞め技の1つ。寝転がっている相手の片腕と首をタスキのように自分の両腕でとらえ、肩ごと床に固めて抑え込む技。
技名に「固め」と付いているが、自分の腕と相手の肩を使って相手の頸動脈を絞めあげるれっきとした絞め技である。


彼方「ぬぅぅん…!!」ギリギリ

エマ「んぎ……ぐぅぅ…!!」グググ

彼方「ごめんよエマちゃん…!」グイイッ

エマ「アッ……」カク

プルマ・ブランカ
制御不能なカリスマ、内藤哲也選手のオリジナル技。
うつ伏せ状態の相手に肩固めの体制で組み付き、自分の左脚を相手の顎の下に引っ掛け、その左脚と相手の首を両腕で抱え込むようにして相手の頸動脈を絞めあげる技。
プルマ・ブランカというのはスペイン語で「白い翼」という意味。

しずく(彼方さんは1時間もかけずにみんなを絞め落とし、保健室送りにしました)

しずく(流石は彼方さん、スリーパーマスターの名は伊達じゃありません)
0349名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2021/01/21(木) 21:22:32.78ID:W329Vbl+
相変わらず解説で笑うわ
0350名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 09:11:05.42ID:t5S6dqzi
〜保健室〜

璃奈「みんな暗示は解けたみたいでよかった」

愛「愛さん信じらんないよ…」

愛「まさかゆうゆの事を全部忘れて、しかも同好会を抜けて別の部活に入ってたなんて…」

果林「私も信じられないわ…」

エマ「果林ちゃん、ごめんねぇ…」

エマ「何だか私、果林ちゃんにキツイ言い方してたみたいで…」

果林「気にしなくて良いわよ…」フフ

かすみ「ウチのライブのポスターが、「スクールアイドル部」とかいう人たちのライブのポスターに変わってたんですけど!?」

かすみ「なんなんですかアレ!?」

せつ菜「私はいつの間にか選挙に負けて生徒会長を辞めた事になっていました…」

せつ菜「一体どうして…?」

侑「…」

歩夢「侑ちゃん…」

歩夢「彼方さん、私にやったみたいに侑ちゃんにも技を掛けたら目覚めるかな…?」

彼方「…今の侑ちゃんは意識を失ってる」

彼方「そんな状態の侑ちゃんに技を掛けるのは、危険だよ…」

歩夢「そう、ですよね…」

歩夢「ねえ、侑ちゃん」

歩夢「お願いだから、起きてよ…!」

侑「…」
0351名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 09:29:18.18ID:t5S6dqzi
しずく「璃奈さん、聞き込みの結果はどうでしたか?」

璃奈「いろんな人に聞いてみたけど…」

璃奈「ランジュさんや栞子ちゃんについては肯定的な評価ばっかりで、批判とか陰口は一切なかった」

璃奈「それだけじゃない」

璃奈「あの「スクールアイドル部」は他の部活よりも優遇されている感じだった」

璃奈「予算面でも、設備面でも、他の部活よりかなり待遇の良い感じだった」

璃奈「なのに他の部活の人達は、それについて不満とか文句を言うどころか、むしろ当然とでも思ってる感じだった」

彼方「ん〜…1つの部活がエコヒイキされてたら、他の部活から文句の1つや2つぐらい出そうな感じだけどなぁ…」

璃奈「生徒の多いこの学校で肯定的な評価が100%なんて、私は不自然だと思う」

璃奈「暗示にかかっているみんなはランジュさん達を批判しない」

璃奈「ランジュさん達の「スクールアイドル部」は私たちの「スクールアイドル同好会」を表立って妨害してる上、学校からエコヒイキまでされてる」

璃奈「なのに、みんなそれについて文句や不満を言わない」

璃奈「この事から分かるのは…」

しずく「暗示で作られた「現実」は、あまりにもランジュさんたちと「スクールアイドル部」に都合の良すぎる…」

璃奈「そう」

璃奈「まるで出来の悪いなろう小説を見てるみたいだった」

彼方「という事は…!」

璃奈「この「現実」を仕組んだのは、「スクールアイドル部」の可能性が高い…」
0353名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 10:00:37.79ID:t5S6dqzi
しずく(こうして、私たちはスクールアイドル部の部室に乗り込みました)

しずく(私と彼方さんと璃奈さん、それからエマさんと果林さん、せつ菜さんの6人で乗り込みました)

しずく(愛さんと歩夢さんとかすみさんは、何かあった時のために侑さんの側にいてもらう事にしました)

