歩夢「せつ菜ちゃんに侑ちゃんを寝取られた……」
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歩夢「侑ちゃん、せつ菜ちゃんと付き合うなんて……」
歩夢「……どうして?」
歩夢「私の方が、ずっと前から侑ちゃんのことを好きだったのに……」
歩夢「……せつ菜ちゃんも」
歩夢「私が、私が侑ちゃんのこと好きなの、気づいてたよね……?」
歩夢「なのに、どうして、私から侑ちゃんを寝取るなんて」
歩夢「ひどいよ……」
せつ菜「それは違います!!!!!」
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ!? すみません、深夜にまとめて投下しようと思っていたのですが書き貯めがキリのいいところまで進まなかったのでまた起きてからにしたいと思います…… 〜放課後、部室〜
侑「もう誰かいるかな?」
歩夢「どうだろうね?」
ガチャ
侑「こんにちは〜」
せつ菜「あっ侑さん!こんにちは!」
歩夢「!」
侑「せつ菜ちゃん!今日は早いね」
せつ菜「はい!今日は生徒会での仕事が特に何もなかったので!」
せつ菜「歩夢さんもこんにちは!」
歩夢「……うん、こんにちは」ニコ
侑「まだせつ菜ちゃんだけ?」
せつ菜「はい!」
侑「そっか、じゃあ準備しながらお喋りでもしてよっか」
歩夢「……そうだね」ニコ
歩夢(……うぅ、三人だけだと辛いなぁ)
歩夢(早く誰か来てくれると助かるんだけど……)
ガチャ
愛「こんにちはー!」
歩夢「あっ愛ちゃん!」
侑「……!」 愛「おっ、一番乗りじゃなかったか〜」
せつ菜「愛さん!こんにちは!」
愛「おー!やっほーせっつー」ヒラヒラ
歩夢(よかった、愛ちゃんが来てくれた……)
歩夢「ほっ……」
愛「……んー?どしたの歩夢?」ズイッ
歩夢「え?な、なんでもないよ」
愛「そう?ならいいんだけどさ」ニッ
侑「……愛ちゃん!こんにちは!」ズイッ
歩夢「!」
愛「お?ゆうゆもやっほ〜」
歩夢(侑ちゃん……?)
歩夢(……今、愛ちゃんと私の会話を遮ろうとしてた……?) 歩夢(いや、でもさすがにそれは思い込みかな……?)
侑「愛ちゃん、璃奈ちゃんとは一緒じゃなかったんだ?」
愛「ん、まーね!今日はまっすぐこっちに来たし」
侑「そうなんだ」
せつ菜「やる気MAX!って感じですか!?」
愛「まあ……」チラ
歩夢「?」
愛「……そんな感じかな!」アハハ
せつ菜「いいですね!今日もはりきっていきましょう!」
愛「あはは、せっつーは今日も元気だね〜」
歩夢(……愛ちゃん、今私の方をチラッと見てた?)
歩夢(なんでだろう……?)
侑「……」 〜練習中〜
侑「じゃあまずはいつも通りストレッチから!」
愛「歩夢〜!一緒にやらない?」
侑「……!」
歩夢「私?うん、いいよ」
愛「やったー!」ギュッ
歩夢「わっ!愛ちゃん!?」
侑「……!!」
愛「へへ、じゃああっちでやろっか」グイッ
歩夢「う、うん」
侑「……」ジー
せつ菜「侑さん!」
侑「……」ジーッ
せつ菜「……侑さん?どうかしましたか?」
侑「えっ?あっごめんね、何かな?」
せつ菜「ストレッチの手伝いをお願いできますか!」
侑「うん、いいよ」
せつ菜「ありがとうございます!ではあちらで!」ペカー
侑「うん……」チラ
歩夢「愛ちゃん、さっきのって」
愛「あー気にしないで気にしないで」アハハ
侑「……」ムムム 〜ストレッチ終了後〜
侑「じゃあ次はランニングね!」
〜しばらくして〜
侑(……おかしい)
侑(いつもだったらもう愛ちゃんはゴールしてるはずなのにまだ来ないなんて……)
侑(……もしかして)
歩夢「はぁ……はぁ……」
愛「ほら、もうちょっとだよ!」
侑「!」
侑(歩夢と、愛ちゃんが……並んで走ってる……?) 歩夢「……ふぅ」
愛「お疲れぃ〜、どうだった?なるべく歩夢のペースに合わせてみたんだけど」
歩夢「うん……いつもよりちょっとペース速かったけど、これならなんとかついていけるかも」
愛「そっか〜ならよかった」
歩夢「ふふ……愛ちゃんと一緒に走ってると、なんだか私ももっと速く走れそうな気がしてくるよ」
愛「おっ、なら二人で最速目指しちゃう?」
歩夢「さ、最速は難しいんじゃないかな……?」
愛「へへ、まあ無理に催促はしないけどね……最速だけに!」
歩夢「……」
愛「あ、歩夢……だから真顔はやめてってば〜」
歩夢「……ふふ、ごめんね?」
愛「急に真顔になられると愛さん嫌な意味でドキっとしちゃうよ……」
歩夢「でも焦ってる愛ちゃん可愛いよ?」クスッ
愛「いやそういうことじゃなくてさぁ……」
歩夢「ふふっ」ニコニコ
侑「……」ムムムム せつ菜「侑さん!今日はいつもより速く走れたように感じたのですが、どうでしたか?」
侑「……」ジー
せつ菜「……侑さん?」
せつ菜(一体どこを見て……)チラ
歩夢「────」ニコニコ
愛「────!」
せつ菜(歩夢さんと愛さん……?)
