穂乃果 「ときめいちゃった!」 海未 「ん?」
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ラ!板では七作目です。
μ'sがメインですが、(アニメ設定の)虹ヶ咲も関わってきます。まだまだ未熟ですが、優しい目で見守ってくれると嬉しいです。 海未 「なんですかそれ?」
穂乃果 「えっ……い、いや単にときめいたからときめいたって言っただけだよ」 アセアセ
凛 「凛知ってるよ、それ今流行ってるアニメの台詞でしょ?」
穂乃果 「!?」 ギクッ
海未 「凛。詳しく教えてくれませんか?」
凛 「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会……って言うアニメにゃ!」
海未 「ラブライブ? ということは」
ガラッ にこ 「その通り! スクールアイドルがテーマの作品なのです!」
海未 「スクールアイドルがテーマの……それは見てみたいですね。その様子だとにこはもう見ているのですか?」
にこ 「まぁにこみんはスクールアイドルへの情熱なら誰にも負けないですからね!」 エッヘン
凛 「にこみん?」
海未 「にこが敬語を使った……!?」
穂乃果 「……」
穂乃果 (穂乃果も人のこと言えないけど、にこちゃんも影響受けまくってるなぁ)
ガラッ 絵里 「みんな、おはようございます!!!!」
凛 「なんかうるさいにゃ」
海未 「え、絵里までいつもと違うなんて……」 アセアセ
絵里 「今日も一日練習がんばりましょう!!!!」
ガラッ
希 「みんな、おはよう!」
海未 「おおっ、希はいつも通りですね、安心しました」
希 「海未ちゃんの望み通りってことやな? 希さんだけに!」 ドヤッ
海未 「?」
ガラッ ことり 「みんな〜おはよう〜」
ことり 「で、お休み〜」 スピースピー
穂乃果 「ええっ!? 寝ちゃったの!?」
海未 「あっ、あれはことりのお気に入りの枕……持ち歩いてるのですね」
凛 「!」 ムカッ
凛 「ことりちゃん」
ことり 「ぐーぐー」
凛 「ごめん」
ガシッ
ことり 「えっ」 パンッ
ことり 「うぅ……」 ヒリヒリ
にこ 「ええっ!? ビンタ!?」
凛 「アニメの設定を準拠するなら彼方ちゃんはあまりに忙しいために寝ちゃう設定だよね? そんな安易にキャラ付けみたいにしないでくれるかな?」
ことり 「すいません……」 ヒリヒリ
にこ (ひぃぃぃ! あれ二次創作とかのキャラ崩壊許さないタイプだ……!!) ガクガク 海未 「え、えっと、どういうことなんですか!?」
凛 「まぁ簡単に説明すると、他のみんなもそのアニメに影響受けてたってことだにゃ」
穂乃果 「にこちゃんはかすみちゃんで、絵里ちゃんは多分同じ生徒会長ってことでせつ菜ちゃん、希ちゃんは愛さんで、ことりちゃんは彼方ちゃんかな?」
海未 「そこまで影響を受けるということは、おそらくすごく素敵なアニメなんだと思います。しかし、仮にもスクールアイドルなら影響など受けず我を持つべきでしょう! それはにこが一番分かってるはずですよね!?」 ギロッ にこ 「うぅ……ごめんなさい……ついファンとしての一面が出てしまったわ……」 ドヨーン
絵里 「私たちも安易だったわね、反省しないと」
希 「でもウチってダジャレ言ってても違和感ないと思うんやけど、関西弁だし」
海未 「希?」 ギロッ
希 「あっ……い、いやごめん」
凛 「でもアニメに憧れる気持ちは分かるにゃ。凛も固有結界出したいし」
海未 「固有結界?」
凛 「まぁ、アニメを見てくれれば分かると思うよ」
にこ 「ちょうど録画しておいたのが部室に置いてあるわ! 勉強も含めて見てみない!?」←布教したいオタクの気持ち
海未 「そうですね。まだ花陽と真姫が来てませんし、見てみますか」
…
…
… 穂乃果 「それでまさかねぇ」
ことり 「日曜日の半日まるまる使って最新話まで見ちゃうなんて……」
絵里 「海未には言い忘れてたけど花陽と真姫は今日用事があって休みなのよね」
凛 「そして案の定」
海未 「なんて面白いアニメなんでしょう!!」 ワクワク
ことり 「あはは、ハマっちゃったね……」 穂乃果 「ちなみに海未ちゃんは誰推しなの?」
海未 「私は優木せつ菜さんです!! アイドルへの強い熱意、そして好きなものを好きと言える素直さ! 侑さんと同じで、私も彼女の大好きを伝えたい真心に打たれてしまい……」
海未 「ときめいちゃいました!」 ワクワク
海未 「ものすごく希望に溢れてます!!!!」
海未 「もうこのまま海まで駆け出したい気分です! 海未さんだけに!」 ドヤッ
にこ 「アニメのいろんな部分に影響受けまくってるわねぇ……」 希 「しかも海未ちゃんの元々あった中二病気質とも重なって」
海未 「ふっ! はっ!」 ダンシング!
