愛「どこか行きたいとこある?」

せつ菜「あの、ちょっと本屋に寄ってもいいですか? 好きなラノベの新刊の発売日なので……」

愛「オッケー! それじゃあ行こっか!」スッ

せつ菜「はいっ!」スッ

愛「……?」スッ

せつ菜「……??」スッ

愛「……あの、せっつー。そっち車道側だから、あぶないよ?」

せつ菜「? はい、だから私がこっち側を歩きます!」

愛「だ、ダメダメそんなのっ! せっつーに危ない方歩かせるわけにはいかないじゃん!」

せつ菜「それはこっちのセリフです! それに、生徒の安全を守るのも生徒会長の役目ですから!」

愛「今は会長じゃなくてせっつーじゃん!」

せつ菜「だとしても、譲れません……!」

愛「むむむむ〜」

菜々「むむむむ〜」

愛「―――最初はグーッ!」

菜々「―――虹が咲いたら!」

あいなな「じゃんけん―――」

デートの時こんな感じになりそう