せつ菜(なんだかとっても楽しそうです!……けど)チラ
侑「……」ジーッ
せつ菜(……侑さん) せつ菜「……っ、侑さん!」グイッ
侑「!わっ、なっなに?」
せつ菜「私のタイムはどうでしたか!?」ズイッ
侑「え!?えっ、と……うん、いつもより少し速くなってる、かな?」
せつ菜「そうですか!それはよかったです!」
せつ菜「このまま同好会内最速を目指しますよ!!」ペカー
侑「あはは、そうだね……それを目標に頑張ってみよっか!」
せつ菜「はいっ」
せつ菜「……」
せつ菜「あの、侑さん……っ」
侑「ん?なに?」
せつ菜「歩夢さんと愛さんのこと、見てましたけど……どうかしましたか?」
侑「えっ……」 せつ菜「その、じっと見ていたので」
侑「そ、そんなに見てた?」
せつ菜「……私が声をかけても、気づかないくらいには」
侑「あ、あちゃー……そんなに見てたんだ私」アハハ
侑「あ、あはは」
せつ菜「……」
侑「はは、は……」
せつ菜「……侑さん」
せつ菜「無理に、笑わなくてもいいんですよ……?」
侑「……え?」 侑から告白に持ち込めば、同好会内の歩夢sageが行われる可能性が減るな せつ菜「気分を害されたらすみません」
せつ菜「でも……なんだか今の侑さんは、無理に笑顔を作っているように見えまして……」
侑「……そっか」
侑「さすがせつ菜ちゃん、だね」
せつ菜「い、いえ」
せつ菜「……何か、困っていることがあれば話していただけませんか?」
侑「え?」
せつ菜「その……私に話して解決できることなのかはわかりませんが」
せつ菜「それでも、侑さんの気持ちだけでも楽になればいいな……と思いまして」
侑「せつ菜ちゃん……」
せつ菜「私達は、その……」
せつ菜「……こっ恋人ですし、ね」カァァァ
侑「……」 侑「……せつ菜ちゃん」
せつ菜「は、はい」
ポン
せつ菜「!」
侑「ありがとね、心配してくれて」ナデナデ
せつ菜「い、いえ……!」
侑(……せつ菜ちゃん、ホントにいい子だな)
侑(恋人なら、こういうときは相談するもの……なのかな?)
侑(でも、これは私の気持ちの問題で……)
侑(……だけど)
───────
せつ菜「そういうのも含めて!少しずつ慣れていけばいいんですから!」
せつ菜「……それに、私だって誰かとお付き合いをするのは……ゆ、侑さんが初めてですから……!」
せつ菜「ですから、少しずつでも!一緒に学んでいきましょう!!」ペカー
───────
侑(……一緒に学んでいこうって、言ってたもんね)
侑(なら……!)
侑「せつ菜ちゃん」
侑「聞いてほしい話があるんだけど、いいかな……?」
せつ菜「……もちろんです!」 侑「ただ、今は練習中だから……終わった後でもいいかな?」
せつ菜「はい!大丈夫ですよ!」
侑「そっか、それならよかった」
せつ菜「では!また練習後ということで!」
侑「うん、よろしくね」
せつ菜(侑さんに頼ってもらえました!しっかりお話を聞いて、できれば解決までいけたら嬉しいのですが……)
せつ菜(とりあえず練習後も頑張らねばですね……!)
せつ菜「うおおおお!!残りの練習もはりきっていきますよ!!!」
愛「はは、せっつーはホントに元気だね〜」
歩夢「そうだね」クスッ
歩夢(……侑ちゃんと、何話してたんだろう?)