穂乃果 「あれって、踊ってれば固有結界出せると信じてるよね……?」
絵里 「正直あの海未に真実を伝えるのは、真姫にサンタクロースのことを言うくらいに難易度が高いわね」
ザァーザァー バシャーン
にこ 「あれ? でも波の音が聞こえてきたような?」
凛 「磯の香りもしてきたような!?」 穂乃果 「ええっ!? ……う、海だぁぁぁぁ!!?」
海未 「海未は〜私ですがぁぁ〜♪」
希 「美声で返事してるなぁ」
絵里 「海特有の空飛ぶ鳥たちの声も聞こえてる気がしてきたわ」
にこ 「まさか固有結界が本当にあったなんて……! 同じスクールアイドルだからって海未ができちゃうなんて……!!」
ガラッ
真姫 「用事が思ったより早く終わったから練習に来ることにしたわ」
ザバァーン
真姫 「ヴェェッ!?」 穂乃果 「……」
穂乃果 (すごいよ、海未ちゃん……思い込みの力って本当に何でもできるんだね! これが※プラシーボ効果か!!)
※違います
穂乃果 「なら穂乃果も負けないよ!!」 ダンシング!
穂乃果 (描くイメージは太陽! ただただ目の前の道を照らす太陽! それが穂乃果だ!!)
ピカァァ
にこ 「まさか穂乃果まで固有結界を!?」
真姫 「いったい何なのよこれ!?」
希 「ふふ、穂乃果ちゃんはやっぱり太陽なんやね!」
絵里 「海の中照りつける太陽って……部室の中だけ夏みたいね」 にこ (にこは常に自分がNo. 1アイドルだと信じて疑ってこなかった。でも、その強い自信は諸刃の剣で、自分に本当は自信がないことを示唆していた。だけど、にこはもう絶対に負けない!! 穂乃果や海未ができることを、にこができないはずがない!!)
にこ 「行くわよ!!」 ダンシング!
ガラッ
花陽 「思ったよりも用事が早く終わったので途中からですけど練習に参加させてもらいたいです!!」
ニコニコニー
ニコニコニー
花陽 「ええっ!?」 花陽 (まるで無数の観客がいる心地……にこちゃんがステージに立って輝いてる。あぁ、なんていうか、かっこいいなぁ……)
絵里 「にこのところにだけ、まるでステージが用意されてるみたいだわ……!!」
希 「スポットライトに照らされてるやん……! 部室の明かりなんて年季が入ってるからすぐパチパチ消えたりしちゃうのに……!!」
ことり 「もう生徒会権限で変えようよ、それ」 凛 「こうなったら凛もやってやるにゃ!!」
凛 (そうだ!! 猫アレルギーだから猫に触れなかったこの鬱憤を活かして、せめて想像の中でも猫とじゃれあってみせるにゃ!!)
凛 「うにゃぁぁぁぁ!!!」 ダンシング!
ニャー
ニャー?
ニャー!
ワンッ!
花陽 「うわぁぁ、猫王国です!!」
ことり 「猫ちゃん可愛い♪」
希 「なんかみんな慣れてきてるけどこれって集団幻覚なんやよね?」
絵里 「まさか凛まで固有結界を……!?」 アセアセ
絵里 (なら少し戸惑ってるけど、私も固有結界やってみようかしら……) 花陽 「凛ちゃん……私凛ちゃんみたいに輝きたい! にこちゃんみたいにスポットライトに当てられて!!」 ダンシング!
花陽 (花陽はお花が好きです! なら描くイメージはお花畑しかありません!!)
パァァ
絵里 「ハラショー!! 一面にお花畑が広がってるわ!!」
希 「すごく素敵な香りやん」
ことり 「花陽ちゃんもすごいなぁ……」
真姫 「……イミワカンナイ!」
真姫 (いったい何なのよ!? 穂乃果やにこちゃんだけかと思ったら、凛や花陽までこの不可思議な現象を起こすなんて!!) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています