せつ菜「私、愛さんの手好きです」

愛「へ?どったの急に?」

せつ菜「だって、頑張り屋な愛さんを一番表現してるじゃないですか...」

せつ菜「力強くて、それでいて繊細で、白くて美しい」

せつ菜「私のちょっとぷよぷよした手とは大違いです」

愛「そんな事ないって、可愛らしくていいじゃん」

せつ菜「愛さん、お願いがあるのですが...」

愛「なあにせっつー?」

せつ菜「薬指だけ、オレンジ色に塗ってもらってもいいですか?」

せつ菜「ちょっと、その、いうのは恥ずかしいんですが、愛さんとずっと繋がっていたいので...」

愛「....///」カァア

愛「せ、せっつーもなかなか大胆な事言うじゃん」

愛「いいよ。ちょっとまってて」

愛「えーっと、こっちに...あったあった」

愛「な、なんか恥ずかしくなってきた」

せつ菜「なんでですか!?私は愛さんの事大好きですよ!」

愛「そういうのは面と向かって言われると愛さんちょっと」ヌリヌリ

愛「ほい完成」

せつ菜「愛さん」

愛「なあにせっつー?」

せつ菜「愛さん手を出してください」

愛「...ん?」スッ

せつ菜「乾くまで、しばらく手を重ね合っていたいです」トン

せつ菜「ダメ、ですか?」

愛(こんな困った顔でお願いされたら、可愛すぎて誰だって断れないよ)

愛「うん、いいよ」


しばらく二人は手を重ね合わせながら話し合いましたとさ


おしまい