愛「……あっ、そうだ」
愛「歩夢さ、今日練習終わった後大丈夫?」
歩夢「?うん、大丈夫だよ」
愛「オッケー、ならよかった」
愛「……ちょっと今後の方針について伝えておきたくて、ね」
歩夢「!……わかった」
愛「じゃ、とりあえず残りの練習も頑張ろっか」ニッ
歩夢「うん」ニコ 〜練習後〜
侑「あっ歩夢!今日なんだけどさ」
歩夢「ゆっ侑ちゃん、今日は」
ゆうぽむ「あっ……」
侑「……えっと、歩夢からいいよ」
歩夢「ゆ、侑ちゃんからで大丈夫だよ」
侑「そ、そう?なら、私から言うね」
侑「今日は、その……せつ菜ちゃんと一緒に帰ろうと思って」
歩夢「!」
侑「だから、歩夢には悪いけど……今日は一人で」
歩夢「それなら大丈夫だよ」ニコ
侑「……え?」
歩夢「私もね、今日は愛ちゃんと帰るからって言おうとしてたところだったんだ」
歩夢「……ちょうどよかったね」
侑「そう、だね……」
歩夢「……うん」
ゆうぽむ「……」
侑「じゃあ、また明日ね……?」
歩夢「……うん、また明日」 〜しばらしくして、とあるカフェ〜
せつ菜「あの、歩夢さんはなんて言ってましたか……?」
侑「ん?あー……今日は愛ちゃんと一緒に帰るから、だからちょうどよかったねって」
せつ菜「愛さんと?」
侑「うん、そう言ってたよ」
せつ菜「そうですか……」
せつ菜(それなら、安心ですかね……私が安心というのもおかしな話ですが)
せつ菜(しかし……)チラ
侑「……」
せつ菜(……侑さん、浮かない表情をされていますね)
せつ菜(やはり、歩夢さんと愛さんのことを気にされて……)
せつ菜「……侑さん!」
侑「?」
せつ菜「侑さんのお話、私に聞かせていただけますか……?」
せつ菜「どんなお話でも、しっかり聞きますので……!」
侑「……ありがとう、せつ菜ちゃん」
侑「それじゃあ、話すね」 〜一方その頃、カラオケ〜
愛「今日は別の部屋だね〜」
歩夢「二日連続でカラオケなんて……初めてだよ」
愛「まあ、今日は昨日みたいに長い時間はいられないけどね」
歩夢「そっか……それで、お話って?」
愛「ああ、ちょっと今後の方針を考えてきたんだ」
愛「歩夢にゆうゆを振り向かせる為の、ね」
歩夢「……っ」ゴクリ
愛「へへ、そんな緊張しないでも大丈夫だよ、単純な作戦だからさ」
歩夢「そう、なの?」
愛「うん」ニッ
歩夢「……その、作戦って」
愛「えっとね、ゆうゆが愛さんに嫉妬してるって話はしたじゃん?」
歩夢「う、うん」
愛「それで、歩夢自身もそれは実際に確認した……ここまではオッケー?」
歩夢「うん……」
愛「で、今後はゆうゆの嫉妬心を煽っていこうって話をしたと思うんだけど」
愛「ゆうゆに言ってみようと思うんだ」
歩夢「えっ侑ちゃんに?なにを?」
愛「愛さんは歩夢のこと好きだよ、って」ニッ
歩夢「……えっ!?」 〜一方その頃、カラオケ〜
愛「今日は別の部屋だね〜」
歩夢「二日連続でカラオケなんて……初めてだよ」
愛「まあ、今日は昨日みたいに長い時間はいられないけどね」
歩夢「そっか……それで、お話って?」
愛「ああ、ちょっと今後の方針を考えてきたんだ」
愛「歩夢にゆうゆを振り向かせる為の、ね」
歩夢「……っ」ゴクリ
愛「へへ、そんな緊張しないでも大丈夫だよ、単純な作戦だからさ」
歩夢「そう、なの?」
愛「うん」ニッ
歩夢「……その、作戦って」
愛「えっとね、ゆうゆが愛さんに嫉妬してるって話はしたじゃん?」
歩夢「う、うん」
愛「それで、歩夢自身もそれは実際に確認した……ここまではオッケー?」
歩夢「うん……」
愛「で、今後はゆうゆの嫉妬心を煽っていこうって話をしたと思うんだけど」
愛「ゆうゆに言ってみようと思うんだ」
歩夢「えっ侑ちゃんに?なにを?」
愛「愛さんは歩夢のこと好きだよ、って」ニッ
歩夢「……えっ!?」 愛「あっもちろん恋人になりたいって意味の好きだよ?って伝えるよ」
歩夢「えっ、えっ……?」カァァァ
歩夢「あ、愛ちゃんが……?」
愛「……ん?」
歩夢「う、嘘……どうしよう……」
愛「あ、歩夢?どしたの?」スッ
歩夢「っ」フイッ
愛「えっ……」
歩夢「あ、あの……本当なの?」ドキドキ
愛「?なにが?」
歩夢「わ、私のこと……そういう意味で好き、って」ドキドキ
愛「えっ?」
歩夢「あの、ここまで優しく相談に乗ってくれたりしたのも……その……」ドキドキ
愛「……?」
歩夢「で、でも、愛ちゃんには何度も話したけど私は侑ちゃんのことが好きで……」ドキドキ
愛「……!」
歩夢「だから……」ドキドキ
愛「歩夢、ストップ」ビッ
歩夢「……?」
愛「ごめん、愛さんの言い方が紛らわしかったのかもしれないけど」
愛「さっき言ったのは、ゆうゆに伝えるってだけでホントのことじゃないよ?」