ガチャ

ランジュ「あら?」

彼方「…」

しずく「…」

璃奈「…」

エマ「…」

果林「…」

せつ菜「…」

ランジュ「あなたたちは…!」

ランジュ「果林!みんなを連れてきてくれたのね!」

ランジュ「嬉しいわ!」

果林「私はスクールアイドル部の仲間になんかなった覚えは無いわ」

果林「私たちを操って、自分の都合の良いようにするなんて…!」

ランジュ「…!?」

しずく「…単刀直入に聞きます」

しずく「ランジュさんは、昨日までこの学校にはいませんでしたよね?」

ランジュ「!!」

しずく「そこの栞子さんと、ミアさんも」

栞子「!!」

ミア「!!」

彼方「なのにこの学校のみんなはあなた達を、「ずっと前からいた」って言ってる」

彼方「不自然だよねぇ?」

ランジュ「な……!?」

彼方「今ランジュちゃんが思った事を当ててあげよう」

彼方「『どうして?暗示をかけたはずなのに…』」

ランジュ「!!」
0354名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 10:34:01.55ID:t5S6dqzi
彼方「おお、その反応はやっぱり…」

しずく「あなた達が犯人だったんですね」

ランジュ「…」

栞子「…」

ミア「…」

ランジュ「まさか、バレるなんて思わなかったわ」

ランジュ「完璧にやってるはずだったもの」

ランジュ「でも、あなた達の暗示が解けたとしてもランジュたちの勝ちに変わりはないわ」

ランジュ「この学園のみんなは、ランジュの暗示の中にいる」

ランジュ「あなた達が「これは暗示にかかってる」なんて騒いでも、なんの意味もないわ」

ランジュ「大人しく暗示にかかっていれば、あなた達もこんな無駄な事しなくて良かったのに」

エマ「どうして、こんな事を…?」

エマ「何の目的があって、みんなの日常をこんな風に…?」

ランジュ「目的?良い質問ね!」

ランジュ「ランジュの目的は「この学園でスクールアイドルをする事」よ!」

しずく「え…?」

しずく「それだけ、ですか…?」

しずく「それだけの為だけに、どうしてこんな暗示なんか…!」

ランジュ「んー…」

ランジュ「実はランジュ達は、別の世界から来た人間なの」

ランジュ「元々いた世界でもスクールアイドルをしていたけど、少し面倒な事になっちゃって」

ランジュ「だから、この世界に来てまたイチからスクールアイドルを始めようと思ったの」

ランジュ「でもいきなりこの世界に来てスクールアイドル始めてもアレだから、みんなに暗示をかけてランジュ達がやりやすいようにしたの」

ランジュ「ランジュ達は元々この世界にいた人間だ、ってね」

しずく「…!」

しずく(そんな、なんて自分勝手な…!!)
0355名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2021/01/22(金) 10:38:23.53ID:KUm5W1nk
どの世界でも失敗するなこりゃ
0356名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 10:45:18.53ID:t5S6dqzi
せつ菜「じゃあ…」

せつ菜「じゃあどうして、侑さんについての記憶をみんなの中から消したんですか!?」

せつ菜「暗示をかけて、自分たちが元々ここにいた人間だという事にしてスクールアイドルをやりたいだけなら…」

せつ菜「侑さんをあんな風にする必要はなかったはずです!!」

ランジュ「侑…?」

ランジュ「あぁ、あの音楽科の子ね」

ランジュ「あの子は、ランジュにとっては要らない子なの」

ランジュ「ランジュ達が元いた世界で、スクールアイドル同好会からスクールアイドル部に部員を引き抜けなかった原因…」

ランジュ「それがあの「歩夢の幼馴染」で「かすみの先輩」だった子…」

ランジュ「この世界では、高咲侑が「その子」に相当するの」

ランジュ「あの子は、ランジュのスクールアイドル活動にとって邪魔な存在」

ランジュ「だから、高咲侑には消えてもらう事にしたの」

せつ菜「!!」

ランジュ「歩夢もかすみも、あんな何の取り柄も無さそうな子よりランジュと一緒にいた方が絶対良いのに…」ハァ

彼方「…」

しずく「…」
0357名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 10:58:30.39ID:t5S6dqzi
彼方「…うん」

彼方「今のを聞いて、よく分かったよ」

しずく「はい…」スチャ

彼方「ランジュちゃんは、とんでもなく悪い子だよ」

ランジュ「…?」

ランジュ「ランジュが、悪い子?」

ヤラシード仮面「それもただの悪じゃありません…」

ヤラシード仮面「自分が『悪』だと気づいていない、最もドス黒い『悪』です!!」

ヤラシード仮面「世界には色んな人がいます」

ヤラシード仮面「国際交流学科にいて、それをよく実感しています」

ヤラシード仮面「ですが、こんな自分勝手な人に会ったのは初めてです…!」

ヤラシード仮面「自分がただスクールアイドルをやりたいからといって、この世界の人たちをこんな風にするなんて…!!」

彼方「絶対に、許せないよね!!」バッ

ヤラシード仮面「お覚悟!!」バッ

ランジュ「…」

栞子「…」

璃奈(…何だろう)

璃奈(あの2人からは、変な感じがする…!)
0358名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 18:02:52.19ID:t5S6dqzi
しずく(まず彼方さんはランジュさんに絞め技を、私は栞子さんに飛び技を仕掛けようとしました)

