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遥「お姉ちゃんを好きになるのは遺伝子的に当然だと思うよ」

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0001名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/12/02(水) 08:04:41.94ID:xYN7SoET
遥「だって、私もお姉ちゃんもお父さんとお母さんの遺伝子が混ざり合ってできたんだよ?」

遥「お父さんがお母さんを好きになったように」

遥「お母さんがお父さんを好きになったように」

遥「私の中のお父さんがお姉ちゃんの中のお母さんを」

遥「私の中のお母さんがお姉ちゃんの中のお父さんを」

遥「大好きになって、愛し合いたいってなっていくのは至極当然のことなんじゃないかな?」

遥「もしもそんなことないって姉妹がいたとしたら」

遥「親は本当に愛し合っていない可能性があるってだけで、姉妹間の恋愛については何の問題もないと思ってるんだよね」

遥「女の子同士だって」

遥「半分男、半分女で作られた体なんだから」

遥「半分男、半分女で作られているお姉ちゃんにそれぞれが恋をしてしまうのは、もうどうにもならないことだって思う」

遥「だからね、お姉ちゃん……結婚しよ?」
0800名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/20(水) 23:26:28.16ID:B6Br2yij
――――――
―――

遥(夜……もうすっかり慣れたえっちな匂いの染み込んだベッドの中)

遥(お風呂に入ったばかりのお姉ちゃんの匂いと温もりが感じられて……ドキドキする)

モゾモゾ
          ゴソゴソ.....
     ギュッ

遥「ん……」

彼方「えっちする?」

遥「お母さん居るから、無理だよ」

彼方「そうだねぇ……」

ゴソゴソ
         サワサワ.....

 グイッ....
        クイッ

彼方「遥ちゃん」

遥「なに?」

.....チュッ

遥「っ!」

彼方「このくらいなら、聞こえたりしないでしょ?」

遥「……そうだね」
0801名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/20(水) 23:49:17.87ID:B6Br2yij
遥(布団の中で、手を握る)

遥(広いベッドの中……一人分ほどのスペースしか使わないくらいに抱き合う)

遥(温かくて)

遥(優しくて)

遥(そのまま眠ってしまいそうになる)

彼方「大丈夫だよ……」

彼方「このまま、二人きりの時だけで……我慢してさえいれば」

彼方「あとは、普通の……少し仲の良い姉妹を演じてさえいれば」

彼方「大丈夫」

遥「でも……それだけで我慢が出来る?」

彼方「………」

彼方「痛い所をつくなぁ……」

遥(我慢できないから、ウェディングの撮影をしたいなんて言ったんだよね……)

遥(私も、そこまで我慢できてる自信がない)

遥「……ねぇ、このまま好きでいいのかな?」

彼方「弱気になっちゃ、だめだよ」

遥「うん……」

遥(好き)

遥(大好き)

遥(その気持ちはずっと変わりなく膨らんでいっているのに)

遥(周りから " 姉との恋はおかしい " と暗に言われてしまうたびに……怖くなってくる)

遥(知られたとき、お姉ちゃんがどうなっちゃうのか)

遥(私達のこの距離感が、どうなっちゃうのか)
0802名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 00:08:59.39ID:zkO/tmQ9
遥(でも、だとしても)

遥(止められない気持ちの大きさに、胸が苦しくなって)

遥「……好きって、言っていい?」

彼方「いいよ〜」

遥「外でも?」

彼方「うん」

遥「好き」

彼方「私も好きだよ〜」

遥(私の心も、体も)

遥(お姉ちゃんを愛してやまない)

遥(止められないこの気持ちを無理やりにでも止められてしまったら――私は)

彼方「大丈夫」

スッ.....
      サワサワ

彼方「彼方ちゃんは、何があっても……遥ちゃんが好きだよ〜」

遥「うん……私もっ」

....ギュッ

遥(お姉ちゃんと抱き合って、目を瞑る)

遥(好きな匂い、好きな音、好きな温もり)

遥(ついさっきまで怖かったものが全部消えて――やっぱり、手放したくないって思わされる)

遥(好き……大好き……愛してる……たとえそれが、禁断だったとしても)
0803名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 00:09:50.11ID:zkO/tmQ9
続きは明日
0805名無しで叶える物語(茸)
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2021/01/21(木) 00:21:01.14ID:RGPrWsry
まだおわんねーのかだらだらしすぎだろ
さっさと終われよエピローグなんじゃねーのか?
0811名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 09:59:20.64ID:zkO/tmQ9
――――――
―――

「遥ちゃん、ゴールデンウイークフルでシフト入れてるんだ」

遥「え? あ、はい……」

遥(4月も終わりに差し掛かってきたころ……休憩時間が一緒になった男の人は探るように声をかけてきた)

遥(ゴールデンウイークはシフトから外れる人もいれば)

遥(その最初と最後だけ入れて、一応は気にしてます。みたいな感じになってたりする人がいる中で)

遥(数少ないフル出勤の一人の私)

遥(目指すは6月の小旅行)

「そうなんだ……どこかお出かけしたりしないの?」

遥「お金貯めてからにしようかなって思ってます」

遥「それに、ゴールデンウイークって値段上がったりしますし」

遥「なにより、人が多くて……時期はずらそうって話してます」

遥(話してます。なんて、相手がいるアピール)

遥(本当に相手がいるから嘘じゃないし)

遥(6月にしようって計画もしてるから、時期をずらすのも本当のこと)

「そっか〜……どこ行くかとか決めてるんだ」

遥「そうですね。国内っていうのは決まってます」

遥(探り、探り……なのかな……私って、そんなに男っ気がないのかな?)

遥(……女っ気はあるのかな。あって欲しいな……お姉ちゃんがいるんだもん)
0812名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 10:15:39.14ID:zkO/tmQ9
「じゃぁ今度カラオケにでも行こうよ。バイト終わりにさ。何人かで集まって軽く」

遥「来年受験なので……試験の成績とかが大丈夫だったらご一緒させてください」

遥「ダメだったら、親に咎められるので」

遥(ごめんねお母さん……)

遥(むしろ自分のせいでバイトさせて……なんて言ってきそうなのに)

「へ〜遥ちゃんの親って厳しいの? ウチは全然でさ。もう放任って言うか……それなりでおっけーみたいな感じなんだけど」

遥「そうですね。どちらかと言えば厳しいですよ」

遥「特に、お付き合いする相手とかはすっごく品定めされると思います」

「ふ〜ん」

遥(ちょっぴり露骨な牽制)

遥(分かって欲しいな……あなたとお付き合いは出来ないって)

遥(そんなことしたくないって)

遥(複数人で大騒ぎする時間があるなら、お姉ちゃんと二人でベッドでゆっくり目を瞑っていたいんだって)

「大変だね。少しくらい遊んだって良いんじゃないの?」

遥「そのためにゴールデンウイークはバイトして、別の日に旅行しようと思ってます」

「そっかそっか。遥ちゃんと一緒に行ける男が羨ましいな」

遥「あははっ、ありがとうございます」

遥(男の人がいるかどうかは言及しない)

遥(勘違いしてくれたら、それでいい)

「でも、旅行の許可くれんの? 厳しいんでしょ?」

「それに高校生で男と二人……許可くれるの?」

遥「そこは努力次第だと思いますよ」
0813名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 10:24:26.09ID:zkO/tmQ9
遥(お母さんには、まだ話してない)

遥(お姉ちゃんと二人だから……大丈夫だとは思うけど)

遥(今日、話した方が良いのかな)

スッ.....

