彼方「"奴"が…ついに動く」

かすみ「……奴?」

エマ「彼方ちゃん…それは確かなの?」

彼方「間違いない。彼方ちゃんの耳に確かに入った情報だもん。でも警戒してたのかナリを潜めてた。」

彼方「まあさすがは特待生。我慢比べは彼方ちゃんの勝利、"奴"は我慢できずに動き出した。」

かすみ「…それ普通自分で言いますか?」

璃奈「あ、愛さん明太もんじゃ追加で」

彼方「彼方ちゃんはもう後手にまわるつもりはない。ガタガタ言われても気にしない。」

エマ「それってつまり……」ゴクリ

彼方「決戦だよ。奴も奴の企ても全部潰すそして永遠に覚めない夢の世界へ連れていく」

愛「おまたせしましたー!明太もんじゃでーす!」

エマ「そっか…彼方ちゃんがそのつもりなら……私たちの命、彼方ちゃんに預けるよ」

かすみ「…りな子エマ先輩になんかした?」ジュージュー

璃奈「このまえ一緒に時代劇観た」モグモグ

彼方「そっか…頼りにしてるよ」スタスタ

ガラガラっ

愛「ありがとうございましたー!また来てねー!」ニッコリ

エマ「…………ねえ、ひとつ聞きたいことがあるんだけど」

りなかす「??」

エマ「"奴"って誰?」ニコッ

かすみ「いや、エマ先輩も知らないんですか!?」