しずく(しかし…)

ランジュ「へぇ…?」グググ

彼方「な……!?」グググ

栞子「……!」グググ

しずく「え……!?」グググ

璃奈「技を仕掛けようとして、逆に捕らえられた…!?」

しずく(私たちは技をかけることが出来ませんでした)

ランジュ「この世界のしずくと彼方は、こういうスキルを持ってるのね…!」

ランジュ「でも、その程度じゃランジュたちには勝てないわね」

彼方「ぐぅぅ……!」

しずく「何を…!」

ランジュ「ふぅん、信じてないみたいね」

ランジュ「じゃあ思い知らせてあげるわ…!」

ランジュ「格の違いってやつを!!」シュゥゥ…

彼方「周りの空間が…!?」

しずく「う…まぶしっ…!」

カッ…

しずく「ぅ…」

しずく「ここは…?」

ワァァァァ…!

彼方「り、リングの上…!?」

しずく(気がつくと、私と彼方さんは超満員の会場の中央に設置されたリングの上に立っていました)

しずく(私たち2人といっしょに来ていたみんなは、観客席の最前列に座っています)

しずく(私たちの立っている青コーナーの向かい側、赤コーナーにはランジュさんと栞子さんが立っています)

ランジュ「さぁ、始めましょう」

ランジュ「私たちのステージを…!」

栞子「…」

彼方「くっ…!」グッ…

しずく「……っ!」グッ…
0363名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2021/01/22(金) 19:05:29.58ID:pCr+uUch
ミアは元世界で悪事には関わってないからな
0364名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 19:28:51.90ID:t5S6dqzi
彼方(彼方ちゃんとしずくちゃんは、なんとか勝ってやろうと必死で戦った)

彼方(だけど…)

ランジュ「ふん!!」 ドゴスッ!

彼方「ぐぁ…!!」

エマ「ああっ!!彼方ちゃんの脇腹をパイプ椅子で!?」

ランジュ「このっ!!」バキィ!

彼方「がっ……!!」ドサ…

せつ菜「さ、さらに上から殴りつけましたよ!?」

果林「ちょっと!?凶器は反則でしょう!?」

凶器攻撃
会場のパイプ椅子や入場の時持ってきた竹刀などの凶器で相手をぶん殴る攻撃。
主にヒール(悪役)レスラーがよくやる。
反則なのでレフェリーの見ていない隙をついて行われる。

しずく「この…!」バッ

ランジュ「…ッ!」ポイッ

しずく「!?」

レフェリー「うわぁ!?」

璃奈「レフェリーに向かってしずくちゃんを投げた…!?」

レフェリー利用
ヒールレスラーがよく使う戦術のひとつ。
リング上で試合を審判するレフェリーを掴んで相手に向かって投げたり、相手レスラーをレフェリーに向かって投げたりする戦術。
そうして出来た相手の隙に乗じてヒールレスラーは攻撃を仕掛けたりする。

ランジュ「ラァッ!!」ガッ!

しずく「あ゛っっ!!!」ビク

せつ菜「ああ!?しずくさんのお股が!!」

急所攻撃
いわゆる金的攻撃。当然反則なので、仕掛ける側はレフェリーの見ていない隙に仕掛ける。
命中すれば相手は悶絶して隙だらけになるので、ここから大技を仕掛けたり、締め技を掛けてタップアウトを狙ったりする。

しずく「あ゛……うぅ……!!(悶絶)」プルプル

彼方「し、しずくちゃん…!!」

彼方(彼方ちゃんたちは、相手の反則技でどんどん追い込まれていったんだ…)
0365名無しで叶える物語(SB-Android)
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2021/01/22(金) 19:31:30.17ID:pT/jqpiG
レフェリー(ミア)
0368名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 20:09:32.23ID:t5S6dqzi
彼方「!?」ガシッ

ミア「フッ……!」グググ

果林「リングの外から彼方の足首を掴んでる…!?」

彼方(う、動けない…!!)

栞子「はっ!!」バキィ

彼方「うぐ……!!」


ミア「ふぬぬ……!」ギリギリ…

しずく「ぅ……ぐぁ……!!」グググ

エマ「今度はリングの外からしずくちゃんの首をチェーンで絞めてる…!!」

セコンド介入
主にヒールユニットのレスラーが使う戦術。
試合中、ロープ際に来た相手レスラーをリング外のセコンドがあらゆる手段で妨害する。
「あらゆる手段」というのは、竹刀でぶん殴ったり鉄のチェーンで後ろから首を絞めたり、時にはレフェリーを妨害したりと様々。