遥「ちょっとすみません」

「あぁうん」

遥(スマホを手に取って、お姉ちゃんに連絡)

遥(お母さんにどう話すか)

遥(お母さんのことだから、ダメとは言わないとは思うけど)

遥(一緒に行きたい。くらいは言いそうな気がする)

遥(そもそも、置いていくっていうのが何だか意地悪な感じがするし)

遥(電話だとお姉ちゃんだってバレるから……いや、ここは)

トゥルルルルル.....
       トゥルルルル

彼方『遥ちゃん?』

遥「もしもし、彼方ー?」

彼方『かっ……』

遥「えっとね……旅行の件なんだけどね。今話せる?」

彼方『う、うん……だ、大丈夫だけど……え、彼方……?』

遥「ちょっと事情があって……そこは許して欲しいかな……えへへ」
0814名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 10:32:30.70ID:zkO/tmQ9
遥(男の人を見ると、少し訝し気)

遥(でも、電話が嘘じゃないのは音で分かってるだろうし)

遥(私の " 彼方 " が、まさかお姉ちゃんだとは思わない)

遥(男の子でも通りそうな名前に、感謝)

遥「私の親のことで相談があって……どうしようかなって」

遥「今日、バイト終わりに来れたりする?」

彼方『大丈夫だよ〜』

遥「よかった。じゃぁ、その時また改めて話そうよ」

彼方『うん……ん? でも、このくらいならメッセージとかで』

遥「彼方の声が聴きたくなっちゃって……ごめんね」

彼方『彼方……えへへっ。全然いいよ〜』

彼方『またね、遥』

遥「っ……」ドキッ

.....プツッ

遥(も、もっ……も〜っ!)

遥(なんで……なんでそうやって……)ドキドキ

遥(あぁもう……好き!)
0816名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 11:40:48.93ID:zkO/tmQ9
ガチャッ.....
      バタンッ

遥「?」

遥「あれ……」

遥(いなくなっちゃった)

遥「用事でもあったのかな」

遥「………」

遥「……えへ」

遥(遥……遥だって)

遥(お姉ちゃんが " 遥ちゃん " じゃなくて " 遥 " って)

遥「彼方……えへへっ」

遥(今度からも呼んでみようかな)

遥(あ、でも……お姉ちゃんって呼び忘れたら大変かな……)

遥(でも……なんだかすっごく……ドキドキしちゃうっ)

遥「……えへへ」

トクンッ
          トクンッ
    トクンッ

遥(好き……彼方……大好きだよっ)
0818名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 12:20:10.47ID:zkO/tmQ9
――――――
―――

遥「お姉ちゃ〜ん」

彼方「遥ちゃん」

遥(バイト終わり)

遥(いつものように、別の場所で待ち合せて……合流)

遥「お姉ちゃん、疲れてない?」

彼方「ん〜? 全然」

彼方「お洗濯にお掃除……時々お料理」

彼方「私の家での役割が半分くらいなくなったし、勉強だって徹夜するほどじゃなくて良くなったから」

遥「お料理の担当、減っちゃったの残念だって思ってるでしょ」

彼方「お母さんだって、私達に作りたいって言ってるからね〜」

遥(私とお姉ちゃんは、基本的に一緒にお料理をする)

遥(最初は洗い物しか手伝えなかったけど)

遥(今では切るのも焼くのも炒めるのも煮るのも味付けも……ほとんどできる)

遥(凝ったお料理は、もう一歩)

遥(でも、すぐに美味しく作れるようになる予定)
0819名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 12:39:32.16ID:zkO/tmQ9
サワサワ....
       ギュッ

遥「えへへ」

彼方「えへへ……」

遥(どちらからともなく、手を握る)

遥(もうそろそろ5月)

遥(握り合う熱さに手汗が滲むのはいつからだろう)

テクテク....
     テクテク

彼方「そうだ〜……急に彼方。なんてどうしたの〜?」

遥「恋人がいる振り、しようかなって思って」

遥「お姉ちゃんの名前なら、男の子って思って貰えるかもしれないし」

彼方「ん〜……でも、私の名前知ってる人だったら効果がないんじゃないかな?」

遥「そうかもしれないけど」

遥「でも " 姉妹はあり得ない " って先入観があれば騙せるかなって」

彼方「そっかぁ」

彼方「……でも、嬉しかった」

遥「………ぁ」
0820名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 12:47:33.55ID:zkO/tmQ9
遥(耳まで赤らめるお姉ちゃん)

遥(凄く嬉しそうなのに)

遥(気恥ずかしさが前面に出ていて)

遥(ふわふわとした優しい匂いと)

遥(より一層大人びていく横顔の綺麗さに……胸は高鳴って)

遥「……彼方」

彼方「へっ?」

遥「彼方……私……」

彼方「は、遥ちゃん……待ってっ……ダメだからねっ?」

遥「うん、知ってる……」

遥(手を強く握って、引き寄せて)

遥(それから体を抱きしめながら……耳元で " 愛してる " と囁いてキスをする)

遥(そんな、気持ちの発散を出来ないもどかしさに、涙が零れそうになる)

遥「早く……帰ろ?」

彼方「……そうだね〜」

彼方「………」

彼方「……えいっ」
0821名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 12:56:09.20ID:zkO/tmQ9
遥(握っていた手が離されて)

遥(それからすぐに、舞い上がるお姉ちゃんの髪)

遥(腕が引っ張られて……包まれて)

遥(ぎゅっと……寄せられるお姉ちゃんの身体)

遥「お姉ちゃん……」

彼方「このくらい……人によってはただの仲良しだから」

ギューッ....

遥「本当に大丈夫?」

彼方「平気だよ〜スキンシップスキンシップ〜」

グイグイッ
         ギュッ
    ムニュ....

遥「もぅ……余計にドキドキしちゃうよ……」

彼方「私だって、ドキドキしてる」

チラッ

遥「……お姉ちゃん、顔赤い」

彼方「遥ちゃんだって」

遥(好き)

遥(この時間が永遠に続いてくれたらいいのに……なんて、あり得もしないことを望んじゃうくらいに)
0823名無しで叶える物語(光)
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2021/01/21(木) 14:35:01.50ID:8P34WYOy
なんかループしてない?
彼方ちゃん側のモノローグが極端に少ないし遥ちゃんの夢の中なのか?
0824名無しで叶える物語(茸)
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2021/01/21(木) 15:18:29.35ID:gkQ/gJI+
遥視点だから彼方のモノローグ極端どころか0では?
ループに見えるけど2人の周囲は着実に動いてるってのが不安しかない
0825名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 16:23:29.76ID:zkO/tmQ9
――――――
―――

タタタタタッ
        カチャカチャ
    ガタッ
 カチャッ
        タタタタッ

遥(ゴールデンウイークになると、お店はいつも以上に賑わって)

遥(手当が数百円では不当なんじゃないかとぼやく同期のアルバイトの子達)