歩夢「……え?」 俺はこの冷静な愛さんが恋で堕ちるところも見たい ずっとイケメンでも勿論良い 愛「ほら、ゆうゆは歩夢と仲良くし始めた愛さんに嫉妬してるわけでしょ?」
愛「ただ、それが友達として仲良くしようとしてるだけならそこまで焦ることでもないじゃんか」
歩夢「……」
愛「でもさ、もしそれが恋人になりたくて歩夢に迫ってるとしたら……ゆうゆの嫉妬心をイイ感じに煽れるんじゃないかなと思ってね」
歩夢「……あっ」
愛「だから明日にでもゆうゆに言いに行って反応を見ようかなって」
歩夢「……そっ、か」
愛「どうかな?ゆうゆを揺さぶるにはイイ作戦だと思ったんだけど」
歩夢「……」
愛「……歩夢?」
歩夢「……っ」カァァァ
愛「!」 歩夢「わっ私!本当のことだと勘違いしてて……!」
愛「……あー」
歩夢「あ、愛ちゃんが私のこと好きって!どうしようって!」
愛「そ、そっか」
歩夢「うぅ……凄い勘違いしちゃった……」カァァァ
愛「……」
歩夢「恥ずかしくて顔上げられないよぉ……」
愛「……ふふっ」
歩夢「な、なに……?」
愛「いや、勘違いとはいえさ……」
愛「歩夢って、告白されたらそういう反応するんだなって」
歩夢「!」
愛「で、女の子らしくて可愛い反応だなぁって思って……ね?」
歩夢「も、もう〜!愛ちゃんってば……!」
愛「いいじゃんいいじゃん、愛さんそういうの好きだよ」アハハ
歩夢「うぅ……」カァァァ 愛「いや〜でも勘違いさせちゃってごめんね?」ポンポン
歩夢「……ううん、私も早とちりしちゃったから」
歩夢「愛ちゃんが、私のことをそういう意味で好きなんて……あるわけないのにね」ニコ
愛「……」
歩夢「じゃあ、作戦の話に戻ろっか!」
愛「……そうだね!」
〜一方その頃、とあるカフェ〜
侑「────って感じで、なんか歩夢と愛ちゃんが仲良くしてるのを見るとなんかモヤモヤしちゃってさ」
せつ菜「……」
侑「なんだろうこれ?って考えてるんだけど、よくわかんなくて……」
せつ菜「……なるほど」 まだ途中だけどこの名作SSを知らないラ板民がいると思ったら優越感に浸れる 侑「ごめんね、なんか煮え切らない感じの話になっちゃって」
せつ菜「いえ、そんなことは……!」
せつ菜「お話してくださってありがとうございます!」
侑「……ありがとう」
侑「せつ菜ちゃんは、ホントに優しいね」
せつ菜「そ、そうでしょうか?」
侑「うん、こういう愚痴みたいな話も真剣に聞いてくれてさ」
せつ菜「侑さんがしてくださるなら!どんなお話でも聞きますよ!」
侑「はは、そっか」
せつ菜「はい!」ペカー
せつ菜(……しかしこれは、どうしましょうか) せつ菜(歩夢さんと愛さんが一緒にいるところを見るとモヤモヤしてしまう……)
せつ菜(そのモヤモヤはおそらく……いえ、間違いなく愛さんへの嫉妬、だと思うのですが)
せつ菜(素直にそれを伝えたとして、ではその嫉妬はどこから来るものなのか?という話に今度はなりそうで)
せつ菜(そうなったとき、侑さんは自分の気持ちについて真剣に考えることになると思います)
せつ菜(そうしたら、きっとそのときにこそ……侑さんの中での歩夢さんがどんな存在なのかがはっきりすることになって)
せつ菜(もし、それが……であれば、私は……)
せつ菜(私の、ことは……)
せつ菜「……」
せつ菜「あの、侑さん」
侑「?」
せつ菜「一つ、聞いてもよろしいですか……?」 侑「うん、いいよ」
せつ菜「……ありがとう、ございます」
せつ菜(私は、これからずるいことをしようとしています)
せつ菜「あの、侑さんは……」
せつ菜(侑さんの優しさにつけこんで、卑怯な真似を……と言われてしまうかもしれません)
せつ菜「……っ」ゴクリ
せつ菜(でも、だとしても)
せつ菜「……侑さん」ギュッ
侑「……!」
せつ菜(それでも、私にだって)
せつ菜「侑さんは……」
せつ菜「私のこと、好きですか……?」
せつ菜(失いたくないモノが、あるんです……!!) ────せつ菜ちゃんの目は、真剣そのもので
せつ菜「……」ギュッ
────重ねられた手の緊張具合から、これが軽率に答えていい質問ではないことが伝わってきて
せつ菜「私は、侑さんのことが好きです」
────少し震えているけど芯のある声を聴くと、告白された日の光景が思い出されて
せつ菜「本当に、大好きなんです」
────あの日私に想いを告げたせつ菜ちゃんと、今目の前にいるせつ菜ちゃんの姿が重なって見えて
せつ菜「……ですから」
────まるで、それを合図にするかのように
せつ菜「侑さんの"今"の気持ちを、教えてください」
────私の心臓が、激しく動き始めた 一旦ここまでです!!!!!
続きはまた夜に書ければと思います!!!!! 正直メインのゆうせつゆうぽむよりあいぽむの方がずっと面白くて気になる
愛さんのキャラクターのせいか >>829
愛さんは心がコロコロしない常に真っ直ぐイケメンで本当に癒しだよな 今回大丈夫そうだけど侑ちゃんが恋愛感情で嫉妬してた凄まじい泥沼ルートも見たくなっちゃう ゆうせつもゆうぽむも好きなんだけど
いつもまっすぐに自分の気持ちを伝うせつ菜には報われてほしい... 愛さん手伝って歩夢の告白成功したらせつ菜二年生に居場所なくなるよな…というか消えたくなるでしょ。
自分以外の同学年が寝取った奴、寝取るの手伝った奴、告白OKしたのに捨てた奴になるとか地獄じゃん。 >>830
他がみんなあれなせいで余計にそう見える。でもこの愛さんなら自分の恋愛に狂っても魅力的だろうな ここの侑ちゃんほんと人間味がある
2次元キャラ味が全然ない このルートのゆうせつ、あいぽむはかなり平等に救われる感ある いつものことだけど、18時とかに続きは夜って言うの草なんだ 侑「私の、"今"の気持ち……」
侑(もちろん、せつ菜ちゃんのことは好きだよ!)
侑(好き、だけど……)
侑(せつ菜ちゃんの言う"好き"と、私が今言える"好き"には……どこか差がある気がして)
侑(せつ菜ちゃんが私に向けてくれる"好き"は、なんというかとにかく物凄くて!言われた私がときめいちゃうくらいエネルギーを感じるもので……!)
侑(だから、告白されたときは『せつ菜ちゃんと付き合ってみたら一体どんな風になるのかな!?』っていうときめきが私を突き動かして)
侑(それで、告白に対してOKを出したんだよね)
侑(実際、せつ菜ちゃんと付き合って恋人として一緒に過ごす時間は楽しいし、以前にも増してせつ菜ちゃんの素敵なところが見えるようになってきていて)
侑(せつ菜ちゃんのことを、どんどん好きになってきている私がいるのも確かで)
侑(……でも)
侑(私の中にある"好き"を、この気持ちを"恋人としての好き"って呼んでいいのかは……まだ自信がない状態なのも確かで)
侑(……だから)
侑(ここは『軽率に好きだよ!』って答えて終わらせていい場面じゃない……と思う) 侑「私、は……」
侑(この気持ちを……"今"の正直な気持ちを、せつ菜ちゃんに伝えてもいいのかな……?)
侑「……っ」
せつ菜「……」
せつ菜「侑さん」
侑「……?」
せつ菜「大丈夫ですよ」
せつ菜「どんな答えでも、私は受け入れますから」
侑「せつ菜ちゃん……」
せつ菜「それに、さっきも言ったじゃないですか」
せつ菜「侑さんがしてくださるお話なら、どんな内容でも聞きますよ」ニコッ 侑「せつ菜ちゃん……」
せつ菜「だから、安心してください」ギュッ
侑「……」
侑「……ありがとう」
侑「正直に言うね……"今"の、私の気持ちを」
せつ菜「……お願いします」
侑「……っ」ゴクリ
侑「……私ね」
侑「せつ菜ちゃんのこと、好きだよ」
侑「でもね、せつ菜ちゃんが私に言ってくれる"好き"と、私がせつ菜ちゃんに言える"好き"にはまだ差があるんじゃないかなって思うんだ」
せつ菜「……差、ですか?」
侑「うん」
侑「それで、私の中でせつ菜ちゃんを好きだって思う気持ちを"恋人としての好き"って呼んでいいのか」
侑「……まだ、自信がないんだ」
せつ菜「……」 侑「これが、私の正直な"今"の気持ちだよ」
侑「……なんか、情けない感じの回答でごめんね」
せつ菜「……いえ」
せつ菜「正直に伝えてくださってありがとうございます!」
せつ菜「……おかげで、私が今すべきことがわかりました!」
侑「……え?」
せつ菜「それで、私からもお話したいことがあるのですが……」
せつ菜「ここでするのは望ましくなさそうなので!一旦外に出ましょう!」
侑「そ、外に?」
せつ菜「はい!」ペカー 〜海辺の公園〜
せつ菜「……この辺りまで来れば大丈夫でしょうか」
侑「せつ菜ちゃん……?」
せつ菜「侑さん、また質問してもいいですか?」
侑「え?うん、いいよ」
せつ菜「ありがとうございます!」
せつ菜「では、侑さんは……」
せつ菜「付き合う前の私と今の私」
せつ菜「どちらの方が好きですか?」
侑「……え?」 せつ菜「可能な限り、正直に答えてくださると嬉しいです!」
侑「それは……今のせつ菜ちゃんの方が好きだよ!」
せつ菜「おお!では、それはどうしてですか?」
侑「どうしてって……それは、付き合ってからどんどんせつ菜ちゃんの素敵なところが見え始めたから」
侑「だから、前に比べてどんどん好きになってるんだって……そう思うからだよ!」
せつ菜「そうですか……それは嬉しいですね」ニコ
せつ菜「では、次の質問です!」
せつ菜「今日の私と明日の私」
せつ菜「侑さんは、どちらの方がより好きになっていると思いますか?」 侑「今日と、明日……?」
せつ菜「はい!」