せつ菜「あんなの卑怯です!!」

せつ菜「私、ちょっと抗議してきます!!」

璃奈「…行っても、きっと意味ない」

せつ菜「どうしてそんな事…!!」

璃奈「この空間はランジュさんの作り出した空間」

璃奈「きっとランジュさんたちに有利に作られてる」

璃奈「だから、きっと私たちが何を言っても取り合ってもらえない」

せつ菜「そ、そんなの…!」

璃奈「ランジュさんは、自分のやる事成す事全部認められなきゃ気が済まない人なんだと思う」

璃奈「暗示をかけられたうちの生徒がランジュさんたちに否定的な意見を言わなかったのも、きっとそのせい」

璃奈「悔しいけど、どうにもならない」
0369名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 20:12:42.09ID:t5S6dqzi
栞子「…!」シュルシュル

果林「あれは何してるのかしら…?」

栞子「…」パッ

せつ菜「コーナーマットが外れました!!」

ランジュ「ふんッ!!」ブンッ

彼方「うぁ…!!」

エマ「彼方ちゃんがコーナーに投げられたよ!?」

璃奈「でも、あのコーナーって…!」

彼方「ぐぅ…!!」ガシャン!

彼方「ぐ…うぅ……!」ズキズキ

せつ菜「金具むき出しのコーナーに彼方さんが…!!」

コーナーマット外し
これもヒールがよく使う戦術。
文字通り、コーナーポストに付けてあるマットを外す技。
その後は金具むき出しになったコーナーに向かって相手を投げ込み、ダメージを与えるのがお決まりのコンボ。

彼方(結局、彼方ちゃんたちは手も足も出なかった)

彼方(彼方ちゃんとしずくちゃんは、この学校でもトップクラスに強い)

彼方(心のどこかに、そんな自信をずっと持ってた)

彼方(でも…)

ランジュ「ふっ…大したことないわね…」

彼方「くっ……」

しずく「ぅ……!」

彼方(完敗だった)
0371名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 20:25:58.99ID:t5S6dqzi
シュゥゥ…

彼方「あ……」

彼方(リングが消えて、元いたスクールアイドル部の部室の風景が戻ってきた)

彼方(…彼方ちゃんは、もう立てないくらいボロボロだ)

しずく「っ……」

彼方(しずくちゃんも、彼方ちゃんとおんなじくらいボロボロみたいだ)

ランジュ「今回はこのくらいで勘弁してあげる」

ランジュ「これに懲りたら、ランジュたちに楯突くのはやめて大人しく暗示にかかることね」

ランジュ「もしまたこんな風に楯突いたら…」

ランジュ「こんなんじゃ済まないから」

ランジュ「ふふ…あははっ…!」ケラケラ

栞子「…」

彼方「…ッ!」ギリィ

しずく「……!」グググ

彼方(身体中痛くて、こんな風に負けたのが悔しくて)

彼方(こんな自分に、ただただ腹が立った)
0372名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/22(金) 20:40:18.12ID:t5S6dqzi
〜保健室〜

ガラ…

果林「ほら彼方、保健室着いたわよ!」

彼方(満身創痍)「う……」ボロボロ

エマ「しずくちゃん、しっかりして…!」

しずく(満身創痍)「くぅ……!」ボロボロ

かすみ「!!」

かすみ「しず子、彼方先輩…?」

歩夢「な、何があったの…!?」

愛「とりあえず、早いこと手当てしないと…!」

璃奈「みんなに暗示をかけてたのは、ランジュさんたちだった」

歩夢「!!」

歩夢「もしかして、侑ちゃんをこんな事にしたのも…」

璃奈「…うん」

璃奈「しずくちゃんと彼方さんは、ランジュさんたちを断罪しようとした」

璃奈「でも…」

彼方「へへ…手も足も出ずに負けちゃった…」

彼方「…悔しい」

彼方「すっごく、悔しいよ」ポロポロ

歩夢「彼方さん…」

〜間〜

愛「…これで手当てはオッケーかな」

彼方「すやぁ……」

しずく「すぅ…すぅ……」

エマ「ふふ、寝ちゃってる」

果林「2人とも、ゆっくり休んでちょうだい…」
0374名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/23(土) 04:45:00.87ID:KrIXJW6N
〜夢の中〜