遥(慌ただしい人の出入りが数時間続いて)

遥(どうにかこうにか落ち着きを取り戻しつつある頃に)

遥(先延ばしにするしかなかった休憩時間が巡ってくる)

遥(私はまだ、立派なレストランに勤めてるわけじゃない)

遥(厨房に入れたって、出来ることはきっと、本場の人からしてみれば些細なこと)

「近江さん、休憩いこっ」

遥「そうですね」

遥(それでも少し、疲れが出る)

遥(体力つけなきゃ……もっと、頑張らなきゃ)
0826名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 16:57:29.66ID:zkO/tmQ9
「えー? でもさ〜」

「絶対こっちの方が良いって!」

遥(いつもよりも人の多い休憩場所)

遥(ぐてっとしてる子もいれば、スマホを弄る子もいるし)

遥(賑やかに話してる子もいる)

遥(お姉ちゃんは……今はもう休憩終わっちゃってるよね)

「ねぇねぇ近江さん!」

遥「はい?」

「近江さんって、お姉さんと付き合ってるの?」

遥「えっ?」

「ホール担当の人が言ってたよ? 近江さんがお姉さんと付き合ってるって」

遥「え……」

遥(ホール担当……?)

遥(……どうして……?)

「あーあれでしょ? 去年のライブの奴」

「あたしも見た見た! 近江さんとえっと……そう。彼方。近江彼方さん!」

「めっちゃ距離近くて……マジで付き合ってんじゃないのって雰囲気ヤバかったよねー!」
0827名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 17:12:47.83ID:zkO/tmQ9
「えっ、動画の話? なにそれ知らないんだけど」

「うっそでしょ!? ほら、これ! この動画!」

「うわっ、ほんとだ……えーなに、これ? これのことだったの?」

遥(私そっちのけで固まる女の子たち)

遥(イヤホンも使わずに流されるライブシーンの音が聞こえてくる)

遥(私とお姉ちゃんの……最初で最後のデュエット)

遥「う、うんっ……そうだと思う」

遥(それのことなら……いいけど)

ドクンッ
         トクンッ

遥(痛い……不安で、胸が痛い……)

「動画の話か〜……なぁんだ」

「つーか本気で姉と付き合うとかありえないでしょ」

「信じるとかピュア……じゃないわ。一周回って汚れてるって!」

遥「っ……」ドキドキ

「………」

「じゃぁさ、近江さんのお姉さんって彼氏いんの?」

遥「えっ!?」

「この前見かけたとき、一緒に歩いてる男の人いたんだけど。結構いい感じでさ〜」

遥「そっ、えっ……そ、そう、なんだ……」

遥「ごめんなさい……私、全然知らない……」

「だよね〜いくら仲良くても、兄弟姉妹の恋愛状況なんて知ったこっちゃないって感じだよね」
0828名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 17:57:50.58ID:zkO/tmQ9
「でも、姉と付き合うとか無いわー」

「アンタお姉ちゃんいないくせに」

「妹いますー」

「どっちにしろ姉妹とかないって。エロいこととかするんでしょ? 無理無理」

遥「あ、あはは……」

遥(帰りたい)

遥(今すぐ帰って、お姉ちゃんの匂いがする布団にくるまりたい)

遥(声が聴きたい)

遥(今すぐにでも、お姉ちゃんのアののんびりとした優しい声が聴きたい)

遥(お姉ちゃん……)

「でも近江姉妹どっちかと付き合うってなったら?」

「えー女の子でしょ?」

「いーじゃん女の子。生理学的に相性良さそう」

「それ学がつかないほうのじゃなくて?」

「でもウチが男だったらまずありだったね。特にお姉さんの方。男受けする感じだわ」

遥(でも、そのお姉ちゃんは私のだから)

遥(ほかの誰かになんて……あげないから!)

遥(気持ち悪いって言われても、ありえないって言われても)

遥(私達は……あり得るから)
0829名無しで叶える物語(茸)
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2021/01/21(木) 18:04:05.67ID:44MFmnxy
おお
水の入ったバケツに小石を静かに入れ続けて、表面張力で堪えてたのが溢れてきた感じがする
0830名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 19:05:31.11ID:zkO/tmQ9
「バイトの後、近江さん暇?」

遥「えぇっと……」

「お姉さんと用事でもある?」

遥「お姉ちゃんって決められても困るけど……」

「でも、お姉さんでしょ?」

遥(探られてるのは、分かる)

遥(でも、どうしてなのかが分からない)

遥(変に濁しても、怪しいなって思われるだけのような気がする)

遥「お姉ちゃんですけど……だめですか?」

「ううん。ダメってわけじゃないけどさ」

「また……お姉さんと付き合ってるとか変な噂されるよ?」ボソッ

遥「………」

遥(本当に付き合ってるよ)

遥(私とお姉ちゃんはいっつも手を繋いだり抱き合ったりして)

遥(お母さんに隠れてキスをして、二人きりの時にはえっちなことだってしてる)

遥「別に、されても良い」

遥「それでお姉ちゃんに悪い虫が近づかないなら……イイかな」

「へぇ〜……そういうのって普通はお姉さんが言うんだと思ってた」
0831名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/21(木) 19:45:19.54ID:zkO/tmQ9
遥(変な笑い方をする女の子)

遥(何かを探り当てたとでもいうかのような笑顔は……少し怖くて)

「お姉さん好きなんだね、近江さん」

遥「お母さんの代わりに色々してくれたから……」

遥「なんて言ったらいいかな……母替わり。みたいな感じで」

遥(大好き)

「そっか」

「確かに、お姉さん大人びてるよね。母親っぽいの分かる」

遥(はっきり言えたら……どれだけいいんだろう)

「でも、明日はどう?」

遥「明日は……」

「明日もお姉さん?」
0833名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2021/01/21(木) 20:08:54.31ID:zkO/tmQ9
遥(疑う声)

遥( " 姉はあり得ない " そう言った口から出てくる音は……不気味だった)

遥(これは、断れない)

遥「わ――」

「って……あぁっごめん!」

遥「えっ?」

「私、明日は用事あるから無理なんだよね。残念」

遥(だからまた今度)

遥(……初めからそのつもりだって、分かってる)

遥「そうですか、残念です」

「ほんとはそう思ってないくせに」

遥「そんなことないですよ」

「それなら、たまには誘われてよね」

遥(笑ってる……でも笑ってない)

遥(お姉ちゃんが好きって……そんなにダメなの?)
0834名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2021/01/21(木) 20:12:09.60ID:zkO/tmQ9
続きは明日
0835名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2021/01/21(木) 23:07:36.46ID:TzfbDho0

なんつーか女子ってこういう会話してんの?怖くね?
遥と彼方が穏やかな分周りの動きが激しくて吐きそう
0837名無しで叶える物語(SIM)
垢版 |
2021/01/22(金) 01:10:26.80ID:ypIIdUMM
男には分からん心理よな
探って言いふらしたいのか、将又自分のものにしたいのか
0838名無しで叶える物語(茸)
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2021/01/22(金) 07:51:07.77ID:VIrobfZu
某スレの露骨な虐めとはまた違う…女って感じのするやつだわ
もしかしてリアル女さんか?
0839名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2021/01/22(金) 10:49:45.55ID:zlHPvAVv
彼方ちゃん浮気してるフラグやめろ
0840名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2021/01/22(金) 20:06:24.68ID:KtBZwEfL
――――――
―――


遥(お姉ちゃんが好きだって良いと思う)

遥(私の遺伝子がそうさせてるんだもん)

遥(生理学的に、お姉ちゃんを好きになるのは当たり前なんだよ……)

遥(姉妹はあり得ないってなに?)