侑「それは……」
侑「まだ明日になってないし、正直まだわからない、かな……?」
せつ菜「ふふ……そうですよね」
せつ菜「でも、私はこう思うんです」
せつ菜「今日よりも、明日の私の方が侑さんに好きになってもらえているって!」
侑「?どういうこと?」
せつ菜「……侑さん、さっき言ってくださいましたよね」
せつ菜「『前に比べてどんどん好きになってる』って」
侑「うん」
せつ菜「……私思うんです」
せつ菜「その気持ちはきっと」
せつ菜「こうして今、二人で過ごしている一分一秒の中で」
せつ菜「ゆっくりかもしれませんが、それでも着実に育まれているものなんだ……って」
せつ菜「だから」タッ
侑「……!」 ────駆け寄ってきたせつ菜ちゃんに、正面から両肩を掴まれる
侑「────ぁ」
────そのまま、私の体はせつ菜ちゃんの方へと引き寄せられ
侑「────っ」
────抱き締められるのかな、なんてぼんやり思ったのも束の間
せつ菜「────ん」
────左頬に、柔らかく温かな感触
侑「────ぇ」
────反射的に、視線が向いた先には
せつ菜「────っ」
────顔だけでなく、耳まで真っ赤に染まっていて
せつ菜「────どうでしょう」
────潤んだ瞳で、こちらを見つめながら
せつ菜「これでまた……」
せつ菜「……私への"好き"は、変わりましたか?」
────震えた声で、そう告げるせつ菜ちゃんがいた ────瞬間、私の心臓は跳ねて
侑「────ッ」
────確かめるように、自然と手が左頬に伸びて
侑(今の、って)
────ある一点を中心に、そこから体全体に熱が広がっていくような錯覚を覚えて
侑(ほ、ほっぺに)
────脳味噌が、沸騰するかの如く熱くなっていくのを感じて
侑「きっ、キス……?」
────ひどく間の抜けた声で、そう呟いていた 侑「……え、ええええ!?」バッ
せつ菜「侑さん!」ガシッ
侑「わっ!」
せつ菜「……逃げないで、ください」ギュッ
侑「!」
せつ菜「……っ」ギューッ
侑「〜っ!!」
ドッドッドッ
せつ菜「……心臓の音、凄いですね」
侑「だっ、だっだって!いきなり、あんな……!」
せつ菜「……ふふっ」
侑「なっ、なんで笑うの!?」
せつ菜「ふふ、すみません……嬉しくて、つい」
侑「う、嬉しい?」
せつ菜「はい、だって……」
せつ菜「侑さんがこんなにドキドキしてくれているの、初めてですから……!」ギュッ
侑「……!」 せつ菜「……侑さん」
侑「な、なに?」
せつ菜「このドキドキは、私の……き……きっ……」
せつ菜「……口づけで!生まれたものですよね!?」
侑「……っ、うん」コクリ
せつ菜「……えへへ、それならよかったです!」ギュッ
侑「!!」ドキッ
せつ菜「あっ、また激しくなりましたね!」
侑「だっ、だって!」
侑「今の……!」
侑「今の嬉しがってたせつ菜ちゃん、すっごく可愛かったから……!」
せつ菜「!」 侑「そんな反応されたら、ドキドキしちゃうよ……っ」カァァァ
せつ菜「そ、そうですか……」カァァァ
ゆうせつ「……」
侑「……せつ菜ちゃん」ギュッ
せつ菜「!な、なんですか?」
せつ菜(侑さん、抱きしめ返してくれました……!)
侑「さっきの質問の答え、だけど」
せつ菜「は、はい」
侑「私、今せつ菜ちゃんのことすっごく可愛いなって思ってる」
せつ菜「えっ、あっ」
侑「それに加えて、すっごく心臓がドキドキしてる」
ドッドッドッ
侑「……正直言うとね、前はせつ菜ちゃんのこと可愛いなって思うときでも……ここまでドキドキが凄くなることってなくて」
せつ菜「……はい」
侑「でも、今はすっごくドキドキしてるんだよ」
侑「これってさ」
侑「せつ菜ちゃんに対する"好き"の気持ちが、また変わったんじゃないかな」
侑「そして、それはきっと"今"だけじゃなくて……"これから"もそうなっていくんじゃないかなって……そう思うんだ」
侑「だから」
侑「さっきまでと今が違うように」
侑「明日の私はきっと、今よりもっとせつ菜ちゃんのことを好きになってるって」
侑「そう思うよ……!」 せつ菜「侑、さん……」
侑「さっきはまだ明日じゃないからわからないって言ったけど」
侑「でも、今はそういう風に思えるんだ」
せつ菜「……っ」グスッ
侑「えっ……せつ菜ちゃんどうしたの!?」バッ
せつ菜「いっいえ!すみません!」ゴシゴシ
せつ菜「侑さんに、そう言ってもらえたのが嬉しくて……!」
せつ菜「それで、つい涙が出ちゃいました……!」
侑「そっか……」
せつ菜「……あの、侑さん」
侑「?」
せつ菜「先ほど、カフェで私と侑さんの"好き"には差があるって話をされてたじゃないですか」
侑「……うん」
せつ菜「それって」
せつ菜「当たり前のことなんじゃないかなって、私は思うんです」
侑「……え?」 せつ菜「考えてもみてください」