彼方「ぅ…?」

「彼方さん…?」

彼方「この声は…しずくちゃん?」

しずく「はい、私です」

彼方「どこだろ、ここ…?」

しずく「分かりません…」

「やぁ、随分とひどくやられたみたいじゃないか」

彼方「この声は…!」

緑タイツ姿の男「久しぶりだな」

白ハチマキの巨漢「今日は2人で来たんだな」

しずく「彼方さん、この人たちは…?」

彼方「ああ、彼方ちゃんに絞め技を教えてくれた人たちだよ」

不死鳥仮面「俺もいるぞ」

しずく「!!」

彼方「えっと…?」

しずく「…あの人は私に飛び技を教えてくれた人です」

彼方「へぇ…」

彼方「…あれ?」

彼方「なんか汗かいてる…?」

緑タイツ姿の男「ああ、これか」

緑タイツ姿の男「君の精神に何か「悪いもの」が入っててたから、それと戦ってたんだよ」

白ハチマキの巨漢「俺たちにかかれば大した事ない相手だったが…」

白ハチマキの巨漢「ちょっと数が多かったな」

彼方「悪い何かって…?」

緑タイツ姿の男「見た感じ、あれは呪いとか精神攻撃の類だな」

彼方「…!」

不死鳥仮面「俺も、君の精神に入ってきた「悪い何か」と戦ってたんだ」

しずく「…!」

彼方「彼方ちゃんとしずくちゃんが暗示にかからなかったのって、もしかして…!?」
0375名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/23(土) 09:29:12.32ID:KrIXJW6N
白ハチマキの巨漢「ああ、そうだよ」

白ハチマキの巨漢「それから、君が友達を絞め落として友達にかかった暗示を解くことが出来たのも…俺たちのおかげってわけだ」

彼方「…え?」

緑タイツ姿の男「君が友達を絞め落とした時、君は無意識のうちに友達の心に巣食っていた「悪いもの」を取り込んでいたんだ」

緑タイツ姿の男「それを俺とこいつの2人で倒してたんだよ」

しずく「彼方さんがみんなにかかってた暗示を解けたのはそういう理由だったんですね…」

彼方「…」

しずく「…」

緑タイツ姿の男「…悔しいか?」

彼方「…」

彼方「…うん、悔しいよ」

彼方「あんな負け方するなんて、本当に悔しいよ…!」

しずく「私も、悔しいです…!」

しずく「自分がこんなに弱かったなんて…!」

不死鳥仮面「そうか…」

不死鳥仮面「だが、これで終わったなんて思う必要はない」

不死鳥仮面「君たちには、まだ勝てる見込みがある」

彼方「!!」

緑タイツ姿の男「君たち2人はこれまでの戦いの中で着実に才能を伸ばしてきている」

緑タイツ姿の男「締め技や飛び技だけじゃない」

緑タイツ姿の男「受け身も、打撃も、投げ技も…プロレスに必要なセンスが、十分に育っている」

白ハチマキの巨漢「足りないのは技術だけだ」

白ハチマキの巨漢「それを今から教えてやる」

白ハチマキの巨漢「俺たちの持つ技術の全てを、教え込んでやるよ」

彼方「は、はい!」

しずく「よろしくお願いします!」
0377名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/23(土) 20:16:00.10ID:KrIXJW6N
彼方(こうして、彼方ちゃんとしずくちゃんは「プロレスの神様」たちと特訓を始めたんだ)

緑タイツ姿の男「いいか、こういう風に肘を思い切り振り抜くんだ」ブンッ!

彼方「はい!」ヒュン!

緑タイツ姿の男「いいぞ、そういう感じだ」

白ハチマキの巨漢「もっと鋭く打ち込め!」

しずく「はい!!」ビシ!

彼方(打撃技も)

白ハチマキの巨漢「今からDDTやってみせるから、よく見とくんだぞ」

彼方「はい…!」

彼方(投げ技も)

不死鳥仮面「この技はもう少し踏み切りを…」

しずく「ふむふむ…」

彼方(飛び技も)

緑タイツ姿の男「相手の技を受け切るには受け身が大事だ」

緑タイツ姿の男「ダメージを和らげるには…」

かなしず「なるほど…」

彼方(受け身も、全部夢の中で教えてもらった)
0378名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/23(土) 20:34:52.89ID:KrIXJW6N
彼方(この「特訓」を何日か繰り返して、ついに…)

緑タイツ姿の男「…よし、これで俺たちに教えられるテクニックは全部教えた」

白ハチマキの巨漢「これできっと、あいつらにも勝てるはずだ」

不死鳥仮面「2人とも、ここまでよく頑張ったな」

かなしず「ありがとうございます!」

彼方「…あの、ちょっと気になったんですけど」

緑タイツ姿の男「ん?」

彼方「あなたたち3人は、プロレスの神様なんですよね?」

白ハチマキの巨漢「そうだが、それがどうした?」

彼方「いや…なんかみんな「プロレスの神様」だとちょっとこんがらかっちゃうな、って…」

しずく「確かに…」

緑タイツ姿の男「ん〜…」

白ハチマキの巨漢「良いんじゃないか?ここまできたんだし俺たちの名前教えても」

緑タイツ姿の男「…そうだな」

緑タイツ姿の男「じゃあ、俺のことは「ミサワさん」って呼んでくれ」

彼方「!」

白ハチマキの巨漢「じゃ、俺のことは「ハシモトさん」でいいぜ」

彼方「!!」

ハシモト「お前はどうする?「エザキ」でいいか?」

不死鳥仮面「いや、今の俺は「エザキ」でも「H」でも無い」

不死鳥仮面「今の俺は「ハヤブサ」だ」

ハヤブサ「ハヤブサと呼んでくれ」

しずく「!!」

しずく(この人たち…!)

彼方(プロレスラー選手名鑑に載ってた人たちだ…!)

ミサワ「おっ…!?」

ミサワ「その反応は、俺たちの事知ってる感じだな」
0381名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/25(月) 09:17:14.27ID:VRLM33GG
「プロレスわかんねえ!」って人のためのプロレスラー紹介コーナー!

ここに書いてある内容は大分まとめてあるので、気になった方はGoogle先生とかに聞いてみてください…

三沢光晴(1962-2009)
90年代の全日本プロレスで活躍したレスラー。
2代目タイガーマスクの中の人。
自分よりも体格の大きい選手と渡り合うために会得したエルボーと、学生時代に器械体操で身につけた身体能力と国体優勝レベルのレスリングの実力、天才と称されるほどの受け身の巧さを武器に、川田利明、小橋建太、田上明の3人と「四天王プロレス」と呼ばれる伝説的な死闘を繰り広げた。
プロレス四天王と呼ばれた上記4人の中でも、三沢は別格と言って良いほどの強さであった。
[得意技]
・エルボー
・タイガースープレックス
・タイガードライバー
・エメラルド・フロウジョン
・フェイスロック
 他多数

橋本真也(1965-2004)
90年代の新日本プロレスで活躍したレスラー。
長州力ら当時の主力レスラーが集団離脱し、ピンチになった新日本プロレスから「闘魂三銃士」として売り出された1人。
他のメンバーである武藤敬司、蝶野正洋とは生涯ライバル同士であり続けた。
スーパーヘビー級の選手だが、このクラスの選手がよく使うラリアットやパワーボムは使わず、キック技主体のファイトスタイルであった。
その体重の乗った蹴りの威力は凄まじく、武藤や蝶野から嫌がられるほどであった。
リング上で真っ向から相手を叩き潰す姿から「破壊王」というニックネームで広く親しまれていた。
[得意技]
・各種キック
・袈裟斬りチョップ
・DDT
・三角絞め
 他多数

ハヤブサ(1968-2016)
90年代、大仁田厚引退後の新生FMWのエースとして団体を引っ張っていた覆面レスラー。マスクを脱いで「H」という名前でリングに上がっていた時期もあった。本名は江崎英治。
90年代後半からは全日本プロレスのリングにも立っていた。
高難易度の飛び技を使いこなすそのファイトスタイルは、プロレスファンのみならず実際に対戦した獣神サンダー・ライガーなどの選手たちからも高く評価されていた。
[得意技]
・ファイアーバード・スプラッシュ
・フェニックス・スプラッシュ
・その他飛び技各種
・ファルコンアロー
 他多数
0382名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/25(月) 09:32:02.15ID:VRLM33GG
彼方「す、すごい…!」

しずく「本物…ですか?」

ハシモト「ああ、本物だぞ」

ミサワ「サインでも書いてあげられたらよかったんだが、ここは夢の中だからなぁ…」

ハヤブサ「じゃあ握手!握手しよう!」

ミサワ「おお、そうするか」

ミサワ「…がんばれよ」グッ

彼方「…はい!」グッ

彼方(こうして彼方ちゃんとしずくちゃんは、伝説のレスラーさんたち3人と夢の中で握手を済ませて帰ったんだ)

彼方(夢から覚めたら、早速彼方ちゃんたちはランジュちゃんたちにリマッチを申し込んだ)

彼方(ランジュちゃんたちはリマッチを受け入れた)

ランジュ「良いわ!リマッチ、やってあげる!」

ランジュ「何度やっても結果は一緒だって事、思い知らせてあげるネ!」

彼方(…って言ってたけど、今度の彼方ちゃんたちはあの時の弱い彼方ちゃんたちじゃない)

彼方(今度こそ、断罪してみせる…!!)
0383名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/25(月) 10:01:22.53ID:VRLM33GG
〜体育館〜

彼方「…」

ヤラシード仮面「…」

ヤラシード仮面(ランジュさん達が用意した試合会場は、放課後の虹ヶ咲学園の体育館に作られたリング…)

ヤラシード仮面(体育館の中央に設置されたリングを囲むように客席が設けられ、そこにはうちの生徒が大勢座っています)

ヤラシード仮面(まさに超満員状態です)

ヤラシード仮面(客席の最前列、私たちのいる青コーナーに近いところには果林さん、エマさん、せつ菜さん、璃奈さん、それからわざわざこの学校に駆けつけてくれた遥さんが座っています)

ヤラシード仮面(残りのかすみさん、歩夢さん、愛さんはこの前同様侑さんに何かあった時のために保健室で待機しています)