遥(お姉ちゃんとか妹とか)

遥(好きになれないってどういうこと?)

遥(本当に家族なの? 血の繋がりはあるの?)

トボトボ.....

遥(なんて)

カツンッ....
      コンッ!

遥(堂々と言えたらどれだけいいんだろう)

ヴィーッ
        ヴィーッ

ピッ

遥「お姉ちゃん?」

彼方『そうだよ〜』

彼方『バイト終わった〜?』

遥「あ、うん……今帰ろうかと思って……遅くなっちゃったからもう家だよね?」

彼方『帰ろうかと思ったんだけど……実は、まだ』

遥(遠くなるお姉ちゃんの声)

遥(代わりに入り込む雑音に紛れて、駅構内の放送が聞こえてきた)
0841名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2021/01/22(金) 20:23:48.26ID:KtBZwEfL
遥「え、まだ駅にいるの?」

彼方『うん。すぐだろうと思って待っちゃった』

遥「なんで……」

遥(遅ければ先に家に戻ってるって決まりだった)

遥(なのに、どうして駅に……?)

遥「………」

――この前見かけたとき、一緒に歩いてる男の人いたんだけど。結構いい感じでさ〜

遥「っ……」

遥「な、何か用事があったの?」

彼方『なんにもないよ〜』

彼方『あ、遥ちゃんに会いたかったって用事はあったかもしれないけどね〜』

彼方『遥ちゃん……全然連絡つかないから、バイト先に行こうかと思っちゃった』

遥「え……あっ!」

遥(着信もメッセージも、メールも……)

遥「ご、ごめんね! 忙しくて全然……」

遥「ほんとに! 忙しかっただけだからっ」

彼方『ちゃんと電話に出てくれたからそれでいいよ〜』

彼方『バイト、大丈夫そうかな〜?』

遥「う、うん。バイトは、平気……」

彼方『バイトは〜?』

彼方『遥ちゃん可愛いから、何か変なお客さん来てるとか?』

遥「変な人は今のところ来てないかな……たぶん」

遥「スクールアイドル時代の名残で、ちょっと声かけられることは多いけど」
0842名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/22(金) 20:48:54.66ID:KtBZwEfL
彼方『ちょっとなのか、多いのか』

遥「……多いかも」

彼方『え〜』

遥(心配そうなお姉ちゃんの声)

遥(のんびりとしたその声を聞きながら、踵を返して駅へと向かう)

遥「お姉ちゃんは? 声かけられたりしてるんじゃないの?」

彼方『それなりにね〜』

遥「あやふや……」

彼方『多いかも』

遥「だと思った」

遥(男受けするって、言われてたもんね)
0843名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/22(金) 21:02:06.94ID:KtBZwEfL
遥「お姉ちゃん。仲の良い男の人っている?」

彼方『バイトと講義で少し居るけど……仲良いかって言われるとどうかなぁ?』

遥「……一緒に歩いてたりする?」

彼方『う〜ん……たまにあるかな〜』

彼方『私は用事があるって断ってるけど……駅とか大学とかまで一緒にって』

遥「そっか」

彼方『もしかして、そういうの見ちゃった?』

遥「そういうわけじゃ、無いんだけど……」

彼方『大丈夫だよ〜今も昔も私は遥ちゃん一筋だから』

遥「うん……」

彼方『………』

彼方『心配?』

遥「お姉ちゃんに彼氏いるんじゃないかって言われたから……」

彼方『彼女なら居るよ〜?』

遥「お姉ちゃんを好きになるのはおかしいって……」

彼方『私達が付き合ってるのを知られた? それとも、知らずに言われたのかな〜?』

遥「探ってきてた」

彼方『そっかぁ……あのライブもあったからね〜仕方がないかなぁ?』
0844名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/22(金) 21:21:34.25ID:KtBZwEfL
彼方『そうだ〜遥ちゃん』

彼方『これからなら迎えに行こうか?』

遥「あと少し……10分くらいで駅に着くよ」

彼方『じゃぁ、待ってる方が良いかな〜?』

遥「うん」

遥(お姉ちゃんを疑うなんてありえない)

遥(その不安は、まったくないけど……でも)

遥(……少し、怖かった)

遥(無理矢理取られちゃうんじゃないかって……少しだけ)

遥「すぐに行くから、変な人に関わっちゃだめだからね」

彼方『あははっ大丈夫だよ〜』

彼方『無料通話だし……遥ちゃんがちゃんと気をつけて歩けるなら、電話したままでも良いよ〜?』

遥「じゃぁ気を付けるから電話してたい」

彼方『仕方がないな〜』

遥(ざわざわしてた心が落ち着く)

遥(優しい……お姉ちゃんの声)

遥(スマホを胸ポケットに突っ込んで、片耳イヤホンで……ゆっくり歩く)

遥(早く会いたい。でも声を聞きたい)

遥(わがままの両立は、難しい)
0845名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/22(金) 21:53:35.57ID:KtBZwEfL
――――――
―――

遥「――って、事があってね」

彼方「そっかぁ……」

遥「そっかぁ……って、それだけ?」

遥(お布団の中)

遥(休憩時間の話を聞かせたのに)

遥(お姉ちゃんはあっさりと流すように言うだけだった)

彼方「私も言われたことあるからねぇ」

遥「そう……なんだ」

彼方「それはそうだよ〜」

彼方「誰だって、道端にパンドラの箱が転がってたら蹴ってみたくなるでしょ〜?」

遥「そういうものかなぁ?」

彼方「………」

彼方「でも、誰かに " まさか妹と付き合うわけないじゃん " なんて、庇われるのは辛かった」

遥「そんなこと、言われたんだ……」

彼方「指輪を見た数人に一人はね〜」

彼方「それ、あの妹ちゃんからもらったの? まさかガチ? なんて茶化してきたりして」

彼方「私はそれを笑って、誤魔化して……」

彼方「あははっ……ガチで悪いか。って言える勇気が欲しいな〜」
0846名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/22(金) 22:19:36.79ID:KtBZwEfL
遥(愛さんみたいな口ぶりで言ったお姉ちゃんは)

遥(照れくさそうにするわけでもなく、真面目な顔をしていた)

遥「お姉ちゃん……?」

遥(うすぼんやりとした雰囲気じゃなくて、しっかりとしてる)

遥(そんなお姉ちゃんは凛々しくて、ドキドキしちゃう)

彼方「でもずっと、思ってる」

彼方「言えないけど、それで悪いかってずっと思ってる」

彼方「遥ちゃんはどう?」

彼方「信じきれない? 想いきれない?」

遥(お姉ちゃんは信じてくれてる)

遥(想ってくれてる)

遥(この恋が永遠だって、私達は愛し合えるんだって)

遥(なら、私は?)