せつ菜「私は侑さんのことを想っていた期間と付き合い始めてからの期間を合わせて、ずーっと侑さんに対して好きの気持ちを向けてますけど」
せつ菜「侑さんがそれを意識し始めたのは、私と付き合い始めてからの期間だけですよね?」
侑「……うん」
せつ菜「であれば!現時点で差があっても何もおかしなことではないんですよ!」
侑「そう、なのかな……?」
せつ菜「そうです!だって好きの気持ちを積み重ねていた時間が違うのですから!」
侑「そっか……時間が……」
せつ菜「……ですから!」ズイッ
侑「!」
せつ菜「これから私と一緒に過ごす時間を通して」
せつ菜「私へ向けてくださっている"好き"の気持ちを育んでいただいて」
せつ菜「それで……いつかは私が侑さんを好きだと思う気持ちと同じくらいに!私のことを好きになってくださればいいんです!」
侑「!!」 せつ菜「ゆっくりでもいいですから……ね?」
侑「……ゆっくりでも、いいのかな?」
せつ菜「大丈夫ですよ!」
せつ菜「それに、先ほど早速私への"好き"の気持ちに変化が生じましたし」
せつ菜「差がなくなるのは……想像以上に早いかもしれませんよ?」ニコッ
侑「……そっか」
侑「……」
侑「ありがとう、せつ菜ちゃん」
侑「私、早くせつ菜ちゃんに追いつかなくちゃって……心のどこかで焦ってたのかも」
せつ菜「……その気持ち自体は嬉しいものですが」
せつ菜「何事も、無理はいけませんからね」
せつ菜「ですから」
せつ菜「侑さんは侑さんのペースで!それでいいんですよ!」ペカー
侑「……ははっ、そうだね!」ニッ 侑「そうだよね、私は私のペースで……」
侑「うん、これからはそうしていくよ!」
せつ菜「では!改めてよろしくお願いしますね!」
侑「うん!」
せつ菜「……さて、これで私の質問に関してのお話は終わりとして」
せつ菜「侑さんの話に、戻りましょうか」
侑「!」
せつ菜「だいぶ遠回りになってしまってすみません」
せつ菜「……ですが、その話をする前にどうしてもしておきたかったので」
侑「どういうこと……?」 せつ菜「歩夢さんと愛さんが仲良くしているのを見るとなんだかモヤモヤしてしまう……そういう話でしたよね」
侑「……うん」
せつ菜「そのモヤモヤについて、ですが……」
せつ菜「……」
せつ菜(……大丈夫、"今"の侑さんの私に対する気持ちは先ほどはっきりさせましたから)
せつ菜(後は、"これから"の侑さんを信じるだけ……)
せつ菜「……これはあくまで私の推測ですので、それを念頭に置いて聞いてくださいね」
侑「わかった」
せつ菜「侑さん、あなたは……」
せつ菜「嫉妬、しているんだと思います」
侑「……嫉妬?」 〜一方その頃、カラオケからの帰り道〜
愛「んーっ」ノビー
愛「……ふぅ」
愛(歩夢にも今後の方針と作戦は伝えたから……後は、アタシと歩夢でそれを実行していくだけ)
愛(まずは明日、ゆうゆと話さなきゃだけど……いや〜どんな反応するかな?)
愛(今日だって結構アタシ達のこと見てたし……もしかしたら凄いことになるかもしれないなぁ)
愛(……いやいや、今更ビビるなアタシ!今回はヒールを演じきるって決めたんだから!)
愛(こういう役回りは新鮮だし、いっそ楽しむくらいでいかなきゃ……!)
愛(ゆうゆから歩夢を奪おうとする悪い女役に徹しなきゃね!フッフッフッ……)
愛「……」
愛(……それにしても)
───────
歩夢「……っ」カァァァ
歩夢「わっ私!本当のことだと勘違いしてて……!」
歩夢「あ、愛ちゃんが私のこと好きって!どうしようって!」
歩夢「うぅ……凄い勘違いしちゃった……」カァァァ
───────
愛(あのときの歩夢、凄かったなぁ) 愛(ゆうゆに言われたわけでもないのに、あんなに顔赤くしちゃってさ)
愛「……ふふっ」
愛(勘違いとはいえ、アタシに好きって言われてあんな風になるなんてね〜)
愛(いや〜歩夢はホントにウブな女の子って感じで可愛いな〜)
愛(あんな可愛い子がアタシの幼馴染だったら……)
愛(……だったら?)
愛「……?」
愛(アタシ、何を考えて……)
愛「……」
愛(……まあ、別に考えるくらいはいいよね) 愛(もし、歩夢がアタシの幼馴染だったら)
愛(きっと、アタシが歩夢を色んなところに連れて回って遊んだりしてさ)
愛(それで、部活の助っ人でアタシが試合に出る度に歩夢が応援に来てくれたり)
愛(たまにみやしたの人手が足りないときは、歩夢にもお手伝いをお願いしたりしちゃって)
愛(アタシがやることに、なんだかんだ歩夢はついてきてくれて)
愛(それで、歩夢が何かで困ってたらアタシが助けたりして)
愛(なんだかんだ、持ちつ持たれつって感じの関係になっていって)
愛(それで……)
愛「……」
愛(……何考えてんだろ、アタシ) 愛(歩夢はゆうゆの幼馴染で)
愛(アタシとは最近仲良くなったばっかでしょ……)
愛(……変なこと考えるのはやめやめ!)