果林「今回はどうして体育館なのかしら…?」

璃奈「ランジュさん達はきっと、彼方さん達を公開処刑しようとしているんだと思う」

璃奈「きっと、みんなが見ている場でコテンパンにして、私たちの抵抗する気を削ぎたいんだと思う」

遥「お姉ちゃん…!」

ランジュ「この前あれだけやられたのにまだランジュ達に向かって来るなんて…」

ランジュ「あなた達の強情さは褒めてあげるわ!」

ランジュ「でも、それも今日で終わりにしてあげるネ…!」

栞子「…」

彼方「今日の彼方ちゃんとしずくちゃんは、「あの時」みたいにはやられないよ〜」

彼方「今度こそ、勝ってみせるからね…!」

ヤラシード仮面「はい!」

ヤラシード仮面「特訓の成果、存分に見せてあげましょう!」

ヤラシード仮面(心の準備もできた)

ヤラシード仮面(あとはゴングを待つだけ…)
0385名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/25(月) 13:27:55.30ID:VRLM33GG
せつ菜「いよいよ最終決戦です!!」

せつ菜「でもその前に、プロレスのルールをおさらいしましょう!」

せつ菜「まずは、どうやって勝敗を決めるかです!」

璃奈「勝ち負けの決め方はこんな感じ」

1. ピンフォール
2. タップアウト
3. ノックアウト(KO)
4. テクニカルノックアウト(TKO)
5. リングアウト
6.レフェリーストップ/ドクターストップ

せつ菜「相手の両肩をリング上のマットに付けて3カウントを奪ったら勝ち、というのがピンフォールです!」

果林「相手を絞め技や関節技で固めて、ギブアップを奪って勝つのがタップアウトね」

璃奈「相手の攻撃でダウンして10カウント以内に起き上がれなかったら負け、これがノックアウト」

エマ「味方のレフェリーが「これ以上試合は続行できない!」って判断したらリングにタオルを投げ込むんだ」

エマ「こうなったらもう降参、これがテクニカルノックアウトだよ」

せつ菜「リングの外、つまり場外に出て20カウント以内にリング内に戻ってこられなければ負けになってしまいます!」

せつ菜「リングアウト負けです!」

璃奈「レフェリーや待機してるリングドクターが試合続行不能と判断してその時点で試合を止めるのがレフェリーストップとかドクターストップだよ」

エマ「他にも、試合中に乱入とかみたいな予期せぬ事態で試合が続行不能になったら「ノーコンテスト」、つまり無効試合になるんだ」

果林「次は反則についての説明よ」

せつ菜「プロレスの反則には「レフェリーへの暴力行為」や「凶器の使用」がありますね!」

果林「それから、プロレスのルールには「ロープブレイク」というのがあるわ」

果林「このロープブレイクっていうのは、「関節技や絞め技を掛けている間、相手か自分の身体がロープに触れるかロープの外に出るかすると、掛けている技を解かないといけない」、ってルールなんだけど…」

エマ「ロープに触っているのに技をかけっぱなしにするのは反則だよ」

璃奈「それから、「グーで殴ること」「のど(気管)を絞める技」「サミング(目潰し)」「急所攻撃」も反則行為だけど…」

璃奈「さっき言った反則に共通するのは、「レフェリーが5つ数える間に止めないとその時点で負け」ってこと」

果林「言い換えると、「5つ数える前に止めるなら何をしたっていい」って事ね」

せつ菜「ですが、あまりにもひどい反則の場合は一発負け、という場合もあります!」

せつ菜「これだけ覚えていれば多分大丈夫でしょう!」

せつ菜「さて、彼方さんとしずくさんの最終決戦、一体どうなるんでしょうか…!」
0386名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/25(月) 20:30:55.93ID:VRLM33GG
リングアナ(放送部員)「赤コーナー、ショウ・ランジューー!」

ランジュ「ふふ…」ニヤリ

ワァァァァ…!!

リングアナ「三船…栞子ーー!」

栞子「…」グッグッ

ワァァァァ…!

エマ「すごい歓声…!」

リングアナ「青コーナー、近江…彼方ーー!」

Boooo…!!

ヒッコメー!

彼方「…」

リングアナ「ヤラシード仮面ーー!」

Boooo…!!

カエレー!

ヤラシード仮面「…」

せつ菜「なんですかあれ!?彼方さんたちにすごいブーイングが…!!」

璃奈「暗示のせいだね…」

璃奈「彼方さんたちは、これからきっと辛い戦いを強いられると思う」

果林「くっ…!腹立つわね!」

遥「お姉ちゃん、しずくさん…!」

ヤラシード仮面「…逆風ですね」

彼方「そうだね…」

彼方「でも…」

ヤラシード仮面「こっちの方が燃えますよね…!!」
0387名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/26(火) 13:52:48.54ID:nNkmlw0T
ランジュ「はあっ!!」ゴシャァ!

彼方「うぐ……!?」

栞子「ふぬぬ…!」グググ

ヤラシード仮面「くぅ…!」グググ

エマ「彼方ちゃんとしずくちゃんがいきなり襲われたよ!?」

果林「ちょっと!!まだゴング鳴ってないわよ!?」

ゴング前の奇襲攻撃
ゴングが鳴る前にいきなり攻撃を仕掛けるというのは、プロレスではよく見かける光景。
大体レフェリーは特に止めたりもしないし、奇襲攻撃の後に普通にゴングが鳴って試合開始になる。

カァーン!

璃奈「やっとゴングが鳴った」

璃奈「しずくちゃんはなんとか栞子ちゃんと一緒にリングの外に出たけど…」

ランジュ「…ッ!このっ…!!」ゲシッゲシッ

彼方「う…くっ……!」

せつ菜「リング上の彼方さんはボコボコに蹴られてますね…」

遥「お姉ちゃん…!!」

ランジュ「…フン!!」ブンッ

エマ「彼方ちゃんが向こうのコーナーに振られ…!?」

彼方「っ!!」ブンッ!

ランジュ「なぁ!?」

果林「でも彼方が逆に投げ返したわ!」

ランジュ「…ッ!」ガシャン

彼方「オォォォォ…!」ダダダ…

彼方「セァ!」バキャ!

串刺し式エルボー
コーナーにもたれかかった状態の相手に対して走り込みながら繰り出すエルボー。
このように、コーナーに釘付け状態の相手に向かって走り込みつつ繰り出す技は「串刺し式」と呼ばれる。
串刺し式で繰り出す技は大体打撃技である。

ランジュ「がぁ……!?」

果林「やったわ!!」

せつ菜「その調子です!」
0388名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/26(火) 15:21:53.41ID:nNkmlw0T
璃奈(そして、しばらくは彼方さんがリードする形で試合は進んだ)

彼方「シィッ!!シィッッ!!」ゲシッゲシッ!

彼方「……イィァ!!」ドゴスッ!

ランジュ「ぐっ……!!」ガシャン!

ミドルキック
橋本真也が最も多用した蹴り技。
相手の胸めがけて放つ蹴り。
数発ミドルキックを叩き込んで相手を怯ませ、少しタメて更に強力なキックで蹴り飛ばすコンボを食らった相手は文字通り「吹っ飛ぶ」。
ちなみに、橋本選手のキック力は1000kgあったという話である。

ランジュ「はぁ…はぁ…」ヨロ…

彼方「…」グッ

彼方「セイッ!!」ドサァッ!!

果林「彼方がランジュの首を抱え込んで…」

遥「そのまま後ろに倒れ込んで脳天から突き刺した…!」

DDT
相手の首を抱え込んで固定し、そのまま後ろに倒れ込んで脳天からマットにぶっ刺す技。
橋本真也の得意技にして代名詞的な技で、武藤敬司は橋本選手のDDTを「首をガッチリと抱え込まれ最後までロックを外さないので、ダメージが大きい」と評している。

ランジュ「あ゛……!!」ゴシャ!

せつ菜「その調子です彼方さん!!」

璃奈(このまま彼方さんが決めると、みんな思ってた)

璃奈(だけど…)

ランジュ「…ラァ!!」ゴッ!

彼方「ぅあ゛っ゛……!!」

璃奈「急所攻撃…!!」

せつ菜「レフェリーさん!!あれは反則でしょう!?」

栞子「……!(パイプ椅子を持ってリングに上がろうとしている)」

レフェリー「ダメ!ストップ!」

璃奈「乱入しようとしてる栞子ちゃんを注意してるせいで彼方さんの方を見てなかったんだ…」

レフェリー妨害
主にヒールユニットのタッグパートナーやセコンドが使うテクニック。
レフェリーの目に着くような行為をしてレフェリーの注意を引きつけ、リング上の選手が反則攻撃をしやすいようにする。

彼方「ぅ…うぁ……!!」ピクピク

エマ「彼方ちゃんが一気にピンチに…!」
0391名無しで叶える物語(しうまい)
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2021/01/27(水) 10:41:56.17ID:cLy2zWtf
璃奈(ランジュさんは彼方さんを打撃でいたぶった後、赤コーナーに向かって投げつけた)

エマ「あ、あれ…!」

ミア「…(外したコーナーマットを持ってる)」

せつ菜「赤コーナーのコーナーマットが!」

せつ菜「いつの間に…!」

彼方「くっ…!」

彼方「うぁ……!!」ガシャン!

璃奈(ここでランジュさんと栞子ちゃんがタッチ)

璃奈(金具むき出しのコーナーでダメージを負った彼方さんを栞子ちゃんがさらに痛めつけた)

栞子「ふん!!」バシィ!

彼方「ぐぁ…」

ランジュ「セァ!!」ゲシッ

彼方「ッ…!!」

璃奈(ランジュさんも下がらずに彼方さんを痛めつけてた)

遥「お姉ちゃんッ!!」

果林「何よあれ…!」

果林「2人がかりなんて卑怯よ!」

せつ菜「レフェリーは相変わらずセコンドのミアさんに妨害されてます…」

エマ「最低…!」
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