遥(私は……)

遥「私だって……」

....ギュッ

遥「私だって、そう思ってるよっ!」

遥「そう……思ってるよ……」
0847名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/22(金) 23:00:47.35ID:KtBZwEfL
遥(お姉ちゃんが好き)

遥(お姉ちゃんが大好き)

遥(お姉ちゃんをこれ以上ないくらいに愛してる)

遥「でも怖い」

遥「でも不安になる」

遥「私達が狂ってるって言いたげなみんなの目が……」

遥「おかしいって嘲笑が」

遥「あり得ないって否定が」

遥「そういうのが……お姉ちゃんに向けられちゃうのが」

彼方「だとしても」

彼方「だとしても……それでも」

彼方「私は遥ちゃんを愛したいです」

遥「!」

彼方「遥ちゃんはどう?」

遥(繰り返し)

遥(ううん、違う)

遥(本当に良いの? と、再確認)

遥(お姉ちゃんは、余所行きの声色で改めて愛したいと言ってくれた)

遥(なら、私は)

遥「私も……お姉ちゃんを愛したい」

遥(ずっと、ずっと……死ぬまで、死んでも、生まれ変わるまで)

彼方「だったら、周りなんて気にせずに……一緒に居よう?」

遥「お姉ちゃん……」
0848名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/22(金) 23:01:40.82ID:KtBZwEfL
続きは明日
0852名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/23(土) 12:23:41.24ID:mFdHZiRs
遥「お姉ちゃんが色々言われちゃうかもしれないよ?」

彼方「今でも言われてるから……大丈夫だよ〜」

遥(それが酷くなるかもしれない)

遥(そんなこと、お姉ちゃんは言われなくたって分かってる)

遥(だから私は)

遥(それでもいいと手を伸ばすお姉ちゃんを、まっすぐ見上げて繋がっていけばいい)

遥(心配なのはお姉ちゃんの方?)

遥(全然そんなことないよ)

遥(2年分……たった2年、でも2年)

遥(その成長の分、私よりもお姉ちゃんのほうが強くはっきりと私を愛してくれている)

遥「なら……堂々としていても良い?」

彼方「良いよ」
0853名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/23(土) 12:37:22.12ID:mFdHZiRs
遥(私も大変な事になるかもしれない)

遥(でもだけど、お姉ちゃんが私を愛し続けてくれる覚悟があると言うなら)

遥(そんな " かもしれない " なんて投げ捨てちゃえばいい)

遥「……好き」

遥「好き……大好き……愛してる」

遥(それがいつかお姉ちゃんを傷つけてしまうとしても)

遥(それがいつか私を傷つけることになるとしても)

遥(私は堂々と胸を張って――お姉ちゃんが好きだと言い続ける)

彼方「うん……私も好きだよ。大好きだよ」

スッ.....
        サワサワ
    チュッ

彼方「愛してる」

遥(優しいキス)

遥(でも今までで一番甘く感じる――キスだった)
0854名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/23(土) 13:09:44.21ID:mFdHZiRs
――――――
―――

「はるるん、何かいいことでもあった?」

遥「えっ?」

遥(ゴールデンウィークも明けた、5月の半ば)

遥(ゴールデンウイークの激務の分、シフトを開けなければいけなかった私)

遥(しばらく会えなかった同期の声は、不意にそんなことを言い出した)

遥(この前の騒動……騒動と言うわけじゃないけれど)

遥(あの事を知ってるわけでは……ないよね?)

遥「そう見える?」

「見える見える。なんか、おでこのニキビが無くなったって感じ」

遥「うん?」

「えっなにはるるん! あのニキビができた絶望感を知らないの!?」

遥「えぇっと……知らないかも」

「はぁーっ!?」

遥(なぜか怒られて)

遥(その秘訣はと怒鳴るように聞いて来る女の子)

遥「特に何も……お姉ちゃんが栄養に気を付けてくれたからかな?」

「よぉし……お姉さんをください!」

遥「絶対ダメ」
0855名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/23(土) 13:37:21.32ID:mFdHZiRs
「ダメかーそっか」

「でさー……どうなの?」

遥「どうって聞かれても……特に変わりは」

「嘘だね。前に比べたらすっきりした顔してる」

遥「そうかな……そうかも」

遥(あの日以降も、近寄ろうとしてくる男の人はいる)

遥(女の子たちは、私が誘いを断ったりするたびに、お姉さんお姉さんと)

遥(からかうように言ってくる人もいる)

遥(でもそのたびに堂々と肯定していると……からかわれることも減って……)

遥「気は楽になった……かもしれない」

「……そか」

「聞いたよ? お姉さんと付き合ってるって聞かれて頷いたって」

遥「うん……」

「まぁ……みんな半信半疑なのは変わらないけどね」

「あんまり堂々としてるもんだから……言っても面白みがないって思われてるのかもね」

「………」

「良いんじゃない? そうやって堂々としておけば、下手に突っつかれることはないでしょ」
0856名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/23(土) 14:54:37.94ID:mFdHZiRs
遥「確かに突かれなくなってます」

遥「だから、少し……」

遥(気分が良いっていうのは、気を悪くさせちゃうかな)

「面白半分で突く相手が悪いでしょ」

「気にせずお姉さんと一緒にいたらいいんじゃないの?」

遥「そ――」

「まっ……アイドルに付き物のガチ恋勢とかいう厄介者がどう思うか分からないけどね」

遥「ガチ恋勢?」

「いるんだよねーそういうの」

「はるるんもお姉さんも、あの件で有名になっちゃったからさ」

「気を付けなよー?」

遥「あ、ありがとう」

遥(ガチ恋勢)

遥(後で調べてみると……少し怖い言葉だった)
0857名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/23(土) 15:50:30.82ID:mFdHZiRs
――――――
―――

遥(でもそれはそれ、これはこれ)

遥(私とお姉ちゃんとの恋は……ガチだから)

「来月? 二人で?」

彼方「うん。遥ちゃんと旅行に行きたいなぁって」

遥「旅行の予定はちゃんと教えておくし、連絡もちゃんとする」

遥「だから……ダメ?」

遥(来月、旅行に行っても良いかの確認)

遥(お母さんは少し考えて……)

「いいわよ」

彼方「えっ?」

遥「ほんとっ?」

「さすがに海外に行くってわけではないみたいだし」

「長くても2泊3日……ちゃんと連絡もする。約束できる?」

遥「出来るっ」

「かなは?」

彼方「もちろん、出来るよ〜」

「なら……良いわよ。行っても」
0858名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/23(土) 16:24:07.23ID:mFdHZiRs
「女の子2人……ちょっと不安はあるけど」

「でも、ちゃんとしてくれるならいい」

「……今まで、かなには苦労かけちゃったし」

彼方「いいよ〜好きでやってたことだから」

「だとしても、背負わせちゃったから」

遥(お母さんはちょっぴり申し訳なさそうに言って)

遥(横目を向ける程度に私を見る)

「でもほんと……仲の良い姉妹になってくれてよかったわ」

「かな、はる。これからも仲良くね」

遥「う、うんっ」

彼方「将来的には一緒にお店を開くからね〜」

彼方「ずっと仲の良い姉妹だよ〜」

「そう……」

「2人で決めた将来のため……はるも凄く頑張っているみたいだし」

「お店の料理、一番はお母さんに頂戴ね?」

「あと……旅行のお土産も」

遥(ちゃっかり求めてくるお母さん)

「新潟駅に、いろんなお酒売ってるところが――」

彼方「私、まだ18歳だから無理かな〜」

「え〜っ!」

遥(残念そうなお母さんは、でも……一緒に行くとは言わなかった)
0859名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/23(土) 17:09:40.24ID:mFdHZiRs
遥(お母さんも、あのライブを知ってる)

遥(ううん、知ってるだけじゃない)

遥(ちゃんと見てた)

遥(なのに、ただの仲良しとしか思ってない)

遥(本当に?)

遥(お母さん、まさか……)

「それなら……花火パイとかで」

遥「ねぇ、お母さん。もしかして――」

「ん〜? 大丈夫」

ナデナデ

「お母さんだって、かなほどじゃなくてもお料理もお掃除もお洗濯もしっかりできるんだから」

遥(お姉ちゃんよりも大きな手)

遥(同じく優しいその感触は、お姉ちゃんのそれとは全然違って感じる)

「大丈夫よ。はる」

遥(その笑顔は、安心してと。言っていた)
0861名無しで叶える物語(光)
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2021/01/23(土) 19:54:49.41ID:lRxa4jX+
近江母の心情を察すると抜ける…
0862名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 00:36:40.97ID:0FgMgbgO
――――――
―――

遥(そうして6月)

遥(お姉ちゃんがついつい口にした新潟へと……行くことになった)

遥「グリーン車……」

遥(人が比較的多く感じられる自由席を通り過ぎて、乗り込んだのは新幹線のグリーン車)

遥(自由席よりも座席数は少なく、一席一席が広めに作られていて)

遥「見て見て。ブックライトだって!」

彼方「すごいねぇ〜」

遥(丸みを帯びている座席の左肩部分にはライトがついていて)

遥(コンセントも差せる)

遥「……D8」

彼方「遥ちゃん、荷物上にあげるよ〜」

遥「ありがと……」

遥(1年経ってもちっとも背が伸びてないお姉ちゃん)

遥(背伸びして、どうにか荷物を押し上げるのは……可愛くて)

遥(背丈似合わない胸の揺れは……えっちだった)
0863名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 01:05:38.95ID:0FgMgbgO
遥「駅弁って、いつ食べたらいいんだろう?」

彼方「ん〜……動いてから?」

遥「次上野だったっけ?」

遥「えぇっと……」

遥(時刻表で調べてみると、次は上野で到着まで10分もない)

遥「その次の大宮までは20分ほどかかるみたいだから、上野に着いてからにしようよ」

彼方「いいよ〜」

彼方「たのしみだね〜」

遥「うんっ」

遥(お姉ちゃんとの旅行)

遥(そのはじめが、この新幹線)

遥(そして……千円ちょっとする駅弁)

遥(駅で食べるお弁当として楽しまれてるものがどんなもので、どんな味なのか)

遥(将来的にお弁当屋さんを開く私たちの、勉強の一つ)

遥「……この足置きって、靴脱ぐのかな」

彼方「こっちの面は、シートと同じ感じがするから、脱ぐんじゃないかな?」

遥「お姉ちゃん、足置き使う?」

彼方「使うよ〜」
0864名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 01:26:30.52ID:0FgMgbgO
遥(金曜日、スーツを着てる人もいるけれど)

遥(人がほとんどいない私たちの車両)

遥(でも、あんまり大騒ぎは出来ない)

彼方「ねぇねぇ遥ちゃん〜」

彼方「車内販売で色々あるみたいだよ〜」

遥「ほんとだ〜」

遥(前の座席の網に挟まれてる冊子を二人で広げる)

遥(ほんの些細なことも……お姉ちゃんとなら楽しい)

スタスタスタ
        カタンッ

遥「?」

遥(通路を挟んで隣の席)

遥(私服の男性が席に座って、慣れた様子で座席のリクライニングを動かす)

遥(……来ちゃった)

彼方「このアイス買ってみる〜?」

遥「お弁当食べた後に買ってみようよ」

彼方「いつくらいに回ってきてくれるかだね〜」

遥「えへへ……そうだね〜」

遥(まだ始まったばかりなのに、ドキドキしっぱなし)
0865名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 01:26:43.27ID:0FgMgbgO
続きは明日
0868名無しで叶える物語(光)
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2021/01/24(日) 05:01:49.74ID:JZGAwaiZ
わたしからもお願いします
病気の姉の数少ない生き甲斐なんです
0870名無しで叶える物語(しまむら)
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2021/01/24(日) 17:31:00.78ID:uqh6J/cw
俺からもお願いします
0871名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 19:23:04.47ID:0FgMgbgO
彼方「向こうの駅に着いたら、車借りに行くでしょ〜?」

彼方「それから旅館にチェックインして〜……」

遥「私も運転免許取らないとなぁ……」

彼方「高校卒業してからね〜」

遥「私はどうしようかな……」

遥(お姉ちゃんは合宿ではなく、18歳になった翌月……)

遥(今年の1月から5月終わりまでの期間をかけて、普通免許を取得した)

遥(バイトして、学校の勉強して、運転免許を取るための勉強して)

遥(家事の負担が減って、スクールアイドルの時間も無くなったからって出来ることじゃないのに)

遥「お姉ちゃん、相変わらず無茶しちゃうんだから」

彼方「合宿免許は……えへへ。私が我慢できなかったかもしれないから」

遥「……2年もあれば、我慢できるようになるかな」

彼方「出来なくても良いよ〜?」

遥「も〜っ」

グイグイッ

彼方「えへへ〜」
0872名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 19:37:54.15ID:0FgMgbgO
遥「免許見せて〜」

彼方「あんまりいい写真じゃないよ?」

遥「え〜可愛いのに」

彼方「そう〜?」

遥「私のお姉ちゃんだもん……あ、原付くらい、買う?」

彼方「そんな安い買い物みたいに言ったらダメだよ〜」

遥「安くはないけど、普通の車よりは安いよね?」

彼方「そうだけど、駐車場とかうちにはないから〜」

彼方「うん〜……お引越し。してから考えよっか」

遥「車はそうだね……軽の方が良いのかな?」

彼方「荷物を積める方が良いよね〜可愛い感じの」

遥「……外国? 国内?」

彼方「ベンツ?」

遥「それは目標ってことにして……」

遥(そもそもベンツってかわいいのかな……)

遥「私は、外国のならBMW好きだよ。あの……ブタの鼻みたいな部分が好き」

彼方「どういうの〜?」

遥「えっとね〜」

スッ....
      スッスッ

遥「これ」

彼方「……ブタの鼻?」

遥「ほらっ、これだよ。この前の部分……可愛いよ?」

彼方「そ、そうかなぁ……」
0873名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 19:56:49.63ID:0FgMgbgO
遥(なぜか、どんな車が可愛いか)

遥(どの車に乗ってみたいか)

遥(そんな話で盛り上がる私達を乗せて……新幹線はついに動いた)

遥「わっ……揺れないよっ」

彼方「そうだねぇ」

遥「普通の電車だったら結構揺れるのに……」

彼方「快適快適〜」

ガタッ
            ヴィー.....
    スタスタスタ...

遥「切符見せた方が良いのかな?」

彼方「大丈夫だけど……」

「お客様――」

遥「?」

遥(別の車両の方から来た車掌さんは私たちの席のところで止まると)

遥(通路を挟んで向かい側に座っていた男の人に話しかける)

遥(切符を見せてと言われ、ポケットを弄る男性)

遥(自由席の切符だったらしく、席を移動するように求められた男の人)

遥(私とお姉ちゃんを一瞥していそいそと立ち去っていく)

遥「うるさかったかな?」

彼方「それ以前の問題じゃないかなぁ?」
0875名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 21:26:23.84ID:0FgMgbgO
――――――
―――

遥「お弁当の箱ってこういう木目の感じが良いのかな」

遥「それとも、プラスチックが良いのかな?」

彼方「うん〜……」

彼方「ゴミの分別が楽になるようにしてあげたいかな〜」

彼方「そういうの、気にしない人は気にしないけど〜」

彼方「ここでは捨てられないから……って」

彼方「いつまでもゴミを持っていないといけないのって不便だと思うし」

彼方「家に帰って、捨てるときに分別って面倒だなぁ……って、なっちゃう人もいるかもしれない」

遥「……主婦目線?」

彼方「そうかな〜?」

遥「私はね……ターゲットが働いてる人たちなら」

遥「なにか、そういう人たちを元気づけてみたいって思う」

彼方「たとえば?」

遥「えぇっと……」

遥「例えば、食べ終えた容器の底面に " お疲れ様です " とか " いつもありがとうございます " とか」

遥「頑張ってる人たちに頑張ってって言うんじゃなくて」

遥「その人たちが頑張ってるってことを知っててあげるみたいな……そういう、気持ちの一文。みたいな……」

遥「そのおかげで、お弁当を買って貰えて……ありがとう。みたいな」

遥「疲れた。とか、大変とか……そういう気持ちを和らげられるような何かをしてみたい」
0876名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 22:06:06.58ID:0FgMgbgO
遥(高校時代のお姉ちゃんにとっての私みたいな)

遥(そんな、優しい気持ちを分けてあげられたらなって思う)

遥(容器の生産コストから考えて)

遥(そんなちっぽけなことはするべきじゃないとは思うけど)

遥(でも、そのちっぽけなことで)

遥(ちょっとでも喜んでもらえたら嬉しいなって思ったり……)

遥「だめ、かな……?」

彼方「どうなんだろう?」

彼方「飲食店の器の底にそのお店のマークが入ってたり〜っていうのはあるって聞いたことあるけど〜」

彼方「使い捨ての容器にそういうのはあるのかなぁ?」

彼方「でも……そういう優しさは良いのかもしれないね〜」

遥「えへへ……そうだよね」

彼方「まだまだ先の話だけど、検討しておこう」

遥「新潟で売ってるお弁当とかも色々見て回ろうよ」

彼方「遊びに行くんだよ〜?」

遥「そうだけど、あんまりいかない場所のは見ておきたいなって」

彼方「勉強熱心だねぇ」

遥「もちろんっ」

彼方「いいこいいこ〜」

遥「も〜」

遥(上野駅を出てからお弁当を持ち出す)

遥(お姉ちゃんとお弁当の話をしながら東京駅で買ったお弁当のふたを開ける)

遥(私がお肉で、お姉ちゃんが海鮮系)

遥(言わずもがな、お姉ちゃんと半分こ)
0877名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 23:29:19.42ID:0FgMgbgO
遥「お姉ちゃんっ、はい……あ〜ん」

彼方「ちょ、ちょっと遥ちゃん?」

遥「大丈夫大丈夫」

遥(周りの席には誰もいないから、気にすることなくお姉ちゃんとくっつける)

彼方「遥ちゃん、積極的過ぎるよ〜」

遥「お姉ちゃん、しーっ」

スッ....

彼方「も〜……」

....パクッ
         モグモグ

彼方「見つかったら大変なんだよ〜?」

遥「このくらいはスキンシップスキンシップ」

彼方「遥ちゃんってば……」

...スッ

彼方「ぁ〜んして」

遥「ぁ……むっ……モグモグ」

彼方「どお〜?」

遥「美味し〜」
0878名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/24(日) 23:50:25.86ID:0FgMgbgO
遥(お姉ちゃんとゆっくり、お弁当を食べさせあう)

遥(時間と場所的に人通りはなく、人の目もなく、耳も多くはなくて)

遥(だから、安心してお姉ちゃんと触れ合える)

遥「このお肉の味、お姉ちゃんまねできそう?」

彼方「うん〜……出来るかなぁ?」

彼方「醤油……ううん、違う」

彼方「これは〜……う〜ん……」

スッ....

遥「はいもう一口」

彼方「ありがと〜……モグモグ」

遥(お弁当の一つ一つのおかず)

遥(これはできそう、これは難しそう)

遥(これはアレかもしれない)

遥(そんな風にお弁当を楽しんで――)

ガタガタガタッ
        スタスタ...

遥「すみません。アイスください」

彼方「バニラとチョコ。一つずつお願いします」

遥(丁度良かった移動販売に、アイスをお願いした)
0879名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2021/01/24(日) 23:52:00.56ID:0FgMgbgO
続きは明日
0880名無しで叶える物語(光)
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2021/01/25(月) 00:10:51.79ID:QErSwxjG
今日も今日とて素晴らしかった
0884名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2021/01/25(月) 09:05:53.60ID:vK5sU5uA
――――――
―――

遥「お姉ちゃんっ、新潟だよ新潟!」

彼方「広いね〜」

遥「写真撮ろっ!」グイッ

彼方「わわっ」

タタッ
     タタタッ

彼方「新潟駅って、東京駅と空気が違うね〜」

遥「そうだねっ」

遥(東京駅のホームも広いけど、ごちゃごちゃしててあんまりそう感じられない)

遥(でも、新潟駅は新幹線から下りてくる人くらいしかいないから……広く感じる)

遥「お姉ちゃんっこっち見てこっち」

彼方「ん〜?」

遥「新潟〜で撮るよ」

彼方「斬新な合図だねぇ……」

遥「新潟だから」

彼方「あははっいいね〜」

彼方「じゃぁ――」

遥(自撮り用の棒の先端にスマホを取り付けて、伸ばす)

遥(新潟駅って書かれたパネルと新幹線の車体を背景に、くっついて)

遥・彼方「新潟ーっ!」

.....パシャッ!
0885名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 09:35:17.85ID:vK5sU5uA
遥(二人で腕を組んだ1枚目の写真)

遥「お姉ちゃんかわいい」

彼方「遥ちゃんも可愛いよ〜」

遥「えへへ〜」

遥「切符持ってもう一枚!」

彼方「一枚を二人で持とうよ」

遥「こう?」

彼方「ううん、こう」

スッ

遥「あっ……えへへっ」

遥(一枚の切符を、二人の半分ずつのハートをくっつけて支える)

遥(お姉ちゃんかわいい……)

遥「お姉ちゃん、ちょっと赤くなってる」

彼方「……少し、変なこと言っちゃったかな〜って」

遥「変じゃなくて、かわいいのに」

遥「……ほらっ、お姉ちゃんっ」

彼方「遥ちゃん積極的だねぇ」

遥(自撮り棒はお姉ちゃんに委ねて、腰に手を回して抱き寄せる)

遥(胸の前で、入場済の印が押された切符をハートで包んでもう一度)

遥・彼方「新潟ーっ!」

――パシャッ!

遥(少し舞い上がってるお姉ちゃん、好き)
0886名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 10:23:29.26ID:vK5sU5uA
――――――
―――

遥「……お姉ちゃん、大丈夫?」

彼方「ま、待って待って遥ちゃん。話しかけないで」

彼方「よ、よそ見できないから……無理っ」

遥「停まってるときくらい、気を抜いても良いんじゃないかな」

彼方「だ、ダメだよっ……これ、ATだから……ブレーキ離したら動いちゃうからっ」

遥「そうなんだ……サイドブレーキって言ってたやつは?」

彼方「そっち使うと発進がワンテンポ遅れちゃうから……機敏な運転、まだ無理……」

遥「もう少し落ち着いていいんだよ?」

遥(お姉ちゃんと一緒なら――事故死したって、良いんだから)

遥(なんて)

彼方「一人で運転してた時はこうじゃなかったのに……」

遥「……そう言えば、車の中でエッチなことするっていうのも――」

彼方「今はそういう話しちゃダメ〜」
0889名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 14:43:29.69ID:vK5sU5uA
遥(お姉ちゃんの慎重な運転でゆっくりと辿り着いた旅館)

遥(果てまで広がるような田園地帯に隣接していて、空気は良い)

遥(通されたのはプラン通りのスタンダードな和室)

遥(スタンダードな和室……だよね?)

遥「広い……」

彼方「和の匂いがする〜」

遥「去年の合宿の時も畳のお部屋使ったけど」

遥「比に出来ないくらいに凄い……」

彼方「景色も良い感じだよ〜」

遥(……これなら窓開けたままえっちなことしても見られたりしないかも)

ガサゴソ
     ゴソゴソ

彼方「しても良いけど、窓は閉めるからね」

遥「え〜……口に出してなかったのに」

チラッ

彼方「遥ちゃんのことだから考えると思っただけだよ〜」

彼方「隣の部屋とかに聞こえちゃうから」

遥「しめてても聞こえちゃうと思うけど」

彼方「そういう問題じゃないよ〜」

彼方「どうする? お風呂入っちゃう?」

遥「お夕飯まではまだ時間あるんだっけ?」

彼方「あと2時間くらいかなぁ?」

遥「ならお風呂入っちゃおっか」

遥「この浴衣って……下着付けなくてもバレないよね」

彼方「ちゃんとつけてね〜?」

遥「は〜い」
0890名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 15:55:31.14ID:vK5sU5uA
遥「美人になれる温泉だって〜」

遥「お姉ちゃんがもっと美人になっちゃうね」

彼方「遥ちゃんも美人になっちゃえ〜」

グイグイッ

遥「わ〜っ」

ギュッ
    グイッ

彼方「わぁっ」

遥「一緒に美人になろっ」

彼方「も〜っ、引っ張ったら危ないよ〜」

遥「ごめんなさい……」

遥「いこっ」

彼方「遥ちゃん、体洗ってあげようか〜?」

遥「えっ?」

遥(浴場だけに欲情しちゃったのかな……脱いでるし)

遥「大浴場だけに欲情し――」

彼方「てないよ〜」

彼方「スキンシップスキンシップ〜」

遥(お姉ちゃんのスキンシップの範囲が海より広くなりそう)
0891名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 17:57:13.57ID:vK5sU5uA
遥「お姉ちゃん」

彼方「ん〜?」

遥「ウエスト……ちょっと細くなった?」

彼方「そう〜?」

彼方「定期的に遥ちゃんと体動かしてるからかな〜?」

遥「最近、お姉ちゃんが騎――」

彼方「そっちじゃないよ〜」

彼方「………」

彼方「そっちも、あるかもしれないけど……」ボソッ

遥「やせすぎないでね?」

遥「前でも十分丁度いい体だったんだから」

彼方「太って欲しいって話に聞こえるんだけど〜?」

遥「ちょっぴりフニフニしてるお姉ちゃんの身体、好きだよ?」

彼方「誤魔化さないの〜」
0892名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 18:16:40.40ID:vK5sU5uA
遥(胸もお尻も、お姉ちゃんはムニムニだけど)

遥(痩せちゃったら……グラマラスボディになっちゃう)

遥(……えっちになっちゃう)

サワサワ
       ムニュッ

彼方「んっ!」ビクッ

遥「……こういうこと、したくなっちゃうよ?」

彼方「だめっ、遥ちゃ……」

サワサワ
         スッ
    チュクッ...

遥(……お湯? 石鹸? それとも……濡れてる?)

彼方「太るっ、太るからっ」ビクッ

遥「別に太らなくても……触っちゃうから」フーッ

彼方「っ」ビクッ

彼方「だめ……だってばぁ……」

カラカラカラッ.....
          サッ

彼方「っ……はぁ……はぁ……」

彼方「は〜る〜か〜ちゃんっ!」

ガシッ
       サワサワサワ

遥「ひゃぁっ!」ビクッ

彼方「お仕置きだよ〜っ!」

サワサワサワ....

遥「ご……ごめんなさぁい!」
0893名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 18:53:09.20ID:vK5sU5uA
チャポンッ
      チャポッ.....

彼方「はふぅ」ツヤツヤ

遥「うぅ……」

遥(やられた……お姉ちゃんに……っ)

遥(あんな短時間で……)

彼方「遥ちゃん可愛かった〜」

遥「も〜っ!」

グイグイグイッ
       バシャッ

彼方「わっ」

遥「なんで〜っ!」

バシャンッ

彼方「落ち着いて〜」

遥「落ち着いてられないよっ」

遥「もぉ……お姉ちゃんえっち……」

彼方「遥ちゃんが先にやって来たのに〜?」

遥「最後までされちゃったら……我慢、出来なくなっちゃうのに……」

彼方「今日の夜、やる予定だったからいいの〜」

遥「もぅ……」バシャッ
0894名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 19:03:52.24ID:vK5sU5uA
彼方「温泉って良いねぇ……」

ザパッ.....
        タプッ

彼方「あと、露天風呂、サウナ、寝湯、檜風呂……色々あるけど」

彼方「全部行ってみる〜?」

遥「いく」

チラッ

遥「……」

スッ...
        チラッ
     ヒュッ
 ベチンッ

彼方「っぁっ!」ビクッ

彼方「は、遥ちゃんっ!」

遥「胸が浮いてるのがいけないんだよ……」プイッ

彼方「遥ちゃんだって〜」

彼方「………」

...チャプッ

彼方「……負けず嫌いだねぇ」

ナデナデ

遥(夜は……負けないから……)
0895名無しで叶える物語(らっかせい)
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2021/01/25(月) 19:23:46.37ID:vK5sU5uA
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