愛(それよりも、今はゆうゆと歩夢のことを……)
───────
歩夢「愛ちゃんが、私のことをそういう意味で好きなんて……あるわけないのにね」ニコ
───────
愛(……なんで、今それを思い出すかな〜)
愛「はぁ……」
愛「……」
愛(……あのとき、歩夢にああいう風に言われて)
愛(ちょっとだけ……ほんのちょーっとだけ)
愛(じゃあもしアタシが本気だったらどうすんの?)
愛(……って、思っちゃったんだよね) 愛(……まあでも)
───────
歩夢「で、でも、愛ちゃんには何度も話したけど私は侑ちゃんのことが好きで……」ドキドキ
歩夢「だから……」ドキドキ
───────
愛(……照れてたとは言え、ゆうゆがいる以上はアタシが本気とかそういうの関係ないよね)
愛「……ふぅ」
愛(なんかさっきから変なことばっかり考えちゃってるな〜?)
愛(アタシがどう思ってるかは、今回の件には別に関係ないって……)
愛(……いや、これはこれでゆうゆから歩夢を奪う悪役に徹するのにいいのかも?)
愛(しずくだって演劇の練習に集中してる期間は、私生活でもその役の考え方で過ごすときもあるって言ってたし……)
愛「……」
愛(それなら)
愛(もし)
愛(もしアタシが歩夢に本気だったら)
愛(そう考えて行動しても、いいのかな……?) 今回は一旦ここまでです!!!!!
続きはまた午後〜夕方くらいに書ければと思います!!!!!
それと、おそらくこのスレではギリギリルート2が終わるか終わらないかくらいのボリュームになりそうなので、最後にルート3をやることも考えると2スレ目に突入するかと思われます……
ですのでその際はまたそちらで続きを読んでいただければと思います……! 好きになるわけないと言われると本気かもしれないじゃんってなるのとかリアルでいいな 最後ルート1じゃなかったっけ。せつ菜が歩夢に告白させてさらに勝ちたいとか
鬼畜ムーブ考えてたあたりで中断して3に移ったような すみません、ちょっと今日は書く時間が取れそうにないのでまた明日投下させていただきます……!
あと上でご指摘いただいてますが最後はルート3じゃなくて1でしたね、頭の中でごっちゃになってました……
引き続きよろしくお願いいたします!!!!! めっちゃ面白いじゃん
なんか見落としてたけど完走する前に見つけられて良かったわ @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
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/_ノ ̄ 〜翌日、昼休み、裏庭〜
侑「……こんにちは、愛ちゃん」
愛「おっ、やっほ〜ゆうゆ〜」ヒラヒラ
愛「来てくれてありがとね!」
侑「うん」
侑「……それで、話ってなにかな?」
愛「あぁ、ちょっとゆうゆに聞きたいことがあるんだ」
侑「私に?」
愛「うん!ゆうゆがさ……」
愛「……せっつーの告白にオッケーを出した理由、知りたいなって」
侑「……えっ?」 侑「私が……出した理由……?」
愛「うんっ」
愛「いや〜実は友達からちょっと恋愛相談を受けててさ〜」
侑「愛ちゃんの、友達?」
愛「そーそー!んで、その子友達からコクられたみたいなんだけど……なんて返事するか迷ってるみたいで」
愛「それでアタシに相談してくれたみたいなんだけど……ほら、愛さんは恋愛経験ないからさ〜そういうの上手く答えられなくって」アハハ
愛「……だからさ!」ガシッ
侑「!」
愛「ゆうゆの力を貸してほしいんだ……!」
愛「ゆうゆなら実際にコクられてから付き合うって答えを出す経験をしてるからさ、そんときにどんなこと考えてたとか話聞かせてもらえたら助かるなーって!」
侑「私の、経験を……」
愛「あっもちろんその子とゆうゆは知り合いじゃないし直接話すのも気まずいだろうからさ、もらったアドバイスは愛さんから伝えるよ!」
愛「だから……このとーり!お願いっ!」ペコッ
侑「わっそんな!頭上げてよ……!」
愛「……じゃあ、協力してくれる……?」
侑「うっ……」
侑「……」
侑「……わかったよ」
愛「……!」 侑「私の経験でよければ、だけどね」
愛「やったー!さっすがゆうゆ!」ギューッ
侑「わ!?愛ちゃん!?」
愛「へへっ、じゃあよろしくお願いしますセンセー!」
侑「せ、センセーって……」
侑「……こほん、では私に任せなさい!」
愛「お願いしまーす!」
愛(……よし、上手くいった!)
愛(やっぱり、ゆうゆにはこういう風に頼むのが一番効くよね!)
愛(……ちょーっと罪悪感があるけど)
愛(でも、今は……!)
愛「……それじゃ、まずせっつーからどんな感じでコクられたか教えてくれる?」
侑「うん……あのときは────」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています